Webマーケティングの成功事例6選|実践で意識すべき4つのポイントも紹介

マーケティング基礎 |

こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。

Webマーケティングは有効な集客手段ですが、期待したほどの効果が現れないこともあります。そのような場合は、他社の事例を参考にするのが、自社コンテンツ改善の近道です。

本記事では、Webマーケティングで意識すべきポイントや、実際の成功事例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

目次

Webマーケティングに求められているものとは

Webマーケティングとは、Webを通して集客や販売促進を行う施策です。さまざまな情報発信や集客手段を駆使し、サイトを訪問したユーザーに対して、購買やサービス登録といった企業が求める行動へ誘導することが目的です。

Webマーケターの役割は、Webサイトの仕様改善などを行い、情報発信方法や集客手段をより有効なものにアップグレードすることです。Webマーケティングにおいては、より多くの人の目に留まるよう、消費者に訴求するわかりやすいコンテンツ作りが求められます。

Webマーケティングを行う際に意識すべき4つのポイント

Webマーケティングを行う際に意識すべきポイントを4つ解説します。

中長期的な取り組みであることを周知する

Webマーケティングは即効性がある施策ではありません。一般的に、ゼロからWebマーケティングを始めた場合、効果が現れるには1年以上かかるといわれています。

すぐに結果が求められる企業体質の場合、Webマーケティングには効果がないと判断される恐れがあります。中長期的な取り組みであると、周囲に理解を促す必要があります。

高いモチベーションを保てるチームリーダーになる

効果が出るまでに時間かかるWebマーケティングは、達成感が感じられずモチベーションを保つのが難しい場合があります。チームによるプロジェクトの場合、一人ひとりの意欲がお互いに影響し合うため、マーケターはモチベーションを保つ工夫をしましょう。目標の明確化、チームの規範となること、プロジェクトへの信念をもち続けることなどがポイントです。

自社に合った手法を選ぶ

自社商品・サービスの性質や、ターゲットユーザーに適した手法でWebコンテンツを提供することが、効果的なマーケティングとなります。どのような手法があるのか4つ紹介します。

コンテンツSEO型

検索エンジンでの上位表示を目的として、コンテンツを制作する手法です。コンテンツを充実させるほかに、サイトの構造を最適化する内部施策、リンクやサイテーションを獲得する外部施策などの、SEOに特化した施策が必要となります。自然流入のユーザーを増やせるので、新規ユーザーを獲得したい場合に最適です。

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、メディアコンテンツの一部に自然(ネイティブ)に溶け込ませた広告をいいます。SNSなどの、ユーザーが普段から接触しているメディアで用いられる手法です。代表的なものとしては、TwitterのプロモツイートやInstagramのフィード広告が挙げられます。

ユーザーに興味を持たれやすく、潜在層にもアプローチできます。その一方で、広告と明記せず宣伝するとステマと認識され、かえって悪いイメージを持たれる危険性もあります。

エデュケーショナル型

ユーザーの疑問に答えることによって、商品紹介へと繋げる手法です。初めから商品を売り込むのではなく、まずはユーザーの疑問や困りごとに寄り添うため、受け入れられやすいアプローチ方法です。見込み客が正しい知識を獲得した上で、目的に合った商品・サービスを選べるため、購入後の満足度が高くなりやすいというメリットがあります。

面白コンテンツ型

強く関心を引く、または笑いを提供するコンテンツを通して集客する手法です。面白コンテンツでは、バズる(主にSNSで話題となり、短期間で多くの人に拡散される)と、爆発的な集客につながることがあります。

商品やサービスを求めてサイトに訪れるユーザーは少ないものの、ユーザーの母数が増えれば相対的にターゲットユーザーも増やせます。注意点として、企業や商品・サービスのイメージと、面白コンテンツの両立が難しいことが挙げられます。

ターゲット別に適切なマーケティングを行う

BtoBとBtoCでは、購入決定のプロセスや判断材料が異なります。マーケティングをうまく行うには、それぞれの特性を知ってアプローチ方法を変える必要があります。

BtoB

BtoB(Business to Business)では、企業や組織がターゲットです。購入決定には、組織内での調整や合意が必要となるため時間がかかり、また詳細な検討が行われるという特徴があります。

自社商品・サービスが、内容・成果・価格などさまざまな面で他社と比較されることになります。購入検討対象となるためには、詳細なデータや活用実績など、自社製品の導入によるメリットをコンテンツで発信する必要があります。

BtoC

BtoC(Business to Consumer)では個人がターゲットです。購入検討時間が短く、また合理性だけでなく、感情面での購入判断が行われることが特徴です。エンドユーザーである個人が商品サービスを検討するため、適確にターゲットユーザーを定めたコンテンツを発信する必要があります。

Webマーケティングの成功事例6選

Webマーケティングの成功事例を6つ紹介します。

【BtoB向け面白コンテンツ型】サイボウズ式

グループウェア・チームワーク強化メソッドの開発・販売・運用を行う、サイボウズ株式会社のオウンドメディアです。「新しい価値を生み出すチームのメディア」として、将来の見込み客となる次世代のリーダーに、自社サービスやグループウェアの存在を知って貰うことを目的としています。

サイボウズ式では、対談・漫画形式記事や、外部ライターの寄稿などで、読みやすさや面白さを重視したコンテンツ作りがなされています。特徴としては、製品を直接PRしないことや、高クオリティの写真・一貫したタッチのイラストの使用が挙げられます。

【BtoB向けエデュケーショナル型】経営ハッカー

クラウド会計ソフトの開発、販売を行うfreee株式会社のオウンドメディアです。経営・会計についてのさまざまな問題を提起するコラムが充実しています。

ユーザーの困り事に対する解決策を提供することで、自社の存在の認知を広め、経営や会計についてのトラブルが起きた際に、サービスを利用してもらうことを目的としています。

経営ハッカーの特徴は、コンテンツの専門性の高さとわかりやすさの両立です。税理士や会計士といった専門家が記事を執筆することによって、正確な情報発信を可能にしています。その上で、ユーザー目線に立ったわかりやすいコンテンツ作りが行われています。

【BtoC面白コンテンツ型】北欧、暮らしの道具店

生活雑貨を販売する株式会社クラシコムの、オウンドメディア兼ECセレクトショップです。ショップで販売しているアイテムについて、記事内でコーデや使用感を紹介しているため、自然でわかりやすい商品PRを成功させています。

取り扱うのはキッチンアイテムやコスメといった、生活に密着した商品です。ターゲット層である20~30代のニーズに沿ったコラムを掲載しています。高クオリティな写真やユーザーに寄り添った文体によって、読み物としても楽しめるコンテンツとなっています。継続的にサイトへ来訪するユーザーが多く、安定した集客効果を生み出しています。

【BtoC向けエデュケーショナル型】土屋鞄製造所

株式会社土屋鞄製造所が運営するECサイトでは、敢えて商品購入までにワンクッション置き、商品の魅力や製造へのこだわりを紹介しています。これは、消費者の商品への期待を高める効果があります。

サイトでは商品情報だけでなく、シーンに合った使い方や、スタッフの日常など、よりショップや商品が身近に感じられる工夫がなされています。これらのプラスの情報発信によって、土屋鞄製造所では商品の付加価値を生み出しています。

ブランディングによって満足度の高い購入体験を提供できれば、リピーターの獲得によって、安定した売上を実現できます。

【BtoB向け面白コンテンツ型】くらしの良品研究所

無印良品を展開する株式会社良品計画のオウンドメディアです。衣服・食品・生活雑貨についての豆知識や、日常にまつわるエッセイなど、読み物として面白いコンテンツを配信しています。特徴的なのは、新商品のリクエスト受付や、スタッフからの直接の返信など、顧客と企業の距離を縮める取り組みです。

くらしの良品研究所では、個々の商品の説明だけでなく、トータルなライフスタイルの提案を行っています。顧客はコラムなどを通して、商品購入後の生活を前向きにイメージでき、それが購買意欲につながります。

【BtoB/BtoC向けエデュケーショナル型】Money Forward Bizpedia

金融系Webサービスを提供している、株式会社マネーフォワードのオウンドメディアです。ターゲットが個人から企業まで幅広く、さまざまな話題で会計に関する記事を発信しています。それぞれの悩みを抽出して、ホワイトペーパーへと誘導しているため、リードを獲得しやすい構造になっています。

Money Forward Bizpediaでは、体験型の記事が掲載されています。サービスや手続きなどを執筆者が実際に体験・経験し、レビューを書くことによって、ユーザーにとってより信頼のおける情報発信を実現しています。

まとめ

Webマーケティングにおいて求められているのは、より多くの集客効果を上げること、そして購買につなげることです。成果が伸び悩んでいる場合は、成功事例からコツを学ぶことが効果的です。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

株式会社WACUL

株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。