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【サイト改善事例】他ページのコンテンツを一部露出してCVRが1.5倍に!

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こんにちは、アクセス解析サービス「AIアナリスト」マーケティング担当の小池です。
この記事では、AIアナリストの提案に基づいたサイト改善を行ってCVRを1.5倍にした事例をご紹介します。
ここでご紹介するサイト改善事例を参考に、効率的にCV数を増やしていきましょう!

目次

どんなサイトを改善した?

今回改善事例をご紹介するサイトは、エステサロンのWebサイトです。
全国に10店舗ほどを展開しているエステサロンで、Webサイトで初回体験の予約をしたり、各店舗の詳細情報やコースの確認をすることができます。

初回体験コースの予約がコンバージョンで、より多くのユーザーに初回体験コースを予約してもらえるサイトにしたい、というのが導入企業さまのご要望でした。

導入企業さまは、SEOや広告など集客に力を入れたこともあり、各店舗の紹介ページやコース紹介ページの訪問者数は伸びてきているものの、なかなか初回体験コースの予約に結びつかない、という課題を抱えていました。

そんな中、数多くのサイト改善の実績があるAIアナリストならCVR向上につながる知見を引き出せるのではないか、との思いでAIアナリストを導入していただきました。

AIアナリストの出した改善提案

「AIアナリスト」は、アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」からデータを読み込んで自動で分析を行い、サイト改善に直結する改善提案を出してくれます。

AIアナリストによる分析の結果様々な改善提案が出されましたが、中でも成果へのインパクトが大きかった提案が、「店舗紹介ページを見たユーザーのCVRが悪いので直そう」というものでした。

各店舗の情報やコースの詳細が記載されている店舗紹介ページは、ユーザーがよく見るページであるものの、見せるとCVRが低くなる、という分析結果が出ました。
店舗紹介を見たユーザーのCVRが2.5%程度だったのに対して、店舗紹介を見ていないユーザーのCVRは4.5%程度でした。
よって、店舗紹介ページを見たユーザーのCVRが上がるようにページを改修することで、全体のCV数を効率良く増やせるというわけです。

店舗紹介ページには既に十分な質・量の情報が記載されており、導入企業様も、まさか課題ページとして出てくるとは思っていなかったようで驚かれていました。
むしろ、既にユーザーが必要としている情報は十分記載されているのだから、このページを改修することはユーザーの満足度を下げることにならないか、と不安を感じておられました。

どんな改善をした?

店舗紹介ページを見たユーザーのCVRを高めるために、初回体験コースの紹介ページの内容の一部を店舗紹介ページ内に露出させる、という改修を施しました。

初回体験コースの紹介ページの内容の一部を店舗紹介ページ内に露出させる

分析結果を見ると、初回体験コースの紹介ページを見たユーザーのCVRが見ていないユーザーより高い、というデータが出ていました。
これは、初回体験コースが、その詳細な内容を知ればユーザーのモチベーションが上がるような魅力的なコースであることが原因だと考えられます。
よって、この初回体験コースの紹介ページの内容は、ユーザーに積極的に見せるべきコンテンツだといえます。

改修前は、店舗紹介ページに一応初回体験コースの紹介ページへの導線が設置されてはいましたが、初回体験コースがどのようなものなのかという情報は一切記載されていませんでした。
確かにこのページは、ユーザーが求める店舗やコースについての詳細情報が十分に記載されており、ユーザーの顕在化したニーズ(=店舗やコースの詳細情報を知りたい)を十分に満たすページではありました
しかし前述のように、初回体験コースの内容がユーザーにとって魅力的である、すなわちそこにユーザー自身もまだ気づいていない潜在的なニーズがあるということはデータからわかっています。

よって、あとはその導入企業様が提供できる価値(=ユーザーが初回体験コースを利用できること)をユーザーに知ってもらえば、自然とCV数が増えていくはずです。
その価値をユーザーに知ってもらう手段として、初回体験コースの紹介ページの内容の一部を店舗紹介ページ内に露出させる、という方法をとったのです。

どのくらい伸びた?

改善の結果、CVRが1.5倍になりました
訪問数の大きな変化や季節要因も特になかったので、上記の改善施策による数字変動だといえます。

店舗紹介ページを訪れるユーザーは、各店舗の情報やコースの詳細を知りたい、というニーズを持っています。
今回改修したページは、そのニーズを満たすという点では元から問題はありませんでした。

しかし、初回体験の予約をしてもらうためには、ユーザーが元々欲していた情報を十二分に伝えるだけではなく、こちらがユーザーに知ってほしい情報(=初回体験コースの内容)もしっかりとページに盛り込まなければいけません。
そうしないと、ユーザーはただ自分の知りたい情報を知って満足して離脱してしまうだけです。
ユーザーの顕在的なニーズを満たしてあげるだけではなく、ビジネスサイドが提供できる価値(=初回体験できること)をしっかり伝えてユーザーの潜在的なニーズを掘り起こせるようなUI設計にするのです。
そうすれば、元々「店舗情報や地図などを見たい」などのニーズでサイトを訪れたユーザーにも、初回体験の予約をしてもらえるのです。

「既にユーザーが必要としている情報は十分記載されているのだから、このページを改修することはユーザーの満足度を下げることにならないか」という導入企業様の懸念については、元々ページにあった情報はそのまま残しているので、これによりユーザーの満足度が下がることはあり得ません。

データに基づき効率的なサイト改善を

今回は、他AIアナリストの分析に基づいたサイト改善でエステサロンのWebサイトのCVRを1.5倍にした事例をご紹介しました。
ユーザーの顕在的なニーズを100%満たしているようなページでも、企業側がユーザーに提供できる価値ををしっかりと記載しなければ、ビジネス観点では無駄なページになってしまうのです。

この考え方は、例えばコンテンツマーケティング施策の一環としてのオウンドメディアなどにもよく当てはまります。
どんなにユーザーの検索ニーズを満たす良い記事でPV数が多かったとしても、運営元やサービスの紹介などビジネスサイドがユーザーに知ってほしい情報が記載されていなければ、ビジネス観点では無駄なページになってしまうのです。

訪問数の多いページは、いくらCVRが低くても、そもそも訪問数自体が減ってしまうことを恐れてなかなか改修に踏み切れないかもしれません。
しかし、訪問数が多いページであればあるほど、改善した際のCV数の伸びしろも大きいです。
今回の事例のようにデータに基づいて改修することで、そうした不安を少しでも取り除くことができます。
みなさまも、データに基づいたサイト改善で、効率的にCV数を増やしていきましょう!

また、データ分析をさらに詳しく知りたい方は以下のリンクから読めるe-bookがお勧めです。
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この記事の執筆者

小池 真幸

小池 真幸

マーケティング担当。インターンを経て、現在は社員としてマーケティング業務に従事。

38,000サイト以上の分析データから
効果的な集客とリード獲得を支援します

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