PDCAサイクルとは? Webサイト運営での具体例と実践のための4ポイントをご紹介!

サイト改善|更新:2017.08.17|公開:2017.08.18

こんにちは。アクセス解析の人工知能「AIアナリスト」運営チームの竹本です。

この記事では、Webサイト運営に関わる上で必ず知っておきたい「PDCAサイクル」とは何なのかを解説します。用語の意味からしっかり解説するので、知識ゼロの方でも大丈夫です!

Webサイト運営だけでなく、ビジネスに携わると必ず聞くのが「PDCAサイクルを回せ」という言葉です。あまりに言われるので基本的な意味は知っている人も多いと思います。しかし、意味を知っていても、実践できている人は非常に少ないのではないでしょうか。この記事を読んで「PDCAサイクルを回す」とは具体的にどのようにすることなのか理解しましょう!

目次

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルとは、

  • Plan(計画)
  • Do(実行)
  • Check(評価)
  • Action(改善)

の頭文字をとった言葉で、業務の効率的な進め方を表しています。元々は生産管理の業務改善プロセスを表す考え方でしたが、今ではビジネス一般で幅広く使われています。

よく「PDCAサイクルを回せ」と言われるのは、「この4つのプロセスを回せ」ということを言っているのです。

PDCAサイクル

 

Plan(計画)

まず、目標を設定し、目標達成のための仮説を立てます。そして、その仮説に基いて計画を立てます。その際、目標は定量的に表すようにします。
計画を立てる際には、5W1Hで、

  • いつまでに
  • どの層・誰に対して(ターゲット)
  • 何を
  • なぜ(立てた仮説)
  • どのくらい
  • どのように

というように、綿密に立てるようにしましょう。

 

Do(実行)

立てた計画に基づいて、施策を実行します。
実行の際には気をつけるべきことが2つあります。
1つ目は、計画を意識して実行することです。せっかく立てた計画を無視しては意味がありません。
2つ目は、記録を残すことです。成果やかかった時間を数字で記録しておくようにしましょう。これが後のプロセスで必要になります。

 

Check(評価)

計画に沿って実行できたのか、実行したことが良かったのか悪かったのかを評価します。その際に、定量的に分析することが重要です。Planの段階で立てた目標が定量的でなかったり、Doの段階での記録がないと、「なんとなく良い」「なんとなく悪い」という判断になってしまうので注意が必要です。

 

Action(改善)

検証結果に基いて、今後の方針を決めます。

  • このままこの計画を続けるのか
  • ここでこの計画はやめるのか
  • 計画の一部分を修正して続けるのか

といった判断をします。

そして最初のPlan(計画)に戻り、新たな計画を立てます。Actionで終わらずに、最初のPlanに戻るのが、「サイクル」と言われる所以です。

具体例で理解しよう!

PDCAサイクルの意味は分かっていただけたと思います。でもこんな説明だけじゃピンと来ないのではないでしょうか。そこで、今日からあなたのWebサイト運営で実践するためにも、具体例を使って説明します。

あなたは家電のECサイトの運営を担当しているとします。そして、サイトでの購入数(CV)を増やしたいと考えています。

 

Plan(計画)

まず目標を明確にします。その際定量的な目標を立てることが重要です。
目標を「費用は月間50万円で、CV数を2ヶ月後に2倍にする」としました。

さらに仮説を立てます。最近サイトの訪問者数がそもそも減少傾向にあったので、
・広告を打って集客を増やせば、CVも増えるだろう
という仮説を立てました。
この仮説に基いて、リスティング広告とFacebook広告をそれぞれ同じ予算で始めることにしました。リスティング広告はどのようなキーワードを狙うのか、Facebook広告はどのようなターゲットに配信するのかといった計画もここでしっかり立てます。

 

Do(実行)

計画を実行します。その際、記録を残すのが大事なのでした。
このサイトはGoogleアナリティクスを導入しているので、流入元毎の毎日の訪問数、CV数がしっかり記録されていきます。さらに広告のクリック数、CTR、消化金額なども毎日記録します。

 

Check(評価)

計画を実行してから1ヶ月が経ちました。評価をします。Googleアナリティクスを使って実行結果を確認しましょう。

  • 月間の訪問者数は1.5倍になった
  • しかしCV数は1.1倍程度であった(CVRは下がった)
  • アトリビューション分析によると、リスティング広告の方がFacebook広告よりもCVに貢献しているらしい

Googleアナリティクスによりこのような事実が判明しました。

広告出稿のおかげで、訪問者数が1.5倍に増えました。しかし、広告で流入したユーザーの直帰率が非常に高く、CV数は1.1倍にしかなりませんでした。CVRが下がってしまったのです。
その結果、利益の増加額よりも投じた広告費の方が大きくなってしまいました。これでは広告を打ったものの利益が減るという本末転倒な結果です。

 

Action(改善)

評価をもとに、改善策を考えます。

訪問者数はきちんと伸びているので、次に必要なのはCVRの向上だと考えました。そのためには広告のランディングページを改善する必要がありそうです。
さらにFacebook広告よりもリスティング広告の方がCVへの貢献度が高いので、リスティング広告の予算を増やすのが良さそうです。入札していた複数のキーワードのうち、1ヶ月間のデータから更に強化するキーワード、入札をやめるキーワードも選別できそうです。

まとめると次のようになりました。

  • 広告による集客戦略は継続する
  • ただしリスティング広告の予算を増やし、Facebook広告の予算を減らす
  • リスティング広告のキーワードを見直す
  • 広告のランディングページを改善して、CVR向上を目指す
 

Plan(2周目)

再びPlanに戻ります。Actionで終わらずに再びPDCAを回すことが大切です。これがサイクルと呼ばれる所以なのです。

リスティング広告のキーワードを見直し、

  • 具体的にどのキーワードを強化するのか
  • どのキーワードは入札をとりやめるのかを決めます

さらに、ランディングページの直帰率を改善するために、なぜ直帰率が低いのかを考え、仮説を立てます。仮説に基いてサイト改善計画を立てます。

※サイトの改善事例としては以下の記事なんかも参考になるので、ぜひご覧ください。

参考 : 【サイト改善事例】ランキングを設置しただけでCV数1.5倍に!

このあと再びDo, Check, Action を繰り返していきます。

PDCAサイクルを上手く回す4つのコツ

PDCAサイクルを上手く回すコツをいくつかご紹介します。

 

Planでは仮説を立てよう

計画を立てる時は、仮説を立てるようにしましょう。この時点ではあくまで仮説で良いのです。それをあとで検証し、有効なのか確かめます。
仮説を立てないと行き当たりばったりの判断を行ってしまいます。そうなると、仮に良い結果が生まれたとしても、なぜ上手く行ったのか分からなくなってしまいます。仮説を立証し、再現可能にすることもPDCAサイクルの大きな意義なのです。

 

計画・評価は定量的に行おう

計画・評価は可能な限り定量的に行いましょう。定量的とは数字で表せるもののことです。

  • ページAは直帰率が高い

これらは定性的な目標・評価です。これでは、どのぐらい高いのか、そもそも本当に高いのか分かりません。「高い」の基準は人によって異なってきそうです。また、その時の気分やサイトの状況によって高いと感じたり、低いと感じたりすることがあるかもしれません。

  • ページBは全ページの直帰率の平均と比較して、20%以上直帰率が高い
  • ページCは目標にした直帰率30%以下まで、あと15%足りなかった

これらは定量的な評価です。このような評価のしかたなら、いつ、誰が読んでも同じ理解ができます。また、改善策・目標までの距離をより具体的に考えることができます。

同様に計画時も、

  • 月間PV数を増やす
  • そのために更新頻度を上げる

といった計画ではなく、

  • 月間PV数を1万に増やす
  • そのために今まで毎日1回だった更新頻度を毎日2回にする

というように、定量的な計画をたてましょう。この方が実行する時に何をすればいいかが明確です

 

記録を残す

Checkの段階でで評価できるように、Doの段階で記録を残すようにしましょう。この時も、なるべく定量的に記録を残すことが大切です。
Webサイトを運営する場合なら、Googleアナリティクスを導入するのが間違いないでしょう。必要なあらゆる数字を記録してくれます。

 

実現可能な計画をたてる

Planで計画をたてるときは、実現可能な計画をたてるようにしましょう。あまりに困難な計画をたてると実行するのに時間がかかり、PDCAを1周回すのにも時間がかかってしまいます。PDCAサイクルは素早く何度も回すことが重要です

PDCAサイクルが回っていないパターン3つ

逆に、PDCAサイクルが上手く回っていないダメなパターンを3つご紹介します。PDCAという言葉は知っていても、これらのパターンのように実践できていない方は多いのではないでしょうか?

 

CheckとActionがない

CheckとActionが抜けてしまって、Plan → Do → Plan → Do → … に終止しているというパターンです。実行して上手くいかなかったときに、何が良くなかったのか、逆に何が良かったのかを考えずに、感覚で次の計画を立ててしまっています。これでは成功パターンをノウハウ化し、失敗の原因を知ることができません。

毎日Googleアナリティクスの数字をチェックして、実行したことが上手くいっているのかチェックする必要があります。これは非常に工数がかかる作業ですが、サイト改善には必須なのです。

 

Planだけに終わってしまう

また、Planだけで終わってしまっている方も多いです。理想ばかり高くて無謀な計画をたててしまい、いざ実行する時には計画を無視してしまっています。これでは計画を立てる意味がありませんし、サイクルを回すことができません。

現実的な目標を立てて、素早くPDCAサイクルを回し仮説を検証する必要があります。

 

急ぎすぎ

PDCAサイクルを素早く回す必要があると何度も書きましたが、逆に急ぎすぎても意味がなくなってしまう場合があります。
例えばトップページの直帰率を下げるためにデザインを変えたとします。このデザインの変更により本当に直帰率が下がったかを検証するには、ある程度の訪問データが必要になります。しかし、サイクルを回すのを急ぎすぎて十分なデータが貯まる前に結論を出してしまうことがあります。必要なデータ数が集まるは辛抱強く待ちましょう。

PDCAサイクルを素早く回すには人工知能の力を借りよう

Webサイト運営において必須の用語である「PDCAサイクル」について理解していただけましたか?
この記事で何度も書いたとおり、PDCAサイクルは素早く・何度も回すのが重要です。例えばネット広告の運用などはその最たるものです。毎日効果を検証して、適切なターゲティング・予算再配分を実施する必要があります。サイト改善も同様です。

PDCAの「Check」のためにWebサイト運営では毎日欠かさずGoogleアナリティクスの数字をチェックする必要があります。しかしこれは膨大な工数がかかりますし、人の作業では見逃しやミスも多発します。そこで「Check」は人工知能に任せてしまうのが最も効率的です

弊社サービスのアクセス解析の人工知能「AIアナリスト」は、あなたに代わって人工知能が「Check」を行ってくれるサービスです。Googleアナリティクスのデータを自動で分析し、異常を検知すると知らせてくれます。さらにこの記事の具体例で紹介したような、

  • ページAの直帰率を下げればサイト全体のCV数を上げることができる
  • ページBからページCへの誘導を強化すればCVRを上げられる

といった提案までしてくれます。
人工知能にCheckを任せて、高速でPDCAサイクルを回していきましょう!

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この記事を書いた人

竹本 泰紀

東京大学経済学部在学中のインターン。マーケティングチームで幅広く活躍しています。

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