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被リンクとは?SEOにおける効果や種類、代表的な獲得方法、確認方法なども解説
SEO |
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
被リンクは、外部サイトに自社のWebサイトが紹介されたリンクです。
この記事では、被リンクの定義や効果、種類、獲得方法などについて解説します。被リンクの確認方法も解説しているので、自社のWebサイトの流入数を増やしたいと思っている人は、参考にしてください。
目次
被リンクとは
被リンクとは、外部サイトに自社のWebサイトが記載されたリンクのことです。外部リンクやバックリンク、inbound linksとも呼ばれます。また、被リンクのなかでも、外部サイトに自然に貼られたリンクのことを「ナチュラルリンク」と呼びます。
以下で、SEOにおいて被リンクが重要な理由について解説します。
SEOにおいて被リンクが重要な理由
検索エンジンは、機械的にしかWebサイトを評価できないため、外部サイトからの評価(=被リンク)は、SEO評価されるための重要な指標になります。
特に前述した「ナチュラルリンク」の数は、SEO評価によい影響を与えます。
SEOにおける被リンクの効果とは?
SEOにおける被リンクの効果は、主に4つあります。ここでは、4つの効果について解説します。
サイトやページ評価の向上
サイトやページ評価の向上が挙げられます。GoogleはWebサイトをE-E-A-Tで評価するにあたり、指標の1つとして被リンクを挙げています。E-E-A-Tは、以下の4つの要素の頭文字をとったものです。
- Experience:信頼
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- Trust:信頼性
被リンクは、「外部サイトから支持されている有益なページであるかどうか」の客観的な指標となります。そのため、多くの良質な被リンクを獲得しているサイトやページは、検索エンジンから評価され、SEO評価が上がります。
E-E-A-T(旧E-A-T)とは?重要視される背景と評価を高める12の対策
クローラビリティの向上
被リンクが増えれば、クローラビリティの向上にもつながります。
クローラビリティは、クローラーが巡回する際のページの見つけやすさを意味します。検索エンジンにページが評価されるためには、以下の2つの実行が必要です。
クロール | 検索エンジンロボット「クローラー」がインターネット上のさまざまなページを巡回し、情報収集すること |
---|---|
インデックス | クローラーが収集した情報を分析し、データベースに保存すること |
しかし、クローラーは常に膨大な数のページを巡回しているため、ページが見つけられるまでに時間を要することもあります。外部サイトからの被リンクが増えると、クローラーがリンクを辿り、自社のWebサイトが発見されやすくなります。
ドメインパワーの強化
被リンクが増えることで、サイトやページが評価され、ドメインパワーが強化されます。ドメインパワーは、サイトの実績や強さを表す指標です。ドメインパワーが強化されると、検索結果の上位に表示されやすくなります。アクセス数の増加も期待できるでしょう。
ドメインパワーをチェックする方法|強化するための7つの施策も紹介
サイトへの流入の増加
被リンクを獲得すると、サイトへの流入の増加が期待できます。自社のWebサイトが上位表示されなくても、被リンクを通しての流入が見込めるためです。
関連性が高いサイトから被リンクを受けると、自社のサービス・商品と関連性のあるユーザーを見つけられます。
被リンクの種類
被リンクは、良質なものと質の低いものに分けられます。
ここでは、それぞれの特徴について解説します。
良質な被リンク
被リンクは、質や量、ドメイン数などが重視されます。
例えば、以下のような外部サイトからのリンクは、良質な被リンクと評価されます。
- 関連性が高いサイト
- 権威性・信頼性が高いサイト
- 検索エンジンからの評価が高いサイト(ドメインパワーが強いサイト)
- メインコンテンツ内の被リンク(フッターなどの目立たない被リンクより、コンテンツ前半に設置された被リンク)
- アンカーテキストにキーワードが含まれている被リンク(例:「こちらのページ」ではなく、「被リンクについて解説した記事」)
また、自然に発生した被リンクや複数のドメインからの被リンクも、高評価につながりやすいでしょう。
このような被リンクの獲得は難易度が高いので、質の良いコンテンツが用意できたら、x(旧:Twitter)などのSNSサービスを活用してより多くのユーザーに認知させるの工夫もしましょう。
SNSの活用で、SNS活用の良い効果も期待できます。
質の低い被リンク
質の低い被リンクは、Googleからスパムと判断され、Webサイトの評価が下がる可能性があるため、注意が必要です。
質の低いリンクの例は、以下の通りです。
- 業者から購入した被リンク
- フッターなどの共通コンテンツからの大量リンク
- ブログパーツなどのウィジェットからのリンク
- 関連性が低いサイトからの被リンク
- 相互リンクのみを目的とした被リンク
参考:リンク プログラム – Search Console ヘルプ
業者から購入した被リンクは、スパムリンクと見なされる可能性があるため、
SEOに悪影響を与えます。金銭のやり取りだけではなく、物やサービスの受け渡しなどもスパムの対象となります。
また、自社のWebサイトとの関連性が低いサイトからの被リンクも、評価されません。例えば、サイト名やリンクだけをひたすら貼っているサイトや、リンク先のコンテンツをコピーしているサイトなどが挙げられます。
さらに、相互リンクのみを目的とした被リンクも、サイト評価を下げる可能性があります。Googleは、相互リンクを人為的リンクと見なし、見つけた際にはツールを用いて否認することをおすすめしています。
否認の方法や被リンクを獲得する際の注意点は、こちらで詳しく解説しています。
被リンクの代表的な獲得方法
被リンクを獲得する方法は、主に3つあります。ここでは、代表的な3つの方法について解説します。
コンテンツを充実させる
被リンクを獲得するためには、コンテンツを充実させることが大切です。
コンテンツは、企業がユーザーと結びつくための重要な手段です。
独自性のあるコンテンツや、専門性を担保したコンテンツなどは評価されやすいため、覚えておきましょう。
既に公開しているコンテンツも見直し、必要に応じてリライトすることも大切です。
不足しているコンテンツは、時間をかけて丁寧に作り上げていきましょう。
ユーザーの需要を把握する
被リンクを獲得する際には、ユーザーの需要を把握することも重要です。ユーザーの需要は、顕在ニーズと潜在ニーズに分けられます。コンテンツ数がいくら多くても、ユーザーのニーズを満たしていなければ意味がありません。
ユーザーのニーズとずれないようにするためには、コンテンツ作成前に、キーワードで検索し、上位サイトのタイトル・構成などを把握する必要があります。
相互リンクを行う
信頼性の高い会社に相互リンクを依頼する方法もあります。相互リンクとは、2つのWebサイトが互いにリンクを貼り合うことです。類似したサービスや提携先のブランドなどとリンクを貼り合うことで、関連性の高さを狙えます。リンク先で資料請求、問い合わせ、商品購入などの誘導先を作ると、さらなる成果が期待できるでしょう。
ただし、過剰なリンク交換や相互リンクだけを目的としたページ作成など、悪質な相互リンクは避けましょう。Googleからの評価低下につながる可能性があります。ユーザーのためになる質の高さを意識して、相互リンクを依頼しましょう。
被リンクを獲得する際に注意点
被リンクを獲得する際には、気をつけるべき点があります。ここでは、3つの注意点について解説します。
有料の被リンクを購入・設置しない
有料の被リンクの購入や設置は避けましょう。リンクの売買は、Googleのウェブマスターガイドラインにて禁止されています。違反すると、ペナルティとして、検索順位が下がる恐れもあるため、注意が必要です。リンクは購入せず、コンテンツの質を向上させて獲得できるように努めましょう。
低品質なページからの被リンクは獲得しない
低品質なページからの被リンクは獲得してはなりません。質の低い被リンクは、自社のWebサイトにも悪影響を及ぼすためです。なかには、競合サイトの評価を下げるために、悪意を持って被リンクが貼られることもあるため、注意が必要です。定期的に被リンクをチェックするようにしましょう。
低品質なページからの被リンクされた場合の対処法
低品質なページに被リンクされたら、Google Search Console(サーチコンソール)で否認しましょう。否認する方法は、以下の通りです。
1.Google Search Consoleにアクセスする
2.左メニューの「リンク」をクリックする
3.右上の「外部リンクをエクスポート」より「その他サンプルリンク」を選び、被リンクリストを抽出する
4.抽出した被リンクリストから否認したい被リンクのみを選び、テキストファイルにまとめる
5.リンク否認ツールにアクセスする
6.否認したいリンクのプロパティを選択し、「否認リストをアップロード」をクリックし、作成したテキストファイルをアップロードする
ワードサラダの利用は避ける
ワードサラダの利用も避けましょう。
ワードサラダは、自動的にコンテンツを生成するプログラムです。ワードサラダを利用したコンテンツは、日本語的に不自然な内容である場合があります。そのため、ワードサラダを用いたコンテンツはユーザーにとって理解しにくく、Googleからの評価低下にもつながるでしょう。
獲得した被リンクの確認方法
被リンクを獲得した場合の確認方法は、主に2つあります。
ここでは、2つの方法について解説します。
Google Search Console(サーチコンソール)を利用する
Google Search Consoleで確認する方法があります。Google Search Consoleは、Googleが提供する無料のツールで、被リンクやサイトのパーフォマンスなどを確認できるものです。Google Search Consoleでの確認方法は、以下の通りです。
1.Google Search Consoleにアクセスする
2.左メニューの「リンク」をクリックする
3.上位のリンクされているページの「詳細」をクリックする
4.上位のターゲットページから、リンクを確認したいページを選択する
サードパーティツールを利用する
Google以外から提供されているサードパーティツールを利用し、被リンクを確認する方法もあります。Ahrefs(エイチレフス)・MOZ(モズ)・Semrush(セムラッシュ)は、よく使用されるサードパーティツールです。
Ahrefs(エイチレフス)
画像引用:Ahrefs Site Explorer(サイトエクスプローラー)
MOZ(モズ)
画像引用:MOZ
Semrush(セムラッシュ)
画像引用:Semrush
まとめ
被リンクは外部サイトに自社のWebサイトが記載されたリンクのことで、SEO評価において重視されます。良質な被リンクを獲得すると、サイト・ページの評価やクローラビリティが向上したり、ドメインが強化されたりするなど、多くのメリットが得られます。良質な被リンクを獲得し、サイトへの流入数を増やしましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。