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サイトリンク表示オプションとは?仕組みや設定方法・活用例を紹介
Web広告 |
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
サイトリンク表示オプションは、広告運用の担当者が理解しておくべき機能です。この記事では、サイトリンク表示オプションの概要を把握しておきたい人に向けて、サイトリンク表示オプションの意味や仕組み、活用例、設定の仕方、設定時の注意点などを解説します。自社の広告運用を行う際の参考にしてください。
目次
- サイトリンク表示オプションとは?
- サイトリンク表示オプションで重要な考え方
- サイトリンク表示オプションの仕組み
- サイトリンク表示オプションが表示されない原因
- サイトリンク表示オプションのメリット
- サイトリンク表示オプションのデメリット
- サイトリンク表示オプションの活用例
- サイトリンク表示オプションの効果を高めるコツ
- サイトリンク表示オプションの設定方法
- サイトリンク表示オプションで注意すべきこ
- まとめ
サイトリンク表示オプションとは?
サイトリンク表示オプションの機能や、表示できる文字数について解説します。
広告枠内にリンクを追加できるオプション機能
サイトリンク表示オプションとは、自社の広告枠内に特定のWebページのリンクをテキスト形式で表示できる機能です。多くの場合、広告を見たユーザーをWebページへ誘導する手段として利用されています。サイトリンクを設定すると、広告の解説文の下にテキスト形式のリンクが表示されます。
表示可能な文字数
リンクテキストに表示できる文字数は、全角で12文字、半角なら25文字までです。リンクテキストのほかに、任意で記載できる説明文1と2があり、こちらの文字数は、それぞれ全角で17文字、半角で35文字までです。説明文を記載したほうが広告の表示面積が拡大するため、ユーザーの視界に入りやすくなります。
サイトリンク表示オプションで重要な考え方
広告に表示するサイトリンクは、ユーザーに必要とされるWebページであることが大切です。ただし、同一のキーワードで検索しているユーザーであっても、検索する目的や重視するポイントはそれぞれ異なります。そのため、すべてのユーザーにとって最適な広告は設定できません。
しかし、サイトリンク表示オプションを活用することで、ユーザーは複数の選択肢の中から興味のあるものを自由に選べます。ユーザーにクリックされるサイトリンクを設定できれば、広告ランクの評価も高まりやすくなります。
サイトリンク表示オプションの仕組み
サイトリンク表示オプションは、アカウントやキャンペーン、広告グループごとの設定が可能です。広告グループごとに設定した場合よりも、キャンペーンごとに作成したほうが優先される仕組みになっています。
ただし、サイトリンク表示オプションを設定しても、必ず広告枠に表示されるとは限らず、審査を通らなければ表示されません。詳細は、後述する「サイトリンク表示オプションで注意すべきこと」で解説します。
サイトリンク表示オプションが表示されない原因
サイトリンク表示オプションが表示されない場合、主な原因は3つ考えられます。以下、原因と対策を紹介します。
広告ランクが低い
上位の広告から優先的にサイトリンクが表示されるため、上限クリック単価を上げるなどの広告ランクを高めるための施策が必要です。
キャンペーンや広告グループなどに関連付けられていない
それぞれの関連付けを確認しましょう。
審査中や不承認となっている
設定内容の見直しや修正をする必要があります。
サイトリンク表示オプションのメリット
広告枠の面積が拡大され、ユーザーの目に触れやすくなることでクリック率の向上が見込めます。広告のクリック率が高まることは、広告ランクの評価向上にもつながるため、連鎖的なメリットとして見逃せません。
広告がクリックされなくても、サイトリンクからユーザーを特定のWebページに誘導できるため、結果的にCVにつながるなどの成果も期待できます。また、リンクテキストやURLの更新を簡単に変更できる点もメリットのひとつです。
サイトリンク表示オプションのデメリット
サイトリンク表示オプションの設定によって、デメリットが発生することはありません。ただし、キーワードによっては、サイトリンクを表示させないほうが良い場合もあります。
たとえば、商品やサービスを目当てに検索してくるケースです。ユーザーは商品やサービスの購入を検討しているため、ほかの選択肢を与えることで購入を踏みとどまってしまう可能性があります。
サイトリンク表示オプションの活用例
ここでは、どういった内容のサイトリンクを表示させれば、どのような成果が得られるのか、活用例を紹介します。
商品・サービス名
商品やサービス名をサイトリンクに設定した場合、購入を検討しているユーザーはすぐにリンク先に移動できるため、CVの向上につながりやすくなります。また、サイトリンクの数を増やすことで、ほかの商品やサービスの知名度も高められます。
ユーザー属性
女性向け、ビジネスパーソン向けなどのターゲットとするユーザー属性ごとの設定も可能です。衣服や化粧品などの商品やサービスごとに異なるターゲット層がいる場合に有効です。
セール・キャンペーン名
セールやキャンペーン名は、季節やイベントなどでセールやキャンペーンを実施する際に設定すると効果的です。通常商品を購入するついでにサイトリンクにも興味を示す可能性があります。
ブランド名
ブランド名をサイトリンクとして表示させることもできます。たとえば、カメラやパソコンといった同系列の商品の中でも、複数のブランドを取り扱っている場合に有効です。
自社に関連する内容
サイトリンクに表示できるような商品やサービスなどがない場合は、会社の信用度を高めるものを設定する方法もあります。たとえば、会社の沿革や実績、お客様の声、メディア掲載情報などが挙げられます。
サイトリンク表示オプションの効果を高めるコツ
サイトリンク表示オプションを設定して、より効果を高めるためのポイントを解説します。
リンクテキストは簡潔にまとめる
リンクテキストに表示できる文字数には限りがあるため、簡潔にまとめることが大切です。ひとつのリンクテキストに使用する文字数が少ないほど、多くのサイトリンクを表示させられます。リンクテキストの文字数は、全角で5~8文字以内を目安に設定しましょう。
サイトリンクは8つ以上設定する
一般的に、8つ以上のサイトリンクを設定することが推奨されています。理由は、Google広告が成果の高いサイトリンクを優先的に表示させるために、サイトリンクの配置を定期的に変えているためです。スマートフォンでは最大8つまで、パソコンでは最大6つまでに制限されています。
説明文を忘れずに記載する
サイトリンクを設定する際、説明文も必ず記載しましょう。説明文は、広告の表示面積を拡大する効果があります。説明文のない広告よりも、説明文が表示されている広告のほうが目立ちやすくなります。また、説明文は広告の表示面積を広げるだけでなく、ユーザーへのアピールとしても有効です。
サイトリンク表示オプションの設定方法
ここでは、サイトリンク表示オプションの具体的な設定の仕方を解説します。以下の手順を参考にしてください。
- Google広告の管理画面にアクセス
- 「広告と広告表示オプション」を選択
- 「広告表示オプション」をクリック
- 青の「プラス」ボタンをクリック
- 「サイトリンク表示オプション」を選択
- 「追加先」のリスト内から該当するアカウント・キャンペーン・広告グループを選択
- 「広告表示オプション」の「新規作成」にチェックを入れる
- 「サイトリンクのテキスト」や「説明文1・2」「最終ページURL」を記載
- 記載内容を確認して「保存」をクリック
サイトリンク表示オプションで注意すべきこと
サイトリンク表示オプションを設定する際の注意点について解説します。
ポリシーに違反しない
Google広告では、サイトリンク表示オプションの設定に関するポリシーを定めているため、違反にならないように注意しなければなりません。たとえば、「複数のサイトリンクに同じリンクテキストを使用する」「サイトリンクの誘導先のURLが同一である」などが該当します。ポリシーに違反した場合、審査で不承認になる可能性があります。
記号は不可
記号はユーザーの目をひく際に有効な手段であるため、リンクテキストに使用すればインパクトを与えられます。しかし、サイトリンク表示オプションでは、「!」や「【】」「。」などの記号は使用できません。設定画面上では記号を入力できますが、審査で不承認になる可能性が高いため記号の使用は避けましょう。
広告との関連性があるサイトリンクの設定が必要
サイトリンク表示オプションでは、複数のサイトリンクを設定できます。ただし、原則としてサイトリンクに設定できるWebページは、広告を貼っているWebサイト内のものでなければなりません。また、広告と関連性が低いWebページや、ほかのWebサイトのリンクを貼った場合は、不承認になる可能性があります。
まとめ
サイトリンク表示オプションを設定することで、さまざまなメリットが得られます。広告効果をさらに高めるためにも、サイトリンク表示オプションを有効活用しましょう。もしも、自社で必要なリソースが不足している場合は、プロの手を借りる方法もあります。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。