SEOに効果的なカテゴリ分けとは?

SEO |

こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。

Web担当者の皆様は、Webサイトの更新や新しいWebページの追加などを行う際、カテゴリ分けに困ったことは無いでしょうか?
そもそもカテゴリ分けを気にしたことはあるでしょうか?

カテゴリ分けはWebサイトのわかりやすさに直結するもので、SEOにも影響します。論理的にコンテンツを分類し、階層構造を構築することが必要不可欠です。

そこで今回は、カテゴリ分けをどのように行えば良いのか、具体例を示しながら解説いたします。

目次

カテゴリ分けはSEOにどう影響するのか?

カテゴリ分けはWebサイトの構造を決定するものです。つまり、ユーザーにとっての読みやすさ・わかりやすさに影響を与えるものであると同時に検索エンジンから見たわかりやすさにも直結しています。

つまり、カテゴリ分けはSEOに影響するのです。
適切なカテゴリ分けによってわかりやすいWebサイトになっていれば、検索エンジンから「良いWebサイトである」と判断され、Webサイトを適切に評価してもらうことができます。
カテゴリ分けが不適切でわかりにくい構造をしていると、コンテンツが優れていたとしてもコンテンツの関係性やWebサイトにおける位置づけなどを正しく理解してもらえなくなってしまいます。

ユーザーにわかりやすい、つまりSEO的にも適切なカテゴリ分けを行いましょう。

適切なカテゴリ分けとは?

それでは、どのようにカテゴリ分けを行っていけば良いでしょうか。この章では「良いカテゴリ分け」と「悪いカテゴリ分け」を見ながら適切なカテゴリ分けの仕方をご説明します。

「良いカテゴリ分け」をするために心がけるべきは、論理的に情報を分類することです。
つまり、以下のようなカテゴリ分けポイントに注意しましょう。

  • カテゴリは階層構造にする
  • 異なるテーマのページを同一カテゴリ内に混ぜない
  • 1つのページに含めるのは1つの内容まで

言わば当たり前のことではありますが、カテゴリ分けの際には念頭に置いてコンテンツを分類していきましょう。

例えば、旅行商品を販売するケースを考えてみます。

旅行にも様々な分類方法があります。例えば、

  • 場所(国・地域)
  • 目的(風景を楽しむ、食事を楽しむ、アクティビティを楽しむ)
  • 時期(春夏秋冬、お祭りの季節など)
  • 時間(日帰り、◯泊)
  • 手段(旅客機、客船、鉄道)
  • ターゲット層(学生グループ向け、家族向け、リタイア後向け)
  • 価格

などです。

場所や時期といった典型的な情報分類方法に「LATCH法」と呼ばれるものがあります。LATCHは以下の5種類の分類方法の略です。

L Location 場所
A Alphabet 日本語では五十音
T Time 時間・時期
C Category 分野
H Hierarchy 階層

カテゴリ分けに困ったら、まずはこれらの分類方法を考えてみましょう。

ただし、Webサイトのコンテンツによってはこれらよりも良い分類方法がある場合もあります。
LATCH法はアイデアのヒント程度に使ってみましょう。

では、具体的なカテゴリ分けを見ながら、カテゴリ分けにおける注意点を見ていきましょう。

今回はハイキングやダイビングといったアクティビティ商品を販売するWebサイトのカテゴリ分けを例に取ってみます。

アクティビティ商品を販売するWebサイトのカテゴリ分け

まず最初にアクティビティの「種類」によって分類し、その下層に各商品ページを配置してみました。
一見問題無くカテゴリ分けできているように見えますが、まだカテゴリ分けには改善の余地があります。今回は改善点を3つに分けて説明します。

 

ポイント1 分類する階層を増やす

改善策の1つは、アクティビティの種類をさらに分類することです。

先程のカテゴリ分けでは、2段目の分類が多くなってしまいます。ハイキング、ダイビング、カヌー、サーフィン、フィッシング、ラフティングと多種多様なアクティビティ商品が考えられます。
カテゴリ分けが多すぎるとWebサイトの構造が煩雑になりわかりにくくなってしまいます。

Webサイトの構造

そこで、アクティビティの種類を山、海、川といった分類にしてみました。
旅行に出かける時、遊びを予約する際に「山派・海派」という判断をすることもあるかと思います。そのようなユーザーの立場を想像したカテゴリ分けが良いカテゴリ訳のコツです。

 

ポイント2 カテゴリトップページを意識する

2つめの改善案を考えてみました。山、海といった抽象的な分類ではなく、都道府県を元にした地理的な分類を行ったのが以下のカテゴリ分けです。
これはSEOを考慮したものなのですが、順番に見ていきましょう。

まず、以下のようなカテゴリ分けにしてみました。

カテゴリ分け

ユーザーが旅行を企画する時、「どこに行くか」ということは必ず考えるでしょう。そこでトップページの次にまず行き先を選択してもらう設計にしました。
アクティビティの種類を先に選択してもらい、その後に行き先を選んでもらうという階層構造でも良いかもしれません。

しかし、このカテゴリ分けでも1つ問題点があります。

  • 1つのページに含めるのは1つの内容まで

が徹底されていません。

つまり、「東北・関東」、「九州・四国・中国」というカテゴリページが不適切なのです。
この場合には以下のように都道府県を1つずつ分けましょう。

カテゴリ分け

この改善はユーザーにわかりやすい分類というメリットだけでなく、カテゴリトップページの集客向上に繋がるという大きな効果が期待できます。
「東北・関東」と検索する人はほとんどいませんが、「東京」とか「長野」といった旅行の行き先の都道府県で検索することは多いことは明らかです。

つまり、想定される検索キーワードをカテゴリ分けに利用すれば、SEO効果が期待できるのです。
論理的な情報分類と同時に、SEOを考慮に入れたカテゴリ分けを行うと良いでしょう。

 

ポイント3 パンくずリストを設置する

カテゴリ分けを行ったら、パンくずリストを設置しましょう!

パンくずリストとは、表示されているWebページがカテゴリ構造の中でどの位置にあるのかを表すもので、一般的にWebページの上部に配置されます。

例えば、下の画像はある旅行代理店のバリ島ツアーの商品ページのスクリーンショットです。
商品情報の上(赤枠)にパンくずリストが配置されています。

ある旅行代理店のバリ島ツアーの商品ページのスクリーンショット

旅行代理店のWebサイトは以下のように複雑なカテゴリ構造をしています。カテゴリが増えれば増えるほど、表示しているページがこの中でどの位置にあるものなのかわかりにくくなってきます。
特に、下層のページに流入した場合、そのページがどのような位置づけのページなのかをコンテンツのみから判断するのは困難です。

そこで威力を発揮するのがパンくずリストです! パンくずリストを見れば、複雑な階層構造の中でページがどの位置にあるのか、視覚的に理解することができます。
下層のページに流入しても、サイト全体の構造を捉えることが可能となります。

下層のページに流入しても、サイト全体の構造を捉えることが可能

パンくずリストのメリットはカテゴリ構造やページの位置づけがわかることだけではありません。パンくずリストの設置はSEOの施策としても効果的です。
なぜなら、内部リンクを設置していることになるからです。

適切なカテゴリ構造を構築して内部リンクを貼ることで、クローラーが巡回しやすくなるのです。これによってWebサイトの評価が向上し、検索順位を上げることができます。
なお、内部リンクについては「内部リンクとは? SEO で重要な4ポイント【チェック必須】」で詳しく紹介しておりますので、ご参考ください。

パンくずリストの設置によって、特にカテゴリートップのページがSEO的に重要となります。
なぜなら、カテゴリートップページはその下位に位置する全てのページにリンクが貼られている状態となり、そのカテゴリ内で最もリンクが集まっているページとなるからです。

これによってカテゴリートップページは検索エンジンからの流入が多くなり、そのコンテンツによってCVRに影響を与えます。
パンくずリストを設置したらカテゴリートップページのコンテンツを見やすく、使いやすくなるよう絶えず改善を行っていきましょう。

まとめ

SEO的に有利なカテゴリ分けのためには、以下の点に注意しましょう!
・パンくずリストを設置する
・論理的な情報分類を行う
・異なるテーマのページを1つのカテゴリに含めない
・検索キーワードを意識する
・ユーザー目線でわかりやすい階層構造にする

ユーザーの立場に立ったわかりやすいカテゴリ分けを行うことは、検索エンジンにとってもわかりやすいWebサイトとなり、自然とSEO的に有利な構造となります。そしてその改善が検索順位の向上にも繋がっていくのです。

また、SEOで成果をよりあげたい方には弊社のSEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」がおすすめです。

・「どのようなコンテンツを作ればよいかわからない」
・「コンテンツを作ったり効果検証をしたりする時間がない」
・「コンテンツから流入は獲得できているものの、CVにつながらない」
など、コンテンツマーケティングについてのお悩みはありませんか?

AIアナリストSEOは、CV数を獲得できるSEOコンテンツを低コストで企画・制作するサービスです。
適切なキーワード選定から作成した記事の効果検証まで、独自のノウハウを半自動化することで、成果の出るコンテンツマーケティングを低コストで支援します。

資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

AIアナリストSEOの資料請求はこちら



この記事の執筆者

横山 崇

マーケティングチーム所属。工学系の大学院生です。