Googleアナリティクスでソーシャルメディアの成果を調べよう!

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こんにちは。「AIアナリスト」運営チームの竹本です。

Facebook, Twitter, LINE, Instagram, NAVERまとめなど、昨今のソーシャルメディアの発達は目を見張るものがあります。WEBサイトの集客を考える上でこれらソーシャルメディアからの流入を狙うことは非常に重要です。既にソーシャルメディアを活用している読者の方も多いでしょう。

この記事ではGoogleアナリティクスでサイトのソーシャルメディアからの流入状況を把握する方法を解説しています。あなたのサイトが現在ソーシャルメディアを有効に活用できているのか、今後どのように活用していけばいいのかを知るために、現状把握は大切です!

目次

どのソーシャルメディアから流入しているのか知る

まずは、現在あなたのサイトがどのようなソーシャルメディアからどのくらい流入しているのかを知る方法を解説します。
Googleアナリティクスで、 [集客] → [ソーシャル] → [参照元ソーシャルネットワーク]を選択してください。

参照元ソーシャルネットワーク

ここでは、上段のグラフで全セッションのうちの、ソーシャルメディア経由のセッション数の推移

ソーシャルメディア経由のセッション数の推移

下段で、各ソーシャルメディア別の

  • セッション数
  • ページビュー数
  • 平均セッション時間

といった情報を見ることができます。

各ソーシャルメディア別の情報

さらに、「セカンダリディメンジョン」をクリックすれば、分析項目を追加することもできます。

セカンダリディメンジョン

追加できる分析項目は非常に豊富です。例えば「ユーザー」の中の「OSのバージョン」を追加すれば、各ソーシャルメディアの中で、さらにOS別に情報を見ることができます。

各ソーシャルメディアの中で、OS別の情報

この「参照元ソーシャルネットワーク」レポートを分析することで、活用している様々なソーシャルメディアの中でどれが1番効果が出ているのか、全く効果が出ていないソーシャルメディアはどれか、といったことが分かります。より効果の出やすそうなソーシャルメディアに予算を集中するなど、運用戦略の決定に役立つでしょう。

(関連記事:「AIが自動でサイト分析!GoogleアナリティクスのAssistant機能の実力は?」

ソーシャルメディアからどのページへ流入しているのかを知る

次に、ソーシャルメディア経由でどのページに流入しているのかを知る方法を解説します。
今度は、[集客] → [ソーシャル] → [ランディングページ] を選択してください。

ランディングページ

すると、上の図のように、各ページごとにセッション数やページビュー数が分かるようになっています。ソーシャルメディアからの流入数が際立って多いページがあれば、そのページのコンテンツを分析することで、ソーシャルメディアから流入する人のニーズ・心理を把握できます。

(関連記事:「Googleアナリティクスのユーザー必見!レポート自動作成ツール6選」

ソーシャルメディア経由のコンバージョン数を知る

[集客] → [ソーシャル] → [コンバージョン]
からは、ソーシャルメディア経由のコンバージョン数を、各メディア別に把握することができます。

また、「アシストコンバージョン」の数も把握することができます。アシストコンバージョンとは、ソーシャルメディア経由で流入し、そのままCVには至らなかったものの、そのユーザーが再びサイトを訪れ、別のセッションでCVに至った場合を指します。

「アシストコンバージョン」の数

アシストコンバージョン数を把握するには、左上のエクスプローラタブ内にある「アシストと終点の分析」をクリックします。

アシストと終点の分析

すると次の表のように、アシストコンバージョン数をソーシャルメディア別に確認できます。

アシストコンバージョン数をソーシャルメディア別に確認

先程の画像の例で言えば、ただ直接のCVだけを見ていれば、CVに繋がったのは「広告」になります。しかし、果たしてソーシャルメディアで一度サイトを訪れていない場合でも、そのユーザーは広告をクリックしたでしょうか?ソーシャルメディアがあったからこそ広告からの流入があり、CVに至ったという可能性もあります。この可能性はアシストコンバージョンを見なければ知ることができません。アシストコンバージョンの範囲も含めて数字を見ることで、ユーザーのCVにいたる経路の可能性をを、もれなく把握することができるのです。

(関連記事:「Googleアナリティクスだけじゃない!?サイト改善方法がわかるツール 7選」

ソーシャルボタンの反応数を知る

[集客] → [ソーシャル] → [プラグイン]
からは、ソーシャルボタンからの反応数を知ることができます。例えばFacebookでは「いいね!」ボタンがありますよね。あのボタンが何回押されたかといった情報がGA上で把握できるということです。
表示される表にの左に共有されたURLが、右にアクション(Facebookのいいね!など)の数が表示されます。
プラグインのレポート作成には、サイト側での別途作業が必要になります。これが少々面倒な設定です。プラグインのレポート作成に必要な設定の詳細な説明については、こちらを参照してください。

(関連記事:「プロが厳選!絶対に入れておきたいアクセス解析ツール4選」

ソーシャルメディアからのCV数を最大化するには

今回の記事ではGoogleアナリティクスでソーシャルメディア経由の流入を分析する方法をご紹介しました。
ソーシャルメディアのユーザーが非常に大きくなっている昨今、プロモーションのためのソーシャルメディア運用を実施されている方も多いのではないでしょうか?その運用がきちんと効果をあげているのかを確かめ、より良い運用方法を考えていくためにも、現状分析は必要不可欠です。今回の記事を参考にして、今後のソーシャルメディア運用について今一度検討してみましょう。

とはいえ、Googleアナリティクスのソーシャルメディア分析をしっかりと使いこなしてCV数をアップさせるためには、かなりの知見と工数が必要です。
正直ソーシャルメディア分析にそこまでの工数を割けない、というような方も多いでしょう。

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この記事の執筆者

竹本 泰紀

竹本 泰紀

東京大学経済学部在学中のインターン。マーケティングチームで幅広く活躍しています。