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Googleのコアアップデートとは?これまでの内容や対策方法を解説
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こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
コアアップデート(Googleコアアルゴリズムアップデート)とは、Googleが行う検索順位の大幅な見直しを伴うアップデートのことです。Googleが行うアップデートの中でも特に影響が大きく、年に数回実施されます。この記事では、自社サイトの改善業務を行っている担当者に向けて、コアアップデート前後の対策法や2020年に行われた実施内容など解説します。
目次
- コアアップデートとは
- Googleコアアップデートの特徴
- 2020年のGoogleコアアップデートの内容
- コアアップデート前後に必要な対策
- コンテンツの品質を確認する方法
- 2021年のコアアップデートの予想・見通し
- まとめ
コアアップデートとは
コアアップデートとは、Googleが年数回実施する検索アルゴリズムのアップデートのことです。Googleコアアルゴリズムアップデートの略称で、近年は年3回に分けて実施されています。検索結果を決める核となる「Googleコアアルゴリズム」を変更するため、通常のアップデートよりも大きな影響がでることがあります。実施前は上位5位に入っていたWebサイトが、圏外になることも珍しくありません。
最近はアップデート後の影響の大きさが考慮され、Googleも事前に公式Twitterで実施する旨を周知するようになっています。文中に「a broad core algorithm update」と書かれていた場合は、コアアップデートに備えなければなりません。
コアアップデートの影響でWebサイトの順位が下がった場合は、SEO対策などを見直す必要があります。コンテンツの質を高め、正確かつ信頼できるコンテンツを検索ユーザーに提供することが大切です。具体的な方法については後述します。
Googleコアアップデートの特徴
通常のアップデートとは異なる部分を中心に、Googleコアアップデートの具体的な特徴をご紹介します。
大規模なコアアップデートは年に2-4回行われる
Googleは、年2~4回の頻度で大規模なコアアップデートをしており、小規模なアップデートに至っては、ほぼ毎日実施しています。小規模だと検索順位に大した影響を与えませんが、まれに目に見えて気づくようなアップデートをする場合もあります。また、Web担当者やコンテンツの管理者が対応できる情報がある場合は、事前に周知されます。
大規模なコアアップデートは今までも何回か実施されており、そのたびに検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を行いました。最近では2020年の1/24・5/5・12/4、2019年の3・6・9月、2018年の3・4・8月に実施され、2021年度については記事作成の時点(2021年6月2日)で確認されていません。2020年のアップデートについては、別項目にて詳しく解説します。
コアアップデートが実施されると検索順位が大きく変動する
コアアップデートは検索アルゴリズムの核となる部分を変更するため、自社メディアの検索順位に影響を及ぼします。普段からGoogleが求めるSEO対策をしっかり行なっているWebサイトにとっては、大きなチャンスになるでしょう。
逆にアップデート実施後に大きく検索順位を落とした場合は、迅速なSEO対策が必要です。検索順位を落としたまま放置すると、ほぼ確実にWebサイト全体の評価を下げることになります。評価を回復できるのは基本的に次回のコアアップデート時になりますが、小規模なアップデートでも回復できる可能性があるため、普段から細かな改善はしておいた方が良いでしょう。
ただしコアアップデート自体完璧ではないため、特に修正しなくても順位が回復する場合もあります。その場合はコンテンツが再評価されているため、元の内容を修正する必要はありません。コアアップデートの対策は、別項目で解説するようにアップデート前後に行うことをおすすめします。
2020年のGoogleコアアップデートの内容
2020年に実施されたGoogleコアアップデートの内容について詳しく解説します。
2020年1月24日
2020年1月24日のGoogleコアアップデートでは、健康や美容、就職などの幅広いジャンルで検索アルゴリズムが大きく変更されました。小規模なアップデートと比較しても、検索順位の変動幅が大きかったと言われています。
アルゴリズムの変更内容は公式に発表されてませんので、検索順位を落とした原因も正確には分かっていません。一説によると通信を暗号化していなかったり、(非SSL化)、ユーザーニーズを満たしていなかったりするWebサイトが、軒並み順位を落としたと言われています。
2020年5月5日
前回から約4ヶ月後に実施されたコアアップデートでも、多種多様なジャンルの検索順位に変動が起こりました。お金や健康などを扱うYMYLというジャンルが特に大きな影響をうけたと言われ、専門性や情報の信頼性が低いWebサイトが軒並み評価を落としました。
逆にアップデート直後に検索順位を向上させたのが、クリック数の高いWebサイトです。検索結果に表示されるコンテンツが多くなったことで、Googleからの評価を高めたと言われています。
2020年12月4日
2020年12月4日で実施されたコアアップデートは、Googleの担当者が「年内のアップロードはない」という旨の発言をしていた矢先に行われました。もともと予定がなかったためなのか、アップデートで影響を受けるジャンルが限られ、全体としても大きな変化は起こりませんでした。
検索順位を落としたのは、5月のコアアップデートやそれ以降の小規模なアップデートの影響をうけたWebサイトだと言われています。
コアアップデート前後に必要な対策
コアアップデートの影響を受けないようにするには、良質なコンテンツを作成する必要があります。良質なコンテンツを継続して提供していれば、コアアップデートで悪い影響が出る可能性は低いといえるでしょう。コアアップデート前後に必要な対策をご紹介します。
コンテンツの質を向上させる
コアアップデートに対処するには、ユーザーの悩みを解決するコンテンツを増やすことが大切です。コンテンツのボリュームが少なかったり、Webサイト内に類似コンテンツが複数あったりする場合は、低評価を受ける可能性があります。
見やすいコンテンツを作成する
ユーザーにとって見やすいコンテンツを作成し、Webサイトの利便性を高めることが大切です。特に最近はスマートフォンでアクセスするユーザーが多くなりましたので、モバイルへの対策は必須といえるでしょう。広告が多くなりすぎて、コンテンツが見にくくなっていないかどうかも確認しましょう。
オリジナル性の高いサイトにする
自社独自の価値を追加し、オリジナル性の高いWebサイトにすることが大切です。他サイトと似たような内容のWebサイトは、低評価を受ける傾向があります。自社だからこそ作成できるコンテンツを提供し、インターネット上での存在理由を示しましょう。
E-A-Tを高める
E-A-Tは、「専門性(Expertice)」「権威性(Autoritativeness)」「信頼性(TrustWorthiness)」の頭文字をとった略語です。検索順位の向上に大きく関わるため、近年とても重視されています。どのようなページが影響を受けやすいか詳しく解説します。
(1)専門性(Expertice)
Webサイトにどのくらいの専門性があるのか評価する項目です。Webサイト内の情報を統一化するほど、評価が高くなります。健康なら健康、投資なら投資といったように、ひとつのジャンルに特化することが大切です。雑記ブログのように関連性の低いコンテンツが多くなれば、評価も低くなります。
(2)権威性(Autoritativeness)
Webサイトがどれだけ第三者から認められているか評価する項目です。権威のあるWebサイトからリンクをもらったり、その道の専門家にコンテンツを作成してもらったりすることで高められます。一般人よりお医者さんの方が健康に関する権威を持つように、Webサイトにも発信媒体としての権威性を持たせましょう。
(3)信頼性(TrustWorthiness)
Webサイト内で提供される情報が信頼できるか評価する項目です。ユーザーにとって信頼できる方に運営してもらったり、信頼できるソース元を提示したりすることで高められます。専門家が運営するWebサイトと一般人が運営するWebサイトでは、前者の方が高い信頼性をもちます。
コンテンツの品質を確認する方法
質の高いWebサイトになっているか確認する方法をご紹介します。コンテンツの品質を確認するには、Googleが過去に発表した解決法を試したり、品質評価ガイドラインを確認したりする方法が考えられます。それぞれの詳しい内容を解説しますので、コアアップデート前後や日々のメンテナンスの参考にしてください。
Googleが過去に提示したアドバイスを再確認する
Googleが過去に発表した「SEOで高い評価を受けるWebサイト」の情報を再確認し、自サイトの運営に活用します。Googleやユーザーに評価されるWebサイトをイメージすることが大切です。Googleが提供した過去のアドバイスには、Webサイトのオリジナル性や専門性、分かりやすさなどを重視する内容が多く見られます。
品質評価ガイドラインを確認する
品質評価ガイドラインは、検索アルゴリズムの正当性を評価する担当者の考えがフィードバックされており、自サイトの問題点を知る手がかりになります。最近のGoogleの動きを見ながら、いつアップデートがきても対処できる状態にしておきましょう。特にE-A-Tを重視する場合は、品質評価ガイドラインに準拠することを強くおすすめします。
2021年のコアアップデートの予想・見通し
2021年は6月3日と7月2日の2回にわたって実施されました。コアアップデートが完了するまで1~2週間かかります。今回は7月13日にロールアウトが完了しました。
今後のコアアップデートを予測することは困難ですが、例年のパターン通りであれば年末までに2~4回行われることが予想されます。実施するスパンについては、これまでを考えればある程度の予測は立ちそうです。2018年以降は、最も短くて1ヶ月(2018年3月~4月)、最も長くて7か月(2018年8月~2019年3月、2020年5月~12月)でした。
これらはあくまで予測です。Webサイトの運営者は、いつ実施されても対応できるよう準備しておきましょう。これからは今まで以上にコンテンツの質が重要になることが予想されます。日ごろからコンテンツを見直すことが大切です。
まとめ
コアアップデートは検索アルゴリズムのコア部分を変更するため、検索順位に大きな変動をもたらします。検索順位を大きく落とすこともあるため、日ごろから質の高いコンテンツを作成・提供して、変動に備えてください。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。