サイトのコンセプトについて解説! | 決め方から具体例まで

サイト改善|更新:2019.07.04|公開:2017.10.12

こんにちは。アクセス解析の人工知能「AIアナリスト」運営チームの兒島です。
今回紹介するテーマは、サイトのコンセプトについてです。

各企業のWeb担当者の皆様、Webサイトのコンセプトは決めているでしょうか?Webサイトのコンセプトとは、そのWebサイトが誰に向けて何をコミュニケーションしたいのか、を表す言葉です。

Webサイトのコンセプトは、サイトのCV数を増やしていくという成果を達成するために、しっかりと決めておく必要があります。
今回は、Webサイト作成時においてコンセプトが必要な理由から、コンセプトの具体例・決定過程に至るまで、Webサイトのコンセプトについてわかりやすく解説していきます。

目次

なぜサイトコンセプトが必要なのか?

サイトコンセプトとは、そのWebサイトで誰に向けて何をコミュニケーションしたいのか、を表す概念です。コンセプトが、Webサイトの存在価値を表すといっても良いかもしれません。

Webサイトを作成するときや、大幅なリニューアルを行うときは、必ずコンセプトを決める必要があります。
なぜなら、コンセプトを決めていないWebサイトは、CV数獲得といった成果につながっていかないからです。そのWebサイトで、誰に対して何をしたいのかが明確にならないと、うまくコミュニケーションを取っていけるはずがありません。

コンセプトには、Webサイト全体の方向性を確定し、サイトの各コンテンツの方向性をそろえるという役割があります。
なぜなら、Webサイト作成の際にコンセプトを考えることで、何を取捨選択するかの比較的明確な基準を、Webサイト作成に関わる人全員に共通して与えることになるからです。そのため、アイデアの方向性に迷いが生じず、コンセプトに沿ってユーザーに伝えたいことが分かりやすいWebサイトが完成します。

それに対し、コンセプトを設定しないと、

  • サイト作成に関わる複数の人々の間で共通の認識が持てず、各々のコンテンツの目指す方向がバラバラになる
  • 何が言いたいのかも、何が目的なのかもわからないサイトが出来上がる
  • ユーザーに本当に伝えたいことが伝わらない
  • 気づいたら、当初考えていたのと異なるサイトが出来上がってしまう

といった、問題が発生します。

これらの事態を防ぐために、Webサイトを作成・リニューアルを行う際には、事前にサイトコンセプトを決定することが必須なのです。

コンセプトの決定過程【5W1H】

では、実際にコンセプトを決定していく過程について確認していきましょう。
コンセプトは、「5W1H」という考え方で決定していくのがおすすめです。「5W1H」とは、「What」「Why」「Who」「When」「Where」「How」という6つの要素で考える考え方です。

今回の、Webサイトのコンセプトの決定過程に当てはめて確認してみましょう。

What(何を)=目的 ユーザーが、Webサイトで「何を」できるかを考えてみましょう。これは、ユーザーがどんな問題を抱えていて、Webサイトでどんな問題が解決できるのかを考えることで導き出すことができます。
Why(なぜ)=意義 Webサイトの意義です。ユーザーにWebサイトがどんな価値を与えられるかということです。これは、「What」とかなり近い部分なので、併せて考えると良いかもしれません。
Who(誰が) ユーザー像を具体的に設定しましょう。ペルソナを設定してしまうのがよいでしょう。ペルソナは、くわしく設定すれば設定するほど、コンセプトがより明確になります。
When(いつ) ユーザーがいつWebサイトを利用するかを考えてみましょう。例えば、AIアナリストブログでは、各企業のWeb担当者が疑問点を解消するために閲覧を行うと仮定しています。
Where(どこで) ユーザーがどこでWebサイトを閲覧するかを想定しましょう。特に重要なのがデバイスです。会社のデスクでパソコンで見るのか、通勤中にスマートフォンで見るのかで、Webサイトの最適な構造は大きく変わってきます。
How(どうやって) ユーザーがどのような経路でWebサイトを訪れるかを想定しましょう。自然検索からの流入数が多いのか、広告からの流入数が多いのか、などを想定して設定します。

「5W1H」を設定し終えたら、実際にWebサイト全体のコンセプトをシンプルにまとめてみましょう。ここで簡潔にまとめられないようなら、もう一度「5W1H」を確認しなおす必要があります。

そのコンセプトをWebサイト作成に携わる人たちに共有し、それをもとにして、Webサイト作成を行っていきましょう。

コンセプトの具体例

サイトコンセプトと一口に言っても、まだイメージがあまりついていらっしゃらない方も多いでしょう。ここでは、成功した2つのコンセプトを紹介したいと思います。サイトコンセプトについてピンと来ていない方は、ぜひ目を通して具体例を確認してみましょう。

 

1) AIアナリストのサイト

弊社のAIアナリストのサイトコンセプトを例としてとりあげてみましょう。AIアナリストのサイトは、
Webサイト運営に課題を抱える担当者にAIアナリストを紹介し利用してもらう
というコンセプトを掲げています。
サイトのコンセプトをサイトのコンセプトを5W1Hで明確化すると以下のようになります。

What(何を)=目的 AIアナリストというサービスを知ってもらい、利用してもらう。
Why(なぜ)=意義 以下のようなWebサイトに関する課題を抱えている

  • Googleアナリティクスは初心者には難しい
  • レポートを作っても活用の仕方がわからない
  • 集計と分析に膨大な工数がかかる
Who(誰が) Webサイトの運営に携わっている人
When(いつ) ユーザーがいつWebサイトを利用するかを考えてみましょう。例えば、AIアナリストブログでは、各企業のWeb担当者が疑問点を解消するために閲覧を行うと仮定しています。
Where(どこで)
  • Webサイト運営を何とかしたいという思いを持っているときに、広告を見て
  • AIアナリストというサービスの存在を知った時に、「AIアナリスト」で検索して
How(どうやって) 基本的にPCで(BtoBサービスのため)

このコンセプトを実現するためにサイトは、

  • AIアナリストはどのような課題を、どのように解決してくれるのかを説明する
  • 利用登録ボタンを分かりやすい位置に配置する

といった工夫がされています。

 

2) Yahoo!知恵袋

次は、言わずと知れたYahoo!が運営する情報検索・知識検索サービス「Yahoo!知恵袋」についてです。Yahoo!知恵袋は、「ネット初心者が気軽に質問できる場を作りたい」をコンセプトに掲げています。
原点は、「日常生活の中でよくある『身近な人へのちょっとした質問』を、インターネットの技術を活用して行なえないか」というところにあるそうで、ネット初心者が気軽に投稿して質問できる場を設けたいという意図があったようです。
また、「質問することの恥ずかしさを解消したい」という意図もありました。

コンセプトが決定したら、コンセプトをWebサイトの設計や各コンテンツに反映していく必要があります。同じく5W1Hで、筆者の視点でサイトコンセプトを明確化してみると、

What(何を)=目的 気軽になんでも質問できる。
同じ疑問を持った他のユーザーへの回答を見ることができる。
Why(なぜ)=意義 以下のような環境が欲しい

  • 思い立ったらすぐに質問したい
  • 多くの人から回答を得たい
  • リアルでは恥ずかしいことも質問したい
  • 大量の質問と回答の中から、似た質問を探したい
Who(誰が) ネット初心者を含むあらゆる人々
When(いつ) 日常生活の中でちょっとした疑問が浮かんだその瞬間
Where(どこで) スマホ・PC両方だが、スマホがメイン
日常生活で疑問が生まれた瞬間のあらゆる場所(移動中なども)
How(どうやって) Yahoo!JAPANから
ブックマークから
自然検索→過去の他のユーザーの質問

初心者にも気軽に使ってもらうため、匿名での質問ができるようにしたり、投稿内容を確認させるための画面などを極力減らしたりするなど、コンセプトにあったWebサイト設計を行いました。また、「役に立つ質問」というコンテンツを設け、質の高い質問とその回答を表示することで、ユーザーがYahoo!知恵袋を利用するきっかけを作りました。

すると、Yahoo!知恵袋利用者のうち、7割程度が初心者ユーザーであったというアンケート結果が出たのです。「ネット初心者が気軽に質問できる場を作りたい」というWebサイト作成当初のコンセプトと合致した、Webサイトが出来上がっていると言えます。

このように、Webサイトのコンセプトを決めることで、しっかりした方向性をもってWebサイト作成に取り組むことができ、その結果として成功することができます。

Webサイトを立ち上げた後はサイト改善を繰り返していこう

以上、コンセプトの必要性や設定過程について解説してきました。コンセプトを確定し、サイト作成チームで共有することで、方向性のそろったWebサイトを作成することができます。

しかし、コンセプトに沿ってWebサイトを立ち上げたらそこで終わりではありません。Webサイトを立ち上げた後は、アクセス解析データを用いてサイト改善を行っていく必要があります。
なぜなら、コンセプト通りにユーザーが動いてくれるようなWebサイトを一発で作るのはほぼ不可能に近く、繰り返しサイト改善を行ってようやくCVに結びつくようなWebサイトになるからです。

とはいえ、アクセス解析データの集計・分析作業はかなりのスキルと工数がかかります。そこまでの時間をかけられないという方も多いでしょう。

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これを読んでGoogleアナリティクスを賢く使いこなしていきましょう!

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この記事を書いた人

兒島 紗季

東京大学在学中のインターン生。フリーペーパーの編集長も務めていたアクティブ派。

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