SERPsとは?表示される情報、上位に表示させる方法などを徹底解説

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こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。

SERPsとは、検索エンジンの検索結果を表示するページのことです。

この記事では、SERPsの定義やSERPsに表示される情報などについて解説します。上位表示されるまでの流れについても解説します。ぜひ参考にしてください。なお、SERPsは、SERPと表記されることがありますが、この記事ではSERPsと表記します。

目次

SERPsとは

SERPsは、Search Engine Result Pagesの略語で、検索エンジンの表示結果を意味します。
SERPsでは、検索エンジンのアルゴリズムに基づき、ユーザーの検索意図に合ったWebページのタイトル・概要文が表示されます。

キーワード「SEO」での検索結果

また、SERPsには大きく「広告枠(リスティング広告)」と「自然検索枠」の2つがあり、広告出稿がある場合は基本的に広告枠が上部に表示されます。


 

SerpsについてGoogleの説明

Google検索は1997年に公開された当初は、通常の10個の青いリンクのみでした。
2002年からはリスティング広告が表示されるようになり、2007年にはユニバーサル検索が実装され、現在では以下の図のように「テキスト検索結果」「リッチリザルト」「画像検索結果」「動画検索結果」「探索機能」の5つに分けてそれぞれの説明がされています。
実際はもっと複雑化しているので、本記事では9つの要素を整理してご紹介します。

引用:Google 検索の視覚要素ギャラリー

SEO対策におけるSERPsの重要性

SERPsの理解を深めることで、SEO対策に役立てられます。SERPsを調査することで、ユーザーの検索意図を把握しやすくなるためです。また、どのようなキーワードで対策すべきなのか、キーワードの選定にも役立ちます。

SERPsに表示される情報

SERPsに表示される情報には、さまざまな種類があります。ここでは、それぞれの特徴について解説します。

ユニバーサル検索

ユニバーサル検索は、Webページ以外の検索結果を表示させる機能です。画像・動画・地図・ニュースなど、検索キーワードに関連した多くの情報が含まれます。例えば、「青山 カフェ」で検索した場合、青山周辺にあるおすすめのカフェが地図付きで表示されます。

パーソナライズド検索

パーソナライズド検索は、ユーザーの検索行動に基づいて、表示されるWebページが調整される機能です。以下に、パーソナライズド検索に影響するユーザーの情報の一部を記載します。

  • 検索ユーザーの所在地・現在地
  • キーワードの検索履歴
  • クリックしたリンクの履歴
  • 検索デバイス
  • Webとアプリのアクティビティ

例えば、検索した地域によるパーソナライゼーションは、以下のように千代田区で「ラーメン」と検索した際、「千代田区」近郊のラーメン店が地図や、千代田区ラーメンランキングが上位に表示されます。

バーティカル検索

バーティカル検索は、検索窓の直下に現れるもので、検索対象を任意のカテゴリに指定できる機能です。バーティカル検索で表示されるカテゴリは、以下の通りです。

  • すべて
  • 画像
  • ショッピング
  • 地図
  • 動画
  • もっと見る

ユーザーの知りたい情報に合わせて、カテゴリを変えられる仕組みになっています。

アンサーボックス

アンサーボックスは、SERPsの上部に、検索キーワードへの答えを表示させる機能です。
Webページ一覧よりも上部に表示されるため、ユーザーの注目を集められます。アンサーボックスの種類は、大きく2つあります。

強調スニペット Webサイトのテキストを引用した回答
ライブリザルト 検索キーワードに対する現在の情報

リッチスニペット

リッチスニペットは、通常の説明文に加え、画像・動画・商品情報・レビューなどが表示される状態です。文字だけではなく、画像や動画など視覚的にも訴求できる点が特徴です。競合サイトと差別化を図れるため、ユーザーのクリック率を向上させる要素になります。

検索結果をリッチスニペット化することで、検索順位は直接影響されませんが、ユーザーの目を引くことができる上、ページの内容が検索ユーザーに伝わりやすくなるため、クリック率の向上が目指せます。

動画のサムネイルが表示される例

評価が表示される例

リッチスニペットに関しては以下の記事で詳しく説明しています。
参考:リッチスニペットとは?設定の仕方から効果まで徹底解説!

 

リスティング広告

リスティング広告は、検索画面の最上部に表示されるWeb広告です。特定のキーワードで検索された際に、広告が出現する仕組みになっています。キーワードに対して、興味や関心のあるユーザーへ広告が発信できるため、商品・サービスの宣伝と集客に最適です。

リスティング広告については以下の記事で詳しく説明しています。
参考:リスティング広告の用語と種類【初心者向け】

他の人はこちらも検索

「他の人はこちらも検索」は、特定のWebページにアクセスした後、検索画面に戻った際に表示される機能です。過去に同じキーワードで検索したユーザーが、次に検索するキーワードが表示される仕組みになっています。自社サイトのSEO対策を実施する場合、「他の人はこちらも検索」を参考にすると、ユーザーニーズを予測できます。

Googleしごと検索(Google for Jobs)

Googleしごと検索(Google for Jobs)は、求人や転職に関連するキーワードで検索した際に表示される機能です。Web上に公開されている求人情報を、Googleが収集し、検索キーワードに合った最適な情報を表示する仕組みになっています。

Googleショッピング

Googleショッピングは、検索キーワードに関連する商品が表示される機能です。検索結果に表示されたリンクから、商品ページに直接アクセスできます。例えば、「プリンター 安い」と検索した場合、その条件に合った具体的な商品が表示されます。

コンテンツがSERPsに表示されるまでの流れ

コンテンツがSERPsに表示されるまでには、以下3ステップがあります。それぞれ順に解説します。

  1. クローラーによるクローリング
  2. インデックス情報の保存
  3. ランキングの判断

コンテンツがserpsに表示されるまで

1.クローリング:クローラーがコンテンツを巡回する

クローラーは、検索エンジンがWeb上の情報を収集する際に用いるプログラムです。Webサイトを自動的に巡回し、Webページの内容・リンクを解析することを、クローリングと呼びます。検索エンジンにWebページを認識させるために、必要な工程です。

クローラーについては、以下の記事で詳しく説明しています。
参考:クローラーとは?検索結果にWebサイトを表示させる方法を徹底解説!

 

2.インデックス:収集された情報がデータベースに保存される

インデックス登録は、クローラーが収集した情報をデータベースに保存することを意味します。Webページのコンテンツがインデックス登録されると、ユーザーが検索できる状態となり、SERPsに表示されます。

なお、インデックス登録されているか否かは、Googleサーチコンソールの機能「URL検査」で確認できます。
インデックス登録方法についてはこちらの記事をご覧ください。

3.スコアリング:SERPsに表示されるコンテンツの順位が決定する

スコアリングとは、検索エンジンがWebページのコンテンツを評価し、品質・関連性を数値化することです。検索エンジンのアルゴリズムをもとに評価され、表示順位が決められます。高いスコアを獲得したコンテンツは、関連する検索クエリのランキング上位を獲得できます。

コンテンツをSERPsで上位に表示させる方法

コンテンツをSERPsで上位に表示させるために、押さえておくべきポイントを解説します。

Googleの思想を理解する

コンテンツをSERPsで上位に表示させるためには、Googleが公開している「Googleが掲げる10の事実」を意識することが大切です。Googleが掲げる10の事実は、Googleの検索エンジンがどのようにコンテンツを評価しているのかを示す指針です。上位表示を狙うヒントを知るためにも、確認しておきましょう。

参考:Google が掲げる 10 の事実 - Google

競合サイトのタイトル・ディスクリプションを確認する

上位表示されている競合サイトのタイトル・ディスクリプションを参考にすることも大切です。上位サイトは、優れたSEO対策を実施している可能性が高いためです。タイトル・ディスクリプションに、キーワードがどのように盛り込まれているのか、文字数はどのくらいか、をチェックしましょう。

ディスクリプション改善のコツはこちらの記事で紹介しています。

ユーザーの検索意図・関心を推定する

コンテンツをSERPsで上位に表示させるためには、ユーザーの検索意図や関心を推定することも重要です。上位表示されるためには、ユーザーニーズの把握が必須であるためです。SERPsからユーザーの検索意図・関心を推測して、ユーザーが求める情報を発信するようにしましょう。

ユーザーの検索意図・関心を推定するには、ペルソナ設定が重要です。

ペルソナ設定の方法については以下の記事で詳しく説明しています。
参考:コンテンツマーケティングにおけるペルソナの設定方法とは?

まとめ

SERPsとは、Search Engine Result Pagesの略称で、検索エンジンに表示される結果のことです。SERPsに関する理解を深めることで、自社のSEO対策に役立てられます。SERPsに表示される情報の種類は多岐にわたるため、まずはしっかり理解したうえで、SEO対策に活かしましょう。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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