サジェストとは?Google検索上の仕組みやSEO活用方法を徹底解説

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こんにちは。SEO支援サービス「AIアナリストSEO(オールインワンSEOサービス)」ライターチームです。

サジェストとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンがユーザーの入力に基づき、自動的に提案する関連キーワードのことです。サジェストを通して、ユーザーのニーズを把握することで、SEO対策に役立ちます。

この記事では、Googleサジェストの仕組みやメリット、SEOに活用する方法などを解説します。おすすめのサジェスト抽出ツールの比較も紹介しているので、自社の対策をする際に役立ててください。

目次

サジェストとは?

サジェストとは、検索窓に入力したキーワードに関連する言葉やフレーズを、検索エンジンが自動的に提案する機能です。Googleでは「オートコンプリート」、Yahoo!では「入力補助」と呼ばれています。サジェストに表示されたキーワードをWebサイトやコンテンツに取り入れることで、検索エンジンのランキングを改善できます。

例えば、東京観光の計画をしている人がいるとしましょう。その際、「東京 観光」と検索すると、以下のようなサジェストが表示されることがあります。

  • 東京 観光 穴場 女子
  • 東京 観光 外せない
  • 東京 観光 女子
  • 東京 観光 カップル
  • 東京 観光地 ランキング
  • 東京 観光地 一人

サジェストの結果から、「東京 観光」と検索するユーザーは、人気の観光地スポットや女子旅プランなどについても同時に調べたいというニーズがあると考えられます。

Googleサジェストの仕組み

Googleサジェストで表示される候補が決まる仕組みは、Google検索ヘルプで公式に説明されています。

  • オートコンプリート候補のソース

オートコンプリートの候補は、Google で行われた実際の検索を反映しています。Google のシステムは、表示する候補を決定するために、ユーザーが検索ボックスへの入力を開始した語句と一致する一般的なクエリを探しますが、以下の点も考慮します。

  • クエリの言語
  • クエリが実行される場所
  • クエリで注目を集めている関心事
  • ユーザーの過去の検索

オートコンプリートでは、上記の要因により、特定の場所または時間に適合する最も有用な候補(ニュース速報など)を表示することが可能になります。

また、完全な検索候補に加えて、実際の検索と、ウェブ全体で検出された単語のパターンの両方に基づいて、個々の単語やフレーズが候補として表示されることもあります。

オートコンプリートは時間を節約する機能ですが、その仕組みは複雑です。単純に、特定のトピックで最もよく使われるクエリを表示するわけではありません。したがって、Google トレンドとは別物であり、Google トレンドと比較すべき対象ではありません。

  • Google が候補に関する問題に対処する方法

オートコンプリートの候補は完璧ではありません。思いがけない候補やショッキングな候補が表示される可能性もあります。候補は事実を示しているわけでも意見を主張しているわけでもありませんが、そのように感じられる場合があります。候補によっては、信頼できるコンテンツにつながる可能性が低い場合もあります。Google は、このような問題に次のように対処しています。

まず、オートコンプリートには、ポリシー違反の無用な候補の表示を防ぐように設計されたシステムがいくつかあります。それらのシステムは、暴力、露骨な性表現、ヘイト、中傷、危険を表す候補、またはそのようなコンテンツの表示につながる候補を識別しようと試みます。そうした候補には、ニュース イベント後の確証のない噂のように、信頼性の高いコンテンツが表示される可能性が低いものも含まれます。

次に、自動システムによって問題のある候補が検出されなかった場合は、Google の違反措置チームが Google のポリシーに違反する候補を削除します。この場合、問題がある特定の候補と、それと密接に関連するバリエーションを削除します。

オートコンプリートでは、このような仕組みにより、思いがけない候補で意図せずユーザーに驚きやショックを与えないようにしています。ただし、この仕組みによってある種の候補が表示されない場合があります。そのため、必要に応じて、オートコンプリートを使わずに検索クエリを最後まで入力し、結果を表示することも可能です。

  • オートコンプリートと Google トレンドの違い

Google トレンドは、検索と検索トピックの人気の時間的推移を調べたいジャーナリストやその他の人々のためのツールです。

参考:Google のオートコンプリート候補の仕組み - Google 検索 ヘルプ

検索ユーザーの位置情報

Googleでは、検索ユーザーの位置情報に基づいたサジェストワードを表示しています。例えば、「イタリアン」と検索すると、「イタリアン 池袋」や「イタリアン 渋谷」といったサジェストが表示されることがあります。これは「イタリアン」というキーワードに基づき、ユーザーの位置情報を取得しているためです。

ユーザー自身の検索履歴

サジェストに、ユーザー自身の検索履歴が表示されることもあります。Googleの検索エンジンは、検索キーワードを記憶する仕組みを持っており、ユーザーが求めるキーワードがサジェストの最上部に表示されます。

通常は、検索履歴に基づくサジェストが表示されますが、シークレットモードで検索した場合は表示されない仕組みです。シークレットモードでは、検索履歴が記録されないため、サジェストを表示させたくない場合に便利です。

ユーザー属性

ユーザーの使用言語や居住地などの属性もサジェストに反映されます。例えば、使用言語が日本語のユーザーが「カメラ」と検索すると、日本語のキーワードが多く表示されることが一般的です。Googleがユーザーの言語に合わせて、表示するキーワードを調整しているためです。

月間検索ボリューム

サジェストには、月間検索ボリュームが反映されることがあります。月間検索ボリュームとは、特定のキーワードがユーザーに検索される回数を指す言葉です。サジェストは、ユーザーが求めている可能性が高いキーワードを表示するため、検索回数が多いキーワードは、ユーザーのニーズに合致するとGoogleが判断し、サジェストに選ばれます。

トレンドのワード

トレンドのワードもサジェストに表示されます。月間検索ボリュームと似ていますが、トレンドのワードは「多くの人が検索しているか」を指す言葉です。検索ボリュームが大きいだけでは、1人や少数の人が何回も検索したキーワードが選ばれる可能性があります。そのため、特定のユーザーが何度も検索することで、サジェストを操作できる恐れがあります。

これを防ぐために、Googleは「多くの人が検索している」という視点を取り入れました。例えば、「映画」と検索すると、現在話題になっている映画や関連するイベントについてのサジェストが表示されます。ただし、トレンドに基づくサジェストは、一時的なユーザーニーズに応じたものであり、通常は長期間は維持されません。

キーワードに関連するWebサイトが存在するか

キーワードに関連するWebサイトが存在するかどうかも、サジェストの基準の1つです。実際にサイトやページにない誤った言葉や自作の言葉で検索しても、サジェストは表示されないことが確認されています。

サジェストが表示される基準

Googleは、Googleサジェストを「提案」ではなく「予測」と位置づけています。サジェストがユーザーの意図した検索に基づいて設計されており、新しい情報を提案するものではないためです。サジェストには「提案」という意味がありますが、Googleサジェストはこの点で異なることを理解しておくべきです。

Googleのキーワードページでも、以下のように示されています。

Predictions, not suggestions

You’ll notice we call these autocomplete “predictions” rather than “suggestions,” and there’s a good reason for that.
(提案ではなく予測 これらのオートコンプリートを「提案」ではなく「予測」と呼んでいることにお気づきかと思いますが、これには十分な理由があります。)

参考:How Google autocomplete works in Search

SEO対策におけるサジェストのメリット

Googleのサジェスト対策を実施することで、ユーザーの検索キーワードに対する印象やニーズを理解できます。これにより、SEOにもよい影響を与えます。自社サイトを上位表示させたい人には、SEO対策と併せてサジェスト対策を行いましょう。主なメリットは、以下の通りです。

  • アクセス数の増加が期待できる
  • 検索順位が低下することがない
  • ブランディング効果がある
  • 費用対効果が優れている
  • ペナルティーを受けない

これらの特徴により、サジェスト対策は効果的なSEO戦略となります。

サジェストをSEOに活用する方法

サジェストをSEOに活用する際には、ポイントを押さえておくべきです。以下で、詳しく解説します。

ユーザーニーズを把握できる

サジェストは、新しいコンテンツを作成する際、ユーザーニーズの把握に役立ちます。サジェストには、ユーザーの興味関心や検索ニーズが反映されています。ユーザーの興味関心や検索ニーズを把握すれば、SEO対策に活用可能です。SEO対策でサジェストを活用する際に押さえておくべき方法は、以下の通りです。

  • キーワード選定時の活用方法
  • リライト時の活用方法

以下で、それぞれの活用方法について詳しく解説します。

キーワード選定時の活用方法

サジェストは、キーワードを選定する際に役立ちます。サジェストはユーザーのニーズを反映しており、表示されるキーワードは検索数が多かったり、トレンドに関連していたりします。複数の検索ワードに対応したコンテンツの作成には、サジェストの活用が効果的です。

サジェストキーワードから検索意図を推測し、記事に組み込むことで、SEOに強いコンテンツを作成できます。また、サジェストに表示されるキーワードに基づいて記事を網羅的に執筆すれば、多くのユーザーを引き寄せ、SEOに効果が期待できます。

リライト時の活用方法

サジェストは、公開後のコンテンツのリライトにも活用できます。トレンドに影響されるため、コンテンツ公開時と現在のサジェストが大きく異なることがあります。

コンテンツをリライトする際は、ユーザーのニーズの変化に対応するために、まず、最新のサジェストを確認しましょう。ユーザーが求めるものは時間とともに変わるため、その変化に遅れると、以前はニーズに合った記事でも、検索順位が下がる可能性があります。

Googleはこの変化を敏感に察知し、サジェストキーワードを更新します。日々変化するサジェストキーワードを追い、定期的に記事に組み込み、一定のSEO効果を得ましょう。

サジェスト抽出ツールの比較

サジェスト抽出ツールは、無料のものから有料のものまで、さまざまです。ここでは、6つのツールをピックアップし、紹介します。

ラッコキーワードの特徴


ラッコキーワードは、無料でサジェストキーワードを取得できるツールです。ツールを使って見つけた関連キーワードを、コンテンツのタイトルや本文に取り入れることで、コンテンツの質が向上するため、SEO対策に役立ちます。共起語を検索して同時に出現するキーワードを把握したり、上位20サイトの見出しを抽出したりもできるため、コンテンツ作成にも実用的です。

なお、無料版でもサジェスト機能が利用できますが、有料版を使うとキーワード数が2倍以上に増えます。さらに、複数の検索エンジンから同時にキーワードを取得できるため、合計で4倍以上のキーワードが得られることもあります。

参考:ラッコキーワード|無料のキーワード分析ツール(サジェスト・共起語・月間検索数など)

Ubersuggestの特徴


Ubersuggestは、無料で利用できるSEO分析ツールです。キーワード選定をはじめ、競合分析に役立つ機能が搭載されています。サジェストも簡単に調べられるため、コンテンツのタイトルや本文に合ったキーワードを選択可能です。

また、Ubersuggestは、キーワード調査、キーワードトラッキング、ドメイン分析など、Googleのキーワードプランナーよりも多くの機能を提供しています。有料プランもあるため、無料版を試して気に入った場合は、有料プランへの切り替えがおすすめです。

参考:無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策

SEARCH WRITEの特徴


SEARCH WRITEは、自社キーワードの分析からページ調査、競合分析まで一括で行えるツールです。サジェストキーワードを取得できるため、検索者のアクセスを集めやすいキーワードを見つけ、コンテンツ制作やSEO対策に活用できます。また、アクセス分析だけでなく、SEO全般の細かい分析もできるため、コンテンツ作成後の定点観測に役立ちます。

特に便利なのは、コンテンツの見出しやタイトルをAIが自動で作成してくれる機能です。また、独自性を加えるための編集機能も充実しており、AIが草案としてコンテンツ本文を生成する機能も備えています。

参考:SEOのプロをいつも隣に | SEARCH WRITE(サーチライト)

SE Rankingの特徴


SE Rankingは、全世界で40万人以上が利用する、SEO・オンラインマーケティング専用の有料のツールです。サジェストに加え、各キーワードの検索ボリューム、類似キーワードや関連キーワードも取得できます。

競合調査にも優れており、競合サイトの流入キーワードや上位コンテンツを確認することも可能です。キーワード選定と競合分析を両立できるツールを探している人におすすめです。なお、SEOツールに加え、制作会社やコンサル企業向けにホワイトレーベルやマーケティングプランなど、デジタルサービスを強化する追加機能も提供しています。

参考:SE Ranking — あらゆる主要タスクに対応する強固なSEOプラットフォーム

Keyword Toolの特徴


Keyword Toolは、競合分析や広告調査など、さまざまなSEO用途に利用できるツールです。無料版では、検索用語ごとに最大750以上のロングテールキーワードを生成できます。Google、 X(旧:Twitter)、YouTubeなどの検索に対応し、各検索エンジンに合わせた言語での検索も可能です。

有料版を購入すると、何千ものロングテールキーワードを生成できるほか、クリック単価データの表示やエクスポート機能も利用できます。まずは無料版を試し、その後、有料版への切り替えがおすすめです。

参考:SEO対策のGoogleキーワードプランナーの代わりに使えるナンバーワンの無料キーワードツール

KOUHO.jpの特徴


KOUHO.jpは、Amazonサジェスト、Bingサジェスト、楽天サジェスト、X(旧:Twitter)の共起語からキーワードを収集できる無料ツールです。使用する際は、いずれかのサービスを選び、検索窓にキーワードを入力するだけで、検索ボリュームのあるキーワードが表示されます。

また、短時間でキーワードを抽出・取得できる点や、無料で手軽に利用できる点もメリットです。UI(ユーザーインターフェース)がシンプルなため、ツールの使用に慣れていない人にも適しています。

参考:Kouho - 検索

サジェストと誤解されやすいキーワードの違い

サジェストと誤解されやすいキーワードは、主に3つあります。ここでは、3つのキーワードとの違いについて解説します。

関連キーワードとの違い

関連キーワードは、Googleでのキーワード検索時に、検索結果ページの下部に表示されるキーワードです。ユーザーが特定のトピックについて基本的な知識しか持っていない場合、追加情報を提供して理解を深める手助けをします。

関連キーワードの特徴とは異なり、サジェストは別の特性があります。サジェストは「提案」を意味し、ユーザーが検索窓にキーワードを入力する際に表示される候補のことです。サジェストキーワードは検索を支援し、関連キーワードは情報の掘り下げを助けます。

共起語との違い

共起語は、特定のキーワードと一緒に頻繁に使われる単語を指します。「SEO」がキーワードの場合、検索、Webサイト、リンク、ページ、コンテンツ、タイトルなどが共起語です。

意味 主体 SEO 戦略状の役割
共起語 特定のキーワードと一緒に頻繁に使われる単語 「人」が会話・思考などの中で想起(共起)する言葉 コンテンツ作成時の補助的役割
サジェスト
キーワード
検索窓に入力したキーワードに関連する言葉やフレーズを、検索エンジンが自動的に提案するキーワード 「検索エンジン」が分析・提案する言葉 コンテンツ作成時、ユーザーの検索意図を把握するうえで役立つ

共起語は、検索エンジンがコンテンツの内容を理解するための手がかりとして利用されます。直接的な上位表示には影響しないものの、網羅性を高めるためにSEO対策として記事に共起語を含めることが一般的です。一方で、サジェストワードは、キーワードと一緒に検索されることが多い単語を指します。

サジェスト汚染とその対策

サジェスト汚染とは、特定のキーワードを検索した際に、予測変換としてネガティブなイメージを与えるサジェストワードが表示される現象です。自社の商品やサービス名を検索し、「◯◯ ひどい」「◯◯ 詐欺」「◯◯ まずい」などネガティブなサジェストが表示されることが、サジェスト汚染の一例です。

ここでは、サジェスト汚染のリスクや削除方法、解消する実例について解説します。

サジェスト汚染のリスク

ネガティブワードによるサジェスト汚染は、企業や商品のイメージを損ないます。特に企業名が汚染されると、売上や信用に影響し、従業員にも悪影響を及ぼしかねません。

また、ネガティブキーワードは関心を引き、クリックされやすくなります。その結果、汚染されたサジェストがより多くの人に表示され、さらなるクリックを促す悪循環が生じます。ネガティブワードのサジェスト削除は不可能ではないため、早急に対策を講じるべきです。

サジェスト汚染の削除方法

サジェスト汚染への対策として、Googleのサジェスト削除申請を利用できます。Googleは暴力的、差別的な内容を含むサジェストを削除するため、専用フォームから申請が可能です。ただし、サジェストのみ削除されるため、関連サイトは残ります。

ネガティブな情報が掲載されているサイトの管理者に直接連絡し、コンテンツの削除を依頼する方法もあります。連絡先がわからない場合は、Whois情報を使って調査可能です。インターネットトラブルに詳しい弁護士に相談し、法的対応を検討することも有効です。

さらに、サジェスト汚染対策や削除を専門に扱う業者に依頼する方法もあります。業者によって対策サービスは異なるため、問い合わせ前に確認しましょう。

サジェスト汚染解消の実例

サジェスト汚染は、企業や個人が標的になる可能性もあるため、要注意です。以下で、実際に起きたサジェスト汚染解消の実例を紹介します。

食品会社で起きた実例です。消費者からのX(旧:Twitter)の投稿がサジェスト汚染のきっかけとなりました。投稿内容は「商品に異物が混入していた」というもので、インターネット上で大炎上し、「商品名 ゴキブリ」というサジェストが表示される事態に陥りました。

しかし、その後、奇抜な名前を新商品名に名付け、ネガティブなイメージを持たすサジェストを汚染を解消することに成功しています。このように、ユーザーのイメージがネガティブなものからポジティブなものへと変わることで、サジェスト汚染が解消されることがあります。

Googleサジェストと似ている機能

Googleサジェストと似ている機能は、主に3つあります。ここでは、3つの機能について解説します。

急上昇ワード

急上昇ワードとは、直近の期間に検索数が増えたキーワードです。ユーザーが検索窓に何も入れていない、空欄の状態で表示されます。自分では検索しない新たな情報やトレンドである可能性があります。

PAA(他の人はこちらも質問)

「PAA」とは、「People Also Ask」の略称です。検索結果の画面に表示され、検索キーワードに関連した質問が複数表示されます。ユーザーがこの質問をタップすれば、回答に移動できます。何度も検索しなくてもユーザーが答えを得られる便利な機能です。

PASF(他の人はこちらも検索)


PASFは、People Also Search Forの略称で、Google検索で「他の人はこちらも検索」と表示される2つのセクションのことです。

検索結果ページからブラウザバックで戻ると、検索語句に関連する「縦方向に深掘る」キーワードが表示されます。これに対し、右側のナレッジグラフ下部に表示されるPASFでは、検索語句と比較対象の「水平方向に展開する」トピックが提案されます。

なお、他の人はこちらも検索の右側にある縦三点リーダーをクリックすると、以下の情報が表示されます。

ソースについて:他のユーザーが類似の検索で使用した他のキーワードです
検索とこの結果について:この検索結果には検索キーワードに関連する候補が含まれています

上記のことから、「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードは、検索したキーワードと関連性が高く、他のユーザーがよく調べているものと考えられます。

サジェストの応用方法

サジェストは、ブランディングや広告運用にも活用できます。ここでは、2つの活用方法について解説します。

ブランディングにおけるサジェスト活用

サジェストに会社名や商品名が表示されることで、ブランディングを向上できます。ビジネスでは、会社名や商品、サービスが広く知られることが重要です。認知度が高まることで、自社への信頼も得られます。

さらに、自社のメディアや記事が検索候補に表示されると、サイトへのアクセス数が増加する可能性があり、より多くのユーザーに自社を知ってもらうチャンスが広がります。ただし、キーワードによっては「◯◯ 意味ない」や「◯◯ 悪い」などのネガティブなキーワードが表示されることもあるため、注意が必要です。

広告運用におけるサジェスト活用

サジェスト広告として、広告運用で活用することも可能です。サジェスト広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、検索キーワードを入力すると、自動的に表示される関連キーワードを利用した広告のことです。ユーザーがキーワードを入力している際に表示されるため、広告だと気づかれにくく、スムーズにサイトへ誘導できます。

サジェスト広告の効果を引き出すためには、自社や商品などに対してポジティブな印象を抱かせる適切なキーワードを選定しましょう。また、定期的に広告を更新し、そのときに適したキーワードやメッセージを選ぶことも大切です。広告配信後、自社でデータ収集したり、アクセス解析ツールを利用したりして、効果測定も必要です。

まとめ

サジェストとは、検索窓に入力したキーワードに関連する言葉やフレーズを、検索エンジンが自動的に提案する機能のことです。サジェストは、ユーザーの検索意図を理解する手助けとなり、SEOにおいて重要な役割を果たします。サジェストを積極的に活用し、SEO戦略を強化しましょう。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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