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SEO対策の費用対効果をどう判断する? ROI算出から改善策まで徹底解説
SEO |
こんにちは。SEOコンサルティングサービスを提供している「WACUL」のライターチームです。
SEO対策に費用をかける以上、その効果が本当にあるのか気になりますよね。「seo対策 費用対効果」で検索されたあなたに向けて、本記事ではROIの算出方法から改善策まで、誰でも理解できるようにやさしく解説します。
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SEO対策の費用対効果とは?
SEO対策の費用対効果とは、かけた費用に対してどれだけ成果が得られたかを示すものです。費用が発生する一方で、成果が見えにくいSEOでは、この判断が特に重要です。ここでは費用対効果を測る難しさを整理してお伝えします。
費用対効果が重視される背景
近年、限られた予算の中で最大の成果を求められる企業が増えています。特に中小企業やスタートアップでは、投資に見合うリターンが得られるかを重要視しています。
これは、SEOにかけた費用がきちんと新規顧客の獲得や売上向上につながっているかを確認しなければならないからです。広告費の削減や、長期的に安定した集客手段を求める傾向が強まっていることも背景にあります。
費用対効果がわかりにくい理由
一方で、SEO対策の費用対効果は非常に「見えづらい」と言われています。理由は主に2つあります。
1つ目は、成果が出るまでに時間がかかることです。検索順位が上がるまでに数ヶ月かかることもあります。2つ目は、成果の計測が難しいことです。SEOで得られたアクセスがどの程度売上に貢献しているのかを可視化するには、適切なツールと分析が必要です。
このように、目に見える「即効性」がないからこそ、費用対効果を正しく測るための仕組みが求められます。
SEO対策の費用形態(固定費・成果報酬)
SEO対策の費用形態には「固定費型」と「成果報酬型」があり、それぞれに向き不向きがあります。固定費型は月額で一定額を支払う形式で、安定した施策実行が可能です。一方で、成果報酬型は検索順位や流入増加などの成果に応じて費用が発生する仕組みです。
「成果報酬型」は初期費用を抑えやすい反面、施策の中身が不透明になりがちなので注意が必要です。施策の質と成果のバランスを考え、自社に合った契約方法を選ぶことが費用対効果の最大化につながります。
SEO対策費用の相場
SEO対策の費用は、依頼する内容や業者によって大きく異なります。ここでは主な内訳を見てみましょう。
内部対策費用
内部対策とは、Webサイトそのものの構造やHTMLタグ、リンク構造、モバイル対応など、検索エンジンがページを正しく評価できるように最適化する作業を指します。これらはSEOの土台づくりとなる作業で、費用相場は月額5万円〜50万円程度です。
サイトの規模が大きい場合や、CMSの構造が複雑な場合は、さらにコストがかかることもあります。また、技術的な課題が多いと、改善に時間を要するため、調査費が別途発生するケースもあります。
外部対策費用
外部対策とは、他サイトからの評価を高める取り組みです。特に被リンクの獲得は重要ですが、質の低いリンクは逆効果になることもあります。自然な形で信頼あるサイトから紹介される工夫が求められ、費用は月額10万円~1000万円以上が一般的です。
コンテンツ費用
SEOの成果に直結するのがコンテンツ制作です。質の高いコンテンツを定期的に配信することで、検索エンジンからの評価が高まり、上位表示を狙いやすくなります。
1記事あたりの費用は、記事の内容や専門性、ライターのスキルによって変動しますが、相場は1記事あたり1万円〜10万円程度です。高度な専門知識を要する分野では、10万円以上になることもあります。
コンサル費用
SEO施策全体の方針設計やKPI設定、改善提案を行うのがコンサルティング業務です。単発のアドバイスから、月次でのレポート・改善提案まで幅広く対応する業者が多く、月額費用は10万円〜100万円以上が相場です。
企業のマーケティング戦略やリソース状況に応じて、柔軟にプランニングしてくれるパートナー選びがポイントになります。
運用費用
継続的なSEO運用を外注する場合は、コンテンツ制作・内部対策・外部対策・レポーティングがパッケージ化された月額契約となることが一般的です。費用は月額30万円〜100万円以上ですが、支援内容が豊富な場合はさらに高額になることもあります。
特に中長期で成果を追う場合は、信頼できる運用パートナーの選定が鍵となります。
SEO対策における費用対効果の計算手順
SEOの費用対効果を正しく判断するには、順序立てて計算することが大切です。ここでは基本的な手順を3つに分けてご紹介します。

1. SEOの対策費用を算出する
まずは、SEO施策にかかった費用をすべて洗い出します。以下のような費用項目を合算してください。
・コンテンツ制作費
・SEOコンサルティング費用
・使用したSEOツールの月額費
・内部対策や外部対策にかかった外注費用
・社内の人件費(対応時間×時給)
こうした「見えにくいコスト」まで丁寧に把握することで、正確なROI算出が可能になります。
2. SEOで得られたリターンを算出する
次に、SEOによって得られた成果を具体的な数値で表します。代表的なリターンの指標は以下のとおりです。
・自然検索流入数
・コンバージョン数(購入・問い合わせなど)
・コンバージョンあたりの売上
・平均客単価やLTV(顧客生涯価値)
GoogleアナリティクスやGA4、Search Consoleを用いれば、自然検索からの流入やコンバージョンが明確に確認できます。
3. 費用対効果(ROI・ROAS)を算出する
最後に、以下の式に基づいて費用対効果(ROI・ROAS)を数値します。ROIとは、投資額に対する利益の割合を示す指標です。それに対して、ROASは投じた広告費(SEO対策にかかった費用など)によりどれだけの売上が上がったかを示しています。
ROI=利益(売上高-売上原価 -投資額)÷投資額×100
ROAS=広告による売上÷広告費×100
例えば、SEOに30万円を投資し、自然検索経由で80万円の売上が発生した場合、ROASは約267%になります。これによって、どの施策がより効率的だったかを判断する材料になります。
ケース別の費用対効果計算事例
ここでは、実際のケースをもとにSEO対策の費用対効果をどのように算出できるのかを解説します。
例えば、あるECサイトが月間30万円をSEO対策に投資していたとしましょう。その結果、自然検索から月間100件の購入が発生し、1件あたりの売上高が1万円だった場合、売上高は100万円です。
この場合のROIは、(100万円-30万円)÷30万円×100=約233%となります。つまり、投資した金額の2倍以上のリターンが得られている計算になります。

このように、実際の数値に当てはめてみることで、SEOがどれほど効果的な施策かを明確に判断できます。
SEO対策の費用対効果を測定するツール
SEOの効果を正しく測るには、適切なツールの活用が欠かせません。ここでは代表的なツールを4つご紹介します。
Googleアナリティクス(GA4)
GA4は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールで、自然検索経由の訪問数やコンバージョン率、ユーザーの行動などを詳細に把握できます。流入チャネル別の売上やCV数を明確にすることで、SEOのリターンを可視化できます。
Google Search Console
Google Search Consoleは、サイトの検索パフォーマンスをモニタリングできる無料ツールです。キーワードごとの表示回数、クリック率、平均掲載順位などが確認でき、施策が順位にどのように影響したかをチェックできます。
ヒートマップツール
ヒートマップは、ユーザーがページのどこを見て、どこで離脱したかを可視化するツールです。Scrollmap、Clickmap、Attentionmapなど、さまざまな視点からコンテンツの改善点を発見できます。SEO施策後のUX改善にも有効です。
順位取得ツール
順位取得ツールは、SEOで狙ったキーワードが検索結果の何位に表示されているかを記録・確認できるツールです。日々の順位変動を追えるため、施策の効果測定や改善のタイミングを判断しやすくなります。継続的な運用に役立つ存在です。
SEO対策の費用対効果を社内で説明するときのポイント
SEOの価値は社外だけでなく、社内にも正しく伝える必要があります。特に、成果が数字として見えにくいSEOでは、説明方法によって理解度が大きく変わってきます。
SEOの価値を伝える
SEOは、広告と違ってクリックごとに費用がかかるわけではありません。一度上位表示されれば、継続的なアクセスが見込める「資産型」の施策です。つまり、長期的な視点で見れば費用対効果の高い集客手段と言えます。社内で価値を伝えるには、SEOが単なるコストではなく、時間とともに成果が蓄積されていく投資であることを示しましょう。
また、競合が検索上位を獲得している実例や、SEOによって問い合わせ数が増加した事例などを交えることで、具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。
数値と事例で説得力を高める
抽象的な話だけでは社内の納得は得られません。前述のROIやROASを使って、数字で説得力を持たせることが効果的です。また、成功事例や他社の取り組みを紹介するのも有効です。
「競合A社はSEOに注力して月間10万PVを達成」「B社はコンテンツマーケティングで問い合わせが2倍に増加」といった具体的な事例を交えて伝えるようにしましょう。
SEO対策の費用対効果を高める方法
いくらSEO対策をしても、的外れな内容では効果が得られません。ここでは、費用対効果を高めるための具体的な方法をご紹介します。
成果につながるキーワード選定
SEOで成果を出すための第一歩は、「検索されるキーワード」を選ぶことです。検索ボリューム、競合性、そして「購入や問い合わせにつながりやすいか」という視点でキーワードを選定しましょう。
例えば「SEOとは」よりも「SEO対策 費用対効果」のような具体的な意図を持ったキーワードの方が、コンバージョンにつながりやすい傾向があります。
質の高いコンテンツ制作
ただ長い文章を書くだけでは、質の高いコンテンツとは言えません。読者が知りたい情報にすぐたどり着ける構成や、具体的な事例・データを使った説明が大切です。また、他の記事にはない独自の視点や経験が加わることで、検索エンジンからも評価されやすくなります。
読み手の疑問を想定し、わかりやすく丁寧に解説することが重要です。定期的に見直し、情報が古くならないように保つ工夫も求められます。
ユーザー体験(UX)の改善
ユーザー体験(UX)が悪いと、どれだけ内容が良くても読者はすぐに離脱してしまいます。例えば、読み込みが遅いページや、スマホで文字が小さく見にくいサイトは敬遠されがちです。見出しを適切に使ったり、画像で内容を補足したりすることで、情報の伝わりやすさが高まります。
また、目的の情報にすぐたどり着ける設計も重要です。こうした細かな工夫の積み重ねが、SEO評価にも大きく影響します。UXの改善はSEO対策と切り離せない関係にあります。
継続的なリライトと改善
公開した記事も時間の経過とともに情報が古くなったり、検索ニーズが変化したりします。そのため、定期的に内容を見直して加筆・修正するリライトが重要です。具体的には、最新のデータに差し替えたり、読みにくい表現を改善したりする作業が含まれます。
こうした地道な改善を続けることで、検索順位が安定し、長期的に費用対効果を高めることができます。SEO対策では「更新し続ける姿勢」が成果に直結するのです。
SEO対策を内製するか外注するかの判断
SEO対策を自社で行うか、それとも専門業者に依頼するかは、費用対効果に直結する重要な判断です。それぞれの特徴を整理して比較しましょう。

内製のメリット・デメリット
SEOを内製化するメリットは、施策のスピードと柔軟性にあります。自社の商品やサービスを深く理解しているからこそ、ユーザーに響く内容を盛り込んだコンテンツが作りやすくなります。
また、実行した施策の知識やノウハウが社内に蓄積されることで、将来的に外注コストを削減できる可能性もあります。しかし一方で、SEOは専門性が高く、正しい知識がなければ効果が出にくい点がデメリットです。
業務を他の仕事と兼任するケースも多く、十分な時間を割けずに中途半端になるリスクもあります。継続的な学習や体制の構築が欠かせません。必要に応じて外部のアドバイスを受ける選択も視野に入れると良いでしょう。
外注のメリット・デメリット
SEOを外注するメリットは、経験豊富な専門家に任せられる点です。自社では対応が難しい領域も、最新のノウハウに基づいて施策を実行してもらえるため、成果に直結しやすくなります。また、社内の人的リソースを他の業務に集中できるのも利点です。
さらに、検索エンジンのアルゴリズム変動などにも迅速に対応できる体制が整っている業者も多く、安心感があります。一方で、外注にはコストがかかる上、業者との意思疎通が不十分だと効果が半減するおそれがあります。
依頼内容を正確に伝え、密なコミュニケーションを取ることが成果につながる鍵となります。業者選定は信頼性や実績を重視して行いましょう。
自社に最適な選択のポイント
SEO対策を内製するか外注するかの判断には、自社の体制と目的を見極める視点が欠かせません。専門知識やリソースが十分であれば内製化でも対応可能ですが、ノウハウが乏しい場合は外注を検討すると良いでしょう。
また、戦略設計は外部に任せ、記事制作は社内で行うなど、役割を分担するハイブリッド型の運用も効果的です。目的と予算に応じて柔軟に選択することが、成果を最大化するためのポイントです。
まとめ
SEO対策における費用対効果を正しく理解し、適切な判断を下すことは、Web集客の成功に直結します。ただ単に安い費用で外注するのではなく、「何に対してどれだけ投資し、どれだけの成果が得られたのか」を定量的に把握することが重要です。
また、成果を出すためには適切なキーワード選定と、質の高いコンテンツ、ユーザー体験の向上、継続的な改善が欠かせません。ツールを活用しつつ、社内外との連携を図りながら、最適なSEO施策を継続的に実施していくことが、最大の費用対効果を生み出すカギとなるでしょう。
どこから着手すべきかわからない、社内リソースだけでは限界があるといった場合には、外部サービスを活用するのがおすすめです。WACULが提供する「SEOコンサルティング」では、40,000サイト以上のデータを活用した科学的アプローチにより、問い合わせ(CV)増加に直結する戦略立案から実行をワンストップで支援しています。まずは資料請求から、詳細をご確認ください。
この記事を書いた人
株式会社WACUL
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