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弁護士・法律事務所向けのSEO対策を徹底解説!施策のポイントや外注のメリット
SEO |
こんにちは。WACULのSEOコンサルティングサービスライターチームです。
近年は、集客の一環として、SEO対策に取り組む弁護士・法律事務所が増えています。しかし、SEOには専門知識やノウハウが必要なため、どのように対応すべきか分からず困っている事務所も多いでしょう。
本記事では、弁護士・法律事務所向けのSEO対策のポイントや、外注と内製化のメリット・デメリットを解説します。
そもそもSEOとは?
SEOとは、Googleなどの検索エンジンで自分のサイトを上位に出し、自然検索からのアクセスを増やすマーケティング施策のことです。
検索した人が「知りたい」と思う内容を用意し、検索エンジンにも正しく理解される形に整えることを目的とします。
SEOではむやみにページを増やすのではなく、ユーザーに役立つ情報を掲載し、必要な情報へ迷わずたどり着けるサイト設計にすることが重要です。
弁護士・法律事務所がSEO対策に取り組むべき理由
弁護士・法律事務所がSEOに取り組むことは、安定した相談獲得につながります。SEO対策の重要度が高まる背景には、以下の4つの理由があります。
弁護士が増加し、顧客獲得競争が激化しているため
弁護士の数は、2006年から2023年までの約15年間で倍増しています。その結果、法律事務所の数も増え、顧客獲得競争は激化の一途を辿っているといえるでしょう。特に、都心部ではこの傾向が顕著です。
このように弁護士の数が増加している昨今は、事務所側が積極的に「見つけてもらうための工夫」をしないと、顧客の安定的な獲得は困難です。
インターネットで弁護士を探す人が増えているため
近年は、法律の相談先を探すときに、まずインターネットで調べる人が増えています。
パソコンやスマートフォンさえあれば、近所の事務所を手軽に検索でき、利用者の口コミも確認可能であり、利便性の高さが大きな理由です。
また、検索結果を隅々まで確認する人はほとんどいません。例えば、「離婚 弁護士 東京」などで検索したら、上位数件の事務所に目を通し、そのなかから依頼先を選ぶケースが一般的です。
つまり、検索結果に表示されない事務所は、存在しないのと同じくらい不利になってしまいます。
中長期的な集客効果を期待できるため
SEOは、一般的な広告とは異なり、一度上位に表示されそれを維持できれば集客効果が長続きする点が強みです。
例えば、一度作った「債務整理の流れ」のページが上位を取れば、半年後も一年後も相談につながる可能性があります。
このように、検索上位の記事は、事務所の「資産」として残り続けます。ただし、SEOは効果が出るまで時間がかかり、改善を積み重ねる姿勢も必要です。
事務所の規模に応じた戦略を取りやすいため
SEOは、事務所の規模に合わせて、戦い方を調整できる点も利点です。
狙うキーワードを変えることで、無理なく自分の強みを押し出すことができます。例えば、大手は「離婚 弁護士」のような大きい言葉を狙い、地域密着の事務所は「離婚 弁護士 〇〇市」のように地域を掛け合わせて勝負するといった方法があります。
規模が小さいほど、専門分野や地域を絞る戦略が重要です。
弁護士・法律事務所におけるSEO施策のポイント
弁護士・法律事務所におけるSEO施策では、以下のようなポイントを意識することが大切です。

顧客の獲得につながるキーワードを選定する
まずは、キーワード選びを慎重に行いましょう。
顧客獲得につながるキーワードは「相談に近い言葉」を選ぶことが基本です。
例えば、多くの人は、最初は「離婚 進め方」などの不安整理のキーワードを検索し、次に「離婚調停 流れ」といったキーワードで方法を確認し、最後に「離婚 弁護士 〇〇市」などのキーワードで依頼先を探します。

弁護士・法律事務所のSEO施策では、この最後の段階を狙うと成約率が上がります。
また、検索数が多い言葉だけでなく、複数の言葉を組み合わせた、競合が強すぎない「ロングテールキーワード」も混ぜると現実的です。
地域名や得意分野を組み合わせ、事務所の強みで勝てる言葉を選定しましょう。
h4:弁護士・法律事務所向けのキーワードの具体例
弁護士・法律事務所向けのキーワードの具体例を、分野別にまとめました。
| 離婚 | ・離婚 親権・離婚 慰謝料 相場・離婚調停 必要書類 など |
| 相続 | ・相続 遺留分・遺産分割 もめる・相続放棄 期限 など |
| 企業法務 | ・顧問弁護士 費用・契約書 チェック 弁護士 など |
また、「無料相談 離婚」「夜間相談 相続」のようにサービス特徴を入れた複合語は、相談の一歩手前の人に刺さりやすい傾向があります。さらに、前述の「相談に近い言葉」として「〇〇市」のような地名を足すと、来所につながりやすいでしょう。
ユーザーの悩みに寄り添うコンテンツを作成する
「誰の、どんな不安を解決するページか」を決めてコンテンツを作成することも重要です。単なる法律の説明だけでは、依頼者が自分ごととして受け取りづらくなります。
例えば、離婚分野なら、手続きの解説だけでなく「費用はどれくらいか」「子どもの親権はどう考えるか」など、よくある不安に答えるコンテンツが必要です。読み終わったときに「この事務所なら相談できそう」と感じてもらえるような内容を目指しましょう。
h4:弁護士・法律事務所におすすめのSEOコンテンツ案
弁護士・法律事務所のSEOでは、検索する人の不安を先回りして解く記事が効果的です。
例えば、離婚分野なら「親権はどう決まる?流れと注意点」「慰謝料の相場と増減するケース」など、相続分野なら「相続放棄の期限と手順」「遺産分割で揉めないコツ」などのコンテンツが適しています。
加えて、初回相談の準備物、費用の目安、よくある質問をまとめたページもあると、初めての人も安心して問い合わせできるでしょう。各記事の終わりに相談案内を自然に置くと、来所につながりやすくなります。
図表なども用いながら、分かりやすく解説する
図表を入れると、難しい話も理解しやすくなります。例えば、手続きの流れは、文章で並べるよりも「ステップ表」にすることがおすすめです。
例:交通事故の相談の流れ
1. 相談予約
2. 面談
3. 方針決定
4. 示談交渉
また、用語の説明は「用語・意味・例」の3列でまとめると、初心者にも理解しやすくなります。
読者が知りたいのは「今どこまで分かったか」と「次に何をすればよいか」です。図表は、これを一目で伝える道具として活用しましょう。
専門家としての専門性や権威性、信頼性を示す
来所や相談につなげるためには、読者に「この人の話なら信じられる」と感じてもらうことが重要です。
例えば、解決事例に関して「相談数○件」「解決までの期間」などの具体的な情報を掲載すると、安心につながるでしょう。
また、記事を書いた人の顔が見える工夫も効果的です。プロフィールに経歴、所属、得意分野やメディア掲載歴などを載せると、経験の深さが伝わります。
法律関係のキーワードから流入してくる読者は、多くの場合、不安を抱えています。だからこそ、実績と人物像を丁寧に示し、信頼できる相談先だと感じてもらうことが、SEO対策でも結果につながります。
ローカルSEOに取り組む
ローカルSEOとは、地域名で検索する人に見つけてもらう工夫です。
弁護士や法律事務所は「渋谷 弁護士」「大阪 離婚相談」のように、“場所+悩み”で検索されやすく、ローカルSEOと相性がよいとされています。
例えば、対応エリアや来所ルート、地元の相談事例などを載せるなどの方法が考えられます。地域に特化した施策を積み重ね、地元の人からの相談を獲得しましょう。
h4:Googleビジネスプロフィールを充実させる
ローカルSEO施策の第一歩としては、Googleビジネスプロフィールを充実させることがおすすめです。
Googleビジネスプロフィールに事務所名や住所、電話番号や営業時間を正確に登録し、写真や投稿も更新しましょう。項目が空欄だらけだと、せっかく検索されても選ばれにくくなるので注意が必要です。
また、口コミへの丁寧な返信は、信頼性の向上につながります。地図と検索の両方で上位を狙える設計にしましょう。
相談内容ごとにコンテンツを分ける
「離婚」「相続」「交通事故」など、相談内容ごとにコンテンツを分けると、読者が求めるページに迷わずたどり着けます。
逆に、1つの記事に全部を詰めこむと話が散らかり、どの悩みに効くページなのかがぼやけます。また、検索エンジンもテーマがはっきりした記事を好むため、コンテンツを分けた方が評価も伸びやすいでしょう。
そのため、テーマ別にページを用意し、よくある悩みに合わせてコンテンツを作成することがおすすめです。また、関連ページを内部リンクでつなげば回遊もしやすくなり、読みやすさと信頼感が上がり、相談にもつながりやすくなります。
WebサイトのUI・UXを改善する
WebサイトのUI・UXとは、簡単にいうと、Webサイトにおける見た目の分かりやすさと使いやすさのことです。
どんなにコンテンツの内容が優れていても、文字が小さい、どこを押せば相談できるか分からない、表示が遅いといった状態だと、読者は離れてしまいます。
まずは、以下の3点を意識しましょう。
・スマートフォンで読みやすい文字サイズ
・迷わないメニュー
・問い合わせボタンを目立つ位置に置く
さらに、料金や解決までの流れ、事例などを探しやすく整理することも大切です。こうした取り組みにより、読者の滞在時間が伸びれば、SEOでも評価されやすくなります。
被リンクを獲得する
被リンクとは、ほかのWebサイトから自分のWebサイトに張られたリンクのことです。
関連性の高いサイトからリンクされると、検索エンジンが「価値が高い」と判断しやすくなります。例えば、取材記事や専門家コメント、データ系コンテンツなどはリンクされやすい傾向があります。
ただし、不自然なリンクはペナルティの危険があるため、あくまで自然な獲得を目指しましょう。
効果測定と改善を繰り返す
SEO施策には、終わりはありません。
ページを公開したら、「どれくらい読まれたか」「最終的に相談や問い合わせにつながったか」といった点を定期的に確かめましょう。これらのポイントのうち、伸びている部分と、伸びていない部分を明確にすることが重要です。
例えば、「読まれているのに相談が少ない」なら、ボタンの位置や案内の方法を改善するとよいでしょう。また、「順位が上がらない」なら、足りない情報を追加したり、見出しを整理したりします。こうした効果測定と改善のプロセスを繰り返すことで、少しずつ強いサイトに育つでしょう。
SEO対策は内製化すべき?外注すべき?
SEO対策は自社で進める方法と、専門会社に外注する方法とがあります。ここからは、内製化と外注、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

SEO対策を自社で行うメリット・デメリット
SEO対策を自社で行うメリット・デメリットは、以下の通りです。
h4:メリット
SEO対策を内製化する一番のメリットは、社内にノウハウが蓄積されることです。
SEO対策を自社で行えば、「なぜこのページを直すのか」「どのような記事が読まれるのか」を自分たちで理解できます。また、社内の予定に合わせてすぐ方向転換できるので、スピード感のある運用がしやすいでしょう。
さらに、外注費がかからないため、コスト削減につながる点もメリットです。
h4:デメリット
SEO対策を内製化するデメリットは、学習や準備に時間がかかる点です。検索の仕組みや記事の作り方、サイトの直し方を理解するまでには多くの労力が必要であり、成果が出るまでには時間がかかります。
また、担当者の負担が大きく、通常業務と両立できない可能性もあります。さらに、専門家によるチェックが入らないため、ユーザーが知りたい情報とのずれが生じるおそれもあるでしょう。
加えて、検索エンジンのルールが変更になるときも対応が遅れやすく、順位が落ちたままになることがあります。
SEO会社に依頼するメリット・デメリット
SEO対策を外注するメリット・デメリットは、以下の通りです。
h4:メリット
SEO対策を外注すれば、施策の効果を高めやすくなります。プロがサイトや競合を見て、伸びるキーワードや改善点などを洗い出してくれるため、より効果的なSEO施策が可能です。
また、アルゴリズムの変更など最新の動向を踏まえた施策を実行でき、検索順位が落ちたときも迅速かつ的確な対応ができます。
また、記事作成や分析など手間がかかる作業も任せられるので、社内リソースが不足している場合にもおすすめです。
h4:デメリット
SEO対策を外注するデメリットは、費用がかさみやすいことです。料金体系は月額や記事単価などさまざまですが、専門家に依頼するためのコストが発生します。
また、外注先に丸投げすると、社内にノウハウが残りにくいというデメリットがあります。SEO会社がどのような施策を行ったのか、把握することは困難です。
加えて、SEO会社によって得意分野や進め方が違うため、目的とのズレがあると、成果が出るまで時間がかかることもあります。契約前に外注範囲や報告方法を確認し、定期的に話し合うことが大切です。
まとめ
弁護士・法律事務所は、SEO対策との相性がよいとされています。
SEOはユーザーに検索から事務所の存在を知ってもらい、相談につなげるための取り組みです。キーワード選定や悩みに寄り添うコンテンツを作成しつつ、ローカル対策SEOやUI・UXの改善などの施策をバランスよく進めることで、安定した集客を期待できます。
ただし、SEO対策の効果が出るまでには時間がかかるため、測定と改善を継続することが欠かせません。自社での対応が難しい場合は、外注も検討しましょう。
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