ライトボックス広告とは?始め方から課金形態、メリットまで解説

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こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームの兒島です。
今回紹介するテーマは、ライトボックス広告についてです。

ライトボックス広告とは、「エキスパンド(膨張)広告」とも呼ばれてます。小さなサイズで表示してある画像広告に興味を持ったユーザーが、その画像にアクションを起こすことで、画像が膨張して大きな画像や動画に切り替わるという広告のことです。

今回はGoogle広告におけるライトボックス広告のメリットや課金形態、始め方について解説していきます。

目次

ライトボックス広告とは?

ライトボックス広告とは、ユーザーの興味関心に反応し、目的のウェブサイトに誘導するよう表示を変化させる広告のことです。

クリック・カーソルを合わせる操作・タップなど、ユーザーが広告に関心を示す操作に反応し、様々な表示に切り替わります。具体的には、画像が大きくなったり、動画に切り替わったり、複数の画像を展開するような表示のことを指します。
はじめに表示される広告は小さいため、ユーザーにストレスや負担をかけることはありません。しかし、ユーザーが興味を持ち操作した場合は、より詳細な情報が表示されるという仕組みです。
このようにライトボックス広告は、1つのバナーでは伝えたい情報が入りきらない広告に活用できます。

ライトボックス広告のメリット

では、ライトボックス広告にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、ライトボックス広告3つのメリットについて紹介していきます。

他とは異なる斬新さ

まず、ライトボックス広告の大きな特徴として、膨張した結果として動画を表示することができるという点があります。
動画は、伝えられる情報の質・量が画像よりも良いため、ユーザーに大きなインパクトを与えることができます。さらに、時間をかけて動画を見るユーザーは、広告に興味を惹かれている場合が多いため、高いCTRが期待できます。
Web広告を出す企業が増加する中で、他とは異なる広告を出稿したい人にライトボックス広告はオススメです。

ユーザーに無理なく情報を見せられる

ライトボックス広告は、はじめは小さな画像のみ表示し、興味を持ったユーザーにのみ、より詳細な情報が提供される広告です。そのため、興味のないユーザーが広告を無理に見せられることはありません。無理に広告を表示したり、情報量の多いWeb広告は、興味のないユーザーにストレスや負担をかけてしまい、企業イメージの低下につながりかねません。しかし、ライトボックス広告はその可能性が低いため、企業イメージ保持にも有効です。

さらに、一つのライトボックス広告に様々なバナー・動画を付属させることができるため、ユーザーが見たい情報を的確に提供することができます。
伝えたい情報が多い場合は、一つのバナー広告に大量の情報を詰め込もうとしたり、複数バナー広告を出したりするよりも、ライトボックス広告でまとめて情報を提供したほうが良いでしょう。

ライトボックス広告の課金形態

実際にライトボックス広告を始める際に気になってくるのが、広告の課金形態ですよね。

Web広告には主に「インプレッション単価」と「エンゲージメント単価」の課金形態があります。
インプレッション単価(CPM:Cost Per Mill)というのは、Web広告が1000回表示されるごとに発生する料金のことで、新しいコンテンツなどを多くの人に知ってもらいたい場合に有効な課金形態です。しかし、表示された分だけ料金が発生するため、出稿の目的がサイトの訪問数を増加や、お問合せや購入の増加である場合は、あまり有効だとはいえません。

それに対して、ライトボックス広告は、エンゲージメント単価(CPC:Cost Per Click)で広告料金が発生します。エンゲージメント単価とは、Web広告に対してクリック等のアクション(ユーザーエンゲージメント)が発生するごとに課金されるシステムです。

Google広告のライトボックス広告におけるユーザーエンゲージメントは、「広告展開後、3秒以上開いたままにする」ことを指します。ライトボックス広告の課金形態はエンゲージメント単価のため、ユーザーエンゲージメントの発生回数によって料金が変動します。
ユーザーが広告に興味を持った場合にしか課金が発生しないため、効率の良い課金方法だといえます。

ライトボックス広告の始め方

次に、Google広告でライトボックス広告を始める方法について解説します。Google広告の中にはライトボックス広告のテンプレートがあるため、それを使って作成するのが簡単です。

1.Google広告にログインする

2.「キャンペーン」「+」ボタンをクリックし、「新しいキャンペーンを作成」します。

「キャンペーン」「+」ボタン

3.「商品やブランドの比較検討」を選択します。

「商品やブランドの比較検討」

4.「ディスプレイ」を選択し「続行」をクリックします。

「ディスプレイ」

5.キャンペーン名・地域・予算などを設定後、「その他の設定」をクリックします。

「その他の設定」

6.「デバイス」の欄を選択します。

「デバイス」

7.ここからライトボックス広告を作成していきます。

「新しい広告を作成」をクリックし、画像の作成画面を開きます。
カードは画像・動画が選択でき、最大10枚まで追加することができます。
「ライトボックス広告」

8.この欄では、プロモーションメッセージを追加することができます。

具体例としては、「詳しくはこちら」「今すぐ購入する」など、サイト誘導を促すフレーズを追加しましょう。

9.広告の名前をつけます。

10.最終ページURLを登録します。

最終ページURLとは、広告がクリックされたときに表示されるページのことを指します。

11.その他任意の項目を入力し、広告の設定が完了したら、「広告グループに追加」をクリックします。

広告を保存すると審査に送られ、承認された時点で広告掲載を始めることができます。

まとめ

以上、ライトボックス広告について解説しました。ライトボックス広告は、ユーザーに負担をかけずにインパクトがある広告を出すことができ、また情報も多く詰め込むことができます。加えて、ユーザーが広告に興味を持たなければ課金されないため、効率的に広告費を使うことができます。

上級者向けだと敬遠されがちですが、Google広告のテンプレートを使えば簡単に作成できます。今まで様々なWeb広告を試してきた方もそうでない方も、ぜひ一度試してみてください。

しかし、広告を出稿しただけで終わりではありません。
Web広告を出稿してWebサイトにユーザーを集めた後は、広告で集めたユーザーをCVさせるために、サイト改善を行ってCVRを上げていく必要があります。

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手作業で行うと時間がかかるアクセス解析をAIがやってくれることで、サイト改善に使う時間を捻出することができます。
Web広告を出稿するのと同時に、サイト改善もしっかり行っていきましょう。

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この記事の執筆者

兒島 紗季

東京大学在学中のインターン生。フリーペーパーの編集長も務めていたアクティブ派。