メール広告とは?形式・配信方法から効果をあげるポイントまで紹介

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こんにちは。「AIアナリスト」運営チームの大屋です。
今回は「メール広告」について説明します。

メール広告と聞くと、「メルマガ形式の広告かな」と思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし、実はメール広告の形式や配信方法には複数種類があり、メルマガ形式はあくまでもそのひとつにすぎません。
メール広告を正しく理解していなければ、いざメール広告を使った集客をしようというときに困ってしまいます。

そこで本記事では、メール広告の形式・配信方法、メリット/デメリットを説明します。さらにメール広告で効果をあげるためのポイントも紹介します。
メール広告の出稿を検討されている方、新しい広告手法を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

目次

メール広告とは?

メール広告とは、電子メールの形で送信される広告のことです。冒頭で述べた通り、その形式や配信方法には複数種類があります。

1)メール広告の形式

メール広告には、テキスト形式のものとHTML形式のものの2種類があります。

テキスト形式 テキスト形式のメール広告で下記の2タイプがあります。

  • メールの文章内で商品・サービスを紹介するタイプ
  • ヘッダやフッタに簡単な説明とURLが配置されているタイプ
HTML形式 HTML形式のメール広告です。
HTMLによって記述されるため、Webサイトのように文字のフォントや画像など自由に表現することができます。

2)メール広告の配信方法

メール広告の配信方法は以下の2種類あります。

オプトインメール ユーザーに事前に許可してもらい、許可されたジャンルの広告を送信する形式のメール広告です。
下記のような形式があります。

  • メルマガと同じジャンルのメール広告を配信する
  • メルマガのヘッダやフッタに数行の広告文を掲載する
ターゲティングメール ユーザーに事前に登録してもらった属性で配信対象を絞り込み、それに合わせて配信するメール広告です。
属性には、年齢・性別・地域・興味などがあります。
例えば、40代・男性・スポーツなどでターゲティングし、それに合わせた広告を配信します。

メール広告のメリット

メルマガのメリットは主に3つあります。

1)見込み顧客に直接アプローチできる

ひとつは、見込み顧客に直接アプローチできるということです。
見込み顧客のメールボックスに直接広告を配信できるので、画面の端っこに表示されるディスプレイ広告よりも認識されやすいです。

2)入稿から配信までの期間が短い

2つ目は、入稿から配信までの期間が短いということです。
テキスト形式の広告ならば準備にもあまり工数がかからず、入稿からの配信までの期間が短いため、急なイベントの告知やセールにも対応できます。

3)広告の情報量が多い

3つめは広告の情報量が多いということです。
テキスト形式のメール広告の場合、35文字が5行~10行ありますので、175文字から350文字を説明に使うことができます。これと比べてリスティング広告は、タイトルと本文合わせて55文字程度です。
またHTML形式なら、画像や文字で自由に表現できますので、さらに情報量が多いといえます。
このように、メール広告は情報量が多くその分だけユーザーに対して訴求することができます。

メール広告のデメリット

一方で、メール広告には以下のようなデメリットもあります。

1)スパムとみなされるおそれがある

ひとつは、大量送信するとスパムメールとなるおそれがあるということです。
一般的に、メール広告はユーザーに配信の同意得ているため、一方的に配信するスパムメールとは区別されます。しかし、同意があるからといって大量に送信すればスパムメールとみなされてしまいます。これは、会社や商品のイメージを低下させてしまいます。またスパムとはならなくとも、ユーザーが迷惑メールだと判断することもあります。例えば、当初は配信に同意していたとしても、その後メール内容に興味を失っていることもあるからです。

2)画像や動画が表示されないことがある

2つめは、画像や動画が表示されないことがあるということです。
先ほどHTML形式のメール広告では画像や動画を使うことができると説明しました。しかし、メールを受信する環境によっては、HTMLの画像や動画がうまく表示されないことがあります。また、ウイルス対策などによって画像や動画非表示担うという場合もあります。

メール広告で効果をあげるためのポイント

1)ユーザーにとってのメリットを提示する

1つめはユーザーにとってのメリットを提示することです。
メールの見出しなどに、どんなメリットがあるのかを明確に提示しましょう。
例えば、ファッション業界で「冬のセール」を広告する場合
「冬のセール実施中」
よりは
「コートやマフラーなどの冬物のセール実施中」
というように具体的にメリットを伝えるとよいでしょう。

2)具体的な数字を使う

2つめは具体的な数字を使うということです。
例えば、
「1か月で5kg減量を達成する健康食品○○」
というように具体的な数字を示します。
数値根拠を示すことで訴求力が高まり、ユーザーに興味を持ってもらうことができます。

3)ターゲットを明確にする

3つめはターゲットを明確にすることです。
例えば、
「転職情報なら○○ドットコム」
というより
「30代男性の転職情報なら○○ドットコム」
といようにターゲットを絞りましょう。
ターゲットが曖昧だと、全体的にスルーされてしまいます。
逆にターゲットが明確だとその分クリックされやすく、結果CTRの上昇につながります。

4)開封率・遷移率の効果測定をしてPDCAをまわす

4つめは開封率・遷移率をきちんと測定することです。メールを定期的に配信していても、それが本当に効果に結びついているか確認していますか。もし効果があがっていないようならば、広告予算の無駄遣いになってしまいます。

測定する指標は、主に開封率と遷移率の2つです。

開封率とは、ユーザーがメールを開封した割合です。HTML形式のメール広告ならばこの開封率を測定することができます。開封率は一般的に20%以下と言われています。
これに比べて開封率が低い場合、メールのタイトルや配信時期などに問題がある可能性があります。

遷移率とは、メール本文のリンクをクリックした割合です。遷移率の目安は、開封率の1割、つまり2%といわれています。遷移率が低い場合は、メール本文の誘導のしかたを見直す必要があるでしょう。

常に開封率・遷移率をウォッチし、広告の効果を高めるようアクションすることが大切です。

広告を出稿したら導入したいツール

これまでメール広告について説明してきました。上記のポイントを踏まえて、メール広告を運用してみてください。広告の効果測定・改善のPDCAサイクルもしっかりとまわしていきましょう。

ちなみに、広告の効果測定に不安がある方・工数が割けない方は弊社サービス「AIアナリスト」を導入すると安心です。AIアナリストは、広告のアトリビューション分析やランディングページ分析を自動で行い、CVに貢献していない「悪い広告」をあぶりだしてくれます。そのため、良い広告に予算を振り分けてさらにCV数を増やすことができます。

ただ広告を出すだけではなく、AIアナリストを併用して広告のCPAを高めていきましょう。

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この記事の執筆者

大屋 広貴

大屋 広貴

東京大学大学院在学中のインターン生で、2年以上勤務しているベテランです。