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インサイドセールスをメール営業で成功させる4つの重要なコツと例文を紹介
こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。
インサイドセールスは非対面で実施する営業手法で、主に電話やメール、Web会議ツールなどを活用します。
この記事では、企業の担当者に向けて、メールによるインサイドセールスで成果の最大化を図る4つのコツや、営業活動の改善方法を解説します。インサイドセールスに効果的なメールの例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
- コツ1.メールの種類を的確に選びセールスに活用する
- コツ2.返信率や購入・成約率向上のためにメール文を最適化する
- コツ3.インサイドセールスのメール営業の効率化を図る
- コツ4.インサイドセールスの確度をデータ活用で向上させる
- インサイドセールスで使えるメール文例・テンプレート
- インサイドセールスにメールを活用する価値
- メールでインサイドセールスする場合の要注意ポイント
- まとめ
コツ1.メールの種類を的確に選びセールスに活用する
複数あるセールスメールの種類から、その特性・特徴を抑えたうえで、自社の営業に最適なものを選びましょう。ここでは、代表的な4つのセールスメールの種類を紹介します。
メルマガ
メルマガは自社の持つ顧客と再接点を作る際に有効な手段です。クライアントに定期的なメール配信をすることで、過去に受注済みの顧客だけでなく、接点は設けたが販売には繋がらなかった顧客の掘り起こしが可能です。
商品・サービスの営業や広告
自社の商品やサービスを訴求するメールも、メルマガ同様に再び顧客との接点を作るのに有効です。ただし、どうしても「売り込み」の側面が出てしまうので、しつこく頻繁にセールスするような使い方は推奨されません。
イベント・セミナーの開催告知やレポートメール
自社で開催するイベントやセミナーの開催告知メールは、自然な流れで顧客と接触できる機会を創出できます。自社の商品の販促に繋がるテーマを選び、しっかりとセミナー参加の意義も設けることが大切です。
フォローメール
フォローメールは既に接触済みの見込み顧客に対して、自社の商品を想起させるのに用いられます。購入後のアフタフォローや営業のあとのお礼メールなどを通じて、休眠顧客の見込み化に活用できます。
コツ2.返信率や購入・成約率向上のためにメール文を最適化する
メールを作成する際に気を付けたいポイントを解説します。メールによるインサイドセールスのKPIの改善にお役立てください。
メールタイトルを工夫する
メールによるセールスは、件名が顧客に刺さるものでないと開封されず、営業機会を一切作れないという障壁があります。タイトルを考える際は、受信時にどう見えているかという字面と、具体性のあるメリットの訴求、簡潔でわかりやすい内容の3点を意識しましょう。
キャッチコピーとは?最強の作成メソッド12選と成功事例をわかりやすく
簡潔でわかりやすいメール本文を書く
開封されても、メール本文が煩雑な内容であると、顧客は読み進めません。簡潔で読みやすい文章を作成することが大切です。「PREP法」や「三段論法」といったロジカルライティングを用いるようにしましょう。
顧客と自分を「名前呼び」して距離感を縮める
顧客と自身を「名前呼び」して、顧客との心理的距離を近づける手法を「ネームレター・ネームコーリング効果」と呼びます。人は名前を呼ばれると親近感がわきます。インサイドセールスのメールでも、文中に相手の名前を記載するとよいでしょう。
メール読者にとって有益・有用な情報を配信する
セールスが先行してしまい、フックになるコンテンツが無いメールを配信しても顧客は次の行動に移りません。メールには顧客にとって有益な情報を含ませ、自然な流れでセールスにつなげましょう。配信先企業のプレスリリースや決算資料を読み、企業の課題を見つけておくのも有効です。
ネクストアクションを明記して印象付ける
メールの文中や文末には、LPへの遷移やコンバージョン、問い合わせなどを必ず挿入して、顧客の行動を促しましょう。他のセクションと混ざっているとわかりづらい場合は、訴求ポイントを分けて記載すると効果的です。
コツ3.インサイドセールスのメール営業の効率化を図る
インサイドセールスをメールで行う場合、管理や作成の工数が膨大になりがちです。配信頻度が高いメールはテンプレート化する、定期配信や一斉送信の機能を使用する、顧客を区分けしそれぞれに効果的なメールを送る(シナリオ配信)などの方法で、メール配信を効率化しましょう。
コツ4.インサイドセールスの確度をデータ活用で向上させる
メールによる営業だけに関わらず、インサイドセールスはデータ活用によって改善を計ります。以下に紹介するポイントをおさえ、データドリブンな営業活動を落とし込みましょう。
MA・SFAなどと連携しマーケティングオートメーションを図る
MAやSFA、CRMといった営業支援ツールを導入することで、メール営業の進捗や顧客データの蓄積を効率化できます。ツールを活用すれば、各データをダッシュボードで見える化してチームで共有することも可能です。
リアクションが良い日程や曜日、時間帯を突き止める
メールを配信してリアクションの有無を計測した蓄積データから、返信率や開封率の高い日時、時間帯を特定しましょう。顧客のリアクションがよい時間帯などがわかれば、配信するタイミングが見極められます。
見込み顧客となりうるユーザー属性を分析する
見込み顧客に変化しやすいリストを抽出するため、日頃からデータ蓄積や分析をしましょう。年齢や性別、居住地といったユーザーセグメントの中から、営業効率が良い顧客に優先してセールスできるようになります。
メール文ごとの効果の良し悪しを計測する
メール本文ごとの成果の良い・悪いも計測しましょう。メール営業はメールの内容によって大きく結果が左右されます。複数のテンプレートを並走し、成果の悪いものは間引いていくことでセールスを改善できます。
KPIを設定して定量的な視点から営業活動を進める
やみくもにセールスに走らず、以下のようなメール営業のKPIを定めたうえで、定量的に目標を追うことで成果を積み上げるのが大切です。
- メール配信数
- メール開封率
- メール読了率
- 商品ページへのCTR
- 商品ページからのCVR
- 顧客の再訪率
- 顧客の再購入率
適切なKPI策定は、適切な課題抽出に繋がります。見落としが無いか現場で確認しましょう。
WebマーケティングのKPIとは? 設定の仕方や具体例を徹底解説!
インサイドセールスで使えるメール文例・テンプレート
メールによるインサイドセールスの現場で使える、効果的なメール例文を紹介していきます。
初回メール例文
<既存顧客向けの営業>
先日お伺いした、貴社の抱える○○○の課題について、
弊社サービスによる効果的な支援ができるのではないかと思い、ご連絡しました。
お打ち合わせでも前出しさせて頂いた弊社サービスであれば
○○○の課題に対して○%の業務改善ができそうだ、と試算が出ております。
<新規開拓の営業>
貴社のWebサイトやIRニュースなどを拝見し、もし○○○についてお困りであれば、
弊社サービスによる効果的な支援ができるのではないかと思い、ご連絡しました。
他社様の事例ですと、同様に○○○の課題に対して
弊社サービスのご導入により○%の業務改善に至っております。
提案フェーズのメール例文
<製品・サービスの提案>
弊社サービスの○○○は、具体的に以下のような課題解決にお使い頂けます。
- 課題○○○
- 課題○○○
- 課題○○○
おかげ様でご導入企業は○社を数え、貴社ともお近しい企業様としては
○○様にも既に○年以上、ご愛用頂いております。
<アポイント・商談の提案>
まずはご相談という形から、一度、お話する機会を頂けないでしょうか。
私どもは以下の日程を空けておりますので、
貴社のご都合の良いお日にちをご教示頂けますと幸いです。
- 日程候補○○○
- 日程候補○○○
- 日程候補○○○
ZOOMやGoogle MeetなどのWeb会議ツールでのお打ち合わせも可能です。
<やり取りが不通になった場合の後追い>
少しお日にちが空いてしまっておりますが、その後のご状況はいかがでしょうか。
ご要望を頂ければ、さらに試算や追加資料のご用意も可能ですので、
遠慮なくお申し付け頂ければと思います。
提案後フェーズのメール例文
<営業や打ち合わせのお礼>
本日は貴重な機会を頂き、誠にありがとうございました。
紹介した弊社サービス○○○は、貴社のご要望沿って提供させて頂きますので
追加で何かご不明点などございましたら、
遠慮なくお聞きいただければ幸いです。
<営業後の後追い>
先日は貴重な機会を頂き、改めて御礼申し上げます。
少し日が空いてしまいましたが、貴社のご意向としてはいかがでしょうか。
もし、弊社サービスに不足点など思い当たりましたら、
代替案も用意いたしますので、ご教示を頂けますと幸いです。
インサイドセールスにメールを活用する価値
メールを使ってインサイドセールスを行う目的や価値を、以下の3つの項目で再確認していきましょう。
既存顧客への再アプローチ(リードナーチャリング )
既存顧客へ自社サービスの情報を伝え、見込み化していく「リードナーチャリング」という手法があります。メール営業では、後のテレアポがスムーズになるための土台作りや、大量のセールスを低コストで実行できる点、分析・改善が容易な点などから、リードナーチャリングに適していると言えます。
リードジェネレーション・リードナーチャリングとは?基礎から詳しく解説!
顕在顧客の抽出と選別(リードクオリフィケーション)
顕在顧客からさらに確度の高い営業先を抽出する「リードクオリフィケーション」の観点でも、メール営業の数がこなせる点や、セールス初心者が対面営業よりも容易に行える点で適しています。
新規顧客の獲得のためのマーケティング(リードジェネレーション)
新規顧客を獲得する「リードジェネレーション」においては、メール営業が効率的なタッチポイントの生成に役立ったり、視覚的な情報を送ってセールスができたりする点で適しています。また、集客上のPDCAサイクルの実施が容易な点も1つのポイントです。
リードジェネレーション・リードナーチャリングとは?基礎から詳しく解説!
メールでインサイドセールスする場合の要注意ポイント
インサイドセールスの部署が注意すべきポイントを解説します。自社でインサイドセールスをメールで実施する際の、参考にしてください。
返信漏れ・返信遅れで商機を逃さない
メール営業で見込み顧客を作っても、返信が遅れたり漏れたりしていては本末転倒です。セールス部隊とは別にリスト管理を行う担当を付け、チェック体制を強化するのが良いです。
過去にアウトをもらった顧客へ再営業しない
過去に営業を断られた企業に再びメールを送ってしまうのはトラブルの種になります。リスト管理を専門で行う担当がチェックするようにしましょう。
初回メールは特に印象の良いものを作成する
メール営業は手軽ですが、何度も送信していると顧客からのリアクションが低下していくデメリットがあります。対面での営業と同様、第一印象を大切にし、初回のメールは特に作り込んだものを送るのがおすすめです。
送信は常識的なタイミング・時間帯に行う
メールを使えば時間と場所を選ばずにセールスを行えますが、常識のない時間帯に送信するのは相手からの印象を損ないかねません。8時~20時ごろまでを目処にメールを送るように注意しましょう。
五月雨式に営業メールを送らない
メール営業は手間なく顧客へアプローチできますが、何度もメールを送ってしまうと、相手にしつこい印象を与えてしまいます。顧客ごとに最後に配信した日時などを管理して、適切な間隔でメールを送りましょう。
まとめ
インサイドセールスにメールを用いる際は、メール種別の選択や文章の最適化、配信の効率化などを重視しましょう。インサイドセールスは、メールや電話を用いてデータを蓄積し、それらを精確に分析することが大切です。顧客の心理を把握しつつ、ツールを活用して効率よく成果を挙げましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。