リスティング広告の用語と種類【初心者向け】

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こんにちは、「AIアナリスト」サポート担当の上杉です。
今回は「リスティング広告の用語」についてご紹介します。

目次

そもそもリスティング広告ってなに?

リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーがあるキーワードを検索したときに、検索結果に連動して表示される広告です。「検索連動型広告」とも呼びます。特徴は2つです。

1.キーワード単位の出稿で、サービスへの関心の高いユーザーへのアプローチが可能

検索キーワードごとに広告を打つことができるので、適切なキーワードを選べば自社サービスとの親和性の高いユーザーにアプローチすることができます。

2.低コストで出稿できる

リスティング広告はクリック課金制です。出稿だけではコストがかからないので始めやすい広告といえます。

リスティング広告の必須用語!!

いろんな用語があるので混乱しやすいですが、広告を運用するならこれだけは絶対覚えてください。

1.日々見るべき指標に関する用語

広告の管理画面上の見るべき指標とほぼ同一なので、しっかり覚えてください。

IMP:インプレッション(表示回数) 広告が表示された回数
CTS:クリック数 広告がクリックされた回数
CPC:クリック単価 1クリック辺りの単価
コスト/クリック数=クリック単価
CTR:クリック率 広告がクリックされた割合
クリック数/インプレッション=クリック率
CV:コンバージョン 目標とするべき値
ECサイトなら購入完了数、エステなら来店予約数...等々 サイトに併せて内容は変化します。
CVR:コンバージョン率 クリック数に対してCV獲得できた割合
CV(コンバージョン)/CTS(クリック数)=CVR
CPA:獲得単価 CV1件当たりにかかった費用
コスト/CV=CPA
インプレッションシェア 市場と比較して、自身の広告がどれだけ配信比率(シェア)があるか確認するための指標
管理画面上に「インプレッションシェア損失率」という指標がありますが、これは低ければ低いほど良い状態です。
CVR:コンバージョン率 クリック数に対してCV獲得できた割合
CV(コンバージョン)/CTS(クリック数)=CVR
品質スコア 検索連動型広告(検索キーワードに応じて配信される広告)においてキーワードの品質を示す指標
品質スコアはキーワード毎に1-10のいずれかで設定され、ユーザーが検索を行うたびに評価が下されます。
品質スコアが高くなるとクリック単価が低く抑えられます。

2.リスティング広告の構造に関する用語

下図を踏まえて、用語と一緒に覚えてください。
それぞれで設定できる項目も異なります。

アカウント構造

アカウント 構造上、1番大きな単位
設定可能な項目:ログイン メールアドレスとパスワード/お支払い情報
キャンペーン 構造上、2番目に大きな単位
キャンペーン配下にある広告を配信するための予算をそれぞれ設定できます。
広告グループ キーワードと対応する広告をまとめたグループ
各キーワードのマッチタイプや広告文、リンク先を設定できます。
キーワード 広告配信キーワード
ユーザーが検索するキーワードを想定して設定します。
広告文 検索結果ページの上部・または下部にキーワードに応じた広告文が表示される

3.広告配信のマッチタイプに関する用語

部分一致 順序に関わらず指定したキーワードが検索語句に含まれる場合、広告掲載対象となります。誤字、送り仮名の違い、多少の言葉のゆれ、関連性のある語句なども広告掲載対象となります。

  • キーワードの例: 男性 洋服
  • 検索語句の例: 購入 メンズ 服 / メンズ ニット/男性用 Tシャツ
絞込み部分一致 順序に関わらず指定したキーワードが検索語句に含まれる場合、広告掲載対象となります。部分一致と違い、類義語は対象外です。表記ゆれは可。

また、キーワードを指定する際に"+"を付与します。

  • 記号: +キーワード
  • キーワードの例: +男性用+洋服
  • 検索の例: 男性の洋服 / ようふく 男性用/ 服 おしゃれ 男性用
フレーズ一致 順序を維持しながら、指定キーワード指定したキーワードが検索語句に含まれる場合、広告掲載対象となります。表記ゆれは可。

  • 記号: "キーワード"
  • キーワードの例: "男性用 洋服"
  • 検索例: 男性用 洋服 / 男性 洋服/ おしゃれ 男性用 洋服
完全一致 検索語句がキーワードと完全に一致する場合に広告掲載対象となります。表記のゆれは可。

  • 記号: [キーワード]
  • キーワードの例:[男性用の洋服]
  • 検索例:男性用の洋服 /男性用のヨウフク

Googleアナリティクスで広告の成果を確認するには

リンク先URLにパラメータを付与しましょう!
パラメータを付与することでGoogleアナリティクスに「リスティング広告からの流入」と認識させることができます。
Campaign URL Builderでパラメータの設定をしましょう。

1.”Website URL”にリスティング広告をクリックしたあとに到着するページのURLを入力
2.”Campaign Source"に”Google”と記入(Googleの検索画面からセッションが発生したということ)
3."Campain medium"に"cpc"と記入
4."Campaign name"にキャンペーン名を入力

ざっと手順を説明しましたが、パラメータの詳しい設定方法は以下の記事をご覧ください。
Googleアナリティクス「パラメータ」の設定手順をイチから解説!|「AIアナリスト」ブログ

  • 検索連動の場合"medium=cpcと記入 サイトのURLを記入/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=test
  • ディスプレイ広告の場合"medium=displayと記入
  • サイトのURLを記入/?utm_source=google&utm_medium=display&utm_campaign=test

ちゃんと指定すると、Googleアナリティクスの「参照元/メディア」部分では下図のように反映されます。

Google Analyticsの画面

これだけ覚えればもう完璧です!お疲れ様でした!

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そんなお悩みは、「AIアナリスト」にお任せ下さい。
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これでリスティング広告運用初心者の方も安心ですね。

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この記事の執筆者

上杉 文乃

上杉 文乃

コンサルタント。社内トップクラスの知識量と丁寧なお客様対応で評判です。