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【Facebook広告】ターゲティング・運用のコツを紹介!成果につながる5ポイント!
Web広告 |
こんにちは。「AIアナリスト」運営チームの大屋です。
この記事では、Facebook広告のターゲティングについてご説明します。
みなさまもご存知の通り、Facebookは実名登録が基本であり、年齢だけでなく趣味や興味など細かいプロフィールを設定できるという点に特徴があります。
Facebook広告でも、このFacebookの特徴に合わせて、年齢、趣味などの細かなターゲティングが可能です。
一方で、特にFacebook広告運用をこれから始める方、始めたばかりの方には複雑でどうすればよいかわからないということもあるかと思います。
本記事ではFacebook広告のターゲティングの方法、コツをわかりやすくご説明いたします。ターゲティングのコツをつかんでコンバージョン数アップにつなげていきましょう!
目次
Facebook広告のターゲティングの種類
さてFaceook広告には、大きく分けて「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」という、3種類のターゲティングが存在します。
以下では、この3種類のターゲティングについてそれぞれご説明します。
1) コアオーディエンス
まずは「コアオーディエンス」です。
このコアオーディエンスでは、「基本設定」と「詳細ターゲット設定」という詳細設定の2つがあり、後者の「詳細ターゲット設定」で細かくターゲットの設定が可能です。
1-1) 基本設定
まずは基本設定です。下の通り、「地域」「年齢」「性別」「言語」の4つのターゲティングがあります。
地域 |
都道府県・市町村で指定するほか、地図上で半径1km~80kmの円でも指定することができます。 関東地方など、広い地域を対象とするときに円で指定すると便利です。 またユーザーの指定も 基本的には、純粋にその地域のユーザーをターゲットとするために、「この地域に住んでいる人」を選択しましょう。 |
---|---|
年齢 |
13~65歳の範囲で1歳毎に設定できます。 12歳以下は選択できず、65歳以上は「65+」となり、ひとまとまりとなります。 基本的には支払い能力のある18歳以上に設定しましょう。 |
性別 |
男性/女性/すべての3種類から選択します。
女性限定・男性限定などの商品でない限り、配信対象を広くとれるよう「すべて」を選択しましょう。 |
言語 |
日本語、英語など言語を指定できます。
ただし、プロフィール欄に言語を設定していないと、広告配信の対象になりません。 |
1-2) 詳細ターゲット設定
次に詳細ターゲット設定です。この設定は前に述べたように、種類が非常に多いですが、大きく分けると「利用者層」「趣味・関心」「行動」の3つに分けられます。
利用者層 |
利用者層では、学歴・ライフイベント・仕事などユーザーの属性や生活によってターゲティングすることができます。 例えば、「学歴」には、出身校や在籍期間などがあり、学生向けのサービスや求人の広告に活用できます。 「ライフイベント」には、結婚や就職、転勤などがあり、ブライダルや住宅・物件情報などの広告に活用できます。 「仕事」には、業界や役職が含まれます。 |
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趣味・関心 |
趣味・関心には、スポーツやレジャー、ファッション、趣味など、ユーザーの関心について多様な項目があります。
例えば「スポーツ」から「バスケットボール」を選択すると、「バスケットボール」に関連するページに興味を示していたり、「いいね!」をしたユーザーが対象となります。 ユーザーの興味に合わせて広告配信されるので、もっともコンバージョンにつながりやすい項目といえます。 |
行動 |
行動は、ユーザーの使うデバイスや、旅行など、その名の通りユーザーの行動によってターゲティングを行います。
ただし、「利用者層」「趣味・関心」に比べて、ユーザーのニーズに直接結びついているわけではないので、あまり利用することは多くないでしょう。 |
2) カスタムオーデイエンス
次に、「カスタムオーディエンス」です。
このカスタムオーディエンスがあるからこそ、Facebookが広告媒体として非常に優れているといえます。
これを使いこなせなければ、Facebook広告を活用しきれているとは到底言えないでしょう。
カスタムオーディエンスでは、自社の顧客や見込み顧客に対して広告配信を行うことができます。
自社が持っている顧客情報、具体的には顧客のメールアドレス・電話番号・FacebookのIDいずれか一つのリストをFacebookへアップロードすることで、その顧客のFacebookフィード上に広告を表示させ、アプローチすることができます
また、Facebookピクセルという専用タグを埋め込めば、
- 特定のWebサイトやページを閲覧した/していない人
- 特定のWebサイトでCVした/していない人
- 特定のアプリを利用した/していない人
- 特定のアプリ内で特定の行動をとった/とっていない人
など、詳細な行動でターゲティングを行うこともできます。
顧客情報を持っていることが前提であるため、認知度アップを目的とする広告にはあまり向いていませんが、自社商品・サービスを利用したことがある(または興味を持ったことがある)ユーザーに対して働きかけることができるので、リターゲティングやリピーター育成に役立ちます。
なお、これは指定したユーザーデータを除外することもできます。
3) 類似オーディエンス
最後に、類似オーディエンスです。
この類似オーディエンスは、自社の顧客や見込み顧客と似た属性を持つユーザーに対して広告配信を行うことができます。
カスタムオーディエンスの一種ともいえます。
こちらもカスタムオーディエンスと同様に自社の顧客情報リストをFacebookにアップロードしたり、Facebookピクセルを埋め込んで行動ターゲティングを行ったりするのですが、類似オーディエンスでは、Facebookがそのユーザー情報から共通の特徴を探し出し、その特徴を持つ別のユーザーに広告を配信します。
例えば、読み込ませたユーザーリストからFacebookが「サッカーに興味のある20代男性」という特徴を読み取れば、「サッカーに興味のある20代男性」であるユーザーを自動で配信先として設定し、広告を配信するというわけです。
自社の顧客に似たユーザーは、ニーズが似ていることからコンバージョンする可能性が高いといえます。つまり、類似オーディエンスは、優良顧客の新規開拓に向いている機能といえます。
ちなみに、こちらもカスタムオーディエンス同様、指定したユーザーデータに類似するユーザーを除外することもできます。
機能 | カスタムオーディエンス | 類似オーディエンス |
---|---|---|
配信先 | 自社の顧客/見込み顧客 | 自社の顧客/見込み顧客に類似するユーザー |
メリット | リターゲティングやリピーター育成 | 優良顧客の新規開拓 |
(関連記事:「プロが厳選!絶対に入れておきたいアクセス解析ツール4選」)
ターゲティングのコツ
上記の通り、Facebook広告のターゲティング項目を紹介してきましたが、どのように項目を選択し、ターゲティングをしていけばよいのでしょうか。
以下では、ターゲティングの基本的な3つの考え方をご説明します。
1) はじめはターゲットを絞りすぎない
基本設定の「地域」「年齢」「性別」を設定することは必須ですが、詳細ターゲット設定は絞り過ぎないようにしましょう。これには3つの理由があります。
1つめは、広告をはじめたときのターゲティングは、あくまで「自社サービスの対象はこんなユーザーだろう」という予想に基づくものだからです。このような予想は大事なのですが、、最初から完璧なターゲティングをすることはできません。
広告配信後のデータを見ながら、徐々に適切なターゲットに絞っていきましょう。
2つめはCPAです。対象を絞りすぎると、CPAが上がってしまいます。たとえば、10000円の広告費用で、ターゲットが10人しかいなければ、仮に全員がコンバージョンしたとしてもCPAは10000/10=1000円となりますが、ターゲットが100人でそのうち20人がコンバージョンすれば、CPAは10000/20=500円となり、CPAが下がります。
これは単純な例ですが、対象を絞りすぎると、CPAが高騰してしまう可能性が高まるということです。
3つめはFacebookの設定です。
Facebookのユーザーは年齢や性別などの基本的な情報はどのユーザーもプロフィールに登録していますが、詳細ターゲット設定の項目は必ずしもすべてのユーザーが登録しているわけではありません。例えば、交際相手の有無などは、私生活にもかかわるものなので登録していない人も多いです。
すると、細かくターゲット設定をしすぎてしまうと、登録していないユーザーを除外することになり、潜在的な顧客を逃すことになります。
以上の通り、ターゲティングは絞り過ぎないようにしましょう。具体的な数値でいうと、詳細ターゲットを設定した後のリーチ数が10万人程度が良いでしょう。
2) 似たようなターゲティングを複数行わない
Facebook広告はすでに説明した通り、ターゲティング項目が多いため、複数の広告で同じようなターゲティングになってしまうことがあります。
複数の広告が同じターゲットに表示されると、自社の広告同士で競合してしまうことになります。
たとえば、自社の広告Aと広告Bが同じページに表示されている時、ユーザーがどちらかの広告(例えばA)をクリックすれば、当然ですがもう片方(ここではB)はクリックされません。すると広告費用に無駄が生じてしまいます。
同じようなターゲティングにならないように注意して設定しましょう。
3) いくつかのターゲティングを並行して行う
上では、似たようなターゲティングを並行して行わない、と述べましたが、異なるターゲティングはむしろ並行して実施しましょう。
異なるターゲティングを2つ~3つ並行して行うことで、どれが一番コンバージョンにつながっているかを比較することができ、自社製品にとって最も適切なターゲティングを早く見つけることができます。
また、コンバージョンにつながるターゲティングをいくつか見つけ出すことができれば、仮に一つのターゲティングでユーザーを刈り取りきってしまっても、他のターゲティングからコンバージョンを獲得できるので、結果、長期的にコンバージョンを得ることができます。
(関連記事:「Googleアナリティクスのユーザー必見!レポート自動作成ツール6選」)
運用のコツ
ターゲティングのコツを理解したら早速Facebok広告を運用してみましょう。
以下では運用の時に押さえておきたい2つのポイントをご紹介します。
1) 効果が出ないときはターゲティング以外の点も検討
なかなか効果が出ないときは、自社製品とユーザーの二ーズに齟齬はないか、本当に適切なターゲティングか、というようにターゲティングを再検討することはもちろん重要です。
しかし、ターゲティング以外の点、例えばバナー画像や文言、LPの構造や見やすさの問題で、コンバージョンに結びついていないということがあります。
例えば、ダイエット食品のバナー文言なら、「すぐやせる!○○サプリ!」という文言よりも、「2週間で5kgやせる!」など具体的な数値を盛り込んだり、「やせたい人以外は見ないでください」などユーザーに興味を持たせるような文言にしましょう。
同じターゲティングでも、ユーザーが商品をより知りたくなるような文言にしたり、使いやすい・見やすいLPにしたりすることで、コンバージョン数アップが見込めます。
2) CTR(クリック率)を重視する
広告のCTRを上げよう、というのは当然の事ではあるのですが、Facebook広告では他の広告配信に比べて特に重要です。
というのもFacebookでは、「利用者に対して有益で関連度の高い利用環境を提供すること」をも目標にしており、広告についても、入札価格の高低だけでなく、利用者に有益な内容かという総合的な価値も考慮して配信が決まります。
参考 : Facebook公式 入札と広告オークションのしくみについて理解する。
つまり、ユーザーに有益な広告であれば、同じ入札額でも、ターゲットに配信される可能性が高くなるというわけです。
そしてユーザーにとって有益であるかは、ユーザーのクリックや動画の再生で判断されます。
したがって、Facebook広告においては、CTRが上がれば、有益な広告だとみなされ、さらに広告の露出が高まるというわけです。
またCTRが高ければ、入札価格よりも高いパフォーマンスが発揮できるため、結果としてCPCも安価に押さえられます。
もっとも逆に言えば、ユーザーが広告を非表示にするなど、悪い評価を受ければ、広告の露出が下がり、CPCも上がるという悪循環が起きてしまいます。
ですから、Facebook広告では特に、CTRを重視して、良質な広告を配信するよう心がけましょう。
(関連記事:「Googleアナリティクスだけじゃない!?サイト改善方法がわかるツール 7選」)
広告での集客を無駄にしないために
さて、これまでFacebook広告のターゲティングのコツ・ポイントを紹介してきました。
この記事で解説した内容を最大限活かして、自社サイトに多くのユーザーを集客しましょう!
とはいえ、集客数をアップさせただけでは意味がありません。
集客した後は、ユーザーにサイトを回遊してもらい、最終的にはコンバージョンしてもらう必要があります。
そこで、広告で集客したユーザーのCVRを最大限アップさせたい方には、弊社サービスの「AIアナリスト」がオススメです。
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めんどうなデータ分析はAIアナリストに任せてサイトを改善し、集客の成果を最大限コンバージョンにつなげましょう。
この記事の執筆者
大屋 広貴
東京大学大学院在学中のインターン生で、2年以上勤務しているベテランです。