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ユニバーサルアナリティクスとは? 確認方法や移行手順を解説!
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※この記事は2017年7月11日時点のものです。
こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。2017年9月以降、Googleアナリティクスの最新版はユニバーサルアナリティクスではなくなりました。
そのため、ユニバーサルアナリティクスのトラッキングコード「analytics.js」ではなく新たなトラッキングコード「gtag.js」が発行されるようになっています。
ただし、現在ユニバーサルアナリティクスのトラッキングコード「analytics.js」をお使いの方は、新たなトラッキングコード「gtag.js」に変更する必要はありません。
今回は、「ユニバーサルアナリティクス」についてGoogleアナリティクスとの違いや特徴・移行手順などを詳しく解説します。
「ユニバーサルアナリティクスって、なんだろう?」
「Googleアナリティクスと何が違うの?」
「自分のサイトはユニバーサルアナリティクス?」
といった疑問をお持ちのWeb担当者さまは、ぜひこの機会に疑問を解消し、最新の分析を行いましょう!
目次
ユニバーサルアナリティクスとは?
ユニバーサルアナリティクスとは、2014年4月に正式リリースされたGoogleアナリティクスの最新版です。Googleアナリティクスのすべての機能に加え、新しい機能の追加などはユニバーサルアナリティクスにのみ行われるため、常に最新の機能を利用し分析をすることができます。
旧Googleアナリティクスとの大きな違いとしては、
- クロスドメインの実装
- クロスデバイス分析が可能なUser ID機能
- 管理画面で設定できる機能の追加
といった新機能が追加され、さらに使いやすくなっています。
2014年の発表以降、旧Googleアナリティクスから2年間の移行期間を設けていましたが、2017年現在、旧Googleアナリティクスのサポートは終了となっています。
2014年以降にGoogleアナリティクスを導入したWebサイトなら、ユニバーサルアナリティクスを利用しているはずですが、Webサイトの担当引継ぎなどで「自分のWebサイトがユニバーサルアナリティクスになっているかわからない」という担当者さまは、すぐにチェックしてみてください。
もしまだユニバーサルアナリティクスになっていないようなら、使えなくなるコードが出るため、すぐに移行しましょう!
(関連記事:「AIが自動でサイト分析!GoogleアナリティクスのAssistant機能の実力は?」)
ユニバーサルアナリティクスかどうかの確認方法
自身のWebサイトがユニバーサルアナリティクスかどうか見分けるのは、とても簡単です。
HTMLのhead要素内に設定したトラッキングコードを見てみましょう。
ソースの中に「analytics.js」が含まれているようなら、ユニバーサルアナリティクスに移行済みです。
ソース内に「ga.js」があるようなら旧Googleアナリティクスになります。
トラッキングコードで「ga.js」を使用しているようなら、すぐにアップグレードを行いましょう。
(関連記事:「Googleアナリティクスのユーザー必見!レポート自動作成ツール6選」)
移行するには?
2017年現在、Googleアナリティクス側にてすべてのプロパティのアップグレードが完了しています。
このため、ユニバーサルアナリティクスの移行は、トラッキングコードの差し替えのみです。
最新のトラッキングコードを取得し、トラッキングするすべてのHTMLファイルに設定しましょう。
Googleアナリティクスへアクセスし、「管理」 → 「トラッキング情報」 → 「トラッキングコード」を選択します。
トラッキングコードをコピーし、HTMLファイルのhead要素の終了タグ</head>の前に設置します。
トラッキングするすべてのHTMLファイルに行い、ファイルをアップロードしましょう。
(関連記事:「Googleアナリティクスだけじゃない!?サイト改善方法がわかるツール 7選」)
移行の際の注意点
旧Googleアナリティクスでイベントトラッキングなど、特殊な計測を行っている場合は注意が必要です。
以下のようなコードをカスタマイズしている場合は、ユニバーサルアナリティクス用に記述を変更しないと計測できなくなるため確認してから移行を行いましょう。
- イベントトラッキング
- 仮想ページビュー
- カスタム ディメンション
- クロスドメイン設定
- eコマース設定
- ソーシャル インタラクション
- サブディレクトリのトラッキング
各コードの設定変更方法は、Universal Analytics Upgrade Centerの公式ガイドをチェックしてみてください。
参考 : Reference - Complete Web Upgrade: ga.js / dc.js to analytics.js
(関連記事:「プロが厳選!絶対に入れておきたいアクセス解析ツール4選」)
まとめ
今回は、最新の機能で分析を行うための必須ツールである「ユニバーサルアナリティクス」について解説しました。
多くのWebサイトはすでに移行をすませていると思いますが、長年の運営で自分のWebサイトが「どっちを使っているかわからない」という担当者さまは、ぜひ確認してみましょう!
もしまだ旧Googleアナリティクスを利用しているようなら、急いで移行をおすすめします。
ただし、移行の際は特殊なコードのカスタマイズを利用していないか確認が重要です。
確認せずにトラッキングコードの差し替えを行うと、データの計測ができなくなってしまいます。
移行の際の注意点を必ず確認し、必要があればコードのカスタマイズを行い、計画的に移行作業をしましょう!
この記事の執筆者
野内 早苗
マーケティングチーム所属。デザイナーとしての豊富な経験を活かして活躍中です。
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