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リエンゲージメント広告とは?概要とその効果・必要性を解説
Web広告 |
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
リエンゲージメン広告とは、一度自社で商品やサービスを購入した人をリピーター顧客とするために有効な広告手段です。自社のファンとなってもらい、長く利用してもらうためには、顧客の購入機会損失を防いでいかなければなりません。この記事は、リエンゲージメント広告について詳しく解説します。広告運用を担当している人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- リエンゲージメントとは
- リエンゲージメント広告とリターゲティング広告は違うもの?
- リエンゲージメントにより休眠ユーザーの復帰を促す
- なぜリエンゲージメントが必要なのか
- リエンゲージメント広告を運用するために必要なこと
- まとめ
リエンゲージメントとは
リエンゲージメントはRe-Engagementと書きます。マーケティング用語でEngagementは愛着や高いアクティブ度を表すため、リエンゲージメントにはRe(再び)Engagement(愛着)を得るという意味があります。
過去に自社の広告をクリックしたユーザーや、自社サイトに訪問したユーザーに対し、再度自社の広告を表示させる仕組みを指します。リエンゲージメント広告は当初はモバイルアプリでよく使用され、現在は、ネットショップなど幅広く活用されています。顧客の再獲得に有効な手段として、多くの企業に注目されている広告運用方法の1つです。
例えば、アプリの場合、リエンゲージメント広告は、興味があるのにインストールしなかったユーザー、アプリを長期間使用していない休眠ユーザー、アンインストールしたユーザーに効果的です。一度興味を示したのにも関わらず遠ざかっているユーザーに対して、再度広告を表示することで、顧客になるよう促せます。
ユーザーの定着度がふるわないときは活用すべき広告といえるでしょう。
リエンゲージメント広告とリターゲティング広告は違うもの?
リエンゲージメント広告と似ている用語として、リターゲティング広告というものがあります。リターゲティングとは、商品購入やアプリのインストール、自社サイトに訪問した人に対して、再度広告を配信することです。
リエンゲージメント広告とリターゲティング広告はどちらも再び顧客のエンゲージメントを得るための広告という点には変わりなく、ほぼ同じものといっても問題ありません。リエンゲージメントはマーケティングにおける目的、リターゲティングは仕組みや手法を指すという部分に違いがあるといわれています。
リターゲティングはユーザーも行動を分析し、広告を表示させるための「技術」で、リエンゲージメントは再度顧客なってもらいたいという「目的」として使い分ける場合もあり、リエンゲージメント広告はリターゲティング広告の一種であるともいえるでしょう。
リエンゲージメントにより休眠ユーザーの復帰を促す
リエンゲージメントを利用するときの主な効果は、休眠ユーザーの復帰を促すという点にあります。サイトの訪問や購入、アプリのインストールなど、一度でも自社と接触があるユーザーは、自社に対して興味をもっている状態であると予測できるでしょう。このようなユーザーは、現段階では顧客ではなくても再度顧客となってくれる素養があります。
しかし、インターネットが発達した現代では、個人が大量の情報を受け取れる状態です。一度興味をもっても興味が薄れ、ほかのサービスや商品に目移りする可能性は大いに考えられます。こういった事態を防ぐためには、定期的に自社アプリをアピールし、興味を保つような対策が重要です。その1つとして、リエンゲージメントの活用が有効だといわれています。
なぜリエンゲージメントが必要なのか
リエンゲージメントが必要とされる理由として、費用対効果の高さがあげられます。リエンゲージメントはすでにターゲットを自社に興味がある人に絞れているため、かける広告費に対して高いコンバージョン率を得られるでしょう。広告費を効率的に使用可能です。
アプリを提供する企業における大きな課題として、すぐにアンインストールしたり、長期間放置したりするユーザーの多さがあげられます。継続してアプリを使用するファンになってもらえないと、アプリにおける課金・広告収入が安定しません。離脱ユーザーが多い場合、リエンゲージメントによって解消が期待されるでしょう。
このように、多くのメリットがあるため、リエンゲージメント市場は拡大傾向にあります。競合他社もリエンゲージメント広告を活用し、売上を上げているかもしれません。広告に流行や時流に乗り遅れないために、リエンゲージメント広告を導入する必要性も高まっているといえます。
リエンゲージメント広告を運用するために必要なこと
ここでは、リエンゲージメント広告を運用するために必要なことを紹介します。実際に運用するときの参考にしてください。
現状の分析
リエンゲージメントによって、休眠ユーザーを再度顧客にする効果が期待できます。しかし、ただ休眠ユーザーに対してリエンゲージメント広告を配信するだけでは、思ったほどの効果が得られないかもしれません。すでにユーザーの興味が完全になくなっている場合、しつこく広告配信をするとユーザーから反感を買ってしまう可能性もあります。
こういったときは、サービスの問題点を解消し、広告を好感度の高いものに変更するなどの工夫が必要です。ユーザーに嫌悪感を抱かれないようにリエンゲージメントを行うためには、なぜ休眠ユーザーとなるのか、その理由を分析しなければなりません。分析をするときは、分析者の予測や希望が入らないように、アンケートや分析ツールを活用し、客観的に行います。
セグメントわけを行う
リエンゲージメントはすでに自社サービスに興味がある人を対象にした広告です。そのため、すでにターゲティングはできているともいえますが、より効果的に広告運用するためにはさらにセグメントわけしたほうがいいでしょう。
休眠期間や性別、属性、行動履歴などのセグメントにあったキーワードや広告文を設定します。このような細かいセグメントは、性質が近いユーザーをまとめ、マッチした広告配信を行う際に役立ちます。
セグメントわけは一度で効果が出るとは限らないので、自社の顧客となり得るユーザーを把握するためには、必ずセグメントごとに広告効果を分析しましょう。ここで得られた分析結果は、今後の広告運用以外のみならず、開発部門や営業部門などの他部門にも活用できます。
ディープリンクの作成
ディープリンクはトップページよりも深い階層にあるページのリンクのことです。Webサイトはツリー構造となっており、トップページを一番上にして、それぞれのページが枝分かれしつつ深くなっていく構造です。トップページを訪問した場合、目的のページに達するまでに、何度もクリックしサイト移動をしなければならないケースもあります。その手順が多すぎると、目的のページにたどり着くまでに離脱するユーザーもいるでしょう。
アプリの場合も、リエンゲージメント広告から自社サイト、アプリストアへのリンク、アプリストア、インストールと手順が多すぎると、インストールまでたどり着かないユーザーもいるでしょう。そのため、直接アプリストアのインストールページにたどり着けるようなディープリンクが必要となります。
まとめ
リエンゲージメントは休眠ユーザーを再度顧客にし、アプリの売上向上が期待できる広告手段です。しかし、ただリエンゲージメント広告を出稿すればいいわけではありません。適切にターゲットを定め、効果的な広告を配信する必要があります。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。