CVR(コンバージョン率)の計算方法とは?平均値や改善ポイントなども解説

マーケティング | 更新:2021.03.29 | 公開:2021.03.29

こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。

CVRはデジタルマーケティング初心者が最初につまずきがちなポイントです。分析ツールで自動的に算出されるCVRは、どのような項目を元に計算されるのでしょうか。今回はWeb広告運用におけるCVRの求め方や業界ごとのCVRの平均値、改善ポイントなどを紹介します。マーケティングの的確な分析や効果的な施策に役立ててください。

目次

CVR(コンバージョンレート)とは

CVR(コンバージョンレート)とは、「Conversion Rate」の頭文字をとった略称です。Webサイトに訪れたユーザー数に対し、どの程度の成果が得られたのかの割合を示します。たとえば、Webサイトへのアクセス数(ページビュー、またはユニークユーザー数)のうち、コンバージョン(商品購入やメンバーへの加入など)の比率です。

CVRを計算する目的

CVRを計算する目的は、「的確な手段と基準によってCV数を改善させること」です。CVRは商品や無形商材に注目しているユーザーが、どれだけ購入や申し込みをしたのかに限らず、購入や申し込みにいたらなかった割合の把握もできます。CVRが伸びないと売り上げや申し込み数の低下に影響しますが、CVRを高められるとCV数のアップも可能です。

CVRとCV数の関係

CVRとCVは相互に関係性があり、原則としてCVRを上げるとCV数もアップします。CV数は、広告をクリックしてサイトを訪問したユーザーが、商品購入や資料請求など何らかのアクションをとった数です。クリック数を維持しながらCVRを改善できれば、CV数も高まります。CVRとクリック数の両方を改善できると、CV数もよりよい効果が得られるでしょう。

簡単にわかるCVRの計算方法

CVRは、次の計算式から算出されます。

CV数÷PV数×100=CVR(%)

PV数とはページビューのことで、ユーザーがWebページを表示した回数です。コンテンツの需要を把握する指標に活用されます。PVと混同しやすい用語に「クリック数」がありますが、クリック数とはユーザーが広告に反応したクリック回数です。

CV数の算出は、サイトのCVの定義や販売している商品やサービスの内容によって変わります。「サイトを訪れたユーザーに対するCV数」や「広告をクリックしたユーザーに対するCV数」を算出する目的としての利用が一般的です。

2つのケースからみるCVRの計算例

CVRの算出例について、具体的な事例を元に解説します。たとえば、Webサイトにおける2つのページ(ページAとページB)のCVが、「無料の資料請求」と仮定した場合をみていきましょう。ページAとページBのPV数とCV数、CVRは次のとおりです。

  ページA ページB
PV数 2,000 500
CV数 20 10
CVR 20÷2,000×100=1% 10÷500×100=2%

ページAのCV数は20で、ページBのCV数10よりも多いことがわかります。CVRを比較するとページAの1%よりもページBは2%と高い比率です。つまり、集客を目的とする場合、ページBのPV数を伸ばした方が効率的にCVRを高められるとわかります。サイトの改善点を見つける際には、CVRにも注目すると、今後の施策や改善点の的確な理解が可能です。

業界別にみるCVRの平均値

CVRの平均値は、業界や広告の種類などによって異なります。

業界 リスティング広告の
CVRの平均値(%)
ディスプレイ広告の
CVRの平均値(%)
擁護団体 1.96 1.00
自動車 6.03 1.19
B2B 3.04 0.80
消費者サービス 6.64 0.98
デート&マッチング 9.64 3.34
EC 2.81 0.59
教育 3.39 0.50
雇用サービス 5.13 1.57
ファイナンス&保険 5.10 1.19
健康と医療 3.36 0.82
家庭用品 2.70 0.43
産業サービス 3.37 0.94
法律 6.98 1.84
不動産 2.47 0.80
技術 2.92 0.86
旅行&ホスピタリティ 3.55 0.51

※参考:WordStream|Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]

リスティング広告は、検索エンジンでユーザーが検索したキーワードをもとに関連した広告が表示されるインターネット広告を指します。ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠に表示される画像や動画、テキストなどによる広告です。どの業界もディスプレイ広告のCVR平均値が低い理由は、広告が表示されるタイミングが原因としてあげられます。

CVRを確認する方法

CVRを確認するには、Webサイトにどのようなアクセスがあったのか、データのチェックが必要です。Google Analyticsを利用すれば、「Webサイト全体」「Webサイトへの流入別」「WebサイトのLPごと」にCVRの数値がどれくらいかを把握できます。

サイト全体

「Web全体のCVR」を確認すると、Webサイトにおける概括的なCVRの平均がわかります。つまり、Webサイトのユーザーすべてのなかで、何人くらいがCVにいたったかの比率の平均値です。分析までの方法は、メニューから「コンバージョン→目標→概要」を選択すると、確認可能です。

流入経路別

「流入経路別のCVR」を確認すると、どのような道筋をたどってWebサイトに到達したか、経路を分類しながらCVRを分析できます。つまり、どのようなルートでサイトを訪問したらCVRが高い(低い)のかの可視化が可能です。分析までの方法は、Google Analyticsのメニューより「集客→すべてのトラフィック→チャネル」を選択すると、表示されます。

LP別

LP(ランディングページ)は、「Landing Page」の頭文字で、検索結果や広告などを経由してユーザーが最初にアクセスするページのことです。LPごとにどれだけのユーザーが訪問したかを確認すると、Webサイトのどのページを玄関口として訪問するユーザーのCVRが数値として理解できます。分析までの方法は、メニューより「行動→サイトコンテンツ→ランディングページ」を選択すると把握可能です。

CVRが低くなる原因

CVRが低かった場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?CVRが低くなる、代表的な6つの要因を解説します。

LPがターゲットのニーズとマッチしていない

ユーザーのニーズとLPがマッチしていないと、ユーザーは混乱してCVせずに離脱する可能性があります。たとえば、男性向けテック系のLPを作成しているのに、女性ユーザーに表示されてしまうと、適切なアプローチになりません。LPの内容とターゲットのニーズにズレがあると、「自分には関係ない」とスルーされてしまいます。

CVまでのハードルが高い

CVRは、CVそのものがしやすいかによっても変動します。商品を買うべきか決めきれていないユーザーにとって、唐突に購入や申し込みへと誘導するのは、押し売りされているのと同じような感覚になるからです。よって、Webサイトを訪問したユーザーをいきなり「購入」へと誘導したり、複雑なフォーム入力をCV前にさせたりすると、離脱の要因になります。

CVの動線がわかりにくい

CVの動線とは、Webサイトを訪問したユーザーをCVまでにうまく誘導できる流れのことです。Webサイトに設置されたCVボタンの位置がわかりにくかったり、ユーザーがCVしたいタイミングにボタンがなかったりすると、CVを取りこぼす可能性があります。Webページのすべてに共通する箇所には、CVできるボタンを設置しておくと、自然な流れでの誘導が可能です。

サイト情報の信頼性が低い

ユーザーからの信頼が得られないと、なかなかCVへとうまくつなげられません。Webサイトを運営している企業や運営者の情報がわからないと、ユーザーが商品やサービスの利用をためらう原因になります。ユーザーからの信頼を得るには、企業情報や運営者の経歴・氏名の明記、商品の購入者やサービス利用者の声などを掲載すると効果的です。

多様なデバイスに最適化されていない

最近は、スマートフォンやタブレット端末からサイトにアクセスするユーザーが多い傾向にあります。操作性のよさやレイアウトの見やすさは、デバイスによって異なるため、どんなデバイスからでも見やすいサイトの制作が重要です。デバイスによってレイアウトが崩れていたり、CVボタンが押しにくかったりすると、CVRの低下につながります。

コンテンツが魅力的でない

文字ばかりで写真が少なかったり、コンテンツ内容がユーザーの求める雰囲気にあっていなかったりなど、コンテンツそのものが魅力的でないとCVにはつながりません。サービス自体がユーザーのニーズにあっていない、価格が適切ではないなど、Webサイトの構成以外に原因がある場合も考えられます。

CVRを改善する際のポイント

CVRを改善するには、具体的にどのような施策をすればよいのでしょうか?低いCVRを高める際に検討される代表的な施策を解説します。

LPの内容を見直す

LPはWebサイトの玄関口です。そのLPの内容がユーザーの目的をマッチしているかの見直しは、CVRにも効果があります。広告を出しているケースでは、「LPがユーザーに効果的なストーリーになっているか」を確認しましょう。また、ユーザーの流入数が多いWebページをとおして、適切な検索キーワードやコンテンツ情報などを再度調査してください。

読み込み速度の改善

画像を使用すると、コンテンツにインパクトを与えられ、内容をわかりやすく示せる点がメリットです。しかし、データ量が大きくなりすぎるとページの読み込み速度が遅くなり、ユーザーの離脱率が上がる原因になります。そのため、画像サイズやスクリプトファイルなどは最適化することが重要です。

Webサイトでの訪問時間を伸ばせれば、CVRアップにも有用性があります。

アクセス数を増やす

Webサイトへの集客力がアップすると、CVRに影響を与えやすいユーザー数がアップするためCVR向上にも有益です。具体的には、SEOとコンテンツマーケティングを併用すれば、サイトのテーマと関連性の高い見込みユーザーを集客できます。

それ以外にも、実績や会社概要などの信頼性に関するコンテンツを設置し、ユーザーの信頼度を高めながらCVRアップを目指す方法もあります。

動線の最適化

CVポイント付近のデザインや表示位置を改善することで、Webサイトの動線に関する最適化が可能になります。ユーザーに与えるファーストインプレッションは、字体や余白などささいな箇所で大きく変わります。

Webページに設置されているCVボタンやナビゲーションのテキスト、エラー表示のデザインなど細かな部分まで配慮すると、ユーザーがCVまでアプローチする際に有益です。

離脱防止ツールの導入

離脱防止ツールとは、Webサイトから離れようとするユーザーに、別のウィンドウで広告を示してサイトを再度訪ね歩くことを促すツールです。最適なタイミングかつメリットのある方向で訴求できると、ユーザーの離脱を防げます。離脱防止ツールをより効果的に利用するには、ユーザーがWebサイトでどのような行動をとるのか分析したうえで、それぞれのユーザーに合ったポップアップ表示が必要です。

まとめ

CVRの計算は広告運用を始めたばかりの人にとっては難しいケースも多いでしょう。しかし、Webサイトの効率的な施策や改善点を把握するうえで必要不可欠といえます。

広告運用代行サービス「AIアナリストAD」は、リーズナブルな費用で効果的な広告運用をサポートする、広告運用代行サービスです。今まで30,000サイトを改善したノウハウをもっています。細部までいき届いた入札調整から最適な予算の配分までを一貫してアシストし、CVにつながる広告配信が可能です。興味のある人はお気軽に無料の資料をご請求ください。

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この記事を書いた人

株式会社WACUL

株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。

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