ワードサラダとは?意味からリスク、使ってはいけない理由まで解説

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こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームの兒島です。
今回紹介するテーマは、ワードサラダについてです。

皆様も迷惑メール等に見られる、文法的には正しくても意味が支離滅裂の文章をご覧になったことがあるのではないでしょうか。そのような文章のことをワードサラダと呼びます。
ワードサラダのSEO効果はゼロであり、逆に検索エンジンから評価を下げられるリスクがあります。絶対に行ってはいけません。

今回は、ワードサラダについて、なぜ行ってはいけないのか、どんなリスクがあるのかについて、ワードサラダが作られた経緯と併せて解説していきます。

目次

ワードサラダとは?

ワードサラダとは、迷惑メールや検索エンジンの検索結果などで見られる、文法的には正しくても意味が支離滅裂な文章のことです。例えば、以下のような文章になります。

「あなたが泣いたから、マルクスの量子論は完璧だ。僕は靴を食べない。母が出かけるけど」

この文章は、文法的にはどこにも間違いはありませんが、意味がさっぱり分かりません。このような文章は、システムで自動生成されており、人間が作成したものではありません。人間が読めば意味不明だと一目でわかりますが、これをプログラムが意味不明だと認識するのは難しいとも言われます。

ワードサラダはなぜ作られた?

ではなぜワードサラダは作られたのでしょうか。当初、ワードサラダは検索エンジンの評価プログラムの弱点を突くことで、該当するサイトの評価を上げる施策として作られました。

Googleなどの検索エンジンは、Webサイトの被リンクの数をWebサイトの評価の一軸としています。被リンクとは、そのWebサイトが他のWebサイトから貼られているリンクのことです。

そこで、検索エンジンからの評価を上げ検索順位を上げるために、自作自演を行うWebサイトが現れてきます。
例えば、Aサイトの運営者がAサイトの評価を上げたいとします。その場合、運営者は被リンクを貼るためだけのWebサイト(Bサイト・Cサイト・Dサイト…)を大量に作成し、そこにAサイトへのリンクを貼ります。すると、Aサイトは被リンクを貼られているWebサイトとして検索エンジンに評価され、検索順位が上がるのです。
ワードサラダ

しかし、検索エンジン側もこのような事態に対処すべくプログラムを進化させます。
結果として、被リンクのあるWebサイトが明らかに被リンクを貼るために作られたWebサイトである場合は、評価の対象としないというプログラムが組まれました。
ここで評価の対象とならないのは、ほとんど内容のなくリンクが貼ってあるだけのWebサイトや、同じ単語が羅列されただけのWebサイトなどです。

そのため、Aサイトの運営者はBサイト等に被リンクを貼って検索順位を上げることができなくなりました。
Bサイト等が内容のある良質なWebサイトであれば被リンクも評価されますが、もちろんAサイトの運営者はそこまでの手間はかけたくありません。そもそも大量に作成した被リンク用Webサイトそれぞれを良質にしていくのは不可能です。

そこで登場するのがワードサラダです。
当時の検索エンジンのプログラムでは、文章の意味を理解することまではできなかったため、文法の正しいワードサラダと自然文との区別が不可能でした。
そこで、Aサイトの運営者はシステムを使って大量のワードサラダを作成し、Bサイト等に書き込んだのです。
すると、検索エンジンはBサイト等をテキストが潤沢にある良質なWebサイトと判断します。そして良質なWebサイトから大量のリンクを貼られているAサイトの評価を上げることになるのです。

こうして、ワードサラダは使われるようになりました。以上のような被リンク用Webサイトのほかに、アフィリエイトサイトやウイルス感染を目的としたサイトなどが多く利用していたと言われています。

ワードサラダのリスク

ここまで聞くと、ワードサラダはグレーゾーンの施策ではありますが、リスクがあるとは思えません。では、なぜワードサラダは絶対に手を出してはいけないのでしょうか。

理由は一言です。現在の検索エンジンは、ワードサラダをスパムと認定できるからです。
検索エンジンのプログラムの改良で、ワードサラダはほぼ100%の確率でスパムと認定されるようになりました。現在もワードサラダを使用したWebサイトは存在しますが、検索エンジンからのインデックスを一切されていません。インデックスされていないということは、検索エンジンに評価される土俵にも上がることができていないということです。

そのため、ワードサラダを使用したWebサイトに大量にリンクが貼られていたとしても、SEO効果は一切ありません
逆に、ワードサラダを使用したWebページから複数リンクを貼られていると、Webサイト自体の評価を下げることにつながるとも言われています。一概には言えませんが、なんらかのペナルティを受ける可能性もあります。

このように、ワードサラダはSEO効果はなく、評価を下げる可能性もある、良いところなしの施策です。かつてはSEOに有効だとしてよく使われましたが、さすがに最近は使う業者も少なくなってきています。

以上のように、ワードサラダは百害あって一利なしの施策です。絶対に行ってはいけません。
SEOを行って検索順位を上げたいのであれば、もっと他の施策を検討してみましょう。

SEOの外部対策については、以下の記事で詳しく解説されていますので、併せてお読みください。
▼参考記事
【SEO外部対策とは】いますぐ実践できるポイントやおすすめツールをご紹介

まとめ:ワードサラダは絶対にダメ!

ワードサラダは、文法的には正しくても意味が支離滅裂な文章のことです。現在の検索エンジンは、ワードサラダをスパムと認定できるため、ワードサラダを使用したWebサイトを作成してもSEO効果は一切ありません。逆に、Webサイト自体の評価を下げることにつながるとも言われています。ワードサラダに頼らないで、良質なコンテンツを作成して行きましょう。

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この記事の執筆者

兒島 紗季

東京大学在学中のインターン生。フリーペーパーの編集長も務めていたアクティブ派。