SHARE 0
SHARE 0
SEOにおける内部リンクの効果とは?設置する場所や最適化のポイントについて解説
SEO |
こんにちは。SEOコンサルティングサービスライターチームです。
内部リンクは、サイト全体の評価や検索順位に大きく影響する重要な要素です。「どこにリンクを置けばよいの?」「どう貼ればSEOに強くなるの?」と悩む人も多いでしょう。
本記事では、内部リンクの意味や効果的な貼り方、注意点などをわかりやすく解説します。サイト改善の参考にしてください。
WACULのSEOコンサルティングサービスの資料請求はこちら
内部リンクとは
内部リンクとは、サイトの中にあるページ同士をつなぐリンクのことです。「このページを読んだら、次はここを読むと理解が深まりますよ」という案内板のような役割を果たします。外部サイトからのリンク(被リンク)とは違い、自分のサイトのなかで自由に設計できるため、ユーザーにもGoogleにも優しいサイト作りに欠かせない仕組みです。
内部リンクをうまく使うことで、「知りたい情報にすぐ届くサイトだな」と読者に思ってもらえるだけでなく、検索エンジンもページ同士のつながりを理解しやすくなります。その結果、重要なページの評価が高まり、検索順位の向上につながる可能性があります。
内部リンクの設置によるSEO効果
内部リンクを設置すると、サイト内のページがスムーズにつながり、ユーザーとクローラー(検索エンジン)が情報を見つけやすくなります。ここでは3つの効果を見ていきましょう。
クローラーの巡回がスムーズになる
クローラーは、サイト内のリンクをたどりながら歩き回り、ページの内容を読み取っていきます。内部リンクが整理されていると、新しく更新したページや深い階層のページでも、クローラーが早く見つけてくれます。これは「インデックス」といって、検索結果に表示されるために重要です。
例えば、トップページからしか行けないような奥深いページは、クローラーが見落としてしまうことがあります。しかし適切なページから内部リンクを貼っておけば、クローラーの導線が増え、発見されやすくなるのです。結果としてサイト全体が評価されやすくなり、検索順位への好影響が期待できます。
ページ間の関連性が高くなる
内部リンクは、検索エンジンに「このページとこのページは関係が深いですよ」と伝えるサインです。関連性の高いページ同士がつながっていると、Googleは「このサイトはテーマがはっきりしている」と判断しやすくなり、専門性や網羅性の評価につながります。
また、内部リンクには、リンク元からリンク先へSEO評価が受け渡される「リンクジュース」という概念があります。現在では、Googleはリンクをコンテキスト(文脈)を伝える役割として重視しているため、評価の受け渡しという古典的な考え方というよりは、関連性の高いページ同士をつなぎサイト全体の構造を正しく伝えることが重要です。これが積み重なると、サイト全体の力が底上げされます。
ユーザーの滞在時間が伸びる
内部リンクを適切に配置すると、ユーザーが「もっと知りたい」と思った瞬間に次の記事へ進みやすくなります。例えば、SEOを調べている人が「内部リンク」に興味を持った場合、そのすぐ近くに関連ページがあれば、迷わず読み続けられるため、結果として滞在時間が伸びます。
ユーザー行動を予想し、ページを読み終えたタイミングで、関連内容があれば、自然に次のページへ移動できます。特にサイト下部やサイドバーはユーザーの目に触れやすくクリックされやすいため、サイト全体の回遊も向上します。
さらに、内部リンクはユーザーの「知りたい気持ち」を満たしやすくします。「基本を理解したから応用も知りたい」「似たテーマも気になる」といった心理に沿って情報へ進めるため、ストレスなく読み進められるでしょう。こうした体験がサイトへの信頼にもつながります。
滞在時間が長いサイトは、Googleからも「利用価値が高い」と判断されやすくなります。内部リンクはユーザーの満足度とSEOの両方を押し上げる、非常に重要な要素だと言えるでしょう。
内部リンクを設置する場所
内部リンクは、ただ設置するだけでは効果が弱くなります。ここでは、代表的な設置場所を紹介します。
パンくずリスト
パンくずリストは、ユーザーが「今どこにいるのか」をひと目で理解できるようにする内部リンクです。例えば、トップページ → カテゴリ → 記事ページという流れを示すことで、迷わず元の階層へ戻りやすくなります。
階層の深いサイトでは、自分の位置が分からなくなると離脱につながりやすいため、パンくずリストの存在が大きな助けになります。また、検索エンジンにとってもページ同士の関係が理解しやすくなり、サイト全体の評価が高まる効果も期待できるでしょう。ユーザーにとっての使いやすさとSEOのどちらにも貢献する重要な内部リンクです。
関連記事:パンくずリストとは?SEOとの関係性から作成方法、設置時の注意点まで解説!
コンテンツページ
コンテンツページでは、本文の流れに合わせて関連ページへ内部リンクを設置することが大切です。文章中に自然に配置されたリンクは、読者が知りたい情報をすぐ確認できるため、理解を深める助けになります。
例えば、記事内に専門用語が登場した際、その解説記事へのリンクがあると、ユーザーは迷わず情報を補えます。こうした文脈に合ったリンクは読みやすさを高め、結果として滞在時間や回遊率の向上につながるでしょう。
さらに、検索エンジンにとってもコンテンツ内リンクは「関連性の強いページ同士が整理されたサイト」と判断され、評価向上に役立ちます。
グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションは、サイトの上部に表示されるメニューで、ユーザーが迷わず目的のページへ進めるよう道案内をする役割があります。「サービス」「料金」「ブログ」など主要項目が並ぶことで、初めて訪れた人でも全体の構成を即座に理解できます。
また、どのページでも同じ位置に表示されるため、移動がスムーズになり、サイトの使いやすさが高まるでしょう。検索エンジンにとってもサイト構造を把握しやすくなるため、SEOにもプラスに働く内部リンクです。
サイトマップ
サイトマップは、サイト全体のページを一覧で確認できる案内図のような存在です。どんなページがあるのか一目でわかるため、初めて訪れたユーザーでも目的の情報に迷わずたどり着けます。
また、サイトマップには内部リンクが整理されているため、検索エンジンのクローラーもページを巡回しやすくなり、インデックス漏れを防ぐ効果があります。フッターに簡易サイトマップを置けば、記事を読み終えたユーザーが次のページへ進みやすくなり、回遊性アップにもつながるでしょう。
関連記事:サイトマップとは?作成方法やメリット・役立つツール4選も紹介
サイドバー
サイドバーは記事の横に表示されるエリアで、ユーザーが必要な情報へすぐ移動できるようにする場所です。「人気記事」や「カテゴリー一覧」を置くことで、興味のあるページを見つけやすくなり、自然にサイト内の回遊が増えます。
また、全ページで共通して表示されることが多いため、重要ページへのリンクを配置するとアクセス向上にもつながります。ただし、項目を詰め込みすぎると見にくくなるため、内容は絞って整理しましょう。
フッター
フッターは、ページの一番下に表示されるエリアで、記事を読み終えたユーザーが次の行動を取りやすくするための内部リンクを置く場所です。例えば「会社概要」「お問い合わせ」「カテゴリ一覧」など、サイト全体の案内役となる情報をまとめるケースが多いです。
このとき、関連性の高いページへのリンクをバランスよく配置すると、読者が自然に別記事へ進みやすくなり、結果的にサイト全体の回遊性アップにつながります。また、検索エンジンにとってもフッターのリンクはサイト構造を理解する手がかりになるため、クローラーの巡回効率向上にも役立ちます。
ただし、詰め込みすぎると見づらくなるため、置く項目は必要なものに絞りましょう。
内部リンクを最適化する際のポイント
内部リンクは、ただ貼ればよいわけではありません。ここからは最適化のポイントを解説します。
アンカーテキストを工夫する
アンカーテキストとは、リンクを設定している文字部分のことです。ユーザーはこの文字を見てリンク先の内容を想像するため、わかりやすい表現にすることが欠かせません。「こちら」「詳しく見る」のような曖昧な言葉では、内容が伝わりにくくクリック率が下がることもあります。
そのため、「内部リンクの効果を詳しく知りたい人はこちら」など、リンク先の情報が具体的に伝わる言葉を使うことが大切です。適切なキーワードを入れることで、検索エンジンにもページ内容が正確に理解されやすくなります。
また、同じ表現を繰り返すと不自然に感じられるため、文脈に合わせて表現を変える工夫も有効です。読者が迷わず知りたい情報に進めるよう、自然で伝わるアンカーテキストを心がけましょう。
関連性が高いページにリンクする
内部リンクは、今読んでいる内容とつながりの深いページへ貼ることがとても大切です。読者は「この用語の詳しい説明も知りたい」と感じる場面が多く、そこで自然に関連ページへ誘導できれば、理解が深まりストレスなく必要な情報を提供できます。
一方で、内容と関係の薄いページへリンクすると期待を裏切る形となり、離脱の原因になるでしょう。検索エンジンも関連性の低い内部リンクは低品質と判断します。読者が「次に知りたくなる情報」を意識してリンクを選ぶことで、使いやすく評価されるサイト構造がつくれます。
階層構造を意識する
内部リンクを最適化するには、まずサイト全体の「階層構造」の意識が重要です。トップページからカテゴリ、個別記事へと情報の流れを整理し、読者が迷わず進めるようにしましょう。
階層が整っているサイトでは「どのページが上位で、どれが詳細なのか」が明確になり、検索エンジンにもサイト構造が正しく伝わります。その結果、クロールがスムーズになり、重要ページも評価されやすくなるでしょう。
一方、階層が乱雑になると内部リンクの効果が薄まり、読者も迷いやすくなります。まずは必要な階層を整理し、無理のないページ構造を作ることが大切です。
alt属性を設定する
画像を使うページでは、必ず「alt属性(代替テキスト)」を設定しましょう。alt属性とは、画像が表示されないときに内容を説明するためのテキストです。通信環境が不安定な場合や、音声読み上げツールを使うユーザーにとって重要な役割を果たします。
さらに、alt属性は検索エンジンにも画像の意味を伝えるため、バナー画像を内部リンクとして使う際にも必須です。画像がリンクになっている場合、alt属性はアンカーテキストと同等に扱われます。リンク先に合ったキーワードを含めれば、クローラーが内容を理解しやすくなり、SEOにも効果があります。
内部リンクを設置する際の注意点
内部リンクは便利な仕組みですが、貼り方を誤ると評価を下げる原因にもなります。ここでは、設置時に気をつけたい代表的なポイントをまとめて解説します。
リンクを設置しすぎない
内部リンクは便利ですが、闇雲に数を増やすのは避けましょう。ページ内にリンクが多すぎると、ユーザーがどこをクリックすべきか迷いやすくなり、読みづらい印象につながります。
また、リンクが多すぎると重要な情報が埋もれてしまい、本来読んでほしいページへ自然に誘導できなくなる点にも注意が必要です。適度な数に絞り、内容とのつながりがわかりやすいリンク配置を心がけましょう。
URLを統一する
内部リンクを正しく評価してもらうためには、同じページへ向けるURLの統一が欠かせません。URLが少し違うだけで検索エンジンは別ページとして扱い、評価が分散してしまいます。
「http/https」「www の有無」「index.html の有無」など、細かな違いでも別URLになります。サイト全体で統一ルールを決めておくことで、クローラーが正確に内容を理解し、SEO効果も安定して高まるでしょう。
不適切なリンク先を避ける
内部リンクは、文脈と関係の薄いページへつなぐと逆効果になります。ユーザーは「求めていた内容と違う」と感じて離脱しやすくなり、滞在時間も短くなるため、SEO的にも不利です。
さらに、検索エンジンもリンクのつながりでページの関連性を判断するため、関連性の低いリンクが多いと「整理されていないサイト」とみなされる可能性があります。内部リンクは「テーマが近い」「ユーザーが次に知りたくなる内容へ進める」ページを選ぶことが大切です。自然な流れを意識することで、使いやすさと評価向上の両方につながります。
まとめ
内部リンクは、サイト全体の評価を高めるための基礎的でありながら、効果の高い施策です。クローラーが巡回しやすくなり、ユーザーも情報を見つけやすくなります。さらに、ページ同士の関連性が高まることで、サイト全体のSEO評価も向上します。
内部リンクは「ユーザーにとって自然でわかりやすいか?」を一番大切にしながら、関連性の高いページをつないでいくことがポイントです。今回紹介したポイントを取り入れれば、サイトの使いやすさと評価は確実にレベルアップします。
サイトの評価を高めたいなら、WACULが提供する「SEOコンサルティング」をご活用ください。AIアナリストSEOは、月額30万円で、戦略立案から実行まで一貫して支援する「SEOコンサルティング」サービスです。貴社サイトのデータに加え、競合サイトや弊社が保有するビッグデータを分析し、CV獲得に直結するSEO戦略を設計し、記事制作からCVR改善提案まで幅広くサポートいたします。
AI Overviewsや検索アルゴリズムのアップデートにも対応しており、成果に直結するSEO施策を提供していますので、ぜひお問い合わせください。
WACULのSEOコンサルティングサービスの資料請求はこちら





