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Facebookで出稿できるキャンバス広告のイロハ
Web広告 |
こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームの兒島です。
今回紹介するテーマは、Facebookに出稿できるキャンバス広告についてです。
キャンバス広告とは、Facebookが昨年発表したばかりの広告形態です。
特徴は、今までの広告とは違い、写真・アニメ・GIF動画など様々なコンテンツを載せられ、ユーザーに「リッチな体験」を届けることができることだとされています。
今回は、そんなキャンバス広告とは何かやメリット、始め方まで解説していきます。
SNSでの広告運営に悩んでいる方や、Facebookに広告を出そうと考えている方、必読です。
キャンバス広告とは?
ではそもそも、キャンバス広告とは何なのでしょうか。キャンバス広告とは、Facebookが昨年発表したモバイル用の広告フォーマットのことです。
モバイルに最適化されたフルスクリーンのインタラクティブなコンテンツ(=「キャンバス」)を素材として広告を作成・出稿できます。
キャンバス上に、テキスト、動画、GIFアニメなどを自由に組み合わせて広告を作成することが可能で、インタラクティブな広告が出稿できると話題になっています。
ユーザーがモバイル上でキャンバスを含む広告をタップすると、Facebookページから移動することなくコンテンツを閲覧することができます。その際、ユーザーはタップやスワイプなどの直感的な操作を行います。
その可能性は無限大で、公式ニュースでは以下のように紹介されています。
「自在にカスタマイズできるマルチメディア空間を駆使してストーリーを伝え、ビジネス目的の達成へとつなげることができるキャンバス広告。ニュースフィード上のキャンバス広告をタップすると全画面表示に切り替わり、動画、静止画、テキスト、CTAボタンをダイナミックに組み合わせた専有スペースで美しく、効果的に、ブランドや製品の魅力を伝えることができます。
キャンバス広告内では、カルーセルを左右にスワイプしたり、スマートフォンを傾けてパノラマ空間を操ったり、画像を拡大して詳細を確認したりと、一般的なモバイルサイトよりも楽しく、自由にストーリーを楽しむことができます。」
キャンバス広告の使い方は様々で、ブランドや商品をカタログ的に紹介することもできれば、ブランドの世界観を好きなように構成し紹介することもできます。また、ゲームのデモプレイ見せるなど、今までになかった広告体験をユーザーに届けることが可能です。
自由に構成でき、ユーザーに楽しくリッチな体験を届けることができるのが、キャンバス広告の特徴と言えるでしょう。
キャンバス広告のメリット
では、キャンバス広告にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
キャンバス広告には、「表現の範囲が幅広い」「ユーザーの滞在時間が長い」「広告がすぐに表示されるため、わざわざ別ブラウザに飛ばなくてよい」という3つのメリットがあります。
それぞれについて解説していきます。
表現の範囲が幅広い
まず、広告としての表現の範囲が幅広いことが挙げられます。
上述のように、キャンバス広告は、テキスト・画像・動画・アニメ・GIFを組み合わせて作成できます。画像は、単一表示もできますがカルーセル表示で多くの画像を一度に見せることもできます。
ユーザーの操作もタップやスワイプだけでなく、画面の拡大やスマートフォンを傾けるなどの自由な動きをすることができます。
このように、キャンバス広告は従来のWeb広告と比較しても、表現の範囲が幅広くユーザーに豊かな体験を届けることができるのです。
ユーザーの滞在時間が長い
そして次のメリットとして、キャンバス広告を閲覧するユーザーの滞在時間が長いというメリットが挙げられます。
表現の範囲が幅広い分、ユーザーにとっても楽しい体験であるため、広告というより楽しむコンテンツとしてユーザーに見てもらうことが可能です。その結果として、1広告当たりのユーザーの滞在時間が長くなる傾向があります。
海外でのテストでは、キャンバス広告をクリックしたユーザーは広告を最後までスクロールする率が高いという結果が出ています。最後までスクロールするということは、広告に長時間滞在するということですよね。
別ブラウザに飛ばなくてよい
最後のメリットとして、広告から別ブラウザに飛ばなくても詳しい情報を得られるというところにあります。
従来のSNS広告では、さらに詳しく知りたいと思ってタップすると、別ブラウザが開いてそこにより詳しい記事が表示される仕組みでした。しかし、この別ブラウザが開く数秒の間に離脱してしまうユーザーが多くいることをご存知でしょうか。
しかし、キャンバス広告では、Facebookアプリからブラウザを立ち上げるよりも、10倍も速くビューワーが立ち上がります。そのため、興味を持ったユーザーが離脱する可能性が低くなります。
キャンバス広告の始め方
では最後に、キャンバス広告を配信するためにはどうすればよいかを紹介していきます。
キャンバス広告は構造が複雑なため、一から作るとかなりの手間と時間がかかります。Facebookがいくつかテンプレートを用意してくれているので、まずはテンプレートを使って作成していくのが簡単でおすすめです。
まず、広告マネージャを開き、「広告を作成」をクリックします。
広告の目的を選んだら、キャンペーンに名前を付けて「次へ」をクリックします。
広告のターゲット層、配置、予算、掲載期間を選び、「次へ」をクリック。
広告フォーマットを選択し、「フルスクリーンキャンバスを追加」というボックスにチェックを入れます。
使用するテンプレートを選んで、「テンプレートを使用」をクリックします。
表示に従って画像、動画、テキスト、リンク先URLをテンプレートに追加します。
「完了」をクリックしてキャンバスビルダーを閉じ、「注文を確定する」をクリックして完了です。
これでキャンバス広告を配信することができます。
まとめ
以上、キャンバス広告について解説してきました。Facebookで新たに配信できるようになったキャンバス広告は、今までのSNS広告とは異なる画期的な広告です。テキストや動画、画像などを自由に組み合わせることで生まれる幅広い表現で、ユーザーにリッチな体験を届けることができます。
構成が自由な分、使い方も様々で、ブランドイメージ向上やカタログ風など様々な使い方ができます。
ユーザーは広告というよりコンテンツを楽しむ目的で閲覧するため、ユーザーの滞在時間が長くなるのが特徴です。また、ページ遷移がないためユーザーの離脱率も低くなります。
現在SNS広告の運用に悩んでいる方やFacebok広告を新しく始めたい方、新しいSNS広告を始めたいと考えている方にはおすすめです。キャンバス広告を配信してみませんか。
この記事の執筆者
兒島 紗季
東京大学在学中のインターン生。フリーペーパーの編集長も務めていたアクティブ派。