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CTR(クリック率)とは?CTRを上げる方法や改善のポイントを紹介
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こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
この記事では、CTR(クリック率)とは何かについて解説します。計算方法や目安、CTRを高めるための改善策なども紹介するので、今後の自社のマーケティング活動に役立ててください。CTRについての理解を深めることで、広告運用もやりやすくなるでしょう。
目次
- CTR(クリック率)とは
- CTR(クリック率)を高めることで得られるメリット
- CTR(クリック率)の計算方法
- CTR(クリック率)の目安
- CTR(クリック率)を上げる方法
- CTR(クリック率)改善時のポイント
- まとめ
CTR(クリック率)とは
CTR(クリック率)とは、掲載広告がクリックされた割合のことです。Click Through Rateの略語で、クリックスルー率とも呼ばれています。インプレッション数(ユーザーに表示された回数)のうち、実際にクリックされた回数を除算したものです。SEOの分野における広告運用の場面でよく用いられています。
CTR(クリック率)は、高い方がよく、SEOの観点でも広告運用の観点でも重要な役割があります。SEOと広告におけるSEOについて、以下で詳しく見ていきましょう。
SEOにおけるCTR
SEOにおけるCTRは、検索順位に依存し、上位に掲載されるほど高くなります。検索上位になるほど、ユーザーの目に触れやすくなるためです。SEOにおけるCTRを向上させるには、検索順位を上げる必要があるでしょう。海外では掲載順位の1位と2位で、CTRが半分ほど減少し、下位になると横ばいになるという調査結果もあります。
広告運用におけるCTR
広告運用におけるCTRは、以下のように、さまざまな要因によって変化します。
- キーワード
- 検索媒体
- 検索地域
- 検索時間
- デバイス
- ターゲット層
- 広告が表示される位置
- 広告テキスト
広告運用におけるCTRが低い場合は、多角的な視点をもって原因を特定しましょう。先入観をもって原因を追求すると、問題を解決できなくなる可能性があります。また、上位表示もCTRが低くなる重要な要因です。検索キーワードが何かによっても、CTRは変化します。
ディスプレイ広告のCTRは低い傾向にある
ディスプレイ広告のCTRは、リスティング広告(検索広告)に比べると低い傾向にあります。リスティング広告の方が、ユーザーの興味関心が強いタイミングで広告を配信できるためです。
CTR(クリック率)を高めることで得られるメリット
CTR(クリック率)を高めると、広告ランクや広告・ランディングページの質、コンバージョン数が向上します。どのくらいの人が自社サイトにアクセスしたかが分かるためです。広告の効果分析を行う際にも役立つでしょう。それぞれのメリットについて、以下で紹介します。
広告ランクの上昇
CTRが高くなると、システムが価値のある広告だと判断するため、広告ランクが上昇します。広告ランクが上昇すると、単価が安くなったり、掲載順位が上がったりするのでおすすめです。
広告・ランディングページの質の向上
CTRの向上により得られるユーザーデータが多くなると、ニーズ分析の精度も向上し、より高品質な広告・ランディングページを作成できます。ランディングページの質が高いほど、コンバージョン率も向上するでしょう。
コンバージョン数の増加
ランディングページへアクセスするユーザーが増えると、自然とコンバージョン数も増加します。コンバージョン数は、コンバージョン率とアクセスユーザー数の積算で算出できるためです。
CTR(クリック率)の計算方法
CTR(クリック率)は、以下の式で算出できます。
- CTR=クリック数÷インプレッション数×100
たとえばインプレッション数が1,000で、クリック数が30だと、CTR(クリック率)は3%です。パーセンテージで表示したくない場合は、100をかけずにそのまま計算しましょう。CTRを算出することで、その広告に対するユーザーの興味関心具合を把握できます。マーケティングにおける重要な指標になるので、正確に算出しましょう。
CTR(クリック率)の目安
CTR(クリック率)の目安は、1%前後と言われていますが、業界や広告媒体、デスクトップかモバイルかなどで差がでます。Facebookでは1%前後でも、Googleのリスティング広告では4~5%ほどになることも多いです。GoogleやFacebookでも確認できるため、各媒体で広告出稿する際は参考にしてください。
一般的にCTRは、BtoB業界が高めで、BtoC業界が低めと言われています。たとえば運輸業界のCTRは14%前後ですが、飲食業界のCTRは4%前後です。個人より業者の方が、広告をクリックしてくれる傾向があります。
また、媒体ごとに何をインプレッションとするかが異なります。出稿の際は各媒体に、何をもってインプレッションになるかを確認しましょう。インプレッションのカウント方法を見誤ると、目標設計に狂いがでます。
CTR(クリック率)を上げる方法
CTR(クリック率)はどのように上げれば良いのでしょうか。具体的な改善方法を紹介します。
ユーザーの検索意図・ニーズと広告文・コンテンツが合うようにする
広告文とコンテンツを、ユーザーニーズや検索意図に合わせることで、CTRが向上します。出稿の際は、タイトルや広告文にキーワードを含めるなどして、魅力的なタイトルを作りましょう。
ただし誇張した表現やユーザーを煽るような表現は避けるべきです。実態とかけ離れた文言で訴求すると、出稿先からペナルティを受ける可能性があります。ランディングページの評価が下がることもあるので、適切な表現を心がけましょう。
ペルソナやカスタマージャーニーマップを作成する
ペルソナやカスタマージャーニーマップを作成すると、ユーザーがどのような検索意図やニーズを持っているのかが分かりやすくなります。性別や年齢、業種などの細かな項目で、ターゲットを想定できるためです。「CTRを伸ばす方法」よりも、「Webマーケティング担当者が実践すべきCTRの改善法」の方が、より心に響きます。
CTRが高まる広告文やタイトル、説明文を作る際はペルソナやカスタマージャーニーマップを作成しましょう。
さらに詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
カスタマージャーニーとは何か?マーケティング戦略に必要な理由や作成時の注意点など解説
訴求点のA/Bテストを行う
ユーザーの心に響く広告文やコンテンツを2パターンつくり、訴求点のA/Bテストを行います。CTRを向上させる広告文やコンテンツは、ひとつの案だけでは分からないためです。A案に変更を加えたB案を用意することで、どちらの案が優れているかを客観的に把握できます。
より精度を上げたい場合は、3案以上を比較検討しましょう。数パターンの中からCTRを向上させる案を厳選してください。
CTR(クリック率)改善時のポイント
CTR(クリック率)は、どのように改善すれば良いのでしょうか。具体的なポイントを紹介します。
CTRを追いすぎない
CTRの改善を意識しすぎると、ランディングページと広告文の内容が合わなくなり、コンバージョンに繋がらない可能性があります。出稿の際は、過度にCTRを意識しないようにしましょう。
CTRは、改善すべき指標の1つですが、目的ではありません。ユーザーからのフィードバックの1つと捉えることが大切です。
CTRは変動するため、総合的な判断をもとにした改善策が必要
CTRは、広告文や出稿先、ターゲットによって変化しやすいです。掲載場所や時間によっても変わるため、短期間の変動で判断しないようにしましょう。長期的な視野で変動を分析し、総合的な判断をもとに改善することが大切です。多角的な視点で問題を特定してください。
ターゲット設定が適切か確認する
ターゲットの設定が間違っていると、ユーザーの興味関心を引く広告を配信できません。たとえば男性用の商品なのに、女性をターゲットにしていると、確実にCTRは落ちます。CTRが思うようにいかない場合は、ターゲットユーザーの設定を見直しましょう。ターゲティング機能などを利用して、性別や年齢、住所に間違いがないかを確認してください。
検索キーワードの設定が適切か確認する
検索キーワードが適切でないと、広告が掲載されてもクリックされず、CTRも低下します。出稿の際は、適切な検索キーワードになっているか、検索キーワードが訴求ポイントに合っているかを確認しましょう。Googleが提供するキーワードプランナーで「部分一致」がでた場合は、意図しないキーワードで広告表示されている可能性があります。
また、広告テキストに検索キーワードを入れることも大切です。ユーザーニーズに合致したキーワードを使うことで、ランディングページを見てもらえる可能性が高まります。
ランディングページと検索クエリ・広告テキストのつながりを意識する
ランディングページと検索クエリ・広告テキストにつながりがないと、ユーザーの興味関心と広告にズレが生じ、CTRも低下します。ユーザーニーズを満たさないため、広告の品質も低下するでしょう。
出稿の際は、ランディングページと検索クエリ・広告テキストにつながりを持たせましょう。CTRよりも、ランディングページからのコンバージョン数の上昇を重視します。
実績や数値を具体的に入れる
実績や数値を具体的に入れると、説得力が増し、CTRも向上します。顧客満足度や売上実績などの数値を、広告文に掲載している企業も多いです。広告文は、なるべく具体的な数値を使用し、ユーザーの納得感を高めましょう。たとえば「驚異の売上実績」より「1万人が愛用する」の方が興味関心をそそられます。
ユーザーの購入につながる要素を入れる
ユーザーが購入を決定する要素を明確に示すと、CTRが向上します。「購入にはこれが必要」というユーザーニーズを的確に捉えるためです。購入を決定する要素は、ターゲットの属性や商品の種類などによって異なります。たとえば歯科業界では、立地や料金、対応可能な施術などが、購入の決定要因になるでしょう。
広告表示オプションを追加する
広告表示オプションには、広告文だけでは掲載できない要素を表示できます。たとえばGoogle広告やYahoo!広告は、広告文と共に住所や電話番号などを掲載可能です。また、広告表示オプションを利用すると、検索エンジンからの評価向上に繋がる可能性があります。広告表示オプションは、SEOという観点でもおすすめです。
まとめ
CTRとは、掲載広告が、クリックされた割合のことです。広告運用の効果を検証する指標として利用されています。ランディングページへのアクセス数増加にも関わるため、積極的に向上させましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。