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YouTube広告の種類と課金方法|メリットや出稿方法も解説
Web広告 |
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
YouTubeは視聴者、投稿者ともに増加傾向にあります。企業のブランディングや集客などにYouTube広告が活用されるケースも少なくありません。この記事では、YouTube広告を配信する予定がある企業の担当者に向けて、YouTube広告の概要や広告の出稿方法などを解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
YouTube広告とは?
Google広告の一種で、YouTubeに掲載される広告をYouTube広告といいます。YouTube広告を配信すると、YouTubeのサイト内やユーザーが視聴する動画の再生前や再生中などに広告が表示されます。
YouTube広告にはいくつか種類があり、バナータイプや動画形式などの用途にあったタイプの広告を選べます。広告の種類については後ほど解説します。
YouTube広告が注目されている背景
YouTube広告が多くの企業から注目を集めている背景について解説します。
ユーザー数の多さ
NTTドコモ モバイル社会研究所が2020年6月に公表した調査結果によると、YouTubeの認知率は95.1%、利用率は62.3%であり、数多くの人がYouTubeを認知し、利用していることがわかります。
さらに、新型コロナウイルス感染症の流行による外出自粛により、YouTubeの視聴者数は増加傾向にあります。そのため、YouTubeに広告を出せば、より多くの人に届けられるでしょう。
※参考:YouTube認知率95%・利用率6割超、Amazonプライム・ビデオ認知率が約8割|モバイル社会研究所
広告効果が高い
Googleの2016年のレポートでは、YouTubeはテレビよりも80%以上の広告効果があると発表しています。テレビ広告は、数ある広告の種類のなかでもかなりコストがかかる広告でしょう。YouTube広告はテレビ広告よりも費用が安く、広告効果も高いといわれています。費用対効果を考えると、YouTube広告は積極的に利用すべきでしょう。
YouTube広告の課金方法は3種類
YouTube広告のなかにもいくつか種類があり、それぞれ課金方法が異なります。ここでは、YouTube広告で採用されている3つの課金方法の特徴について解説します。
視聴課金型
視聴課金型とは、ユーザーが動画を視聴するごとに料金が発生するタイプの課金方法です。Cost Per View(コストパービュー)の略語である「CPV課金」とも呼ばれています。動画の視聴と同時に料金が発生する場合、動画を最後まで視聴すると課金される場合、決められた秒数以上再生すると課金される場合などの条件付きのパターンもあります。
掲載日数課金
掲載日数課金とは、名前のとおりで広告を掲載する日数によって料金が決まる固定タイプの課金方法です。この場合、指定した場所に指定した期間中だけ広告が掲載されます。
インプレッション課金
インプレッション課金とは、広告が表示された回数によって料金が発生する課金方法です。Cost Per Mile(コストパーマイル)の略語で、「CPM課金」とも呼ばれています。1,000回表示されるごとに料金が発生するタイプが一般的です。
YouTube広告の種類
YouTube広告は、おもに6種類に分類されます。それぞれの特徴について解説します。
インストリーム広告
YouTube動画の再生前や再生中、視聴後などに再生される動画形式の広告です。インストリーム広告は、広告をスキップできるタイプと、最後まで自動再生されるタイプの2種類です。スキップできないタイプを選んだ場合、広告動画の秒数は16秒未満におさめなければなりません。
スキップできるタイプは広告動画の長さに制限はありませんが、Googleは3分未満が最適であるとしています。スキップできるタイプは30秒以上視聴されると、料金が発生します。一方、スキップできないタイプは再生されるたびに課金されます。
バンパー広告
インストリーム広告と同様に、動画の再生前や再生中、視聴後などに再生されるタイプの広告です。インストリーム広告と異なる点は、6秒以下に制限されていることでしょう。
そのため、短時間でユーザーの記憶に残るようなインパクトがある動画を制作する必要があります。バンパー広告は、ユーザーがスキップできず、1,000回表示されるたびに課金されるインプレッション課金です。
ディスカバリー広告
YouTubeサイト内の検索結果や関連動画の最上部に表示される動画広告です。YouTubeに投稿される動画と同様に、サムネイルやタイトルが表示されます。「広告」であることがわかるように表示されているため、ユーザーは通常の投稿動画と判別しやすいです。課金方式は、クリックによる視聴回数ごとに料金が発生するタイプです。
マストヘッド広告
YouTubeのトップページの最上部に掲載される広告です。ユーザーがYouTubeを開くと同時に表示される仕組みになっています。サイトの一番目立つ位置に掲載されているため、おのずとユーザーの目に触れるという特徴があります。
マストヘッド広告を掲載するにはGoogleの営業担当者への予約が必要であるため、掲載を決めてから配信するまでに時間はかかります。課金方式は掲載日数課金です。
アウトストリーム広告
YouTube広告ではあるものの、YouTubeではないGoogle動画パートナーのWebサイトやアプリなどに掲載できる広告です。デフォルトではミュート状態になっているため、音声なしで自動再生されます。広告をクリックすれば、ミュートが解除されるという仕組みです。2秒以上再生されると課金されます。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告とは、動画枠の20%を占める大きさのバナーが枠内の下部に表示される広告です。ユーザーは「×」の閉じるボタンをクリックすれば、すぐに広告を削除できます。閉じるボタンがクリックされなければ、長時間表示し続けられます。課金のタイミングは30秒以上表示されで、その後広告の表示時間が長いほど、料金は高くなります。
YouTube広告のメリット
ここでは、企業がYouTube広告を配信した場合に得られるメリットについて解説します。
コストパフォーマンスがいい
Google広告にかかる費用はテレビや新聞の広告に比べると比較的安めです。広告が視聴されなければ料金が発生しないため、視聴されなくても費用がかかることはありません。また、YouTubeのユーザー数は非常に多く、広告効果の高さが期待できます。そのため、YouTube広告はコストパフォーマンスがいい、活用すべき広告といえるでしょう。
動画による広告はインパクトが大きい
YouTube広告は、音声や動きのある動画広告で、ユーザーの興味をひきやすくなります。静止画などでは表現しづらいストーリー性も含められるため、ユーザーの記憶に残りやすくなるでしょう。
YouTube広告の出稿方法
ここでは、YouTube広告を出稿する方法について、段階を追って解説します。
Google広告アカウントを開設する
YouTube広告を配信するには、Google広告のアカウントが必要です。そのため、第1ステップとして、まずはGoogle広告のアカウントを開設しましょう。Google広告アカウントの作成には、登録するメールアドレスと自社サイトのURLが必要です。
※参考:Google広告公式サイト
掲載する広告動画を作成
広告を掲載する目的やコンセプトを明確にし、それらに沿って広告を作成します。動画広告を作るためには、絵コンテから撮影、編集まですべて自社で行う企業もあります。広告として効果が高く、人の記憶に残るようなクオリティの高い動画を作るためには、専門業者に外注したほうが確実でしょう。動画が完成したら、YouTubeにアップロードしてください。
キャンペーンを作成する
キャンペーンとはGoogle広告で掲載する広告のことです。YouTube広告を掲載したい場合は、キャンペーンを作成し、その広告の細かい設定をしていきます。キャンペーンはGoogle広告管理画面で作成できます。左側メニューにある「概要」をクリックしたあとに表示される、「+新しいキャンペーンを作成」を押しましょう。新規キャンペーンが作成されます。
キャンペーンの種類を選択
作成したキャンペーンがどのような広告なのか、掲載する目的やキャンペーンの種類を選びます。YouTube広告を掲載する場合は、目標を選んだあとにキャンペーンタイプから「動画」を選択します。目的は、販売、見込み顧客の獲得、認知度とリサーチなどさまざまなものがあります。自社の広告にあったものを選びましょう。
キャンペーンのサブタイプを選択
次に、キャンペーンのサブタイプを選びます。画面には、以下のようなキャンペーンのサブタイプが表示されます。
- カスタム動画キャンペーン
- スキップ不可のインストリーム
- アウトストリーム
- コンバージョンの促進
- 広告シーケンス
- ショッピング
広告を掲載する目的や自社のマーケティング戦略に応じた適切な項目を選択しましょう。
詳細を入力する
詳細を入力し、アップロードしたYouTube動画のURLを貼れば出稿完了です。記入する内容は入札戦略、予算や日付、掲載場所などです。さらに対象ユーザーを選択し、関連キーワードを入力、トピックの選択を行います。最初から適切な入札戦略や予算などを決めるのは難しいかもしれません。YouTube広告を運用しながら最適なものになるように調整していきましょう。
まとめ
YouTube広告にはさまざまな種類があり、ターゲットや配信する目的に応じたタイプの広告を選べます。上述した手順の通りにYouTube広告を配信しましょう。広告運用には手間や時間がかかるため、効率的に運用できるツールなどを活用することをおすすめします。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。