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GAIQ(Googleアナリティクス個人資格)とは? | 試験内容・対策法から予想問題まで!

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成功に導くGA4活用法を紹介

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こんにちは。「AIアナリスト」運営チームの大屋です。

今回のテーマは、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)についてです。
この記事では、

  • GAIQとは何か
  • どのような試験なのか
  • 受験する方法
  • 試験対策の勉強方法

を詳しくご説明します。

GAIQとは、Googleアナリティクスの習熟度を認定する資格です。認定資格試験に合格した個人に付与されます。
GAIQの認定資格試験は、Googleアナリティクスについて選択式で問われる試験です。インターネット上で受験することができます。
取得すれば、熟練したGoogleアナリティクスユーザーであることを客観的に証明できるだけでなく、試験勉強を通じてGoogleアナリティクスのスキルを身につけることができます。

この記事を読んで、みなさまもぜひGAIQにチャレンジしてみてください!

目次

GAIQとは?

まずはGAIQの概要についてです。

上でも少し述べましたが、GAIQは正式には「Googleアナリティクス個人認定資格」といい、Googleアナリティクスの習熟度を認定する資格です。
インターネット上で認定試験を受けて合格すれば、Googleアナリティクスを運用する一定の能力を持つことをGoogle公式から認められることになります。

資格の有効期限は合格後18ヶ月間で、期限後に再取得するには再び受験して合格する必要があります。

受験費用はGoogle Partnersであれば無料であり、試験対策用の資料も無料で利用することができます。
Google Partnersとは、Adwords広告を管理する代理店やオンラインマーケティングコンサルタントに向けてGoogleが提供するプログラムのことです。

まとめると、以下のようになります。

証明内容 Googleアナリティクスの運用能力
発行元 Google
受験費用 無料(Google Partners)
有効期限 18ヶ月(再受験で再取得可)

(関連記事:「AIが自動でサイト分析!GoogleアナリティクスのAssistant機能の実力は?」

GAIQの試験内容は?

では具体的な試験の内容はどのようなものなのでしょうか。
以下に、問題数や試験時間などの主な点をまとめましたので、チェックしてみてください。

問題数 70問
問題形式 選択形式
合格ライン 80%(70問中56問以上正解)
試験時間

90分

なお、一度試験を開始すると、PCをシャットダウンしたり接続が切れたりしてもタイマーは進むので、途中で中断せずに受験できるよう注意しましょう。

再受験 不合格となった場合、7日後に再受験可能
受験費用 無料
受験場所 Google Partners
出題範囲
  • プランニングと仕組み
  • 導入とデータ収集
  • 設定と管理
  • コンバージョンとアトリビューション
  • レポート、指標、ディメンション

(関連記事:「Googleアナリティクスのユーザー必見!レポート自動作成ツール6選」

GAIQ取得のメリットは?

GAIQを取得するメリットは以下のようなものが挙げられます。 

1) アナリティクス能力を証明できる

ひとつは、Googleアナリティクスの能力を客観的に証明できることです。
GAIQを取得すると、Google Partnersの公開プロフィールページで宣伝することができ、自分の能力をアピールすることができます。

2) Googleアナリティクスの機能に詳しくなる

試験勉強を通して、Googleアナリティクスの基本的な知識や仕組みを理解することができます。
機能を理解していることで、エンジニアチームなどの他のチームとのコミュニケーションも円滑に進めることができます。

3) 実務で使える

Googleアナリティクスを使いこなし、日々の分析に役立てることができます
オンラインコースの中ではおすすめの分析方法なども学ぶことができます。
試験対策のための知識というだけでなく、日々のアクセス解析にもぜひ活用してみてください。

(関連記事:「Googleアナリティクスだけじゃない!?サイト改善方法がわかるツール 7選」

GAIQの受験方法は?

先ほど、GAIQはインターネット上、Google Partnersで受験すると説明しましたが、ここではその具体的な手順について説明します。

1) Google Partners に登録する

Google Partnersプログラムのサイトへアクセスし、「Google Partnersに参加する」→「お申し込み」の順にクリックします。

Google Partnersに参加する

2) Googleアカウントを登録し、プロフィールを入力します

プロフィールを入力

3) 「Analytics」→「試験を受ける」の順にクリックします

試験を受ける

4) 試験開始画面で、「試験を開始」をクリックします

「試験を開始」をクリック

以上が、GAIQの受験方法になります。

(関連記事:「プロが厳選!絶対に入れておきたいアクセス解析ツール4選」

GAIQの対策方法は?

GAIQの試験対策には、Googleアナリティクスアカデミー無料で提供しているオンラインコースを利用するとよいでしょう。

無料で提供しているオンラインコース

オンラインコースには、「Googleアナリティクス初心者向けコース」と「Googleアナリティクス上級者向けコース」があります。まずは初心者向けコースから受講していくとよいでしょう。

コースは各ユニットに分かれており、ユニット毎に授業動画を視聴します。動画音声は英語ですが、日本語の字幕もついていますので英語がわからなくても大丈夫です。

ユニット毎に授業動画を視聴

ユニットの最後には理解度をチェックできるテストがついています。
動画を視聴後に復習として利用してももちろんよいですが、受講前にさっと目を通しておくのもオススメです。

あらかじめ問題形式や問われる内容を知っておくことで、重要なポイントを意識しながら動画を視聴することができ、効率よく学習することができます。

予想問題にチャレンジ!

ここでは、過去出題例などから作成したオリジナルの予想問題を載せておきます。
GAIQがどのような試験なのかイメージを深めるためにも、ぜひトライしてみてください。

第1問

購入段階のユーザーに行動を促す広告やキャンペーンの効果を測定したい場合は、どのようなアトリビューションモデルが効果的ですか。

1.接点ベースモデル
2.終点モデル
3.減衰モデル
4.Adwords広告のラストクリックモデル

アナリティクスヘルプを参照すると「購入段階のユーザーに行動を促す広告とキャンペーンを作っている場合や、ビジネスの主たる販売サイクルに検討段階が含まれない場合は、終点モデルがおすすめです。」とのことです。
よって、正解は 2番「終点モデル」です。

これはアトリビューションモデルの種類とそれぞれの利用目的をちゃんと把握できているかを問う問題でした。

第2問

プロパティは一度削除しても復元できる。

1.正しい
2.誤り

この問題は、プロパティの削除・復元についての理解を問う出題です。
プロパティを削除するとデータがゴミ箱に入ります。プロパティのデータは35日が経過するとゴミ箱から完全に削除されます。つまり、35日以内であればゴミ箱にデータが残っているので、復元することができます。
よって、答えは 1番「正しい」です。

詳しい操作方法などは アナリティクスヘルプを参考にしてみてください。

第3問

標準のキャンペーンパラメータとして適切なものを選択してください。

1.utm_promotion
2.utm_source
3.utm_adset
4.utm_adgroup

キャンペーンで使用しているリンク先URLにパラメータを追加すると、キャンペーンの効果検証に役立てることができます。その際、実際に使われているキャンペーンパラメータを選ぶ問題です。

アナリティクスヘルプを参照すると、キャンペーンパラメータには「utm_campaign」「utm_medium」「utm_source」などがあります。
よって、正解は2番「utm_source」です。これはキャンペーンの参照元を表すパラメータです。ほかの選択肢は実在しません。

この機能を使ったことがない方も多いかもしれませんが、ぜひ覚えておきましょう。

このように、「Googleアナリティクスの機能をどこまで活用しているか」「目標や目的に応じてGoogleアナリティクスを適切に活用できているか」を問われる出題が多いです。
上述のオンラインコースを利用して、普段使っていない機能にも詳しくなっておくと良いです。

「GAIQの問題をもっと解いてみたい」という方は、こちらに約70題掲載されているので、挑戦してみてください。
【完全保存版】GAIQ一発合格!最新の問題と解答(全70問) | ひかり薬局

Googleアナリティクスをもっと使いこなすには?

いかがでしたか?
GAIQの試験勉強を通して、Googleアナリティクスの運用能力をアップさせることができます。
積極的にGAIQに挑戦し、Googleアナリティクスをさらに使いこなしていきましょう。

もっとも、GAIQを取得してGoogleアナリティクスに詳しくなっても、データを網羅的に分析し課題を出すには時間がかかります。実際に弊社がWebコンサルを行っていた時、成果に結びつく課題を出すためには30~40時間ほど分析・集計をする必要がありました。
また人間の手でやる以上、ミスのリスクもあります。
正直言って、そうした作業を人間の手で行うのはあまり賢いとはいえません。

そこで最後に、工数削減したい・ミスのリスクをゼロにしたいという方にむけて弊社サービスの「AIアナリスト」をご紹介します。

AIアナリストは、Googleアナリティクスのアクセス解析データと連携させた大量のデータを人工知能が分析して課題を発見し、課題ごとの改善方針提案まで全て自動で行ってくれるサービスです。
手作業で行うと膨大な工数がかかってミスのリスクも生じるアクセス解析を自動化して、改善提案まで出してくれるのです。

これさえあれば、もうみなさまの手でGoogleアナリティクスを操作してデータを集計する必要はありません。
みなさまも、データの集計作業はAIアナリストに任せて、Googleアナリティクスを賢く使いこなしていきましょう!
Googleアナリティクスのアカウントを連携するだけで1分で無料登録できるので、是非お試しください。

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この記事の執筆者

大屋 広貴

大屋 広貴

東京大学大学院在学中のインターン生で、2年以上勤務しているベテランです。

38,000サイト以上の分析データから
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