alt属性とは? SEOに効果的な記述方法を解説

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こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームの横山です。

Web担当者の皆様、Webページの画像のalt属性についてご存知でしょうか? 
「alt属性はSEOに影響するのか?」
「title属性との違いがよくわからない」
との方もいらっしゃるかもしれません。

alt属性は単なる画像のタグだと誤解されている方もいらっしゃいますが、実際にはSEO的に重要な役割を果たします。不適切なalt属性を記述してしまうとWebサイトのSEO評価が下がりかねません。

そこで今回は、alt属性の意味からSEOに効果的なalt属性の書き方、title属性との違いまで丁寧に解説いたします。
適切なalt属性を記述してWebサイトの評価を挙げていきましょう!

目次

alt属性とは?

alt属性とは、ページ内の画像の内容を検索エンジンに伝えたり、画像が読み込めない時に表示させる代替テキストのことです。

現状、検索エンジンはWebサイトに添付されている画像の内容を把握することができません。
そこで、「何が写っているのか」「写っているものが何をしているのか」といった情報を検索エンジンに伝えるために、画像にalt属性というタグを付けるのです。

実際には、タグは以下のように記述します。
<img src="画像のURL" alt="画像の説明" width="幅" height="高さ" />
例えば、以下のようになります。
<img src="https://example.com/image/aaa.png" alt="冬の富士山" width="160" height="90" />

この中のalt="画像の説明"の部分をalt属性と呼び、この画像がどのような画像なのかがわかる簡潔なテキストを記述します。

alt属性はHTMLタグですから、通常であればユーザーが目にすることはありません。
しかし、次のような場合のために必要となります。

  • Webページの読み込みが遅いなどの場合に、画像の代わりにテキストとして表示される
  • Webページの音声読み上げ機能を用いた時、alt属性が読み上げられる
  • 画像をリンクにした場合、alt属性がアンカーリンクテキストとなる
  • 検索エンジンのクローラーにどのような画像なのか伝えることができる

alt属性とSEOの関係

先ほどもちらっと触れましたが、alt属性はSEOに影響を与えます。どのような点でSEOと関係があるのか、3つに分けて解説いたします。

 

1) alt属性は検索エンジンが読むテキスト

alt属性は検索エンジンのクローラーが画像の内容を把握するためのテキストです。検索エンジンのクローラーは、人間とは違って画像から画像の内容を把握することはできません。

そこで、alt属性に記述されているテキストから「その画像に写っているものが何なのか」、「どのような画像なのか」といった情報を取得するのです。
つまり、alt属性に用いたキーワードが検索で用いられるということです。「富士山」で検索された場合に、alt属性に「富士山」と書かれた画像があれば検索でヒットするのです。
ですから、alt属性には画像の内容を正しく表したキーワードを含めるようにしましょう。

 

2) alt属性は画像リンクのアンカーテキスト

alt属性がSEOに影響を及ぼすのは、検索エンジンのクローラーが参照するからだけではありません。
画像をリンクにした場合、alt属性がアンカーリンクテキストとなるのです。

リンクのアンカーテキストは検索エンジンがWebサイトを巡回する際に用いるもので、SEOに大きな影響を与えます。

画像リンクのalt属性は、画像のalt属性であると同時にリンクのアンカーテキストでもあるということです。両者の記述方法に気を付けつつ、画像の内容を簡潔に表現したテキストを記述することがリンクの最適化に繋がります。

 

3) alt属性は画像の代替テキスト

alt属性は検索エンジンに対してのみならず、ユーザーに対するわかりやすさにも影響します。

何らかの原因で画像が読み込まれなかった場合に、alt属性が代替テキストとして表示されるのです。画像の内容が記述してあれば、画像が読み込まれなくともユーザーはページの内容を把握することができるようになります。
これによってユーザビリティーが向上し、Webサイトの評価が上がりSEOに良い効果をもたらすのです。

 

title属性とは?

alt属性と似ている属性に、title属性があります。
title属性とは、画像だけではなくテキストなど全ての要素に記述することができるもので、タグを記述した画像・ワードに関する説明や関連情報を記述します。

実際のWebページ画面では、カーソルをその対象物に当てると吹き出し(コメントチップ)が表示されるようになります。

コメントチップ
SEOブログ title属性とalt属性について(CROSS WALK)より

画像のalt属性とtitle属性は違いがわかりにくいですが、SEO的に重要度が高いのはalt属性です。
alt属性がユーザーや検索エンジンのクローラーのためにその画像の情報を記述するのに対し、title属性はユーザーに対して画像の補足説明を行うものです。
alt属性は基本的に記述すべきですが、title属性は必ずしも記述する必要はありません。
むしろ、tiltie属性を入れすぎるとカーソルを動かす度に吹き出しが現れ、Webページが見にくくなってしまう可能性もあります。

title属性は、画像やテキストに対して補足的な説明が欲しい場合に限り使用するようにしましょう。

alt属性の効果的な記述方法

alt属性はSEOに影響する重要な要素です。alt属性を適切に記述すればSEOに良い効果をもたらします。
しかし、alt属性を適当に記述してしまうとSEOに悪影響を与える可能性もあります。

そこでこの章では、alt属性の適切な記述方法についてご説明します。

 

1) キーワードを入れすぎない

画像の内容をわかりやすく記述したいからといって、キーワードを詰め込みすぎないように注意しましょう。

例えば、雪を被った冬の富士山の画像を用いたとしましょう。
この場合、
alt="冬の富士山"
といったalt属性が適切です。

alt="富士山 冠雪 雪 冬 静岡の富士 美しい風景"
のように関連キーワードを入れすぎると内容がブレてしまいます。キーワードは2~3個に抑えておきましょう。

 

2) 画像の内容に即したキーワードを記述する

画像の内容を端的に表すキーワードを記述する必要があります。画像の内容から逸れてしまわないように注意しましょう。

上記の例であれば、
alt="冬の富士山 温泉 世界文化遺産 スキー スノボ"
の後半のキーワードのように、冬の富士山と全く関連が無いわけではありませんが、画像の内容ではないキーワードは使用しないようにしましょう。

また、画像の内容と関係無いキーワードを入れて検索でヒットしやすくするのは絶対にやめましょう。検索エンジンの品質ガイドラインに抵触しペナルティを受ける可能性もあります。

 

3) 適切な長さにする

キーワードを入れすぎない、という注意点と重複しますが、alt属性を長くしすぎないようにしましょう。

alt="よく晴れた日に静岡県側から見た雪を被った美しい富士山"
のように情報を詰め込みすぎると画像で何を伝えたいのかわかりにくくなってしまいます。

alt="冠雪の富士山"
のように簡潔に表現しましょう。

以上のように、alt属性の記述で心掛けるべきは「わかりやすく簡潔な表現」です。
ユーザーにとってわかりやすくなり、同時に検索エンジンのクローラーにもわかりやすくなります。
SEOを考慮しながらalt属性を記述しましょう!

まとめ

alt属性はWebページ内の画像の内容を記述するもので、画像が表示されない場合に代替テキストとして表示されたり、検索エンジンのクローラーに画像内容を伝えたりするなど重要な役割を果たしています。
画像の内容に即した適切なキーワードを用い、適切な長さのテキストで記述しましょう。

さらに、SEOで成果をあげたい方が今取り組むべきなのはコンテンツマーケティングです。
良質なコンテンツが増えるとサイト全体の評価が上がり、ビッグワードでの検索順位が上昇するため、確実に流入を増やしていくことができます。また、コンテンツから適切な誘導を行えばCVの増加にもつながります。

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この記事の執筆者

横山 崇

マーケティングチーム所属。工学系の大学院生です。