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META SEO inspectorとは?Chrome拡張機能でSEO分析をしよう
SEO |
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
META SEO inspectorとは、ブラウザ上で簡単に自社サイトのSEO対策の状況をチェックできるツールです。本記事では、「META SEO inspectorが便利」と聞いたことがあるものの、具体的な使い方を知らない人に向け、概要や使い方などの基礎知識をわかりやすく解説します。SEO対策のチェックを行いたい場合に役立ててください。
目次
- 「META SEO inspector」とは
- 「META SEO inspector」でできること
- 「META SEO inspector」の導入方法
- 「META SEO inspector」の使い方
- 「META SEO inspector」でチェックできるおもな項目
- まとめ
「META SEO inspector」とは
META SEO inspectorとは、閲覧しているWebページのメタデータを確認できるChromeの拡張機能です。自社サイトで基本的なSEO対策ができているか確認することは大切ですが、タイトルタグやメタタグ、hタグといった要素について1つひとつソースを確認するのは手間がかかります。
META SEO inspectorを使えば、画面上で簡単にソースを確認できるため、効率的にチェック・修正作業を行えます。インストールするだけで、無料で利用可能なのでぜひ活用してみてください。
「META SEO inspector」でできること
META SEO inspectorでは、ブラウザの右上に表示されるアイコンをクリックするだけで、自社サイトで基本的なSEO対策が行われているか、瞬時に確認することができます。また、検索結果で上位表示されている競合サイトがどのようなSEO対策を行っているのか、分析する際にも有効です。
META SEO inspectorで確認できる要素は、主に以下のとおりです。
- タイトルタグ
- メタディスクリプション
- メタキーワード
- hタグ
- Facebook用OGP設定・Twitterカード形式
- canonical属性
- 構造化データ
このほか、alt属性の設定漏れなど改善が必要な箇所には、下図のようにエラーメッセージが表示されるため、Webページの問題点を簡単に見つけることができます。
「META SEO inspector」の導入方法
META SEO inspectorの導入はたった2STEPで完了します。次の手順に従ってインストールしてみましょう。
Google Chrome をインストールする
META SEO inspectorはChromeの拡張機能であるため、まずはGoogle Chromeをインストールしましょう。
「META SEO inspector」を追加する
続けて、Chrome ウェブストアよりMETA SEO inspectorを追加します。登録などは一切不要で、利用料もかかりません。
「META SEO inspector」の使い方
META SEO inspectorを導入できたら、実際に使ってみましょう。利用の手順をわかりやすく解説します。
確認したいページを表示する
最初に、確認したいWebページをブラウザで開きます。画面上部のアドレスバーのとなりに、META SEO inspectorの電球が2つ並んだアイコンが表示されるため、クリックしてみてください。すると、以下の画像のようにメタデータが表示されます。
それぞれの項目を確認する
メタデータが表示されたら、タイトルやメタディスクリプション、hタグなどSEO対策上重要な要素が適切に設定されているかチェックしましょう。各要素の役割やMETA SEO inspectorで確認すべき点については後述します。
ページ内の注意事項を確認する
META SEO inspectorでは、閲覧しているWebページに改善すべき点がある場合、アイコンのとなりに赤く数字が表示されます。数字は改善点が何箇所あるかを示しています。
アイコンをクリックすると、下図のように赤字でエラーメッセージが表示されます。「1つひとつの要素を確認するのが大変」という場合は、エラーメッセージだけでも確認して修正・対策を行うようにしましょう。
「META SEO inspector」でチェックできるおもな項目
ここでは、META SEO inspectorで確認できるおもな項目について、SEO対策上の役割や、どんな点をチェックすべきか具体的に解説します。
タイトルタグ・メタタグ
タイトルタグは、ユーザーや検索エンジンに対してそのページのテーマを伝える役割を担っており、SEO対策においても重要な要素です。また、メタタグはコンテンツの情報をユーザー・検索エンジンに伝えるためのもので、主なものとしてはmeta descriptionなどがあります。メタタグはSEOに直接的な効果はないものの、クリック率向上につながるため、ないがしろにできない要素です。
META SEO inspectorでは下図のように表示されます。それぞれ、キーワードが盛り込まれているか、ページのテーマ・概要を端的に示す内容になっているか、文字数は適切か、といった観点でチェックしましょう。また、競合サイトと比較してみて、自社サイトに足りない要素がないか確認してみるのもおすすめです。
hタグ
hタグとは、ユーザー・検査エンジンにWebページ内で重要なポイントを伝えるための見出しタグのことです。hタグにはh1~h6の6種類があり、きちんと記述することで、ユーザー・検索エンジンのコンテンツ理解を促すため、SEO対策上も重要な要素です。
META SEO inspectorでは、下図のようにhタグの設定状況が確認できるため、「h1タグは1ページに1つ」「数字が小さい順に使う」などの原則が守られているか確認しましょう。
Facebook用OGP設定・Twitterカード形式
Facebook用OGPとは、Facebook上でWebページを紹介する際にそのページのタイトルやアイキャッチ画像、URL、ディスクリプション(概要)を適切に表示するための設定のことです。
また、Twitterカードとは、下図のようにツイート内でリンク先のページのアイキャッチ画像やURLを表示させるための機能です。
いずれもSNS上でユーザーの目に留まる・反応を得るために重要な要素なので、正しく設定されているかチェックすることが大切です。
META SEO inspectorでは、下図のようにOGP・Twitterカードの設定を確認できます。「og:」とある項目がOGPに、「twitter」とあるのがtwitterカードに関する設定です。各要素が最適な形で設定できているかチェックし、必要に応じて修正するようにしましょう。
canonical属性
canonical属性とは、同一の内容のページが複数ある際に、検索結果にどのページを表示させるのか検索エンジンに教えるための設定です。同一内容のページをそのまま公開していると、検索エンジンからコピーコンテンツとみなされ、ペナルティを受けてしまうリスクがあるため、canonical属性を設定することがSEO対策においても重要といえます。
META SEO inspectorでは、下図のようにどのページがcanonical指定されているか確認できます。
もしも検索エンジンから評価してほしいページが設定されていない場合は、すみやかに修正することをおすすめします。
構造化データ
構造化データとは、検索エンジンがテキスト情報を理解できるようHTMLでマークアップを行うことで、ページ情報をより適切に伝えるための設定のことです。
SEO対策に直接的な効果はありませんが、構造化データを利用することで検索結果によりリッチな情報が表示されるため、ユーザーのクリックを促すための施策として有効です。構造化データの詳細については、以下の記事をご参考ください。
※関連記事:構造化データとは?SEOへの効果や種類・マークアップ方法などを解説
META SEO inspectorでは下図のように、構造化データがきちんと設定されているか確認できます。
エラー
前述のとおり、META SEO inspectorでは改善すべき点がエラーメッセージとして表示されます。具体的には、以下のような例が考えられます。
- タイトルの文字数が適切でない
- メタディスクリプションの文字数が適切でない
- hタグの文字数が適切でない
- alt属性が設定されていない
こうしたエラーを見逃さず、1つひとつ対応することで、サイト全体のSEO対策、ひいては集客力の強化につながります。地道な作業ではありますが、META SEO inspectorなど便利なツールを活用して、効率的なチェック体制を構築しましょう。
まとめ
META SEO inspectorは、ブラウザ上で効率的に自社サイトのSEO対策の状況を確認できるツールです。インストールすればすぐに無料で使えるため、有効活用をおすすめします。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。