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キーワードマップを自作する7ステップ|便利なツール3選とSEO活用方法も解説
SEO |
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
キーワードマップとは、特定のキーワードに関連する語句を、マインドマップのように視覚的に整理した図や表のことです。
この記事では、キーワードマップを活用したい人に向けて、キーワードマップがSEO対策で重要な理由、キーワードマップツールを利用するメリット・デメリット、キーワードマップを自作する7つのステップなどについて解説します。おすすめのキーワードマップツール4選も紹介しているので、ツールを検討する際にぜひ役立ててください。
目次
- キーワードマップとは
- キーワードマップがSEO対策で重要な理由
- キーワードマップツールを利用するメリット・デメリット
- おすすめのキーワードマップツール3選
- キーワードマップを自作する7ステップ
- キーワードマップをSEOに活用するための方法
- まとめ
キーワードマップとは
キーワードマップは、特定のキーワードに関連する語句を、マインドマップのように配置し、視覚的に見やすくした図や表を指します。キーワードマップは、専用のツールを使って簡単に作成できます。ツールを利用すれば、関連キーワードを自動的に抽出し、キーワードマップとして、見やすく配置することが可能です。
手動で作成する方法もありますが、大規模なサイトでは数百以上のキーワードを管理する必要があるため、ツールの活用がおすすめです。キーワードマップで視覚的に管理することで、同じ検索意図のテーマのコンテンツの重複を防げるほか、内部リンクの最適な配置やサイト構成の考案にも役立ちます。
さらに、キーワードマップを利用すると、SEO対策が効率的に進められるようになります。関連キーワードを選定し、キーワードに基づいて質の高いWebページを増やすことで、サイトの専門性が高まるでしょう。結果として、Googleからの評価が高まり、検索結果での上位表示や露出の増加も期待できます。
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キーワードマップがSEO対策で重要な理由
キーワードマップがSEO対策で重要な理由は、主に3つあります。ここでは、3つの理由について解説します。
ターゲットキーワードを選定しやすい
キーワードマップで、キーワードを関連づけることで、ターゲットとするキーワードを選定しやすくなります。どのキーワードを優先し、どの順番で狙うべきかを決める際に役立ちます。
ビッグキーワードを狙うには、そのキーワードから派生する細かな情報や、ニッチな情報を網羅することが大切です。関連情報のページやコンテンツを下層ディレクトリに配置し、内部リンクでつなげることで、効果的にSEO対策を行えます。
コンテンツの作成に活用できる
キーワードマップは、キーワードの選定だけでなく、コンテンツの作成にも効果的です。キーワードマップを使うことで、関連するキーワードを確認し、それらをコンテンツに組み込めます。これにより、1つのコンテンツで複数の関連キーワードをターゲットにすることが可能です。
また、検索需要が高いキーワードについては、それぞれに個別のページを作成し、内部リンクで関連するページとつなげる方法が有効です。キーワードマップを活用して、検索需要に応じたコンテンツ作成を進めましょう。
取りこぼしているキーワードを発見できる
キーワードマップは、すでに多くのコンテンツを公開しているWebサイトでも有効です。このツールを使うことで、取りこぼしていたキーワードを視覚的に把握し、今後の戦略に活かせます。
キーワードマップを作成すると、これまでコンテンツで取り込んでいた関連キーワードと、取りこぼしていた関連キーワードが一目でわかります。これにより、どのジャンルの情報が不足していたのかを把握し、今後どの情報やキーワードを追加すべきかを明確にできるでしょう。
キーワードマップツールを利用するメリット・デメリット
キーワードマップツールを利用する際には、メリット・デメリットを知っておくことが大切です。ここでは、キーワードマップツールを利用するメリット・デメリットについて解説します。
キーワードマップツールを利用するメリット
キーワードマップツールを使えば、作業時間を大幅に短縮できます。手作業でのキーワード調査や選定には多くの時間と手間がかかりますが、ツールを使うことで効率的に作業を進められます。さらに、キーワードの難易度に関係なく、ツールを活用することで、苦手意識がある人でも手間を大幅に減らせるでしょう。
キーワードマップツールを利用するデメリット
キーワードマップツールを利用する際には、デメリットもあることに注意が必要です。キーワードツールは、キーワードベースで整理されるため、同じ分類としてまとめられるキーワードも、別々に分類されてしまいます。例えば、以下のように、2階層目の分類がツールでは別々に分類されます。
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図で表すと以下のような差が出ます
このように、キーワードごとにコンテンツを作成すると、内容が重複する可能性があります。そのため、新しいページを作成する際は、同じ検索意図を持つキーワードを1つのコンテンツに、まとめるようにしましょう。これにより、コンテンツの重複やユーザーの分散を防ぐことが可能になります。
キーワードマップを利用する際には、検索意図が同じキーワードがないかを確認することが重要です。また、キーワードマップを自作する方法もおすすめです。
自作の方法については、後ほど詳しく解説します。
おすすめのキーワードマップツール3選
キーワードマップツールの機能は、ツールによって異なります。ここでは、おすすめのキーワードマップツールを3つ紹介します。
keywordmap
画像引用:keywordmap
keywordmapは、キーワードの調査だけでなく、競合の広告調査や自社コンテンツの改善分析も行える、強力なマーケティングツールです。キーワードマップ機能を活用することで、ユーザーの検索ニーズや興味関心を視覚的に把握できます。
また、keywordmapでは、キーワードや関連キーワードの抽出からキーワードマップの作成までを、短時間で行うことも可能です。7日間の無料体験ができるため、まずは試してみることをおすすめします。
OMUSUBI(おむすび)
画像引用:OMUSUBI(おむすび)
OMUSUBI(おむすび)は、入力したキーワードに関連する語句を取得し、キーワードマップを作成するツールです。マインドマップ形式で表示され、視覚的にわかりやすい点が特徴です。
また、GoogleやYouTube、Amazon、Bingなどのサジェストを自動的に取得し、それぞれに対応したキーワードマップを作成できます。違った角度からユーザーのニーズを把握できるため、競合が少なく収益性の高いキーワードの抽出に役立ちます。OMUSUBI(おむすび)は、完全無料で利用でき、有料プランはありません。
KEYWORD FINDERのキーワードマップ
KEYWORD FINDERには、キーワードマップ機能が搭載されています。キーワードマップ機能では、登録したキーワードのサジェストを自動的に取得し、マップとして可視化できます。また、関連キーワードの取得に加え、SEO難易度や検索ボリュームのデータも得られる点もメリットです。
KEYWORD FINDERのキーワードマップは無料体験で利用できますが、無料だと機能が限定されるため、本格的に活用する場合は有料版の利用がおすすめです。
キーワードマップを自作する7ステップ
キーワードマップを自作するには、7つのステップを踏む必要があります。
- 方向性を定める
- メインのキーワードを決める
- サジェストキーワードをリストアップする
- 検索ニーズごとに分類する
- 検索意図分析により精度を上げる
- マインドマップにまとめる
- 定期的に見直す
ここでは、手順に沿って解説します。
1.方向性を定める
まずは、Webサイトやメディアの方向性を定め、ペルソナを設定しましょう。どのような価値を提供するのか、ユーザーとどのようなコミュニケーションを取りたいのか、具体的にどのようなユーザーに利用して欲しいのかなどを、イメージすることが大切です。
サイトの方向性やペルソナを具体的に明確にすることで、ユーザーが検索するキーワードや提供すべき情報がイメージしやすくなります。
- 貴社のサイト・メディアが提供しているサービス・価値は?
- Webで提供したい情報は??
- ユーザーとWebを通じてどのようなコミュニケーションを取りたいか?
ペルソナとは?ターゲットとの違いや設定方法を詳しく解説
2.メインのキーワードを決める
サイトの方向性やペルソナをもとに、メインのキーワードを決めましょう。自社のサービスを正確に表すキーワードと、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードの両方を満たす必要があります。
例えば、SEOをテーマにしたサイトの場合、「SEOツール」「SEO対策」など、関連キーワードやユーザーが頻繁に検索するキーワードを選びます。サイトの方向性が明確であれば、メインのキーワードも自然に決まるでしょう。
3.サジェストキーワードをリストアップする
メインのキーワードが決まったら、自社の商品やサービスに関連するキーワードより、サジェストキーワードをリストアップします。キーワードをまとめる際には、Excelを活用すると便利です。サジェストキーワードの収集には、無料ツールを利用できます。「ラッコキーワード」を使うと、サジェストキーワードを一度に確認できるため、おすすめです。
サジェストキーワード確認についてはこちらの記事で解説しています。
さらに、月間検索ボリュームを調査し、ユーザーにニーズがあるキーワードを確認することも重要です。サジェストキーワードの検索数が少なくても、複数のキーワードを組み合わせると、全体としてまとまった検索ボリュームになることがあります。月間検索ボリュームを調べる際には、Google広告の「キーワードプランナー」の活用がおすすめです。
キーワードプランナーの使い方はこちらの記事で解説しています。
4.検索ニーズごとに分類する
サジェストキーワードをリストアップしたら、ユーザーの検索ニーズが似ているキーワードごとに分類します。同じカテゴリーに属するキーワードのなかで、検索ボリュームが大きいものをメインキーワードとし、その他をサブワードとして整理します。
整理する際には、Excelを用いることがおすすめです。検索ボリューム、検索順位、サイトのURLなどの情報が最低限必要です。
5.検索意図分析により精度を上げる
検索ニーズごとに分類したら、検索意図分析により精度を上げましょう。分類が難しいキーワードについては、実際に検索してみて、検索結果に表示される上位の記事がどれくらい重複しているかを確認します。記事の重複が多いほど、キーワードの検索ニーズが近いと判断できます。
検索結果を参考にすることで、キーワード間の関連性を把握し、カテゴリーの精度を向上することが可能です。手間はかかりますが、最初に行うことでテーマが明確になり、その後の作業がスムーズに進むようになるでしょう。
6.マインドマップにまとめる
Excelで整理したキーワードは、マインドマップに落とし込み、キーワードマップの形にします。マインドマップは、イギリスの著述家トニー・ブザンによって提唱された、アイデアや言葉を視覚的に整理する方法です。
マインドマップにすることで、視覚的に理解しやすくなり、他者との共有が容易になります。また、調整する際のキーワードの移動をドラッグ&ドロップで簡単に行える点も、メリットの1つです。
マインドマップを作成するには、XMind、FreeMind、Frieve Editorなどの無料ツールを利用しましょう。無料ツールは誰でも利用できるほか、時間を大幅に短縮できるため、おすすめです。
7.定期的に見直す
ユーザーの検索ニーズは、時間とともに移り変わるため、定期的にチェックして見直しましょう。3か月ごとを目安に見直すことをおすすめします。大きなトレンドが発生した際には、その都度見直しを行いましょう。変化が速い業界では見直しの頻度が短くなることもありますが、新しい概念があまり生まれない業界では、6か月ごとの見直しで十分かもしれません。
キーワードマップをSEOに活用するための方法
キーワードマップをSEOに活用するための方法は、主に4つあります。
- 検索ボリュームを可視化する
- 関連キーワードを選定する
- ロングテールSEOを意識する
- 関連キーワードで良質なコンテンツを増やしていく
ここでは、4つの方法について解説します。
検索ボリュームを可視化する
検索ボリュームの可視化は、SEO対策において重要です。キーワードマップを利用して検索ボリュームを可視化することで、都度確認する手間を省けるようになります。
検索ボリュームは、「ロングテールキーワード(~1,000)」「ミドルキーワード(1,000~1万)」「ビックキーワード(1万~)」と、3つに分類できます。キーワードのボリュームによって対策方法は異なるため、それぞれに適した対策を講じることが重要です。
以下が各キーワードの対策方法です。
ロングテールキーワード | 詳細なコンテンツを作成して、特定のニーズに応える |
---|---|
ミドルキーワード | コンテンツを網羅的にし、内部リンクを活用するなど、 中長期的に対策を行う |
ビッグキーワード | トピッククラスターの作成、外部リンクの獲得、リスティング広告との併用などの対策を進める |
関連キーワードを選定する
関連キーワードの選定も重要です。ビッグキーワードを狙うのは難しいため、まずは関連キーワードを選定し、関連キーワードでのコンテンツを作成しましょう。ビッグキーワードで上位表示を狙うには、関連するキーワードのニーズを満たしたコンテンツの作成が求められます。
また、関連キーワードに対する質の高い記事を多くそろえることで、サイトの専門性が向上し、Googleからの評価も得やすくなるでしょう。
ロングテールSEOを意識する
ビッグキーワードで即座に上位表示を狙うのは、困難です。そのため、検索数が「10~100」や「100~1,000」といった少なめの関連キーワード(ロングテールキーワード)を、優先的に選定することが重要です。
ロングテールキーワードは、競合が比較的少ないため、上位表示が狙いやすくなります。結果的に、検索流入を確実に増やせ、効率的かつ効果的なSEO対策につなげられるでしょう。
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関連キーワードで良質なコンテンツを増やしていく
関連キーワードを活用して良質なコンテンツを増やすことは、SEO対策において重要です。まずは、競合の上位サイトを分析し、どのようなコンテンツが高く評価されているかを把握しましょう。その情報をもとに、ユーザーの検索ニーズに応じたコンテンツを作成します。信ぴょう性や独自性を加えることで、さらに質の高いコンテンツを提供できます。
良質なコンテンツが増えると、Googleからの評価が高まりますが、同じ検索ニーズに対して複数のコンテンツを作成することは逆効果になるため、避けましょう。
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なお、良質なコンテンツを作成する3つの手順を以下で解説します。
1.コンテンツの方向性を決める
良質なコンテンツを作成する際には、まずはコンテンツの方向性を決めましょう。キーワードマップにあるキーワード群から、検索ニーズを分析し、提供すべき情報を整理します。1つのコンテンツにつき、3~5個のキーワードを目安に使いましょう。キーワードが少なすぎると内容が偏り、逆に多すぎると情報が散漫になってしまうため、注意が必要です。
2.コンテンツの内容を決める
方向性が決まったら、次にコンテンツの内容を決めましょう。まず、選定したキーワードで上位表示されているコンテンツを分析します。その上で、独自の情報を加え、より価値のあるコンテンツを作成しましょう。独自性を取り入れることで、検索エンジンからの評価が高まります。
上位表示されているコンテンツの内容をコピーすると、重複コンテンツと判断されるため、注意しましょう。
3.タイトルにもこだわる
コンテンツの内容と同様に、タイトルも重要です。タイトルには、主要なキーワードや関連キーワードを含めつつ、コンテンツの内容が明確に伝わるようにしましょう。これにより、ユーザーは何を得られるかを一目で理解でき、検索エンジンにも評価されやすくなります。
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まとめ
キーワードマップとは、特定のキーワードの関連語句を視覚的に整理した図や表のことです。
キーワードマップは、専用ツールを使って簡単に作成できます。ツールにはさまざまな種類があるので、自社の用途に合ったものを選びましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。