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MEOとは?SEOとの違いや具体的な対策方法について解説
SEO |
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
MEO(Map Engine Optimization)は、マップエンジン最適化を意味する言葉で、比較的個人でも取り組みやすい施策です。特に飲食店、美容室などの地域密着型のビジネスでは、重要なマーケティング手法として採用されています。
この記事では、MEOに取り組みたいと考えている経営者や担当者に向けて、MEOで成果を得るための6つの施策やメリット・デメリットなどについて、わかりやすく解説します。ぜひ役立ててください。
目次
- MEOは自分で取り組むことが可能
- MEOとは
- MEOが実店舗の集客に有効な理由
- MEO対策を行う3つのメリット
- MEO対策のデメリット
- GoogleがMEOで表示順位を決めるポイント
- MEOは「Google ビジネスプロフィール」の登録からスタート
- MEOで成果を得るための6つの施策
- 自力でのMEO対策が難しい場合は外注する選択肢もある
- まとめ
MEOは自分で取り組むことが可能
MEOは、時間と必要な知識さえあれば、コストをかけずに自力で対策できます。専門スキルを必要とするSEOと比べて、取り組みやすいとされています。MEOに取り組む上で必要な知識については以降で解説するため、ぜひ参考にしてください。
MEOとは
MEOは、「Map Engine Optimization」の略で、マップエンジン最適化を意味します。Googleマップの検索結果で上位表示させるための施策です。上位表示されると、ユーザーの目に留まりやすくなり、来店促進につなげられます。以下で、MEOとSEOの違いとMEOの特徴について解説します。
MEOとSEOの違い
MEOとSEOは、上位表示される場所が異なります。SEOは、主に「Googleの検索結果」で上位表示させるための施策です。一方で、MEOは「Googleマップ」で上位表示させるための施策で、ローカルSEOともいわれています。
参考:SEOとは何か?仕組みや対策をわかりやすく解説
MEOはGoogleの自然検索の結果にも影響する
Googleで検索した際、検索結果の上位に地図情報が表示されることがあります。「エリア名×店舗のジャンル」のように検索した場合、Googleが店舗情報を求めていると判断するためです。検索結果には、マップ検索した場合の上位3位までが表示されます。そのため、MEOで上位3位に入れば、Googleの自然検索で表示される可能性が高まります。
MEOが実店舗の集客に有効な理由
昨今、スマートフォンの普及により、実店舗の来店前にインターネットで情報収集するユーザーが増えています。株式会社ONE COMPATHが実施した「お店の情報収集や口コミに関する意識調査」では、小売店や飲食店などの店舗情報は、企業のホームページとGoogle検索で調べる人が多い、という結果が出ています。詳しい数値は、以下の通りです。
・企業やサービスのホームページ(オウンドメディア):47.3%
・Google検索(Googleマップを含む):46.5%
画像引用:お店の情報収集や口コミに関する意識調査【「LocalONE」調べ】|株式会社ONE COMPATHのプレスリリース
また、「行ったことがないお店」を調べるときには、「Google検索(Googleマップを含む)」を利用するユーザーが80.4%と8割以上となっています。以上の結果から、新規顧客の獲得には、MEOが有効であるといえるでしょう。
画像引用:お店の情報収集や口コミに関する意識調査【「LocalONE」調べ】|株式会社ONE COMPATHのプレスリリース
参考:お店の情報収集や口コミに関する意識調査【「LocalONE」調べ】|株式会社ONE COMPATHのプレスリリース
MEO対策を行う3つのメリット
MEO対策を行うメリットは、主に3つあります。ここでは、3つのメリットについて解説します。
来店見込みの高いユーザーにアピールできる
MEO対策は、ユーザーの目に留まりやすく集客に直結する施策であるため、来店見込みの高いユーザーへのアピールにつなげられます。「エリア名×店舗のジャンル」で検索するユーザーは、来店見込みが高いと考えられるためです。例えば「恵比寿 イタリアン」で検索するユーザーは、恵比寿付近のイタリアンのお店を探している状況であると推測できます。
ユーザーが必要な情報を適切に提供できる
MEO対策によって「Google ビジネスプロフィール」を充実させることで、ユーザーが必要な情報を適切に提供できます。店舗までの経路、電話番号、営業時間など、ユーザーに必要な情報の提供することで、来店を促せます。正確な情報を発信することで、信頼性にもつなげられるでしょう。「Google ビジネスプロフィール」の詳しい内容については、後ほど解説します。
費用をかけずに成果が出やすい
費用をかけずに成果が出やすい点も、MEO対策を行うメリットです。SEOは競合が多数存在するため、多くの労力とコスト、専門知識が必要です。一方でMEOの競合は、同じエリアにある店舗のみで少ない傾向があります。また、MEOに取り組んでいる企業・店舗の割合はまだ低いため、成果が出やすいでしょう。業者に頼まずに自力で取り組めば、費用もかかりません。
MEO対策のデメリット
MEO対策にはメリットがある反面、デメリットも生じます。ここでは、2つのデメリットについて解説します。
ネガティブな口コミを書かれるリスクがある
MEO対策を行う際には、「Google ビジネスプロフィール」に登録し、ユーザーからの口コミをもらうことが重要です。ポジティブな口コミがもらえるメリットがある反面、ネガティブな口コミを書かれるリスクもあります。口コミに関する対策については、後ほど解説します。
ユーザーが来店するビジネスに限られる
MEOは、主に実店舗への来客を促すための施策であるため、ユーザーの来店でビジネスが成立する場合に限られます。事業のビジネスモデルによっては、MEO対策よりもSEO対策の方が適している場合もあります。どちらが適正か、検討してから実施しましょう。
GoogleがMEOで表示順位を決めるポイント
Googleは、常にユーザーファーストでいることを目標に掲げています。そのため、ユーザーにとって有益で関連性の高いビジネスと判断されると、上位表示されやすくなります。「有益で関連性が高い」と判断する指標は、以下の3つです。
- 距離
- 関連性
- 知名度
以下で、それぞれについて詳しく解説します。
距離
検索しているユーザーの位置情報と、店舗までの距離は、GoogleがMEOで表示順位を決める指標になります。距離の近い店舗が優先的に表示されます。距離に関しては、店舗側でコントロールできないため、対策は特にありません。
関連性
検索ワードと、自社のビジネスとの関連性も、GoogleがMEOで表示順位を決める指標の1つです。関連性が高いビジネスと判断されると、優先的に表示されるようになります。検索ワードを盛り込んだり、カテゴリを登録したりするなど、「Google ビジネスプロフィール」の充実を図りましょう。
知名度
知名度も、GoogleがMEOで表示順位を決める指標です。インターネット上で、どれだけ自社のビジネスが取り上げられているかが考慮され、多くの人が話題にしている場合に情報が有益だと判断されます。SNSでの発信や口コミ対策など、知名度を上げる対策をしましょう。
MEOは「Google ビジネスプロフィール」の登録からスタート
MEO対策に取り組む際には、「Google ビジネスプロフィール」への登録が必要です。「Google ビジネスプロフィール」への登録は無料でできます。詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
参考:Google ビジネス プロフィール - Google にビジネスを掲載
「Google ビジネスプロフィール」に入力する情報
「Google ビジネスプロフィール」に入力する情報は、以下の通りです。それぞれの項目は、検索結果に大きく影響するため、可能な限り入力するようにしましょう。
- ビジネスカテゴリ
- 住所、ピンの位置
- 電話番号
- 営業時間
- WebサイトのURL
- メニュー、サービス
- 商品
ビジネスカテゴリには、多くのカテゴリがあります。メインとサブを合わせて9つ設定できますが、カテゴリと関連性が低いビジネスと判断されると、マイナス評価になるリスクがあります。ビジネスに合ったカテゴリのみを選択するように注意しましょう。
必ず「オーナー確認」をする
情報を入力する際、「オーナー確認の方法選択」があります。「オーナー確認の方法選択」ではGoogle ビジネスプロフィール利用時のオーナー確認方法を選択できます。
「後で確認を行う」としてスキップすることもできますが、オーナー確認が完了しなければ、Googleからの評価が受けにくくなります。そのため、可能な限りスキップはせずに、「オーナー確認」を完了させましょう。
MEOで成果を得るための6つの施策
MEO対策で成果を得るための施策は、主に6つあります。ここでは、6つの施策について解説します。
1.NAP情報を統一する
MEO対策で成果を出すためには、NAP情報を統一する必要があります。
NAP情報とは、以下の3要素を指します。
- 名前(会社名・店舗名)
- 住所
- 電話番号
NAP情報は、自店舗のWebサイトやSNSなどと必ず統一させましょう。表記ゆれがないかどうかのチェックは必須です。記載方法が異なると、同じビジネスと判断されず知名度が低いと判断されるリスクがあります。
2.「Google ビジネスプロフィール」の情報を充実させる
「Google ビジネスプロフィール」の情報を充実させることも、MEOで成果を得るために必要な施策です。基本的な情報のほかに、写真、メニューなどさまざまな項目があります。
検索ワードを盛り込みながら内容の充実を図れば、関連性を高められます。内容を充実させると、ユーザーが受け取れる情報量も増え、集客にもつながるでしょう。
3.ポジティブな口コミを集める
Googleは、ユーザーに有益な情報の1つとして口コミを重要視します。ユーザーも、お店を利用するかどうかの判断材料として口コミを確認しているため、MEOの施策としてだけではなく、集客に大きく影響する要素といえます。
ポジティブな口コミを集めるには、ユーザーの満足度を高めることが必要です。口コミを投稿するためのQRコードを掲示するといった対策も有効です。
※「口コミ投稿にサービス」は絶対にしないよう注意※
ユーザーからの口コミが欲しいからといって、割引やクーポンなど、「口コミ投稿してくれた人にサービス」をすると、Googleのポリシー違反になります。オーナーや従業員が客を装って投稿することもポリシー違反にあたるので、注意しましょう。最悪の場合、アカウントの利用停止になる可能性もあります。
4.口コミに丁寧な返信をする
ユーザーからの口コミの投稿に、お礼の返信をすることも大切です。ユーザーへ丁寧な対応をしていると印象づけられるためです。悪い口コミにも、誠実な返信をすることでネガティブなイメージを軽減できるでしょう。また、さらなる悪い口コミを防止する効果もあります。
口コミは、ユーザーとコミュニケーションがとれる貴重な機会でもあるため、積極的に実施しましょう。
5.随時更新して最新の情報を掲載する
随時更新して最新の情報を掲載することも、MEOで成果を得るために必要な施策です。更新が一定期間なければ、古い情報とみなされマイナス評価となるリスクがあるためです。最新情報を保つことはもちろん、写真を追加したり、定期的に投稿したりするなどの対策をとりましょう。更新頻度は、週2回以上がおすすめです。
6.写真や動画などの情報を充実させる
toCは特に、お客様の来店きっかけになるので、写真情報の充実は重要です。
事業形態毎に、掲載すると良い写真の種類をいかにまとめたのでぜひ参考にしてください。
小売店 |
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飲食店 |
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美容室などのサービス業 |
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病院 |
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自力でのMEO対策が難しい場合は外注する選択肢もある
MEOはSEOに比べ、自力で取り組みやすい施策です。しかし、取り組む時間やスキルがないなど自力では取り組めない場合もあるでしょう。
自力での取り組みが難しい場合は、外部の業者に依頼することも検討しましょう。手間や時間を省けるだけではなく、専門的なスキルや蓄積したノウハウで、効果的な施策を提案してくれるメリットがあります。
まとめ
MEOは、「Map Engine Optimization」の略称で、マップエンジン最適化のことです。飲食店や美容室などの地域密着型のビジネスで、よく活用される施策の1つです。MEO対策は、来店見込みの高いユーザーへのアピールや、ユーザーが求める情報の提供など、多くのメリットがあります。是非活用を検討してみましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。