Googleアナリティクスでできることとは? 主要5機能をご紹介!

アクセス解析 |

こんにちは。「AIアナリスト」運営チームの兒島です。
今回のテーマは、「Googleアナリティクスでできることとは?」です。

アクセス解析をこれから始めようとする皆さま、Googleアナリティクスで具体的に何ができるのかは把握しているでしょうか?Googleアナリティクスには、無料ながらもかなり多くの機能があり、全部把握するのは大変です。しかし、CV数を伸ばしていくために必要な機能は限られています。
よって、必要な機能がどれなのかを知り、それについて理解することがGoogleアナリティクスを使いこなす近道になります。

今回は、アクセス解析初心者の方向けに、Googleアナリティクスで何ができるのかについて、主要な5つの機能に絞ってご説明します。
Googleアナリティクスは非常に多機能なツールですが、CV数アップのために必要な機能はここでご紹介する5つで十分なので、しっかりと身に着けましょう。

href="http://go.wacul.co.jp/l/278672/2017-02-13/26s4" target="_blank" rel="noopener">Googleアナリティクスの分析を自動化|「AIアナリスト」無料版を使ってみる

目次

Googleアナリティクスでできること

Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールのことです。基本的に無料で様々な機能を使うことができ、Webマーケティングには不可欠のツールと言えます。

Googleアナリティクスでできることは多岐に渡りますが、主要なものは以下の5つです。

  • リアルタイムの利用状況がわかる
  • ユーザーの基本属性がわかる
  • ユーザーがどこから来たかがわかる
  • サイト内でのユーザーの動きがわかる
  • Webサイトの成果がわかる

GoogleアナリティクスにWebサイトを連携すると、自動的にアクセス解析を行ってくれます。そしてそのアクセス解析の結果を「リアルタイム」「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」という5種類のレポートで表示してくれます。以上で述べたGoogleアナリティクスでできることは、このレポートでそれぞれ確認することができます。

そこで今回は、「リアルタイム」「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」の5つのレポートそれぞれについて、機能や使い方を説明していきます。

また、「各レポートを加工して資料を作りたい」という場合には、下記記事を読んで、Excelにエクスポートする方法をご確認下さい。

【参考記事】
GoogleアナリティクスのデータをExcelにエクスポートする方法を徹底解説!

 

1) リアルタイムの利用状況がわかる

「リアルタイム」レポートとは、文字通りリアルタイムの利用状況を知ることができるものです。リアルタイムレポートを使うことで、今現在何人のユーザーがWebサイトに訪れているかやどのページが見られているかなどを知ることができます。
リアルタイムレポートの具体的な見方を以下で解説していきます。

リアルタイムレポートを見るには、Googleアナリティクスにログインし、ホーム画面を開きます。そして左側にある「リアルタイム → 概要」をクリックします。

「リアルタイム → 概要」をクリック

これがリアルタイムレポートの「サマリー」画面です。

リアルタイムレポートの「サマリー」画面

これを見ると、現在何人のユーザーがこのWebサイトを閲覧しているのかが分かります。
右にあるグラフは、時間遷移に伴い、見られているページ数がどう変化しているかを表しています。右下の表は、今ユーザーがどのページを見ているかを表しています。

 

2) ユーザーの基本属性がわかる

次にユーザーの基本属性を知ることができる機能についてです。ユーザーレポートでは、何人がWebサイトを訪れたかやどんなユーザーがWebサイトを訪れたかを知ることができます。

ユーザーレポートを開くには、Googleアナリティクスのホーム画面から、左側の「ユーザー → 概要」をクリックします。

「ユーザー → 概要」をクリック

これが、ユーザーのレポート画面です。

ユーザーのレポート画面

「セッション」「ユーザー」「ページビュー数」「ページセッション」「平均セッション時間」「直帰率」「新規セッション率」という7つの指標から、ユーザーの属性を知ることができます。

どの指標のグラフを表示するかは、左上のプルダウンで変更できます。また、グラフで表示される期間の長さは、右側のプルダウン及びボタンで変更することができます。

では、それぞれの指標は何を表しているのでしょうか。それぞれの指標で知ることのできる情報を簡単にまとめました。どれも超基本的用語なのでしっかり確認してください。

セッション ユーザーがサイトに訪問してから離脱するまでの一連の行動の回数です。訪問回数とほぼ同義です。
新規 / リピーター関係なく、「うちのサイト何回訪問されているのかな」ということを知りたい際に見るべき指標です。
ユーザー 特定の期間内にサイトを訪れたユーザーの数です。
単純に「うちのサイトは何人に使ってもらえているのかな」ということを知りたい際に見るべき指標です。
ページビュー数 サイト内のページが表示された回数です。
サイト内での回遊なども含めて、「うちのサイトのページ何回くらい見られているのかな」ということを知りたいときに見る指標です。
ページ/セッション 「ページビュー数÷セッション数」です。1セッション当たり何ページが見られているのかを知ることのできる指標です。
平均セッション時間 1セッションの平均時間を示したものです。ユーザーが訪問してから離脱するまで、どれだけの時間サイトを閲覧したかがわかります。
直帰率 直帰率とは、Webサイトを訪れたセッション(訪問)のうち、直帰したセッションの割合を表す指標です。直帰とは、サイト内で1ページしか見ずにそのままサイトから出る、というユーザーの行動を指します。
新規セッション率 サイトを訪問したユーザーのセッションのうち、今までに訪問したことがなくはじめて訪問したユーザーのセッションの割合です。これが高ければ高いほど新たなユーザーを取り込めているということになります。

また、「ユーザー → モバイル → 概要」で、ユーザーのデバイスについての情報を知ることもできます。

ユーザーのデバイスについての情報

この画面を見てわかるように、「desktop」「mobile」「tablet」の3つの項目があり、Webサイトがどのデバイスから見られているかを知ることができます。

 

3) ユーザーがどこから来たかがわかる

次に、ユーザーがどんな経路でWebサイトに流入しているかを確認してみましょう。集客レポートでは、Webサイトを訪れたユーザーがどこからそのWebサイトにたどり着いたかを知ることができます。(自然検索、広告など)

集客レポートを開くには、Googleアナリティクスのホーム画面から、左側の「集客 → すべてのトラフィック → チャネル」をクリックします。

「集客 → すべてのトラフィック → チャネル」をクリック

ここでは、流入元別にユーザーが何人訪問したかなどを確認することができます。
ページの下部にある表は、どのような流入元からきたユーザーがどのような動きをしているかを表します。

また、左側に並んでいるアルファベットを見ると、「Organic Search」や「Display」といった単語が並んでいます。これは流入元の種類です。それぞれ確認して、どの流入元からWebサイトに入ってきているユーザーが多いかを知っておきましょう。

Organic Search いわゆる自然検索です。Googleなどの検索エンジンで検索し、そこから流入する訪問です。
Display バナー広告をクリックして流入した訪問です。
Direct リンク元がない訪問です。お気に入り登録や、直接URLを入力した際の訪問が多いです。
Other Advertising バナー広告・リスティング広告ではない広告からの訪問です。
Referral 他のサイトからのリンクを押して流入した訪問です。
Social FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアから流入した訪問です。
Paid Search 検索エンジンの検索画面に表示されるリスティング広告をクリックして訪問したものです。
Email Emailに添付されたリンク等から訪問したものです。
 

4) サイト内でのユーザーの動きがわかる

次にサイト内でユーザーがどんな行動をとっているかをチェックする方法です。
「行動」のレポートでは、Webサイトに訪問したユーザーがWebサイトでどのような動きをしているかを知ることができます。具体的に、どのWebページがよく見られているかなども知ることができます。

行動のレポートを開くには、Googleアナリティクスのホーム画面から、「行動 → サイトコンテンツ → すべてのページ」をクリックします。

「行動 → サイトコンテンツ → すべてのページ」をクリック

このレポートで注目してほしいのは、「直帰率」という項目です。直帰率とは、そのWebページを開いて、行動を起こさずにすぐに離脱してしまったユーザーの割合です。このレポートで、直帰率の高いページを確認して離脱の多いページを改善することができます。

直帰率の高いページを確認

また、「行動 → サイトコンテンツ → ランディングページ」をクリックすることで、ランディングページごとにユーザーの行動を見ることができます。ランディングページとは、リスティング広告を含む様々な広告やリンクからの飛び先となるページであり、ランディングページの強化はSEOに効果的であると言われています。
このレポートでどのページが最初に見られるかを確認し、そのページを強化することができます。

「行動 → サイトコンテンツ → ランディングページ」をクリック

また、表の項目として、「ページビュー数」「閲覧開始数」など見慣れない言葉がありますよね。こちらの用語も簡単にまとめました。どれも、Googleアナリティクスを使う際には必須の用語です。

ページビュー数 閲覧されたページの数です。
ページ別訪問数 サイト内のページそれぞれの訪問者数です。
平均ページ滞在時間 ユーザーがそのページに滞在した時間の平均です。
閲覧開始数 そのページをランディングページとしているセッションの数です。そのページが広告のリンク先等になっている場合、閲覧開始数は増加することが多いです。
直帰率 そのページを見たユーザーが行動を起こさずに離脱した割合です。
離脱率 そのページの全ページビューのうち、離脱が発生したページビューの割合です。
ページの価値 ページの価値が価格(ドル)で表示されます。ページの価値とは、そのページがコンバージョンによって得られた収入のうちいくら分貢献しているかを表しています。
 

5) Webサイトの成果達成状況がわかる

最後に、Webサイトの成果の達成状況を確認してみましょう。
これは例えば、ECサイトなら「どのくらい商品が売れているか」ということになり、BtoBサービスの紹介サイトなら「どれくらい資料請求されているか」ということになります。

「コンバージョン」のレポートでは、Webサイトで設定した目標(コンバージョン)に関するデータを見ることができます。
コンバージョンのレポートを見るには、Googleアナリティクスのホーム画面から、「コンバージョン → 目標 → 概要」をクリック。

「コンバージョン → 目標 → 概要」をクリック

ここでは、目標の完了数を確認することができます。

また、ページ上部のグラフでは、目標を達成したセッション数の推移などを見ることができます。これも期間別に表示することができます。

Googleアナリティクスを効率的に活用しよう!

以上、Googleアナリティクスでできることについて詳しく説明してきました。
Googleアナリティクスの使い方や機能をよく理解し、活用していくのが、サイト改善の近道です。

とはいえ、これらのレポートの機能や項目の指標をすべて理解したとしても、そこからWebサイトの改善点を見つけ出すのは簡単ではありません。訓練と経験を積み重ねていくことが必要になります。Webサイトを改善するプロとしてWebコンサルタントという職業が存在するくらいです。

しかし、初心者でもサイトの改善点を知って成果を出していけるツールがあります。
それが、弊社サービスの「AIアナリスト」です。
AIアナリストは、Googleアナリティクスのアクセス解析データと連携させた大量のデータを人工知能が分析して課題を発見し、課題ごとの改善方針提案まで全て自動で行ってくれるサービスです。

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この記事の執筆者

兒島 紗季

東京大学在学中のインターン生。フリーペーパーの編集長も務めていたアクティブ派。