アクセス解析 |

アクセス解析ツールのおすすめ20選|目的・用途別に分けて紹介

今すぐ使える
成功に導くGA4活用法を紹介

無料

こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。

Webサイトを運営している企業の中には、課題や問題点の把握・改善を行いたいケースも多いのではないでしょうか。自社のWebサイトのCV数を伸ばすにはアクセス解析による問題点や課題の把握が重要です。この記事では、アクセス解析ツールについて解説します。ツールの選び方やおすすめのツールなどを紹介するので参考にしてください。

目次

アクセス解析ツールとは

アクセス解析ツールとは、Webサイトを訪れた人の数や訪れるまでの経路、サイト内におけるユーザーの行動などを把握するためのツールのことです。アクセス解析ツールを利用することで、Webサイトの課題や問題点の把握・改善につながり、コンバージョン数向上につなげることも期待できます。

アクセス解析とは

アクセス解析とは、Webサイトの解析を行うことです。具体的には、Webサイトを訪れたユーザーがサイト内でどのような行動をしているか、ユーザーの属性はどのようなものなのか、といった情報を分析し、傾向を把握します。アクセス解析を行うことで、Webサイトの現状把握や効果測定が可能になります。

アクセス解析ツールはおもに3種類

アクセス解析ツールは、データの取得方法によって3種類に分類されます。ここでは、各種類について解説します。

1. Webビーコン型

Webビーコン型とは、Webサイトに解析用の専用タグを埋め込みデータを収集・記録するタイプのアクセス解析ツールです。ユーザーがWebサイトを訪れるとタグが実行され、データが収集されます。

Webビーコン型は、タグの埋め込みだけでデータ収集ができる手軽さが大きな特徴であり、実際に多くのWebサイトで利用されています。計測時の自由度も高く、必要なデータを集めやすい点も特徴です。ただし、タグは全ページのソースコードに埋め込まなければならないため、導入までに手間がかかります。

2. パケットキャプチャ型

パケットキャプチャ型は、パケットと呼ばれるWebサイトとユーザー間でやりとりされるデータをサーバーに収集するタイプのアクセス解析ツールです。Webサイトにもサーバーにも負担がかかりすぎる心配がないため、毎日たくさんのユーザーがアクセスするようなサイトでのデータ収集などに適しています。

導入にあたっては専用ツールを用いてパケットの取得をする必要があるほか、専用のサーバーを用意しなければならないなど、導入コストが高くなるため注意が必要です。

3. サーバーログ取得型

サーバーログ取得型は、ユーザーがWebサイトを訪れると、サーバーがユーザーに対してどのファイルを見せたのかを読み取り、そのデータを記録するタイプのアクセス解析ツールです。

Webサイトに特に手を加えることなく設置できる点が大きな特徴で、手軽にアクセス解析ツールを導入したいときに適しています。一方で、ユーザーの判別は得意ではないため、リピーターの解析などには向いていません。同様にリアルタイムでの分析にも適していない点にも注意が必要です。

アクセス解析ツール|有料版と無料版の使い分け方法

アクセス解析ツールには、有料版と無料版があります。ツールにもよりますが、有料版は無料版に比べて高機能であり、複数のWebサイトの解析や解析期間の延長、解析指標のカスタマイズなどが可能です。ただし有料版はコストも高いため、導入する際は、まず無料版を試してから有料版への移行を検討するのがおすすめです。

アクセス解析ツールの選び方

ここでは、アクセス解析ツールを選ぶ際の具体的なポイントについて解説します。

アクセス解析ツールを導入する目的

アクセス解析ツールを導入する場合、なぜ導入する必要があるのか、その目的を明確にしなければいけません。目的のないままなんとなく導入しても、収集したデータの活用は難しいでしょう。一方で、「ユーザー数が見たい」「どこから流入しているのか把握したい」など目的がはっきりしていれば、必要となる機能も自然と判断できます。

毎月の運用コスト

アクセス解析ツールには無料版と有料版があるため、導入にあたっては運用コストも考慮する必要があります。無料版であればコストは特に気にしなくても問題ありませんが、有料版を利用する場合は、毎月の運用コストなどが目的に見合うかしっかりと検討しなければいけません。必要な機能とコストをリストアップして比較しながら選ぶといいでしょう。

操作性や使いやすいさ

アクセス解析ツールを導入したものの、従業員が使いこなせなければ意味がありません。そのため、導入時にツールを従業員が使いこなせるかどうかも確認しておきましょう。ツールを導入する前に販売元の企業や代理店に問い合わせ、デモ版などで操作性を確認してみてください。

定番のデータ解析ツール2選

ここでは、アクセス解析ツールの中でも定番といえるツールを紹介します。なお、ここで取り上げるツールはいずれも無料で利用可能です。

1. Googleアナリティクス

Googleが無料で提供しています。無料でありながら、Webサイトのユーザー数や流入数、PV数など解析に必要な昨日は一通り備えているため、導入しやすいでしょう。Googleアナリティクスは、Webビーコン型であるため、計測タグを全ページに埋め込む必要があります。Googleアナリティクスについては、以下の記事でも詳しく解説しているため、参考にしてみてください。

【今さら聞けない】Googleアナリティクスとは?導入手順から使い方まで5分で理解!|アクセス解析ツール「AIアナリスト」ブログ

Googleアナリティクスの導入方法

Googleアナリティクスは以下の手順で導入できます。

  • Googleアナリティクスにアクセスしアカウントを作成する
  • 「アカウント名」、「ウェブサイト名・URL」「業種」にそれぞれ情報を入力する
  • 「レポートタイムゾーン」は「日本」にする
  • 情報入力後「トラッキングIDを取得」をクリックすると「トラッキングコード」と「トラッキングID」が発行される
  • 「トラッキングコード」を各ページのに埋め込む

2. Googleサーチコンソール

GoogleサーチコンソールもGoogleが提供するアクセス解析ツールです。GoogleアナリティクスはWebサイト訪問後のデータを解析する際に利用するのに対して、GoogleサーチコンソールはWebサイト訪問前のデータを解析する際に利用する、という違いがあります。具体的には、検索クリック数や検索キーワードの分析が可能です。

Googleサーチコンソールの導入方法

Googleサーチコンソールは以下の手順で導入できます。

  • サーチコンソールにアクセスし「今すぐ開始」をクリックしてログインする
  • 「プロパティを検索」の「プロパティを追加」で対象となるWebサイトを登録する
  • 「プロパティ タイプ」を選択する
  • 「所有権の確認」をする
  • 「確認」ボタンを押す

以上の手順で導入ができます。プロパティタイプには「URL プレフィックス」と「ドメイン」の2種類あるため、Webサイトに適したものを選んでください。

Googleアナリティクスと連携して使用できるツール6選

ここでは、Googleアナリティクスと連携できるアクセス解析ツールを6つ紹介します。

1. AIアナリスト

AIアナリストは、AIがアクセス解析を自動で行ってくれるツールです。Googleアナリティクスと連携すれば、Webサイトを登録するだけで自動的にWebサイトの問題点を見つけ出してくれるため、改善策を考えやすくなります。また、レポート機能を活用することで、面倒な集計を行う必要もないため、効率よくアクセス解析ができるでしょう。

さらに、Webサイトに変化があった際に報告してくれる「変化報告」機能により、Webサイトの成果向上も期待できます。

2. アナトミー

アナトミーは、収集した情報をわかりやすいビジュアルで解説してくれるツールです。Googleアナリティクスと連携することで、アナリティクスの情報に加え、アナトミーが収集したキャプチャや品質情報なども把握できます。情報は1つの画面にコンパクトに表示されているため、初心者でも分析に取り組みやすいでしょう。

3. Googleデータポータル

Googleデータポータルとは、Googleアナリティクスをはじめとした各種Googleのツールと連携してレポート作成ができるツールです。一度設定をするだけで、定期的にレポート作成を自動的に行ってくれるため、レポート作成の手間が省けます。また、複数のデータを合わせたレポートや特定のデータを取り出したレポートなども作成可能です。

4. Tableau

Tableauは、ビジュアライズすることでデータを見やすく解析しやすい形にしてくれるツールです。ビジュアライズは、Googleアナリティクスのデータはもちろん、自身が所有しているデータも対象となります。ヒートマップやフィルタリングなどさまざまな機能も備えているため、ページ単位で細かい分析が可能です。

5. FARO REPORT

FARO REPORTは、Googleアナリティクスのデータをベースにしたレポート作成が可能なツールです。レポートでは、PV数や訪問者数といった基本的なデータから滞在時間、直帰率、流入経路、CV数、CV率など幅広いデータが把握できます。レポート作成は1分程度でできるため、業務効率化にもつながるでしょう。

6. GAREPO

GAREPOも、Googleアナリティクスのデータを活用してレポート作成を行ってくれるツールです。自動作成に対応しており、最初に設定しておけば定期的にレポートが作成されるほか、過去のデータと比較したレポートの作成も標準機能として用意されています。手動で作成する場合でも、2クリックでレポートが作成できるなど、手軽さが特徴です。

無料×独自のアクセス解析ツール5選

ここでは、無料利用が可能な独自のアクセス解析ツールについて、その概要を解説します。

1. アクセス解析研究所

アクセス解析研究所は「QLOOK」というツールのサービス終了に伴い、後継サービスとして発表されました。「最強の解析能力を無料で」のキャッチコピーの通り、幅広い解析機能が無料かつ広告なしで利用できます。各ユーザーのクリック解析や相互リンク解析、リアルタイムの解析なども行えます。UIもシンプルで使いやすいものとなっているため、初心者でも利用しやすいでしょう。

2. 忍者アクセス解析

忍者アクセス解析は、忍者ツールズ株式会社によって提供されているアクセス解析ツールです。こちらもシンプルなUIとなっており、操作も覚えやすいためアクセス解析初心者でも利用しやすいでしょう。また、リアルタイム解析やユーザー別の解析にも対応しているなど、より細かい情報の把握も可能です。

3. FC2アクセス解析

FC2アクセス解析は、FC2, Inc.が提供するアクセス解析ツールです。ユーザーのデータを細部まで解析できる一方で、データがシンプルに表示されるため、アクセス解析に慣れていない人でも、データを理解しやすいでしょう。訪問者数や検索エンジンなど、基本的なデータ収集におすすめのツールです。

4. Juicer

Juicerは、Webサイト訪問者にフォーカスした分析ができるデータ管理プラットフォームです。収集したデータを利用することで、自動ペルソナ作成やBtoB分析、業界内比較、クロスデバイス分析などが行えます。ユーザーについてより深く理解したい、といったケースにおすすめです。

5. Similar Web

Similar Webは、自社のWebサイトの解析だけでなく競合サイトの広告施策やSEO戦略などの分析まで行える便利なツールです。明確な競合が存在しており、上回りたいといったときにおすすめのツールです。有料版と無料版が用意されています。

ヒートマップ解析も行えるツール4選

ここでは、ヒートマップ解析にも対応しているアクセス解析ツールを4つ紹介します。

1. USERHEAT

USERHEATは、30万PV/月までの分析が無料でできるヒートマップツールです。「熟読エリア」「クリックエリア」「終了エリア」「マウスムーブ」「離脱エリア」という5つのヒートマップを活用して多角的な視点によるアクセス解析が行えます。また、スマートフォンやタブレットでの利用もできるため、使い勝手もいいといえるでしょう。

2. Ptengine

Ptengineは、アクセス解析ツールとヒートマップツールが一体化したツールです。ヒートマップツールによって、直感的な分析ができる一方で、アクセス解析のデータを絞り込んだり、ユーザーが離脱したタイミングが把握できたりと細かいデータの把握も容易に行えます。

3. Mouseflow

Mouseflowは、ユーザーの行動を動画で確認できます。ユーザーがWebサイト内でどのように動き、どこで離脱したのかといったことが把握しやすいため、WebサイトのUIやUXの改善を図りたい場合などに適しています。有料版であっても月々約3,000円から利用できるなどコスト面を気にしている企業でも導入しやすいでしょう。

4. UserInsight

UserInsightは、ヒートマップを活用したユーザーの行動可視化に加え、マウスリプレイによって動画でもユーザー行動が確認できる便利なツールです。ユーザーがWebサイトのどの部分で動きが止まり困っているのか、離脱しているのかといった情報が把握しやすいため、Webサイトの改善にも役立ちます。

スマートフォン対応のアクセス解析ツール3選

ここでは、スマートフォンでのアクセス解析に対応可能なツールを3つ紹介します。

1. Googleアナリティクスアプリ

Googleアナリティクスアプリは、Googleアナリティクスのアプリ版です。Android版はもちろんiOS版も用意されています。Web版とは違ってレポートを全て見ることはできませんが、PV数やコンバージョン数といった基本的な項目は確認可能です。また、数値の変動が検知できるインサイト機能はアプリのみの機能となっています。

2. User Local

UserLocalは、スマートフォンやタブレットからのアクセスをリアルタイムで解析できるツールです。アクセスしてきた端末の機種やバージョンなど細かい情報まで調べることができます。モバイル端末に特化したツールであるため、特にスマートフォンなどからのアクセスが多いWebサイトの解析を行う際などに適しています。

3. アナトミーガジェット

アナトミーガジェットは、解析結果をスマートフォンで確認できるツールです。画面ではPV数や検索順位の変動、流入数などがビジュアル化されて表示されるため、直感的なデータの把握が可能です。こちらは、アプリをインストールしなくても利用できます。

まとめ

アクセス解析はWebサイトの改善、成果向上につなげるためにも欠かせません。Googleアナリティクスのような定番ツールに各種ツールを連携させながら利用することで、質の高いアクセス解析が可能になるでしょう。

「AIアナリスト」は、AIがアクセス解析を⾃動で⾏い、重要な改善ポイントを教えてくれるツールです。30,000サイトを改善したノウハウで、Webサイトの膨大なデータを分析し、成果を伸ばすための改善ポイントをデータ根拠とともにお届けします。 まずは無料版からお試しください。

AIアナリストの資料請求はこちら



この記事の執筆者

株式会社WACUL

株式会社WACUL

株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。

38,000サイト以上の分析データから
効果的な集客とリード獲得を支援します

無料で相談する