GDNとYDNの違いとは? | 違いを理解して成果を最大化しよう

ネット広告|2017.05.01

こんにちは、アクセス解析ツール「AIアナリスト」運営チームの大屋です。
今回のテーマは、「GDN」「YDN」についてです。
GDNは「Googleディスプレイネットワーク」、YDNは「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」の略称で、ディスプレイ広告の主流の2つです。

Web担当者のみなさまにとって言葉自体はなじみ深いと思いますが、GDNとYDNは同じディスプレイ広告でありながらもさまざまな違いがあることをご存知でしょうか。

両者の違いを理解することで、みなさまの個々の状況に合った広告運用が可能となります。
特に、これからディスプレイ広告を出稿しようという方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

ディスプレイ広告とは?

さて、そもそもディスプレイ広告とはどのようなものでしょうか。

ディスプレイ広告とは、下図のように、Webサイトやアプリの画面に表示される広告のことです。
典型的には画像での広告が多く、バナー広告と呼ばれることもありますが、画像だけでなくテキストや動画の形式をとることもできます。

ディスプレイ広告

ここで、ディスプレイ広告と同じくらいメジャーなネット広告手法のひとつにリスティング広告というものがあります。
リスティング広告は検索結果画面に表示され、ニーズが顕在化したユーザーを対象とします。
これに対して、ディスプレイ広告は閲覧しているサイトの画面に表示されるため、ニーズが潜在的なユーザーへアプローチすることができます。

広告を出稿するときには、リスティング広告とディスプレイ広告の使い分けを目的に応じて決定することが大事です。
リスティング広告とディスプレイ広告の具体的な違いについては、「ディスプレイ広告とは?リスティング広告との違いまで徹底解説!」で詳しく解説していますので、合わせてご参照ください。

GDN/YDNとは?

GDN/YDNとは、上記のディスプレイ広告出稿サービスのことです。

GDNは「Googleディスプレイネットワーク」の略で、Googleで出稿できるディスプレイ広告です。
Google Adwordsで出稿することができ、Googleの提携サイト群に広告が表示されます。

一方、YDNは「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」の略で、Yahooで出稿できるディスプレイ広告です。
Yahoo!プロモーション広告で出稿することができ、Yahoo!の提携サイト群に広告が表示されます。

(関連記事:「DSPとは? | 広告運用を自動化して効率的な成果アップを【入門編】」

GDNとYDNの違い

それではGDNとYDNの違いについて解説していきます。
ここでは広告を出稿する流れに沿って、

  1. 出稿前の準備における違い
  2. 掲載場所の違い
  3. ターゲティングの違い
  4. 運用面での違い

という順番で説明していきます。適宜、ご自身置かれている段階に応じて知りたい項目を読んでいただければ幸いです。

 

1) 出稿前の準備における違い

まずは出稿前の準備における違いです。

アカウントの違い

GDNとYDNそれぞれ始めるにあたってはアカウントが必要です。

GDNの場合、Googleアカウントが必要ですが、これはGmailなどを利用している方ならすでにお持ちかと思います。このGoogleアカウントをGoogleAdWordsに登録することで、GDNを開始することができます。

一方、YDNの場合、Yahoo! JAPANビジネスIDが必要です。これは個人のYahooメールアドレスとは異なるので、お持ちでない方は新たに作成する必要があります。
この、Yahoo! JAPANビジネスIDで広告管理ツールにログインし、YDNアカウントを作成することでYDNを開始することができます。

画像の種類の違い

ディスプレイ広告では、主に画像をつかったものを掲載するかと思いますが、掲載できるサイズが決まっています。

画像のサイズは、GDNは20種類、YDNは6種類で、GDNの方がバリエーションが豊富です。
ただGDN、YDNを併用することも多いと思うので、まずは両者に共通するサイズの画像を用意するとよいでしょう。
共通するサイズは以下の通りです。

サイズ 名称
300×250 インライン レクタングル
468×60 バナー
728×90 ビッグバナー
160×600 ワイド スカイスクレイパー
320×100 モバイルバナー(大)
320×50 モバイルバナー

この中でオススメなのが、300×250の「インラインレクタングル」です。PCサイト、スマホサイトの双方に対応しており、一番使いやすい画像サイズです。
画像サイズで迷った時、まずはこのサイズで作成してみてはいかがでしょうか。

 

2) 掲載場所の違い

GDNとYDNではそれぞれ掲載されるサイトが異なります。

GDNは自社サービスがなく、YoutubeやBIGLOBEなどが主な掲載先となります。
また、掲載サイトでなくとも、GoogleアドセンスがあるサイトではGDNが配信されるため、サイトの大小にかかわらず幅広く掲載されるのが特徴です。

一方、YDNはニコニコ動画や朝日新聞などの連携サイトだけでなく、YahooメールやYahooニュースなど、Yahoo関連サービスにも広告が配信されるのことが特徴です。Yahooニュースなど日常的チェックしているサイトに広告を配信できることからこちらも幅広いユーザーに訴求することができるといえます。

GDN Youtube、BIGLOBEなど
YDN ニコニコ動画、Yahooニュースなど
 

3) ターゲティングの違い

GDN、YDNでのターゲティングの機能は共通する部分も多いです。
例えば、フリークエンシーキャップといって、ユーザーに同じ広告を表示する機能の上限を調整する機能はGDN、YDN双方が持っています。
他にもまだありますが、共通する部分についてはこちらの記事で詳しく説明しているので、合わせてご参照ください。

参考 : ディスプレイ広告のターゲティングの種類|これから始める方へ基礎知識を解説!

ここでは、それぞれ異なる特徴的なターゲティングについて説明していきます。

機能 GDN YDN
サーチターゲティング ×
インタレストマッチ ×
コンテンツターゲット ×

1) YDNに特徴的なターゲティング

YDNに特徴的なターゲティングとしては、「サーチターゲティング」と「インタレストマッチ」が挙げられます。

「サーチターゲティング」とは、過去に特定のキーワードを検索したことがある人に広告を表示する方法です。
たとえば広告主がサーチターゲティングで「ディスプレイ広告」をキーワードで登録すると、過去に「ディスプレイ広告」で検索したことがあるユーザーに、広告が表示されます。
検索ボリュームが大きいキーワードを登録しておけば、キーワードに関心がある幅広いユーザーに広告を表示することができ、効果が見込めます。
ただ、ターゲティング対象が「過去」のユーザーであることには注意が必要です。確かに過去はそのキーワードに関心がありましたが、現在も関心があるかどうかはわかりません。現在関心があるユーザーにはリスティング広告の方が有効でしょう。

「インタレストマッチ」とは、ユーザーが閲覧しているページの内容・閲覧履歴などをもとに、広告を表示させるターゲティング方法です。
ユーザーの行動結果から判断して広告を表示させるので、関心が高い適切なユーザーに訴求することができます。
なお、似たようなターゲティングに「インタレストカテゴリ」というものがあります.
こちらはユーザーの行動記録から、興味をリスト化し、そのリストに従って広告を配信するものです。インタレストマッチと比べて、インタレストカテゴリはリスト化という手順をはさんでいるため、ユーザーのニーズから多少離れることがあります。

2) GDNに特徴的なターゲティング

GDNに特徴的なターゲティングは「コンテンツターゲット」です。

「コンテンツターゲット」とは、キーワードを設定することで、そのキーワードに関連性が高いサイトに広告を表示するターゲティング手法です。
関連性の高いサイトに表示されるので、あなたの商品サービス自体は知らなかったが、ニーズはあるという潜在的な客層にアプローチすることができます。
新規顧客の獲得に向いたターゲティングといえるでしょう。

またGDNには「アフィニティカテゴリ」というターゲティングがあります。
ユーザーリストを追加することで、YoutubeやGDNでコンテンツを見ているユーザーに対して、ユーザーの興味に合わせた広告を表示します。
例えばスポーツ・ファッションなどのカテゴリをリストから選択することで、そのカテゴリのファンと思われるユーザーに広告を表示することができます。

 

4) 運用面での違い

デバイス設定の違い

GDN、YDNともに配信先デバイスをPC/スマホに分けて設定することができますが、それぞれ設定する階層が異なるので気を付けましょう。
GDNでは「広告キャンペーン」階層で設定するのに対し、YDNでは「広告グループ」階層で設定します。
厳密にはGDNはさらに細かい「広告」階層ごとにデバイス設定をすることもできますが、そこまで細かく分けると管理が大変になってしまうので「広告キャンペーン」ごとに設定するのが良いでしょう。
細かい話ですが、GDN/YDNを併用しているとごっちゃになりやすいので留意しておきましょう。

予算管理方法の違い

これは特にリスティング広告も併用しているときに確認しておくべきポイントです。

GDNは、リスティング広告と同じ予算枠で管理できます。予算の全体額を決めて入金し、その後GDNとリスティングで配分するという運用が可能です。

一方で、YDNではリスティング広告と別の予算枠で管理します。YDNの予算はいくら、リスティングの予算はいくら、と予め決めてそれぞれに入金する必要があります。

この点では、GDNの方がYDNよりも運用しやすいでしょう。

予算配分の違い

GDNでは「広告配信方法の設定」で、「標準」と「集中化」を使い分けることで、予算使用のペース配分が調整できます。「標準」は予算使用を1日で均等配分しますが、「集中化」では早めの時間に多くの予算を配分できます。ただし、「集中化」して予算の制約上限に達した場合、その広告は停止してしまいます。

一方YDNでは、基本的には予算使用を1日で均等配分しますが、表示回数が多いときはシステムが自動で判断し、広告の表示・非表示をコントロールして予算内におさまるよう調整します。

GDNは手動で調整できるため、柔軟に設定できますが、やや玄人向けといえるでしょう。予算調整の点ではYDNの方が使い勝手がよさそうです。

広告を出したら導入すべきツール

以上、GDNとYDNの違いを説明してきました。
GoogleもYahoo!も多くのユーザーがいるので、どちらも出稿するのがベストですが、この記事でご説明したような媒体ごとの違いがあるので注意してくださいね。

GDNやYDNで広告を出したら、次に「AIアナリスト」を導入すると安心です。
AIアナリストは、広告のアトリビューション分析やランディングページ分析を自動で行い、CVに貢献していない「悪い広告」をあぶりだしてくれます。
そのため、良い広告に予算を振り分けてさらにCV数を増やすことができます。

ただ広告を出すだけではなく、AIアナリストを併用して広告の費用対効果を高めていきましょう。

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この記事を書いた人

大屋 広貴

東京大学大学院在学中のインターン生で、2年以上勤務しているベテランです。