リスティング広告のキーワード選定8ポイント!初心者でもOK!

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こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。

これからリスティング広告を始める方や、なかなか成果に繋がっていない方に、ぜひ知ってほしいのが「キーワードの選び方」です。

キーワードの選び方によって、リスティング広告が配信されるターゲットが大きく変わってきます。適切なキーワードを設定することで、リスティング広告経由のコンバージョン数を伸ばしていきましょう!

目次

キーワード選定前の2ポイント

まずはキーワードを選ぶ前の、まずはキーワードを選ぶ前の、1.キーワードは「量」と「質」2.キーワードを分類する
という知っておきたい2ポイントを紹介します。

1)キーワードは「量」と「質」

リスティング広告で設定するキーワードは、「量」と「質」の2つの観点で考える必要があります。

  • 量…検索される回数の多さ
  • コンバージョンにつながる可能性の高さ

せっかくキーワードを設定してもユーザーに該当ワードが検索されないと、広告として表示されません。リスティング広告を始めたばかりのときは、最低でも検索ボリュームが月間100以上のワードを選びましょう。それ以下のキーワードまで設定すると、慣れないうちは管理が少し大変になるためです。

※検索ボリュームとは

該当のキーワードが、ユーザーにどれくらい検索されているかを指す用語です。後述する「キーワードプランナー」というツールを用いて、調べられます。

また、いくら検索される回数が多くても、コンバージョンに繋がらないキーワードであれば意味がありません。つまり、ユーザーの検索時の期待と、HPのコンバージョンが一致していることが重要です。

例をあげると、イタリアンレストランのHPを運用していて、予約がコンバージョンの場合、イタリアンレストランを予約したいという期待をもったユーザーに配信すべきです。そのようなユーザーが検索するワードは「イタリアン 渋谷」「イタリアン ランチ」のようなワードになります。
ここで、「イタリアン レシピ」キーワードで検索するのは、イタリア料理を自分で作りたいユーザーなので、コンバージョンに繋がらないワードといえます。

2)キーワードを分類する

キーワードを検討する際に、以下のどの枠に分類されるかを考えることで、アイディアを出しやすくなります。イタリアンレストランを経営しているとして、キーワード例を出しながら説明します。

ビッグワード

1単語の検索ボリュームが大きいワードを指します。検索されやすいワードですが、競合が多いため、予算を上げないと自分の広告が表示されにくい場合があります。

(例)「イタリアン」「イタリア料理」

情報収集ワード

ユーザーが悩みを抱えていて情報を収集するときに検索するワードを指します。低い予算でも配信されやすいですが、CVRは低い傾向にあります。

(例)「イタリアン 記念日」「イタリアン おすすめ」

購入検討ワード

ユーザーがサービスを利用したい場合に検索するワードを指します。配信されるには、予算を比較的高くする必要がありますが、CVRも高い傾向にあります。

(例)「新宿 イタリアン ディナー」「イタリアン 予約」

指名ワード

自社の商品名やサービス名のワードを指します。競合がおらず、低い予算で配信できるので、自社サービスの類似ワードで検索されたときに、自社HPが検索結果の1位に表示されない場合は、出稿を検討しましょう。

(例)「自店のレストラン名」「自店の看板メニュー名」

キーワードを見つける便利な方法

まずは、自分がユーザーの立場になって、検索されやすく、コンバージョンに繋がりやすいキーワードを洗い出してみましょう。その際に、上記のそれぞれの分類で不足しているワードがないかを考えるとアイディアが浮かびやすいです。ワードを洗い出して、キーワードが頭打ちになった際に、便利な方法を以下で紹介します。

キーワードプランナーを使おう

キーワードプランナー

キーワードを見つける際に便利なのがキーワードプランナーです。
このツールでは、

  • 特定のキーワードが、どれほどユーザーから検索されているのか調べる
  • 特定のキーワードに関連していて、検索されているワードを調べる

といったことができます。
詳細な使い方は別の記事で紹介しているので、興味あればぜひご覧ください。
キーワードプランナーの使い方

サーチコンソールを使おう

サーチコンソール

サーチコンソールを導入すると、以下の内容が分かります。

  • 自分のHPがGoogleの検索結果に表示された時のキーワード
  • そのキーワードが検索結果で表示された回数
  • そのキーワードが検索結果でクリックされた回数

もし、特定のキーワードが検索結果でそれほど表示されていないが、クリックされた回数が多い場合、表示回数を増やすことで、成果を伸ばせると考えられます。そのキーワードや類似ワードでの出稿を検討しましょう。

サーチコンソールの使い方は、以下の記事よりご覧いただけます。
サーチコンソールの使い方

Google検索窓を活用しよう

Google検索窓

もっと手軽に調べたい場合は、主要なキーワードをGoogleの検索窓に入力しましょう。
ここの予測変換で表示されるワードや、検索結果の下部に表示されるワードは、関連度が高く、ユーザーからの検索されやすいワードなので、有力なキーワードといえるでしょう。

Q&Aサイトを活用しよう

Yahoo知恵袋などのQ&Aサイトで、主要なキーワードを検索してみると、ユーザーのニーズに気づく場合があります。
例えば、「イタリアン」と検索すると「東京でクリスマスディナーにおすすめなイタリアンはありますか?」のような質問が出てくるので、「クリスマス イタリアン」のワードも候補と考えられます。

キーワード設定時に気をつけるポイント

設定するキーワードが決まったら、設定時に気をつけるべきポイントをご紹介します。

キーワードのマッチタイプに注意しよう

キーワードを決めた時に、そのキーワードとの関連度を設定できます。以下の4種類あって、下にいくほどキーワードの関連度が強くなります。

部分一致

順序に関わらず指定したキーワードが検索語句に含まれる場合、広告掲載対象となります。誤字、送り仮名の違い、多少の言葉のゆれ、関連性のある語句なども広告掲載対象となります。

絞り込み一致

順序に関わらず指定したキーワードが検索語句に含まれる場合、広告掲載対象となります。部分一致と違い、類義語は対象外です。表記ゆれは可。

フレーズ一致

順序を維持しながら、指定したキーワードが検索語句に含まれる場合、広告掲載対象となります。表記ゆれは可。

完全一致

検索語句がキーワードと完全に一致する場合に広告掲載対象となります。表記のゆれは可。

まずは部分一致から始めて、クリック率やコンバージョン率が悪い場合に、関連度を強めていく運用がおすすめです。その上で、完全一致でも改善しない場合は、キーワードの配信停止を検討しましょう。

除外キーワードを設定しよう

除外キーワードとは、特定のキーワードで検索された場合に、広告が配信されないように設定することです。
例えば、「ピザ 新宿 デリバリー」と検索するユーザーは、ピザのデリバリーを希望しているので、イタリアンレストランであれば、「デリバリー」を除外キーワードとして設定するべきです。

運用後に、どのキーワードで広告が表示されたかを確認できるので、その際にコンバージョンに繋がらなそうなワードがあれば、除外キーワードに随時追加していきましょう。

エリア指定を活用しよう

エリア指定とは、特定のエリアから検索された場合のみに広告が表示される設定です。
東京でイタリアンレストランを経営している場合、北海道のユーザーが「イタリアンレストラン」と検索しても、成果に繋がりにくい広告となります。
顧客の地域に偏りがある場合、地域が曖昧なキーワードには、エリア指定を設定しましょう。それにより、関心の高いユーザーへの広告配信ができます。

8つのポイントをおさえてリスティング広告を始めてみよう!

本記事ではこれからリスティング広告を始める初心者の方にむけて、実践してほしい8つのポイントをご紹介しました。
これらのポイントをおさえてキーワードを設定し、データを分析してPDCAを回すことが大切です。

データ分析によるPDCAサイクルを回すのは広告による集客だけでなく、サイト内に訪れたユーザーをCVにつなげる「サイト改善」においても大切です。広告のPDCAに加えてサイト改善のPDCAも回さなくてはいけない…。普通にやるとしたら途方もない作業量になってしまいます。

だからこそ、データ分析のステップは人工知能にまかせてしまうというのが現代の主流なやりかたです。サイト改善には「AIアナリスト」を活用して、作業量を大きく減らしてしまいましょう!

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この記事の執筆者

鐙谷 直貴

鐙谷 直貴

株式会社WACULマネージャー。AIアナリストのマーケティングを担っています。