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Googleアナリティクスのレポートの作り方|活用例・共有方法も解説
アクセス解析 |
こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。
Googleアナリティクスのレポート機能とは、データを自動集計するサービスです。ワンクリックで自社に最適な集計・分析内容を確認でき、データを分析する作業が効率化できます。レポート機能には、マイレポート ・カスタムレポートの2種類があります。この記事では、マイレポート ・カスタムレポートの作成方法、分析を効率化する方法などを解説しているので、参考にしてください。
目次
- Googleアナリティクスのレポート機能とは
- マイレポートの作り方
- カスタムレポートの作り方
- カスタムレポートを活用した分析例
- Google公式ギャラリーのテンプレートを活用しよう
- レポートでの分析をより効率化する方法
- レポートをほかの人と共有する方法
- わかりやすいレポートを作るポイント
- まとめ
Googleアナリティクスのレポート機能とは
Googleアナリティクスのレポート機能とは、Webサイトに関するさまざまなデータを、自動敵に集計するサービスです。データは、エクセル・PDF・スプレッドシートにエクスポートできますが、集計に手間がかかることが難点です。レポート機能を活用すれば、クリックするだけで、必要な分析データの確認でき、分析作業の効率化がはかれます。
コンバージョンやセッション数などを、まとめて表示できるため、ページを遷移してデータを探す手間が省けます。レポート機能には、マイレポートとカスタムレポートの2種類があります。
マイレポート
マイレポートは、Googleアナリティクスで得られたデータが、グラフ・表などを、一括表示できる機能です。これらのグラフ・表のことを、Googleアナリティクスではウィジェットと呼び、1つのレポートで12個まで表示できます。自分専用のレポートとして、複数のウィジェットを組み合わせることが可能です。マイレポートは、全体の把握に向いています。
カスタムレポート
カスタムレポートは、マイレポートと同じように必要なデータを保存・表示できる機能です。ユーザー・流入元・地域などの項目(ディメンション)ごとに、ユーザー数・セッション数・離脱率などの指標を表示します。カスタムレポートでは、ディメンションの組み合わせ、指標同士の比較などを行うことにより、マイレポートよりも詳細な分析が行えます。
マイレポートの作り方
Webサイトのデータの全体的な把握に適した、マイレポートの作り方について解説します。ウィジェットは12個まで表示できます。
新しいマイレポートを作成する
Googleアナリティクスにログインし、左サイドメニューから、カスタム>マイレポート一覧の順に選び、赤い作成ボタンをクリックしましょう。
「空白のキャンバス」「デフォルトのマイレポート」のどちらか選び、レポート名を記載したうえで、「マイレポートを作成」をクリックしましょう。その後のそれぞれの手順について解説します。
空白のキャンバスで新規作成する場合
空白のキャンバスは、最初からすべて作成する方法で、分析したい項目が決まっている場合に最適です。作成ボタンを押すとウィジェットの追加画面が表示されるので、表示形式や指標を追加し見たい分析項目を設定しましょう。
デフォルトのマイレポートを使う場合
デフォルトで作成する場合は、既存のテンプレートを活用します。「マイレポートを作成」をクリックするだけで、レポートが完成します。新規ユーザー・ユーザー・セッション・ブラウザ別のセッションなど、8つの項目がデフォルトで登録されています。分析する際に追加したい項目、不要な項目がある場合は、ウィジェットの追加・削除、順番の入れ替えなどを活用しましょう。
カスタムレポートの作り方
データを詳細な分析に適した、カスタムレポートの作り方について解説します。
新しいカスタムレポートを作成する
カスタムレポートは、自分が見たいデータを選択し、独自の設定で作成します。Googleアナリティクスの左サイドメニューから、カスタム>カスタムレポート>新しいカスタムレポートの順にクリックすれば、カスタムレポートの新規作成画面を表示できます。
詳細を設定する
カスタムレポートの詳細を設定していきます。設定すべき主な詳細としては、レポートのタイトル・名前、表示形式、指標、ディメンションなどがあげられます。集計したい分析内容を細かく設定しましょう。
レポートのタイトル・名前
タイトルには、カスタムレポート全体のタイトルをつけます。カスタムレポートとして、5個のレポートを作成できるため、それぞれを区別できるような名前をつけます。レポートはタブを追加することで増やせます。
表示形式
レポートの表示形式は、エクスプローラ・フラットテーブル・地図表示の3種類に分けられ、「種類」と書かれた部分で設定します。エクスプローラは表とグラフの表示形式、フラットテーブルは表のみ、地図表示はデータを地図上で視覚的に把握できる形式です。目的に合わせて選びましょう。
指標・ディメンション
指標グループは、ページビュー数・平均セッション時間など表示させたいデータを選択します。ディメンションは曜日・時間・参照元など縦軸に来る項目です。最後に保存を押して完了となり、後からでも修正できます。
カスタムレポートの作り方については、下記の記事を参考にしてください。
Googleアナリティクスのカスタムレポートの作り方|おすすめの分析方法も紹介
カスタムレポートを活用した分析例
カスタムレポートの作成時に、活用したい5つの分析例を紹介します。ディメンションの詳細など、設定すべき項目・指標を具体的に解説します。
曜日分析
何曜日にアクセスやコンバージョンが多いかを、把握したい場合に最適な分析例です。ディメンションの詳細で、月曜日・火曜日など「曜日名」を選択します。指標グループでセッション数・ページビュー数などを追加しましょう。
時間帯分析
アクセスやコンバージョンが多い時間帯を把握したい場合に最適な分析例です。ディメンションの詳細で、9-10、10-11など「時間帯」を選びましょう。ユーザーが動きやすい時間に合わせて、広告やメルマガの配信時間を設定できます。指標グループでセッション数・ページビュー数などを追加しましょう。
時間・曜日をかけ合わせたクロス集計
何曜日のどの時間帯にユーザーの動きが多いかを、把握したい場合に最適な分析例です。時間・曜日をかけ合わせたデータが把握できれば、月別・週別ごとの傾向把握や、広告・メルマガを配信する最適時間を検討できます。種類でフラットテーブル、ディメンションの詳細で「曜日名」「時」を選び、指標グループでユーザー数・セッション数・コンバージョン率などを追加しましょう。
参照元分析
参照元ごとの、ページビュー数・コンバージョンなどの違いを把握する分析例です。ディメンションの詳細で「参照/メディア」を選択し、指標グループで必要な指標を追加します。
ページ分析
ページタイトルをディメンションにすることで、ページごとの行動分析をして、アクセスの多いページを把握できる分析例です。URLだけではページ内容が把握できないときに便利です。ディメンションの詳細で「ページタイトル」「ページ」を選択し、指標グループで必要な指標を追加します。
Google公式ギャラリーのテンプレートを活用しよう
マイレポート ・カスタムレポートともに、便利なテンプレートが公開されています。ここでは、テンプレートをインポートする方法を解説します。
テンプレートをインポートする方法
テンプレートとは、世界中のユーザーが公開している雛形です。テンプレートを活用することで、初心者でもレポートをゼロから作る必要がなく、効率的に業務を進められます。インポートする方法は公式ギャラリーにアクセスし、左メニューから条件やフィルタを設定して検索します。好みのテンプレートが見つかったら、インポートをクリックすると利用できます。
レポートでの分析をより効率化する方法
レポートでの分析をより効率化したい人は、スプレッドシート・Googleデータポータルを活用する方法があります。
スプレッドシートでGoogleアナリティクスを開かずに集計する
Googleアナリティクスのアドオンを追加することで、Googleスプレッド上でアクセス解析のレポートを自動生成できます。アドオンとはソフトの拡張機能のことで、定期的な分析作業を自動で行いたい場合に最適です。
手順は、スプレッドシートのメニューの「アドオンを取得」からGoogleアナリティクスを検索し、インストールします。「Create new report」からディメンションと指標などを設定します。アドオンでのレポート作成方法については、以下の記事を参考にしてください。
【Googleアナリティクス】アドオンを導入して簡単にレポートを作成しよう
Googleデータポータルでデータを可視化する
Googleデータポータル(旧:Googleデータスタジオ )は、無料で膨大なデータを簡単に可視化できるツールです。Googleアナリティクスで、どこを見たらよいかわかりづらい人におすすめです。手順は以下の通りです。
1.Googleデータポータルの「無料で利用する」からログインし、「+空のレポート」をクリックする
2.新しいデータソースでGoogleアナリティクスを選択し、連携する
3.レポートの作成でテキスト・画像・グラフを配置する
レポートをほかの人と共有する方法
作成したレポートは、メール・PDF・URLなどで、上司・チームメンバー・クライアントと共有できます。ここでは、共有方法を解説します。
メールで送る
マイレポート画面のメニューバーにある「共有」→「メール配信をスケジュール」をクリックすると、PDFに変換されたレポートが添付されたメールを送信できます。1回のみの送信も可能ですが、頻度を選べば定期的な配信が可能となります。宛先・頻度・オプションを設定して送信しましょう。
PDFにエクスポートする
マイレポート画面のメニューバーにある「共有」→「レポートをダウンロード」をクリックすれば、画面上に表示されているレポート内容をPDFで出力できます。ミーティング資料にすぐに活用できる便利な機能です。
URLでシェアする
URLでのシェアは、マイレポート・カスタムレポートともに活用できます。メニューバーにある、共有から「共有」→「レポートへのリンクを取得」を選択し、表示されたURLを共有したいユーザーに送信しましょう。URLを共有しただけでは、アクセス解析のデータは表示されず、設定内容のみの共有となり、データを共有するためには、ログインが必要がとなります。
わかりやすいレポートを作るポイント
レポートを作る際は、情報の取捨選択が大切です。わかりやすいレポートを作るポイントを解説します。
必要な情報を事前に取捨選択する
レポートで把握したい数値、分析したい頻度をあらかじめ明確にして、必要な情報を取捨選択しましょう。データとして表示させる必要のない情報もあります。課題発見・改善のために必要なデータをピックアップし、レポートで表示させる内容を絞ることが大切です。
誰にでも理解しやすい内容に仕上げる
Webマーケターの知識がない人が見ても、理解しやすい内容に仕上げることも大切です。普段からアクセス解析をしていない人が見ても、分析内容がわかるレポートの作成を目指しましょう。適切な表やグラフを選び、セッション数・コンバージョン率などの専門用語は、わかりやすく解説してあげましょう。
まとめ
Googleアナリティクスのレポート機能は、必要な分析データをワンクリックで見られる便利な機能です。マイレポート ・カスタムレポートを活用して、集計作業の自動化を進めましょう。レポートを作成したものの、分析結果に不安を感じる場合は、ツールを活用することをおすすめします。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。