Webサイトの情報を強調スニペットに掲載する方法とは?

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こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
今回のテーマは強調スニペットです。

WebサイトのSEOを行う皆様は「強調スニペット」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
強調スニペットは検索結果の最も目立つ場所に表示されるものであるため、活用できれば強力なSEO効果を得ることができます。

そこで今回は、強調スニペットの意味とWebサイトの内容を強調スニペットに掲載する方法について解説いたします。
Webサイトのコンテンツを強調スニペットに掲載してもらうことは簡単なことではありませんが、そのために行う施策自体にもSEO効果があります。
今回ご紹介するポイントを踏まえてWebサイトの改善を行い、集客を高めていきましょう!

目次

強調スニペットとは?

強調スニペットとは、検索キーワードが質問であると認識された時にその答えとなる情報を検索結果の最上位に強調表示する機能のことです。

「Youtuber とは」で検索した結果を以下に示します。
この場合、Wikipediaの文章を抜粋する形で強調スニペットが表示されました。

このように、強調スニペットはGoogleが選んだWebサイトから抜粋した情報を掲載しています。

強調スペニット

また、強調スニペットには表示される時と表示されない時があります。
例えば以下のように「Youtuber」と検索すると強調スニペットは表示されません。

youtuber

Search Console ヘルプ 「検索結果での強調スニペット」によれば、強調スニペットは検索キーワードが質問であると判断された場合に表示されます。
強調スニペットはユーザーの疑問に対してすぐに回答を提示できるようにする機能なのですね。

質問と判断される検索キーワードとは、例えば「とは」や「意味」が入っている場合です。その他にも、「価格」「料金」なども強調スニペットが表示されやすくなります。

「強調スニペット(Featured Snippets)とは?検索結果「0位」とも呼ばれる重要枠」(ferret)グーグルの強調スニペット140万件を調査分析してわかったこと(Web担当者Forum)にて強調スニペットの集計データが分析されています。ご興味のある方は是非ご覧ください。

強調スニペットの種類

強調スニペットには、文章+画像、表、手順、動画など複数の種類があります。例を挙げてご紹介します。

文章+画像とは、先程「Youtuber とは」で例示したタイプです。検索キーワードの質問に対する回答を画像付きの文章で表示してくれます。

次に、のタイプは以下のようなものです。
これは「トヨタレンタカー 料金」で検索した結果ですが、時間ごとの利用料金を表で示してくれています。

トヨタレンタカー

抜粋元のトヨタレンタカーHPを見ると、以下のような料金表がありました。
Googleがこの表を抜粋して強調スニペットを生成したことがわかります。

トヨタレンタカーHP

さらに、手順タイプの強調スニペットもあります。
下のスクリーンショットは「カレー 作り方」で検索した場合の強調スニペットです。
具体的でわかりやすい手順が示され、これを読むだけでカレーが作れます。
カレー作り方

最後に、動画の強調スニペットです。
以下は「前前前世」で検索した場合の強調スニペットです。強調スニペットには歌手のYoutubeアカウントの動画が引用されています。
このように、強調スニペットはWebサイトの文章や表のみならずYoutubeやニコニコ動画の動画も採用されます。
前前前世

このように、文章、画像、手順、表、動画など様々な形式を用いてユーザーにわかりやすく回答を示してくれます。
わざわざ検索結果の様々なWebサイトを開いて自分の欲しい情報を探さなくとも、強調スニペットを読むだけで問題が解決できる便利な機能です。

ナレッジグラフとの違い

強調スニペットとよく似たものにナレッジグラフがあります。
ナレッジグラフは検索結果の横に表示されるもので、検索エンジンが検索キーワードからユーザーの求める情報を予測し、関連する情報などを収集してまとめて表示してくれるものです。
ナレッジグラフ

1つのWebサイトのコンテンツを抜粋する強調スニペットと異なり、ナレッジグラフは複数のWebサイトの情報をまとめています。詳しくは当ブログ「ナレッジグラフ」をご覧ください。

強調スニペットとSEOの関係は?

強調スニペットは検索結果の最上位に表示されるもので、自分のWebサイトが強調スニペットに採用されれば、非常に効果の大きいSEOとなります。
強調スニペットの内容がユーザーの求める情報と合致していれば、強調スニペット内のリンクをクリックしてWebサイトを訪問してくれる可能性も高く、集客が期待できます。

また、Google音声検索を行った時、その検索結果として読み上げられるのは強調スニペットの内容です。
アメリカなどでは音声検索の利用率が増加してきており、海外展開しているWebサイトの場合には音声検索からの流入を増やす施策として強調スニペットを活用することも考えられるでしょう。

しかし、そのためにはWebサイトのコンテンツが強調スニペットに採用されなければなりません。では、どのようにすれば自分のWebサイトを強調スニペットに表示させることができるのでしょうか。次の章で詳しく解説いたします。

自分のWebサイトを強調スニペットに表示させる方法

強調スニペットは検索結果の最上位に表示されるもので、自分のWebサイトが強調スニペットに採用されれば絶大なSEO効果を期待できます。
そのためには自身のWebサイトが強調スニペットに採用されなければなりません。

強調スニペットに掲載する内容はGoogleのアルゴリズムによって決定されていますから、それを考慮して以下の点に注意しつつWebサイトの運営を行っていきましょう。

1. クローラーがわかりやすい構造にする

Webサイトをクローラー(巡回ロボット)がわかりやすい構造にしましょう。

例えば、
・コンテンツの論理構造が明確である
・論理構造に即した見出し構造である
・画像ではなくテキストで内容が記述してある(画像でも構いませんが、その場合には必ずalt属性を記述しましょう)
・HTMLタグを適切に使用している(段落にはPタグ、リストにはLタグ、表にはTableタグを使用する)
といった点に注意しましょう。

Webサイトの内容がクローラーに伝わりやすければ、有益な情報であると判断され強調スニペットに採用されやすくなります。

なお、画像のalt属性の書き方にはいくつか注意点があります。当ブログ「alt属性」を参考に記述してみて下さい。

2.明確でわかりやすい日本語で記述する

クローラーにわかりやすいWebサイトができたら、次に日本語の表現に注意しましょう。
具体的には以下のような点に気を付けながらコンテンツを作りましょう。

・断定形で書く。「~と思われます」といった不明瞭な文末は避けましょう。
・質問とその回答をセットで書く。特にQ&Aページは強調スニペットに採用されやすい傾向があります。
・質問の回答のみならず、それらに関連情報も網羅する。
・関連する画像を挿入する。

強調スニペットは「ユーザーの疑問を素早く解決する」ことが目的です。つまり、ページ内に質問と回答が存在すると強調スニペットに採用されやすくなります。
ユーザーにとってもわかりやすいコンテンツとなり、総括的なSEOとなります。



3.検索上位を狙う

強調スニペットに採用されるWebサイトはほとんどの場合、検索上位のものです。
強調スニペットにはユーザーの求める情報がわかりやすく記載されているコンテンツが抜粋されるわけですから、検索上位のWebサイトのコンテンツが採用されるのは必然的なことと言えます。

しかし、必ずしも検索順位1位である必要はありません。また、大規模なWebサイトである必要もありません。

SEOを行って、少なくとも検索順位10位以内に入ることを目指しましょう。

強調スニペットの内容は予告なく変更される

めでたく強調スニペットに自身のWebサイトが掲載されたとしても、注意しなければならないことがあります。
強調スニペットの内容は予告なく変更されることがあるのです。

強調スニペットに採用されてWebサイトのリンクが掲載されると、流入が一気に伸びることが予想されますが、逆に強調スニペットへの採用が無くなってしまうと、突然流入が急減することが考えられます。

つまり、Webサイトの集客を強調スニペットに依存するのは避けるべきです。強調スニペットは不安定な流入元であり、その他の安定的な流入元についてしっかりと対策を講じていくと良いでしょう。

まとめ

検索結果の最上位に表示される強調スニペットについて解説しました。

強調スニペットに自分のWebサイトが表示されれば、大きな集客効果が期待できます。
Googleに優れたコンテンツであると認識してもらえるよう、論理的にわかりやすいコンテンツを目指しましょう。
たとえ強調スニペットに採用されなくとも、強調スニペット採用のために講じるSEO施策は集客に結びつくはずなので積極的にSEO対策を行っていきましょう。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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