リスティング広告の費用について | 成果が出せる広告費用のかけ方

ネット広告|2017.05.22

みなさん、こんにちは!

今回は、予算算出の方法や成果が出せるリスティング広告費用のかけ方についてご説明します。
この記事を読んでリスティング広告の費用について理解し、最大の成果を出せるように活かしていきましょう!

目次

リスティング広告の費用体系

リスティング広告をこれから始められる方は、リスティング広告の費用体系をご存知ですか?
WEB広告の中には、クリック課金と呼ばれるものでしたり、インプレッション課金と呼ばれるようなものなど様々な費用体系が存在しています。

リスティング広告は、クリック課金と呼ばれる費用体系です。
クリック課金とは、クリックされるたびに広告費用が発生する費用体系のことです。
インターネット広告の中では、PPC(Pay Per Click)広告とも呼ばれたりします。
クリック課金の特徴は、クリック数が最大になるように配信されることです。
対するインプレッション課金(広告が表示される毎に費用が発生する費用体系)は、表示回数が最大になるように配信されます。
このように広告によって費用体系が異なるので、目的に応じて使い分ける必要があります。

クリック課金では、「クリック単価×クリック数=広告費用」という計算式で広告費用が算出されます。よって、クリック単価がわかれば簡単にリスティング広告の費用を出すことができます。

2つの予算算出方法を紹介

ここでは実際の予算の算出方法について説明していきます。
広告における予算設定を誤ってしまうと、無駄なコストが発生したり、機会損失を生んでしまいます。
成果を出していくために一番大事なのが予算設定です。
今回は2つの予算算出の方法をご紹介するので、自分に合った予算算出の仕方を実行してみましょう!

 

1) 目標設定から予算を算出する

リスティング広告の予算を設定するにあたって、一番大事なのは目標設定です。
目標設定が間違っていたり、そもそもの目標設定がなかったりすると、リスティング広告を効率よく運用していくことはできません。しっかりと自社に合った目標設定を心がけましょう。

目標設定するにあたって重要なのは、売上目標を最初に決めることです。

売上目標を50万円として考えてみます。
商品単価が1万円だとすると、商品を50個(目標件数)売らなければいけません。

50個売るためにどのくらいのクリックが必要なのかをまずは、計算します。
必要なクリック数は、目標件数を獲得率で割れば算出できます。
獲得率を2%と想定しておいてみます。

クリック数=50個(目標件数)÷2%(獲得率)
     =2,500クリック

50個の商品を売るのに2,500クリック必要なことがわかりました。
次に、1つの商品にかけてもよい広告費用(=目標CPA)を計算します。

一般的な目標CPAの出し方は、商品単価から原価や人件費、確保したい利益を差し引く事で算出できます。

商品単価-(原価+人件費+確保したい利益)=広告に出せる費用

仮に商品単価が10,000円だった場合、下図のように目標CPA(=広告に出せる費用)と広告予算を算出することができます。

目標CPA(=広告に出せる費用)と広告予算を算出

目標CPA(広告にだせる費用):2,000円

目標CPA×目標件数=広告予算
2,000円(目標CPA)×50個(目標件数)=100,000円(広告予算)

リスティング広告の広告予算は最低でも100,000円が必要だということがわかりました。
また、50件の獲得に必要なクリック数が2,500クリックなので、1クリックあたりにかけられる広告費用(=クリック単価)は、40円になります。

40円(クリック単価)=100,000円(広告予算)÷2,500クリック(クリック数)

 

2) キーワードプランナーを使って予算を算出する

次にキーワードプランナーを使っての予算算出方法です。
こちらは、目標CPAがよくわからない方におすすめの広告予算の算出方法です。

キーワードプランナーとは、Google Adworsの機能の1つで、キーワードの月間検索数や競合性、推奨入札単価を調べたい時に利用されるツールです。
実際にどのキーワードでどのぐらいの費用が発生するのかを知る事が出来ますので、出稿予定のキーワードをこのツールに入れて広告費を算出する事が出来ます。

以下で、このキーワードプランナーを使ったキーワードの推奨入札単価の調べ方をご説明します。

まず、GoogleAdwordsにログインし、運用ツールのキーワードプランナーをクリックします。

キーワードプランナーをクリック

次に「検索ボリュームと傾向を取得」をクリックして、広告出稿したいキーワードを入力します。

広告出稿したいキーワードを入力

キーワードを記入後、「検索ボリュームを取得」をクリックすると、下図のような画面に遷移します。

「検索ボリュームを取得」をクリック

推奨入札単価とは、キーワードに対して上位で表示するためにGoogleが推奨する単価を示しています。
ただ、推奨入札単価を鵜呑みにする必要はなく、実際のクリック単価は、推奨入札単価の約半額くらいで出稿できます。
広告を表示したいキーワードのクリック単価が550円(上図の半額)だった場合、仮でCVRを2%と置きます。
1件獲得するにあたってどのくらいのクリック数が必要なのかを計算します。
1件(獲得数)=y(クリック数)×2%(獲得率)
y(クリック数)=50件(クリック数)

550円(クリック単価)×50件(クリック数)=27,500円(目標CPA)
すると、獲得単価(目標CPA)は27,500円になりますので、あとは成果を何件獲得したいのかで予算設定をすることができます。
目標件数が50件の場合
27,500円(目標CPA)×50件(目標件数)=1,375,000円(広告予算)

広告予算は、1,375,000円と算出できます。

費用を下げるために大事な2つのポイント

広告費用についての仕組みを理解したところで、次に効率的な広告費用のかけ方について大事なポイントを2つご紹介します。

 

1) コンバージョンキーワードを見極める

次に、大事なのはコンバージョンキーワードを見極めることです。
これは、リスティング広告を運用していく中で非常に大事な要素です。

様々なキーワードに対して広告出稿を行っている方が大半かと思いますが、キーワードによっては「多くクリックされるがコンバージョンには至らない」というキーワードがあります。
それらのキーワードは、広告運用の中で無駄コストとなります。
下図の新卒紹介会社の事例を見てみましょう。

新卒紹介会社の事例

上図のように、赤枠で囲われたキーワードは情報収集系キーワード(情報収集することが目的のキーワード)のためCVにはつながりづらく、クリックはされるが、無駄コストになります。
運用していく中で大事なのは、コンバージョンするキーワードをしっかり見つけていくことです。

 

2) サイトの改善で獲得率(CVR)を上げる

運用をおこなっていく中でコンバージョンキーワードを発見しましたが、クリック単価が高くて、出稿すると「費用対効果が見合わない」というお悩みを持つ方がいます。
ここで、費用対効果を合わせるためには、CVRを上げていく必要があります。
例えば、ランディングページを着地先にしている広告主様の場合は、ランディングページの配置構成や文言を修正する必要があります。直にHPサイトへ着地させている広告主様の場合は、着地先ページやフォーム誘導のためのリンク配置などが重要になってきます。

出稿したいキーワードに対して、
・ユーザーが求めているものが着地先にはあるのか
・同じキーワードで広告出稿している競合と比較して訴求が負けていないか
・自社の強みがしっかり訴求できているか
以上3点を気にして、サイトの改善をおこなっていきます。

ただ、「サイト改善をどのようにおこなっていけばよいかわからない」や「分析するのに工数がかかる」いう方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、サイト分析の人工知能「AIアナリスト」です。
Googleアナリティクスやサーチコンソールの情報を自動でレポート化し、分析をします。さらに、その分析に基づいた改善の提案まで行ってくれます。簡単な提案までは無料で出してくれるので、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

最後に、リスティング広告の費用についてまとめます。

リスティング広告は、予算設定を間違えてしまうと、目標達成することが難しくなります。
まず目標をしっかりと決めること。
そして、目標達成から逆算して、広告予算を決めていきましょう。

リスティング広告ではクリックされたときに費用が発生するクリック課金が使用されています。
1クリックあたりにかかっている費用が無駄なコストにならないように、しっかりとキーワードを見極めていきましょう。

そしてなにより重要なのは、クリックされたユーザーをしっかりとCVにつなげることです。
獲得単価(CPA)を下げるためには獲得率(CVR)をあげることが非常に大切です。
出稿したいキーワードに対して、

  • ユーザーが求めているものが着地先にはあるのか
  • 同じキーワードで広告出稿している競合と比較して訴求が負けていないか
  • 自社の強みがしっかり訴求できているか

上記3点を意識して、サイト改善を実施します。
リスティング広告の運用にぜひ活かしていきましょう。


この記事を書いた人

中尾 海

コンサルタント。前職は広告代理店のアカウントプランナーで、実績豊富です。