Googleアナリティクス「コンテンツグループ」の設定方法・使い方を解説!

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こんにちは。「AIアナリスト」運営チームの大屋です。
今回のテーマは、Googleアナリティクスの「コンテンツグループ」機能についてです。

Web担当者のみなさまは、すでに「集客」「行動」メニューなどでページ毎のデータを分析されているかと思いますが、実はコンテンツグループ機能を使うと、さらに一歩進んだ分析が可能になります。
コンテンツグループを設定することで、ページをカテゴリや商品毎にグループ化して分析することができるようになるのです。
これによってページ毎の分析では見えなかったサイトの課題を発見できるようになります。

以下では、コンテンツグループの設定方法・確認方法を詳しくご説明するので、新たな課題の発見・サイト改善に役立ててください!

目次

コンテンツグループとは?

コンテンツグループとは、複数のページをカテゴリや商品別などにグループ化したものです。
通常、Googleアナリティクスでは、個々のページ毎のデータしか表示されません。しかし、コンテンツグループを使うと、独自にページのグループを設定できるため様々な切り口で分析できるようになります。

グループの例としては、メディアサイトならば

  • 執筆者別
  • カテゴリ別
  • などの分類が考えられます。

    また、アパレル系のECサイトならば、

  • 「男性」「女性」「子供」
  • 「シャツ」「アウター」「パンツ」
  • などのグループが考えられます。
    例えば「男性シャツ」と「男性アウター」を比較・分析したり、「シャツ」内でも各ページを深堀して分析したりすることも可能です。

    コンテンツグループの設定方法

    では、コンテンツグループの設定方法です。
    まずは「管理」 → 「ビュー」欄にある「コンテンツグループ」の順にクリックします。

    「コンテンツグループ」をクリック

    すると以下のような画面になるので「+新しいコンテンツグループ」をクリックします。

    「+新しいコンテンツグループ」をクリック

     

    1) コンテンツグループ名を設定する

    まず、コンテンツグループ名を設定しましょう。
    アパレル系ECサイトを例にとり、ここでは「男性」と入力します。

    コンテンツグループ名を設定

     

    2) コンテンツグループを作成する

    次にコンテンツグループを作成します。
    グループ化の方法には以下の3つの方法が用意されています。

    トラッキング コード別にグループ化

    トラッキングコードを発行して、各ページに埋め込むことでグループ化する方法です。

    この方法のメリットは、URLによる分類ができないページをグループ化することができることです。
    例えば、グループ化したいページのURLが

    example.com/blog/1435
    example.com/blog/3677

    だとします。

    このような場合、各ページにトラッキングコードを埋め込むことで、グループ化することができます。
    上の例では、執筆者Aのブログ記事をグループとする場合、各ページに
    ga('set', 'contentGroup1', 'writerA');
    というようなトラッキングコードを埋め込むことでグループ化可能になります。

    抽出を使用してグループ化

    正規表現を使用してページをグループ化する方法です。
    URLを用いた分類という点で、下の「ルール定義の使用」と共通しており、違いは「正規表現」という技術を使うかどうかです。

    例えば、グループ化したいページのURLが

    example.com/smartphone
    example.com/tablet

    だとします。

    このような場合、

    /(smartphone|tablet)

    というように正規表現と呼ばれる記述方法でグループ化します。

    なお、「|」の記号は正規表現上「または」を表します。
    したがって、2つのページをまとめる正規表現が上記の通りになるというわけです。

    正規表現について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてお読みください。

    参考 : Googleアナリティクスで正規表現を使いこなしてより正確な分析を!

    ルールの定義を使用してグループ化

    ルールセットを使用してページをグループ化する方法です。
    こちらは、正規表現のような技術を使わないので簡単にグループ化することができます。

    例えば、グループ化したいページのURLが

    example.com/men/shirts
    example.com/men/pants

    だとします。

    ドメインの次のディレクトリ「men」が共通で、ドメイン後の先頭部分が一致しています。
    この場合

  • ルールを「先頭が一致」
  • /men/
  • を選択すれば、URLが/menから始まるページをグループ化することができます。

    今回は、この「ルールの定義を使用してグループ化」の方法で進めていきます。
    他の方法についてはGoogle公式ヘルプを参照してください。

    参考 : コンテンツ グループを作成、編集する

    「男性シャツ」のページである

    example.com/men/shirts/a
    example.com/men/shirts/b
    example.com/men/shirts/c

    という3ページをグループ化してみましょう。

    「ルールセットを作成」をクリックしましょう。

    「ルールセットを作成」をクリック

    まずグループ名に「男性シャツ」と入力します。
    次に、図のように「ページ」 → 「先頭一致」という順に選択し、「/men/shirts」を記入しましょう。

    図のように記入

    あとは「完了」 → 「保存」の順にクリックすれば、設定は完了です。

    コンテンツグループの確認方法

    では作成したコンテンツグループを確認してみましょう。
    コンテンツグループは作成後、約24時間でレポートのデータに反映されます。

    「行動」 → 「サイトコンテンツ」 → 「ランディングページ」の順にクリックします。

    「プライマリディメンション」の欄の「コンテンツグループ」で先ほど作成したグループを選択します。

    作成したグループを選択

    他にも、例えばブログ記事のカテゴリ毎にコンテンツグループをつくると以下の画面のようになります。

    コンテンツグループ

    グループ別分析でサイトの課題を発見しよう

    以上の通り、コンテンツグループの設定方法を説明してきました。
    ページグループ毎にデータを分析すると、また新しい課題の発見があるかと思います。

    もっとも、コンテンツグループの設定・分析は工数がかかり、そんなに時間を割けないという方もいると思います。
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    この記事を書いた人

    株式会社WACUL

    株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。

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