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サイト改善 |
【サイト改善事例】コンテンツマーケティングのCV数を3倍にした記事下の改善とは?
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こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。
30秒で分かるサイト改善事例まとめ
- 海外旅行のノウハウを集めたコンテンツマーケティング施策を人工知能「AIアナリスト」が改善した
- よくあるコンテンツマーケティング施策同様、SEOで訪問数は増えているものの、CVには貢献していなかった
- 記事の下にCV誘導バナーを置いていたが、ほとんどクリックされていなかった
- そこで「バナー」という見せ方をやめ、「記事の一部」として誘導したところ、CV数が3倍になった
目次
どんなサイトを直した?
今回、人工知能「AIアナリスト」が改善したサイトは、コンテンツマーケティング施策として、海外旅行の会社が作成した旅行のノウハウを集めたサイトです。
海外旅行は申し込みまでのリードタイムが長いため、まずは「無料メルマガ会員」を集め、潜在顧客との接点を増やしたいと考えていました。この旅行ノウハウサイトのゴールも、この「無料メルマガ会員」を集めることです。
サイト立ち上げ後、順調に記事数を増やしたことで、SEOによる流入が増えてきていました。しかし、よくあるコンテンツマーケティング施策と同じように、CVが全く増えておらず、担当者は頭を悩ませていました。また人手も足りていないため、サイト内の分析ができず、何を改善すれば良いかも分からない状況でした。
こうした状況を打破するために、人工知能「AIアナリスト」を導入いただき、まずはサイトの課題を洗い出しました。人工知能「AIアナリスト」は、アクセス解析を自動で行い、どのように改善すべきかまで提案してくれるツールです。
AIが見つけた課題
人工知能「AIアナリスト」は、アクセス解析のツール「Google Analytics」からデータを読み込み、自動で分析を行います。
AIアナリストが分析した結果、旅行ノウハウの記事を見に訪れたユーザは、複数の記事を見てくれているものの、そのまま会員登録せずに離脱していました。会員登録には繋がっていないものの、記事自体には魅力があるということでしょう。
加えて「会員登録フォーム」まで訪れたユーザは、非常に高い確率で会員になっていることも分かりました。何かしらの動機をつけて、「会員登録フォーム」まで誘導できれば、大幅なCV増を見込めます。
しかし、当時、会員登録へ誘導するリンクは、記事ページ下部の「バナー」リンクのみでした。記事を読み終わったあとも視認しづらいうえ、「バナー」という見た目ゆえに広告と勘違いされます。また記事の内容とも一切関係ない「会員登録」という文言のバナーでしたので、クリックされないのも当然でしょう。
どんな改善をした?
記事の一部を非表示にし、そのすぐ下に「続きを読むには会員登録してください」という会員登録誘導リンクを配置しました。
記事自体は魅力的なため、訪問者は「もっと記事を読みたい」と思う可能性が高く、自然な流れで会員登録に流れると考えました。
他の案として、記事は隠さず、記事下に「似たような記事をメルマガで受け取る(無料)」というリンクを置く方法も検討しました。しかし、より強い動機づけが可能な前者を採用しました。
どのくらい伸びた?
改善の結果、CVが3倍にまで伸びました。今回は、たまたま1回の改善で成果が出ましたが、データに基づいて2~3回改善すれば、このように成果に繋がります。
SEO的にも、1ページ内の情報量を少し減らし、サービス誘導リンクを強めましたが、検索順位が下がることなく、成果が出続けています。
皆さまも直しませんか?
今回の事例は、コンテンツマーケティングの典型的な課題の1つです。SEO対策で流入数が増えたものの、CV数は全然増えていないと感じる方に、ぜひ取り組んでいただきたいと考えています。
こうした記事サイトからは、直接CVへ誘導すべきでないという意見をよく聞きます。しかし、まずはこの誤った認識を改めるべきです。良い情報さえ提供していれば、いつかサービスに興味を持って再訪してくれるというのは、多くのWebサイトを分析した結果、ほぼ幻想であることが分かっています。
コンテンツマーケティングといえど、慈善活動ではありません。必ずコンバージョンへのリンクを配置すべきです。再訪でのCVを狙うにしても、少なからずサービス紹介をしなければ、そもそもそのサービスを認知してもらえないため、戻ってきてくれるわけがありません。今回の事例のように、自然な方法でCV誘導していれば、SEO的にも問題ないのです。
加えて、CVへ誘導する際は、「ユーザの興味に沿った形」にすることが非常に重要です。記事を読み進めていく流れの中で、紹介したいサービスに関心を持たせなければなりません。記事の下に共通のバナーを置くだけでは、なかなか興味を持ってもらえないのです。
「ユーザの興味に沿った形」の例として、下記は、弊社が「LISKUL」というWebマーケティングのノウハウサイトに出した記事広告です。前段では、ユーザの役に立つアクセス解析手法を具体的に説明しています。そのうえで、最後に「ここまで説明してきた分析を人工知能が自動で行います」という紹介を記事内で行い、CVへ誘導しています。
http://liskul.com/website-analysis-12531
このように記事下にリンクを置くだけにしても、記事と同じデザインの見出しを用いて、ここまでの記事の内容を踏まえた流れでリンク文言を調整すべきです。
サイト内課題と解決方法がわかるようになるe-book
この改善事例は、ある決まったデータに基づいて行われたものです。
その決められたデータの見方や使い方を詳しく説明し、サイト内の課題や解決方法がわかるようになるe-bookがあります!
アクセス解析にお困りの方、もっと分析時間の短縮を図りたい方にお勧めです。
無料配布中ですので、ぜひご一読くださいね!
この記事の執筆者
長谷部 一祥
カスタマーサポート。AIアナリストの分析担当として日々精進しています。
38,000サイト以上の分析データから
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