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良質なWebライティングのための12のコツ|基本構成と3つの注意点も解説
SEO |
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
Webライティングとは、Web上に公開する記事を執筆することで、Webマーケターにとって必要なスキルの1つです。
この記事では、Webライティングのコツや注意点についてわかりやすく解説します。良質なWebライティングのための12のコツについても解説しているので、Webライティングをする際に、ぜひ役立ててください。
目次
- Webライティングとは
- 良質なWebライティングの3要素
- 良質なWebライティングのための2つの準備
- Webライティングの4ステップ
- Webライティングで役立つ基本の構成
- 良質なWebライティングのための12のコツ
- 良質Webライティングのための3つの注意点
- まとめ
Webライティングとは
Webライティングは、Webメディアで公開する記事を書くことです。GoogleやYahoo!などで検索して、課題を解決したいユーザーに向けて解答を提供します。ユーザーの課題をいち早く解決するためには、スピーディーに正確な情報を伝えることが大切です。
SEOライティングとの違い
SEOライティングは、Googleをはじめとした検索エンジンのアルゴリズムを考慮して執筆し、検索結果で上位表示させるための技術です。Webライティングは、主にユーザーに向けて執筆するのに対して、SEOライティングは、検索エンジンに対して執筆します。
現在は、Googleが上位表示する基準として「ユーザーファースト」が重視されています。WebライティングもSEOライティングも、ユーザーにとって価値があるかどうかが重要という側面は同じです。
紙媒体との違い
紙媒体ではページ数が決まっており、記載できる情報量が限られています。一方で、Webサイトは基本的に制限はないため、必要な情報に合わせた文字数で執筆できます。Webサイトでは、ユーザーが「早く情報を得ること」を目的としているので、わかりにくいと離脱しやすい点が特徴です。そのため、記事のわかりやすさ、読みやすさが重要です。
記事を公開した後も、最新情報の追加やリライトするなど、更新が容易な点は、紙媒体と異なります。
Webライティングの種類は?
Webライティングは、記事の種類が主に4種類あり、それぞれ種別ごとに特徴やポイントをご紹介します。
コラム記事
コラム記事は「情報と筆者の体験や経験、意見を含めた記事」です。
例えば、「Webマーケティング」について記事を書く場合、マーケティング手法の説明を記載するだけでなく、実際にその手法で得られた数字や経験、失敗談などを含めた記事になります。オリジナル要素として、正しい情報とともに筆者の経験談や意見を盛り込むことでよりユーザーの共感や賛同を得やすくなります。
情報記事
情報記事は、「特定のテーマに対して事実や仮説など有益な情報をまとめた記事」です。
例えば、「Webマーケティング」についてであれば、Webマーケティングにはどんな手法がありどんな目的で使い分けるのか客観的にわかりやすく解説した記事です。情報記事は、コラム記事と異なり、筆者の意見は入れずに、正確に情報を伝えることが必要です。
まとめ記事
まとめ記事は「1つのテーマに対してランキングや、比較した記事」です。
例えば、「Webマーケティング おすすめツール選」など、サービスやツールのおすすめや比較紹介した記事が該当します。ランキングは、時間や季節により変動するので、常に新しい情報を更新するのが重要です。
ただランキングを紹介するだけでなく、記事には比較するポイントを独自で追加したり、使用感など感想を加えるなどして、他サイトにはない情報を追加しましょう。
商品紹介記事
商品紹介記事は、「商品やサービスを紹介し、感想などレビューを紹介する記事」です。
例えば、「Webマーケティングツール○○」紹介記事として、実際に使用してみた感想や使い勝手、メリット・デメリットなどを商品した記事です。記事を作るポイントは、商品を手に取りたくなるような文章にすることです。
良質なWebライティングの3要素
良質なWebライティングの要素は、主に3つあります。ここでは、3つの要素について解説します。
1.読みやすい文章である
ユーザーにとって読みやすい文章にすることが重要です。ユーザーは、文章にストレスを感じると離脱してしまうため、文章の読みやすさ、わかりやすさは大切です。そのため、Webライティングのコツを押さえて書く必要があります。重要なポイントのため、詳しくは後述します。
2.情報が正確で信頼できる
情報が正確で信頼できるかどうかも大切です。不正確な情報があると、Webサイト全体の信用度が低下するためです。特に、専門性の高い分野では正確性が重視されるため、ファクトチェックを心がけましょう。公的機関や調査機関などが公表している具体的なデータの引用も有効です。
3.結論を先に示している
結論を先に示す文章にすることも重要です。ユーザーは、「知りたいこと」を探して、Webサイトに訪問しています。そのため、結論が何かわからないと判断されれば、離脱されてしまう可能性があります。結論ファーストを心がけて執筆しましょう。
良質なWebライティングのための2つの準備
良質なWebライティングをするためには、事前準備が必要です。ここでは、2つの準備について解説します。
競合記事のリサーチをする
良質なWebライティングをするためには、競合記事のリサーチをしましょう。上位表示されている記事は、Googleがユーザーにとって価値があると判断した記事です。そのため、10位までの記事はすべて確認するようにしましょう。競合記事の共通点を洗い出し、自社の記事に活かすことが大切です。
自社独自のデータや最新情報といった競合記事と差別化できる内容はないか検討し、わかりやすく書く工夫をしましょう。
ユーザーの悩みや課題を把握する
ユーザーの悩みや課題を把握することも大切です。ユーザーの興味関心が高い内容は、サジェストキーワードからも理解できます。細かくペルソナを設計して、想定するユーザーが抱えている悩みや課題を把握し、ユーザーが求めている情報を整理しましょう。
ペルソナ設定方法については以下の記事でも紹介しています。
ペルソナマーケティングとは?メリットや設定方法・注意点までわかりやすく解説
Webライティングの4ステップ
Webライティングをする際には、4つのステップを踏む必要があります。ここでは、手順に沿って解説します。
1.タイトルをつける
まずは、記事のタイトルをつけましょう。タイトルは、検索したユーザーが最初に目にするものなので、記事で伝えたいことがわかる魅力的な内容にすることが大切です。検索キーワードをタイトルに入れるのも基本です。タイトルの文字数の目安は、30~35字程度とされています。
参考:クリック率を上げる効果的なタイトルの作り方とは
2.構成を組み立てる
タイトルをつけた後は、構成を組み立てましょう。H2(大見出し)・H3(中見出し)・H4(小見出し)で構成します。見出しは、競合分析をもとに、ユーザーニーズを満たす情報を網羅し、目次でユーザーの興味を引くことを意識しましょう。ユーザーが強く知りたいことを先に解説することがポイントです。サジェストキーワードも参考にしましょう。
3.リード文を執筆する
構成を組み立てたら、リード文を執筆しましょう。リード文は、記事の最初に概要・結論を簡潔に紹介するものです。ユーザーは、リード文を読み、記事を読み進めるかどうか判断する傾向があります。
そのため、ユーザーの課題や悩みに寄り添い共感を示した内容のリード文にすることが大切です。共感、転換、事例、結論の順に書くと、簡潔かつ興味関心を引きつけるリード文を執筆できるでしょう。
- 共感「~と思っていませんか?」「~だと大変ですよね」
- 転換「でも実は~なんです」
- 事例「実際に~だったんです」「〇〇の調査によると」
- 結論「そこで本記事では〇〇について解説します」
4.本文を執筆する
リード文を執筆できたら、本文を執筆します。本文では、ユーザーが必要としている情報をわかりやすく伝えることが重要です。競合記事、各種公式サイト、官公庁のホームページなどからさまざまなリサーチが必要になります。
リサーチした内容をどのように伝えるか、ポイントを押さえながら執筆しましょう。「メリット」と合わせて「ベネフィット」も伝えることも重要です。
Webライティングで役立つ基本の構成
Webライティングで役立つ基本の構成を2つピックアップし、解説します。
PREP法 | SDS法 | |
---|---|---|
構成 | 4部 | 3部 |
用途 | 強い主張 | 理解促進 |
効果的な使い方 | 論理的な説明で説得するとき | 最後まで傾聴してもらいたいとき |
活用場面 |
|
|
PREP法
PREP法は、以下の頭文字をまとめた言葉で、文章の詳細をわかりやすく伝えるための構成です。
Point | 主張・結論 |
---|---|
Reason | 理由 |
Example | 理由の根拠・具体例 |
Point | まとめ・主張の再確認 |
PREP法を用いると、難しい内容も論理的に解説でき、理解しやすい記事になります。読者満足度が高くなる傾向があります。
SDS法
SDS法は、以下の頭文字をまとめたもので、ニュースでよく用いられます。ニュース記事や取材記事に向いている構成です。
Summary | 要点 |
---|---|
Details | 詳細 |
Summary | 要点 |
3段目の要点「Summary」では、1段目の要点と変えて、ユーザーに深い印象を与えるようにすることが大切です。
良質なWebライティングのための12のコツ
良質なWebライティングをするためには、押さえておくべきポイントがあります。ここでは、12のコツを解説します。
表や図解で視覚的に見やすくする
表や図解で視覚的に見やすくすることが大切です。文章だけの記事よりも、表や図解で視覚的に見やすくした記事の方が、ユーザーが理解しやすいためです。表や図は、文章より豊富な情報量を含めるため、流し読みするユーザーにも内容を伝えられます。ただし、表や図解が多すぎると、スクロールが面倒になるので適度に入れるのがポイントです。
箇条書きを使う
箇条書きを用いる方法も有効です。箇条書きは、表や図解同様に、流し読みをするユーザーにも内容を伝えやすい手法です。手順を簡潔に説明したり、4~5つ以上のことを羅列したりするなど、文章で説明すると冗長になる場合に有効活用しましょう。
冗長表現は避ける
冗長表現を避けることも大切です。冗長表現とは、なくても意味が通じる回りくどい表現のことです。代表的な表現として、「〜することができる」があります。「〜することはできる」は、「〜が可能」「〜できる」などに言い換えられます。
要点をぼかした回りくどい説明は理解の妨げになるため、可能な限り避けるようにしましょう。簡潔な文章の方がユーザーの負担になりません。
同じ文末表現が続かないようにする
同じ文末表現が続かないように意識するのもポイントです。文末表現は、「〜です」「〜ます」などの文章の最後の表現です。同じ文末表現が連続すると、リズムが悪く読みにくく、稚拙な印象も与えます。同じ文末表現を続けるのは、2回までが基本です。
ただし、「〜でした」「〜でしょう」といった表現は2回以上続くと読みにくい傾向があるため、連続して使用するのは避けましょう。
「一文一義」を意識する
「一文一義」を意識して執筆する方法も有効です。一文一義は、一文に情報が1つに収まるようにすることです。一文に複数の情報が含まれると、理解しにくい文章になってしまいます。情報の要点を掴みやすくするためにも、一文一義を意識しましょう。
主語と述語の「ねじれ」に注意する
主語と述語の「ねじれ」に注意することも大切です。「ねじれ」は、主語と述語が対応していない状態です。文章に「ねじれ」があると、内容が伝わりにくくなります。特に長い文章ほど「ねじれ」が起きやすいため、注意しましょう。主語と述語の関係を常に意識して執筆するのがポイントです。
難しい言葉を使わない
難しい言葉をなるべく使わないようにしましょう。ユーザーがわからない言葉があると、ストレスを感じ離脱につながります。そのため、できるだけ平易な言葉を使うことが大切です。専門用語や難しい表現などを使う必要があるときは、必ず用語の補足や解説を入れるようにしましょう。
3~4行で改行する
3~4行で改行することも大切です。スマートフォンでは、適度に改行していないと、画面に文字が埋め尽くされ、文章が読みにくくなるためです。目安として3~4行、または120~150字程度で改行して段落を変えることをおすすめします。
指示代名詞・接続詞を多用しない
指示代名詞・接続詞を多用しないようにしましょう。指示代名詞「これ」「それ」「こちら」「その」などを多用すると、何を指しているかわかりにくくなります。また、接続詞「それから」「そのため」「なぜなら」などを多く含めると、冗長になるだけでなく読みにくくなってしまいます。
一文はコンパクトにまとめる
一文をコンパクトにまとめる方法も有効です。一文が短い文章は、読みやすいためです。特にスマートフォンで閲覧する場合、パソコンに比べ一画面に表示される文字数は少なくなるため、文章が長いと読みにくいと感じます。一文30~40文字程度、長くても60字以内に収めるのがポイントです。
表記は統一する
記事全体の表記を統一することも重要です。表記が異なる「表記揺れ」は読みにくさや理解の妨げになります。したがって、少なくともWebサイト内では表記を統一することが必要です。「ウェブサイト」や「WEBサイト」「Webサイト」などの表記揺れがあると、ユーザーが読みづらさを感じるかもしれません。本サイトでは、一貫して「Webサイト」を使用しています。
「トンマナ」を合わせる
「トンマナ」を合わせることも大切です。トンマナとは、「トーン&マナー」の略語で、一貫性を持たせるという意味を持ちます。「だ・である調(常体)」か「です・ます調(敬体)」か、どちらに統一するのか、ユーザーとの距離感をもとに決めましょう。
良質Webライティングのための3つの注意点
良質なWebライティングをするために意識すべき3つの注意点について解説します。
1.必ず推敲をする
良質なWebライティングをするためには、必ず推敲しましょう。推敲とは、執筆した後に必ず記事を見直して確認し、必要な箇所を修正することです。執筆した直後ではなく、1日以上空けて見直すと客観的にチェックできます。
また、誤字脱字や「てにをは」、ユーザーの課題を解決しているか、理解しにくい表現はないかなど、主に確認する点を箇条書きで示しておくと、抜け漏れなく推敲できます。Webライティング初心者が自分の文章と向き合うという観点でも、推敲をしっかり行いましょう。
例えば、株式会社バリュープレスが提供する「プレスリリース校正ツール」は、無料で使えて精度も比較的高いです。Yahoo! JAPANの校正支援ツール「テキスト解析API」を使用。表記ミスや誤用については、言い換え候補が表示されます。非常用漢字もひとめで分かります。
参考サイト:https://unique1.co.jp/column/public-relations/6530/
2.「YMYL」ジャンルに注意する
「YMYL」ジャンルにも注意しましょう。YMYLは、「Your Money or Your Life」の略で、医療や美容、金融などのジャンルを指します。YMYLジャンルの記事の場合、記事の正確性について厳しくチェックされるため、E-E-A-Tを高める必要があります。
E-E-A-Tは、以下の頭文字をとった言葉で、Googleの検索品質ガイドラインにて示されている評価基準です。
E-E-A-Tの構造図(出典:品質評価ガイドライン:General Guidelines)P.26より
Experience | 経験 |
---|---|
Expertise | 専門性 |
Authoritativeness | 権威性 |
Trusworthiness | 信頼性 |
E-E-A-Tでは、専門家による執筆や監修があるかなどが見られています。
参考:YMYLとは何か?YMYLに関するGoogleの考え方を解説
3.他サイトからの「コピペ」はしない
他サイトの文章をコピー&ペーストして使用することは厳禁です。コピー&ペーストは、著作権侵害に抵触する可能性があります。Googleに重複コンテンツと認定されると、SEOの面でも致命的なダメージになるため、注意しましょう。執筆後は、CopyContentDetectorなどのコピペチェックツールで確認することをおすすめします。
参考:重複コンテンツとは?避けるべき理由やチェック方法・対策方法を解説
まとめ
Webライティングとは、Webメディアで公開するための記事を執筆することです。検索ユーザーの課題を解決するためには、迅速に正確な情報を伝えることが大切です。箇条書きを用いたり、冗長表現を避けたり、「一文一義」を意識したりするなど、読みやすい文章を心がけましょう。専門用語や難しい表現などを使わないことも大切です。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。