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インターネット広告とは?Web広告の種類や費用をわかりやすく解説
Web広告 |
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
インターネット広告とは、Web上で配信する多様な広告の総称です。インターネット広告を活用する企業が増えていますが、種類が多くどの広告を選べば良いか悩む担当者も珍しくありません。この記事では、企業のWebマーケティング担当者に向けて、インターネット広告について詳しく解説します。インターネット広告の種類や役立つ指標、ツールも紹介するので、参考にしてください。
目次
- インターネット広告とは
- インターネット広告の種類
- 純広告
- リスティング広告
- アドネットワーク
- DSP
- アフィリエイト広告
- SNS広告
- 動画広告
- ネイティブ広告
- 記事広告
- 位置情報広告
- インターネット広告の料金の目安
- インターネット広告の効果測定で使用する指標
- インターネット広告の出稿で役立つツール
- まとめ
インターネット広告とは
インターネット広告の概要や、活用するメリットについて解説します。
インターネット広告の概要
インターネット広告とは、インターネット上に掲載されるさまざまな広告の総称です。ネット広告、Web広告、オンライン広告、デジタル広告とも呼ばれ、パソコンやスマホ、携帯電話、タブレットにも表示されます。
インターネット広告は、1990年代後半から市場規模が毎年拡大しています。電通が発表した「2019年日本の広告費」によると、インターネット広告費が6年連続2桁成長を続け、テレビメディア広告費を超えました。
インターネット広告を活用するメリット
インターネット広告のメリットは、以下の4つにまとめられます。
- 少額の費用で始められる
- 細かくターゲティングできる
- インターネット上でそのまま購入に繋げられる
- 効果測定をしやすく改善を繰り返して効果的な広告を作れる
従来のマス広告は幅広いユーザーにアプローチできる反面、まとまったお金が必要でしたが、インターネット広告は月数千円から運用できます。また、ユーザーの属性や行動履歴に基づいた細かいターゲティングが可能です。
広告からそのまま購入ページに遷移するため、成果を上げやすいこともメリットです。クリック率やコンバージョン率などの効果測定を利用して、効果的な広告配信につなげられます。
インターネット広告の種類
インターネット広告には、純広告やリスティング広告、SNS広告、動画広告などさまざまな種類があります。以下では広告の種類ごとに特徴やメリット・デメリット、運用ポイントを解説します。
純広告
純広告とは、特定のサイトの広告枠を一定期間買い取り、広告を表示する方法です。純広告はサイト上に画像広告を掲載するバナー広告(ディスプレイ広告)、文字だけを表示するテキスト広告、メールで配信するメール広告があり、昔からあるインターネット広告です。
広告掲載場所は、Yahoo!JAPANのトップページなどがあげられます。課金形態は掲載期間を保証する期間保証型、表示数を保証するインプレッション保証型を採用する場合が多いです。ほかにもクリック数を保証するクリック保証型、露出数を保証する配信数保証型の純広告もあります。
純広告のメリット・デメリット
純広告は広告枠を一定期間買い取るため、一定の広告表示が期待できることがメリットです。大量に露出することで不特定多数のユーザーに配信でき、これまで自社の商品やサービスに興味関心がなかったユーザーにもアプローチが可能です。
デメリットは成果に関係なく出稿に費用がかかるため、費用対効果が悪くなる場合があることです。大手メディアの場合では、最低出稿金額が数百万円からなど高額になる場合があります。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに関連して表示する広告です。検索結果に連動することから、検索連動型広告とも呼ばれます。二大検索エンジンのGoogle広告とYahoo!プロモーション広告が提供しており、掲載場所は検索結果の上部や右側です。
課金形態はユーザーがクリックするごとに課金される課金型で、出稿したいキーワードの入札金額や関連性が高いほど表示順位が上がりやすくなります。
リスティング広告のメリット・デメリット
リスティング広告は、キーワードを自分で調べるほど興味関心を持ったユーザーに広告表示ができることです。ニーズの高いユーザーに向けてアプローチする際に最適です。
デメリットは、キーワードに対して競合が多いと、クリック単価が高騰し広告が高額になりやすくなること、上位表示されにくくなることです。しかし、検索されづらいキーワードを選ぶと、ほとんど表示されない可能性もあります。リスティング広告については、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:リスティング広告とは?特徴や仕組み・費用など基礎的な知識を紹介
リスティング広告とSEOの使い分けが重要
リスティング広告では、検索結果画面で上位表示されるための取り組みとなるSEOとの使い分けが重要です。SEO対策を行うと、コンテンツは検索結果の画面に上位表示されます。これをユーザーにクリックされても費用はかかりません。しかし、対策してから上位表示されるまでの時間がかかります。
一方、リスティング広告はクリックごとに費用がかかりますが、上位表示されるまでの時間がSEOよりも短いことが特徴です。両者の違いを理解した上で対策すれば、費用対効果の高い広告出稿が可能になります。
アドネットワーク
アドネットワークとは、複数のWebサイトに一括で広告掲載できる手法です。さまざまな広告媒体に掲載するためには、各媒体との契約が必要になります。アドネットワークを利用すれば多数のWebサイトからなる広告配信ネットワークに一括で広告配信できます。
広告掲載場所はYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)やGoogleディスプレイネットワーク(GDN)などが代表的です。課金形態はクリックごとに料金が発生するクリック課金型が多いです。
アドネットワークのメリット・デメリット
アドネットワークのメリットは、各媒体と契約しなくても一括で複数の媒体に同時配信できることです。媒体によって広告の入稿サイズや形式が異なるのが一般的ですが、アドネットワークを利用すれば一度の入稿で済むため業務の効率化も期待できます。
デメリットは、どのWebサイトに配信されたのか、広告主が把握できないことがあげられます。ターゲットにしていなかった媒体にも広告掲載される可能性もあります。
DSP
DSPとは「Demand-Side Platform」の略称で、広告主(Demand-Side)のためのプラットフォーム(Platform)のことです。アドネットワークのように複数の媒体に広告配信が可能ですが、DSPは広告媒体ではなく、複数のアドネットワークから広告効果を最大化するための自動化ツールです。
DSPを使った広告はDSP広告と呼ばれています。課金形態はクリック課金型、インプレッション課金型です。
DSPのメリット・デメリット
DSP広告はユーザーを絞り込んで広告配信できることがメリットです。性別、年代、居住地、興味関心、曜日、時間を指定して広告配信できるため、特定のターゲットがいる企業は効果的な広告配信が期待できます。
デメリットはDSPによって配信メディアやジャンルが大きく異なる場合があることや、自動ツールでも運用が必要になることです。DSPについては、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:DSPとは? | 広告運用を自動化して効率的な成果アップを【入門編】
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、自社の商品やサービスの広告を掲載してもらい、広告のリンクから成果につなげる広告手法です。成果となるコンバージョンが発生して初めて広告費が発生するため、成果報酬型広告とも呼ばれます。
広告掲載場所はアフィリエイターやブロガーのWebサイト、ブログなどです。課金形態は会員登録、資料請求、商品の購入、サービスの契約など設定した成果に応じて課金される成果報酬型です。
アフィリエイト広告のメリット・デメリット
アフィリエイト広告は、成果が発生しない限り費用がかからないことがメリットです。多数のWebサイトやブログに掲載してもらうチャンスがあります。
デメリットは、成果報酬のほかにアフィリエイト・サービス・プロパイダ(ASP)に対して支払う利用料がかかることがあげられます。掲載先を確認しづらく、誇大広告などが行われていた場合、イメージの低下につながりかねない部分もあります。
SNS広告
SNS広告とは、FacebookやInstagram、Twitter、LINEなどのSNS(Social Networking Service)上で配信する広告のことです。掲載場所はInstagramならストーリーズとフィード、LINEならLINE NEWSやタイムラインなど媒体ごとに複数のフォーマットや種類から選べます。SNSごとの課金形態はクリック課金型、インプレッション型があります。
SNS広告のメリット・デメリット
SNS広告のメリットは、ユーザーの属性や行動履歴をもとに細かくターゲティングした広告配信が可能になることです。企業とユーザーのコミュニケーションも取りやすく、リピーターの促進にもつながります。
魅力的なクリエイティブにユーザーの注目が集まれば、拡散が期待でき、自動的に広告の認知度が高まります。逆に魅力的なクリエイティブを発信できなければ、情報が流されやすいことがデメリットです。
代表的なSNS広告の種類
SNS広告はFacebook広告、Instagram広告、Twitter広告、LINE広告の4つが代表的です。それぞれの特徴について解説します。
Fecebook広告
Facebookはユーザーが居住地、年齢、性別、興味関心などを登録する実名登録制度が採用されているため、精度の高いターゲティングが可能です。ただし10代〜20代の利用者が少ないため、若年層をターゲットにした広告効果は見込みづらい点に注意が必要です。
Facebookではタイムラインのニュースフィード内や、パソコンではタイムライン横のサイドメニューにも広告掲載されます。見込み客の獲得を狙う場合は、無料で登録できるFacebookのビジネスアカウントが有効です。
Instagram広告
Instagram広告は、グループ会社のFacebookのユーザー情報に基づいてターゲティングが可能です。写真や動画を投稿する若者に人気のSNSのため、アパレルやファッション、カフェなどの広告配信に適しています。一方で、フォーマルなBtoB向けの広告には不向きな一面もあります。Instagram広告にはフィード広告、ストーリーズ広告、動画広告、静止画広告などがあります。
Twitter広告
Twitter広告は、若い年齢層がターゲットの広告です。地域や性別、特定のブランドやユーザーのフォロワーなどのニッチなユーザーをターゲティングしてアプローチできること、リツイート機能で拡散力があることが特徴です。Twitter広告にはツイート形式のプロモツイート、おすすめのトレンドに表示されるプロモトレンド、アカウントを宣伝するプロモアカウントがあります。
LINE広告
LINE広告は、幅広い年代層にリーチできる広告です。ほかのSNSを利用しない50代、60代以上のユーザーも多いため、シニア層へのアプローチも効果的です。LINE広告の種類は、タイムラインやLINE NEWSに配信する運用型広告、公式アカウントの開設、店頭販促に特化したLINE@があります。
動画広告
動画広告とは、動画を使った広告のことです。テキストや画像広告よりも、圧倒的な情報量を短時間で伝えられることから近年ブランディングや認知拡大のために利用する企業が増えています。
動画広告の掲載場所は、YouTubeなどの動画共有サイトで表示する場合と、従来の純広告の広告枠に動画広告が掲載する場合があり、近年はアドネットワークを利用して後者の動画広告配信方法が増加傾向にあります。課金方法は再生保証型が多く採用されています。
動画広告のメリット・デメリット
動画広告は自動的に再生するため、クリックなどのアクションなしで画面の前のユーザーに見てもらえることがメリットです。印象に残りやすくこれまで自社のサービスや商品に興味がなかったユーザーへアプローチでき、販売促進につながります。
デメリットは、ユーザーの意図しないタイミングで動画広告が流れるため、不快感を抱かれる可能性があることです。一般的にテキストやバナー広告と比較して、制作費は高くなります。
代表的な動画広告の種類
インストリーム動画広告、インバナー動画広告、インリード動画広告の3つを紹介します。
インストリーム動画広告
インストリーム動画とは、YouTubeなどの動画サイトで動画の再生時、途中、終了後に配信する広告です。ユーザーが数秒後に視聴をスキップできる「スキッパブル広告」は関心のあるユーザーに見続けてもらえ、スキップできない「ノンスキッパブル広告」は強制的に動画広告を視聴してもらえます。ただし動画広告を見ないと動画を視聴できないため、嫌な印象を与える可能性もあります。
インバナー動画広告
インバナー動画広告は、Yahoo!などの従来のバナー枠に配信される動画広告で、インディスプレイ広告とも呼ばれます。音声ありのインストリーム動画広告とは違い、インバナー動画広告の音声は基本的にはオフになります。純広告と同様にDSPなどを利用できるため、動画を視聴しないユーザーにも動画広告を見てもらえます。
インリード動画広告
インリード動画広告は、ユーザーがWebサイトやSNSでページをスクロールしたときに、コンテンツの間に表示される動画広告です。画面表示されたタイミングで動画が自動的に再生されます。スマホを中心に活用される動画広告で、ユーザーの目に入りやすいことが特徴です。動画広告については、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:動画広告とは?広告の種類から効果測定の方法、運用のコツまで詳しく解説
ネイティブ広告
ネイティブ広告とは、ユーザーに違和感なく情報を届けられるようにWebサイトに自然になじませた広告です。ただし「広告」であることはどこかに記載されなければいけません。Webサイトやアプリなどさまざまな場所への掲載が可能で、たとえばニュースサイトでは記事形式、SNSでは投稿形式で配信されます。課金形態は、クリック課金型が採用される場合が多いです。
ネイティブ広告のメリット・デメリット
ネイティブ広告は、ほかのコンテンツと同じようなフォーマットで広告を掲載するため、ユーザーの目にストレスなく見てもらえます。SNSを使ったネイティブ広告では、閲覧数やクリック数、コンバージョン数が比較的高いことがメリットです。デメリットはインターネット広告の中でも、広告単価が高いことです。
ネイティブ広告については、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:ネイティブ広告とは? 関心を集めやすい広告を打ってCV数を増やそう!
記事広告
記事広告とは、その媒体の編集記事のような形で、商品やサービスについての情報を配信する広告です。企業とメディアが一緒に作ることから、タイアップ広告とも呼ばれており、大手企業がブランディングとして活用することが多いです。掲載場所は媒体がもつWebサイトや紙媒体などの自社媒体です。課金形態はインプレッション保証型、クリック保証型が採用されています。
記事広告のメリット・デメリット
記事広告は広告色が薄まり、まるでコンテンツのように配信されるため、ユーザーに受け入れやすい点がメリットです。媒体次第では質の高いユーザーにアプローチでき、高いコンバージョンが期待できます。
一方デメリットは、媒体社規定に則った記事内容にする必要があることや、通常の広告配信よりも取材や校正に時間がかかることです。掲載金額はメディアによって異なりますが、記事制作+メディア掲載で1記事60万円〜200万円程度と、メディアのブランド力があると高額になる傾向があります。
位置情報広告
位置情報広告とは、ユーザーの位置情報を利用した広告手法で、ジオターゲティング広告、エリアターゲティング広告とも呼ばれます。個人情報の観点からユーザーを特定する情報は取得できませんが、パソコンのIPアドレス、携帯やスマホのWi-Fi接続やGPSなどの情報から、大まかな地域や居住地域を解析してその地域に特化した広告配信を行います。DSPでの配信サービスも増えています。
位置情報広告のメリット・デメリット
位置情報広告のメリットは、ユーザーがいる現在地や居住地にあわせた情報提供が可能な点です。これにより、新聞の折込チラシのような地域密着型の広告配信ができます。ユーザーの行動範囲内で告知ができるため、近隣店舗のプロモーションに最適です。店舗やオフィスに直接足を運んでもらいやすくなり、口コミ効果やリピーター促進が期待できるでしょう。
デメリットはGPS機能をオンにすると電池の消耗が速いため、GPS機能をオフにするユーザーもいることがあげられます。
インターネット広告の料金の目安
インターネット広告の料金は、広告の種類、課金形態によって異なります。インターネット広告の種類別の広告料金の目安は、以下のとおりです。
広告の種類 | 主な課金形態 | 目安 |
---|---|---|
純広告 | 期間保証型 | 数十万円〜数千万円/1週間 |
リスティング広告 | クリック課金型 | 10円〜数千円/1クリック |
アドネットワーク | クリック保証型 | 10円〜数百円/1クリック |
DSP | インプレッション保証型 | 10円〜数百円/Googleの1,000表示 |
アフィリエイト広告 | 成果報酬型 | 100円〜数万円/1成果 |
SNS広告 | クリック課金型 | 10円〜数千円/1クリック |
動画広告 | 再生保証型 | 10円〜数百円/1再生 |
ネイティブ広告 | クリック課金型 | 10円〜/1クリック |
記事広告 | クリック保証型 | 100万円前後/2万PV |
位置情報広告 | クリック課金型 | 200円/1クリック |
広告の種類によっては、数種類の課金形態が採用されている場合があるため、比較検討することをおすすめします。料金の目安は1クリックあたり10円のものから、純広告では1週間で数千万円するものまで幅があります。自社の予算や用途に合わせて選ぶようにしましょう。
インターネット広告の効果測定で使用する指標
インターネット広告は、配信して完了する広告ではありません。定期的に効果測定し、チューニングすることが必要です。ここでは効果測定で用いる7つの指標を紹介します。
インプレッション数
インプレッション(Impression)数とは、広告の表示回数を表す指標です。広告が配信された回数ではなく、ユーザーに見てもらった回数を指します。リスティング広告やDSP、SNS広告などで利用されます。たとえば、リスティング広告でインプレッション数が伸び悩むときは、キーワードを見直すなどの改善が必要です。インプレッション数については、こちらの記事も参考にしてください。
※参考:インプレッションとは?広告での活用法から効果的な増やす方法まで徹底解説
CTR(クリック率)
CTR(クリック率、Click Through Rate)とは、広告がクリックされた割合を表す指標です。広告がクリックされたクリック数を、インプレッション数で割って求められる値です。クリック課金広告などで使われます。CTRが低い場合は、クリエイティブや広告出稿先を見直す必要があります。
CV(コンバージョン)
CV(コンバージョン、Conversion)とは、広告主が設定した成果をユーザーが達成することです。CV数は、成果を達成した件数を表します。CVは企業によって「商品の購入」「会員登録」「資料請求」「来店」「サービスの契約」などが設定できます。何をCVにするかをあらかじめ設定しておくことが大切です。
CVR(コンバージョン率)
CVR(コンバージョン率、Conbersion Rate)とは、広告からアクセスしたユーザーが、どれだけCVしたかを示す割合です。「CVR=CV÷クリック数×100」で求められます。CVRが伸び悩む場合は、広告の遷移先となるWebサイトの動線やクオリティが問題ないか、広告とWebサイトの内容が一致しているかを見直すことがポイントです。
CPA(コンバージョン単価)
CPA(コンバージョン単価、Cost Per Ation)とは、CV1件あたりの費用を示す指標です。「CPA=総広告費÷CV」で求められ、CPAが低いほど費用対効果の高い広告配信ができたことがわかります。クリック課金広告、インプレッション課金、SNS広告などインターネット広告全般で使われます。
広告費用対効果
広告費用対効果とは、広告経由の売上とかかった総広告費を比較し、どれだけ広告効果があったかを可視化できる指標です。「広告費用対効果=広告経由の売上÷総広告費×100%」で求められます。値が高いほど広告が売上に貢献していることがわかり、伸び悩む場合はその原因の解明と改善が必要です。媒体やクリエイティブごとの広告効果を売上に基づいて比較したい場合に便利です。
LTV(顧客生涯価値)
LTV(顧客生涯価値、Life Time Value)とは、1人のユーザーが自社の商品やサービスを生涯でどれだけ利用し、自社に利益をもたらすかを算出した指標です。ユーザーとの取引は1回では終わらせず、良好な関係を保ち、リピートを促すことが継続的で効率的な利益につながります。LTVは、広告戦略を立案する予算決めで用いられるインターネット広告に欠かせない指標です。
インターネット広告の出稿で役立つツール
インターネット広告では、広告効果測定ツール、LPOツール、EFOツールの利用が役立ちます。
広告効果測定ツール
広告効果測定ツールとは、純広告やリスティング広告など複数の広告のパフォーマンス測定し、分析できるツールです。たとえばユーザーがどの広告からアクセスしたのか、CVに至るまでのユーザーの行動パターンなどを測定・評価できます。複数のインターネット広告を一括で管理したい企業に向いています。広告効果測定ツールについては、こちらの記事も参考にしてください。
LPOツール
LPOとは「Landing Page Optimization」の略語で、LPOツールは広告から遷移する先のランディングページを最適化するツールのことです。ランディングページを訪問したユーザーを分析したり、複数のクリエイティブを比較してテストしたりする機能があります。LPOツールを利用すれば、サイトの問題点と改善点がわかり、効率的に自社のWebサイトを改善できるというメリットがあります。
EFOツール
EFOとは「Entry Form Optimization」の略語で、EFOツールは申し込みや購入などのCVにつながるエントリーフォームを最適化するツールです。EFOツールは入力作業をアシストする「入力機能支援」、離脱率や入力完了率を把握できる「レポート機能」があります。EFOツールを使えば、ユーザーの離脱を防ぐ手助けをし、広告費を最大限に活かせます。
まとめ
インターネット広告は、さまざまな種類と課金方法があります。特徴やメリットが異なるため自社のサービスや商品、ターゲットにあわせた広告を検討し運用しましょう。広告費用を最大限活かすためには、ツールの活用もおすすめです。
広告運用代行サービス「AIアナリストAD」は、低コストで効率的な広告運用をお手伝いします。30,000サイトを改善したノウハウで、精緻な入札調整から、最適な予算配分まで一貫して支援し、CVにつながる広告配信を実現します。インターネット広告の運用にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。