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Googleアナリティクス「direct/none」とは?基本から対策まで詳しく解説!
アクセス解析 | 更新:2021.01.26 | 公開:2017.03.27
こんにちは。「AIアナリスト」運営チームの大屋です。
今回のテーマはGoogleアナリティクス上の参照元のひとつ、「direct/none」についてです。
Googleアナリティクスは無料で高機能なツールなのですが、そこに出てくる用語は初見で理解することが難しいものが多いですよね。
今回ご紹介する「direct/none」もそのひとつで、内容を理解していなければ、ときにデータの評価を間違えてしまうこともあります。
以下では、この「direct/none」について、基本から対策まで詳しくご説明いたします。
目次
(direct/none)とは?
(direct/none)は、「集客」>「すべてのトラフィック」>「参照元/メディア」とクリックしたときに出てくる指標です。すなわち、サイトにどこからやってきたかを示す指標のひとつということになります。
(direct/none)はどこから流入したセッションなのかというと、参照元のページがない、もしくはわからないセッションです。
参照元のページがないというのは、例えば以下の通りです。
- URLを直接打ち込んでサイトに訪問
- URLサジェストをクリックして訪問
- ブックマークから訪問
- アプリから訪問
- ショートカットをクリックして訪問
- ExcelやWordなどのファイルからリンクをクリックして訪問
- メールからの訪問
- QRコードを読み取って訪問
- httpsページからhttpページへの訪問
つまり、サイトに直接(=direct)流入した場合がこれにあたります。
(関連記事:「Googleアナリティクスの検索キーワード確認方法 | not providedの対応も解説!」)
(direct/none)は何が問題なの?
さて上で述べたとおり、(direct/none)は参照元がない、もしくはわからないセッションでした。(direct/none)はこれら2つの場合を含んでいるので、アクセス解析にとって困ったことが起きてしまうことがあります。
よく問題となるのが、本来ならばfacebookやTwitterなど参照元があるにもかかわらず、これらSNSがSSL化されているため、参照元情報がないと判断されてしまう場合です。例えば、フェイスブック広告を打った後は、リファラーを確認してその効果を確認したいところですが、その流入がdirect/noneに振り分けられてしまえば、有効な分析ができなくなってしまいます。
(関連記事:「Googleアナリティクスのユーザー必見!レポート自動作成ツール6選」)
(direct/none)が多すぎる時の対処法
(direct/none)のセッション数が一番多いなんていうときには注意する必要があります。
ユーザーの行動としてURLを直接入力したり、ブックマークを登録したりすることは、キーワード検索などと比べると頻繁に行うとはいえないでしょう。そうであるにもかかわらず(direct/none)が多いということは、本来は参照元があるにも関わらず、それを適切に取得できていない可能性があります。
このような場合には、キャンペーンURLを設定して、参照元を捕捉できるように設定を行いましょう。
URLにキャンペーンパラメータを付与することで、リンクのクリック時にそのパラメータがGoogleアナリティクスに送信され、どのキャンペーンから流入があったかを確認することができます。
すなわち、このパラメータによって参照元(たとえばfacebook)が特定できるようになり、その結果、(direct/none)としてカウントされることがなくなるということです。
キャンペーンは、URL生成ツールによって作成することができます。
なお具体的な設定方法は、こちらの記事で詳しく説明しておりますのであわせて参照してみてください。
(関連記事:「Googleアナリティクス「パラメータ」の設定手順をイチから解説!」)
Googleアナリティクスに慣れていない方におすすめのツールとは?
これまでGoogleアナリティクス上の(direct/none)の意味や注意点、対策方法をご説明してきました。
しかし、Googleアナリティクスにはこれら以外にもまだまだたくさんの用語があって難しいですよね。
そんな方におすすめの、Googleアナリティクスの用語を知らなくてもWebサイトの課題が分かるツールがあります。
それは「AIアナリスト」です。
AIアナリストでは、用語がわからなくても、人工知能が自動でWebサイトを分析してサイトの課題や改善提案を出してくれるので大丈夫です。
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この記事を書いた人
大屋 広貴
東京大学大学院在学中のインターン生で、2年以上勤務しているベテランです。