SEOとリスティング広告の違いとは? 定義から使い分けまで解説!

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こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。

Webサイトへの訪問数を増やすにあたって、検索結果からの流入数を増やすことは欠かせません。
検索結果からの流入数を増やす手段としては、検索順位を上げる「SEO」と、検索結果の上部に出稿する「リスティング広告」の二種類があります。
しかし、「SEOとリスティング広告をどう使い分ければいいの?」といった疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

今回はSEOとリスティング広告の違いについて、それぞれの定義から使い分けまで解説します。
両者を適切に使い分けて、成果を最大化していきましょう!

目次

SEOとは?

SEOとはサーチエンジン最適化(Search Engine Optimization)の略です。検索エンジンで上位に表示されるようにサイトをユーザーにとって利用しやすいものに改善することを指します。

SEOの特徴は主に以下の4点です。

  • サイトの仕様変更による効果が出るまでに時間がかかる
  • 検索順位の決定は自社によるSEOだけではなくほかのウェブサイトの動向にも影響を受けるため、確実に検索順位を上げられるとは言えない
  • 広告ではないためクリック率が高く、一度上位に表示されれば順位を維持しやすい
  • SEOそのものに費用はかからない(SEOの一環として必要なコンテンツ制作など、具体的な作業に人件費がかかることはある)

このように、効果が出るまでに時間がかかる一方で、リスティングに比べてクリック率が高く、上位に出るようになればその効果は大きいです。

リスティング広告とは?

リスティング広告とはサーチエンジン上の有料広告のことで、課金することで検索結果の上部の広告スペースに表示させる仕組みです。基本的に1クリックいくら~というような課金体系になっています。PPC広告とも呼ばれます。

リスティング広告の特徴は主に以下の4点です。

  • すぐに広告を掲載できる(即効性がある)
  • キーワード、入札額などの要素は変更可能であり、コントロール性が高い
  • 検索上位に表示される割にはクリック率が低い
  • 有料

お金がかかってしまうものの、広告の設定から表示までがとても速いです。

SEOとリスティング広告の違い

SEOとリスティング広告はどちらかが絶対によいというものではありません。それぞれに長所と短所があります。
両者の違いは主に「即効性」「コントロール性」「クリック率」「費用」の4点です。

  リスティング広告 SEO
即効性(順位に反映される速さ) 速い 遅い
コントロール性(管理性) 高い 低い
クリック率 低い 高い
費用 有料 無料

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

 

即効性(順位に反映されるまでの速さ)

リスティング広告はキーワードや入札額を設定したらすぐに広告が表示されるようになるため即効性があります。
一方でSEOはすぐに表示されるわけではありません。検索順位はGoogleのアルゴリズムがサイトを評価して決めます。検索のリストが更新されるまでは順位は変わります。

開設したばかりのサイトですぐに集客したいときや数日内に開催されるイベントの集客など、時間に余裕がない場合はリスティング広告が有効です。
一方、急ぎではなく工数に余裕がある場合は、広告費をかけず地道かつ長期的にSEOに取り組むほうが良いでしょう。

 

コントロール性

リスティング広告はコントロール性が高いです。どのキーワードに対して表示させるかということの他、ユーザーの居住地域や性別、年齢など細かくターゲット設定ができます。また管理画面で表示回数やクリック率、コンバージョン率も確認できるので状況に応じて設定を変えることができます。

一方、SEOはリスティング広告のような細かい設定はできません。Googleのアルゴリズムはどのようなものか一般には知られておらず、個人では変更できないため、特定の期間に表示させたりといったこともできません。
そのため、何月何日から何日までの期間である地域の人に見せたいなどターゲットを絞りたい時はリスティング広告の方がよいです。

 

クリック率

リスティング広告のクリック率はSEOに比べてとても低いです。
リスティング広告が表示される場所は検索結果の上部であり、ポジションとしては目につきやすいです。しかし、人間は広告をさける傾向があるのでリスティング広告のクリック率は自然検索のクリック率に比べると低くなります。

SEOの場合は上位にであるほどクリック率が高くなります。自分でGoogle検索を使うときのことを考えても上位に表示されるサイトを見ることが多いですよね。また、クリック率が高くなると上位に表示されやすくなるので結果、一度上位を獲得できれば高いクリック率を維持することができます。

 

費用

先述したようにリスティング広告はクリック課金制です。料金は自分で決められますが、表示するための最低単価はオークション形式で決まります。広告スペースは有限であり、ある一定以上の金額を設定しないと表示されないということになります。よく検索されるキーワードは競争が激しく1クリックあたりの費用が高くなります。

一方、SEOは基本的に費用がかかりません。そもそもSEOとは、検索順位を上げるためにサイトを改善することを指します。サイト改善に必要な施策に対しては人件費などの費用がかかることがあるかもしれませんが、サイト改善の具体的な施策は様々であり、必ずしも費用がかかるわけではありません。

SEOとリスティング広告の使い分け

SEOとリスティング広告は、以下のように使い分けるのがおすすめです。

  • 工数に余裕があり、短期的な成果が必要でない場合→リスティング広告を出して広告からの流入数・CV数を増やすとともに、リスティング広告の結果から対策すべきキーワードを見極め、じっくりとSEOに取り組む
  • 工数に余裕がなく、短期的な成果が必要な場合→リスティング広告を出して広告からの流入数・CV数を増やす

工数に余裕がある場合は、リスティング広告 → SEOという順番で取り組むのがおすすめです。
まずはリスティング広告を出してみて、検索からどれくらい流入数・CV数が取れるのかを確かめましょう。
そして効果がありそうならSEOにも着手し、自然検索からの流入数・CV数を増やしていくのが無難です。

なぜなら、SEOはコンテンツの改善など工数のかかる作業を伴うものであるため、効果が確実に出るかどうか分からないのに着手するのはリスキーであるからです。
その点、リスティング広告はGoogleAdwordsなど広告媒体に登録して出稿手続きを踏めばすぐに検索結果の上部に表示させることができるため、SEOよりも簡単に、短時間で着手できるといえます。

また、リスティング広告→SEOという順番で取り組むことはSEOのキーワード選定に役立つという点でもおすすめです。
最初にリスティング広告を出して各キーワードの成果を確かめれば、「どのキーワードで検索したユーザーのときに流入数・CV数が多いのか」などが分かり、成果につながりやすいキーワードを見極めることができます。そして「そのキーワードで検索結果の上位を狙おう」と、SEOの方針を立てることができます。

ただし、SEOはコンテンツ制作のための工数が必要ですし、成果が出るまで時間がかかるので、工数に余裕がなかったり短期的な成果が必要だったりする場合はリスティング広告で確実に成果を上げにいくのがおすすめです。

まとめ

SEOとリスティング広告の違いについて、定義、それぞれの特徴、使い分け方法などを解説してきました。
サイト自体がユーザーの目に触れられなければ、訪問されることはありません。自分のサイトの訪問数を増やすうえで検索順位を上げる工夫は必須です。今回紹介したSEOとリスティング広告を上手に使ってよりよい順位を目指しましょう。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

株式会社WACUL

株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。