スマホ用ランディングページの作成時のポイント12選|スマホへの最適化が必要な理由も解説

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こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。

近年はスマホユーザーの増加によって、広告などを経由してアクセスするランディングページを「スマホ向け」に改修する必要性が高まっています。そこで本記事では、ランディングページをスマホ向けに作成する際のポイントを、12の重要項目に絞って紹介します。

目次

ランディングページとは?

ランディングページとは、Web上の検索結果や広告のクリックなどを経由して、最初にユーザーがアクセスするページのことです。「Landing Page」という英語表記を略して「LP」と表記されることが多く、一般的なWebサイトと違って縦に長い1枚のページ形式なのが特徴です。

広義の意味では広告を経由する以外の飛び先もランディングページと呼びますが、マーケティング関係の現場では上記のようにアクセスしたユーザーに特定の行動を促してCVを獲得するページを指します。

スマホ向けのランディングページとは?

スマホ向けのランディングページとは、スマホのサイズや使用感に最適化したLPのことです。近年のスマホ利用者の増加から、企業は自社サービス・商品を紹介するスマホ向けのランディングページを作ることがおすすめです。

スマホ向けのランディングページが注目されている理由

スマホ向けのランディングページが注目されている背景には、国内におけるスマホの所有率の上昇が関係しています。総務省のICTサービスの利用動向(2019年)によると、スマホ保有率は83.4%と高く、個人の持つデバイスのなかでは圧倒的な数値になっているのです。

PC向けに作られたランディングページは、画像や文字サイズなどがスマホの画面や表示形式とマッチしないため、閲覧しづらい不親切なページとなります。それは結果的に自社サービス・商品の評価を下げたり、CV率を低下させたりといったマイナス要因となり得るでしょう。

スマホ利用者の増加と、それに合わせた環境構築の重要性が高まっている点が、スマホ向けランディングページが注目される理由となっています。

ランディングページをスマホ向けに作成する目的

ランディングページをスマホ向けに作成し直すには、明確な目的が必要です。目的達成のために必要な要素を見出していくことが、ランディングページの最適化につながります。以下を参考に、スマホ向けランディングページを作成する主な目的をチェックしてみましょう。

スマホユーザーの直帰率を下げる

スマホ向けランディングページの作成は、ユーザーの直帰率を下げることが目的のひとつです。ひと目見てスマホに合っていないランディングページは、最後まで閲覧させる気持ちをなくさせてしまいます。

文字や画像サイズをスマホ画面にフィットする形式に直したり、データ量を制限してスマホでも表示速度が落ちないように工夫したりといった対策が目的達成のためには必要です。

ランディングページのCV率を高める

ランディングページのCV率アップも、スマホ向けLPを作成する目的になり得ます。ドイツの企業「SISTRIX」が行った調査によると、約75%がスマホからの検索がサイト流入につながっているようです。そのため、母数の多いスマホユーザーの快適性を優先するランディングページを作成することで、結果的にCV率を高められるでしょう。

スマホユーザーのニーズを把握してランディングページを最適化する

スマホユーザーのニーズの把握を行って、自社のランディングページを最適化することも目的になります。自社のサービスや商品のターゲットになるユーザーがどんなニーズを持っているのか、どんなランディングページに興味を持ちやすいのか分析することは、重要なマーケティング施策になるでしょう。

スマホ用ランディングページにおける作成時のポイント12選

スマホ用ランディングページを作成する際には、いくつかポイントがあります。以下からは特に重要な12のポイントを解説するので、それぞれの詳細を確認してみてください。

スマホで読みやすいスタイルにする

スマホ用ランディングページを作成するには、まず文字サイズや画像サイズをスマホで読みやすいスタイルに変更します。スマホでも見やすいスタイルを維持するためには、画像の多用を避けたり、テキスト量を少なめに調整したりといった対策がポイントになります。

ファーストビューの印象を良くする

ファーストビューを良くすることは、ランディングページを最後まで見てもらえるきっかけになります。冒頭でユーザー層に合わせたアイキャッチ画像を設定したり、興味をそそられるような魅力的なキャッチコピーを掲載したりして、第一印象で好印象を与えるインパクトを作るのがポイントです。

「結論」から先に伝える

ランディングページの基本にもなりますが、内容の「結論」から先に伝えるのがポイントです。結論を最初に提示した上で「なぜそうなのか」といった理由を説明していくことで、自然とユーザーをランディングページの中身に引き込んでいけます。

入力フォームはシンプルにする

スマホ向けのランディングページは、入力フォームをシンプルなものにすることもポイントです。画面の小さいスマホはフォームへの入力がしづらく、途中で諦めて離脱してしまうユーザーも少なくありません。

少しでもスムーズにフォームへの入力ができるように、入力項目を最小限に抑えたり、全角・半角を制限する機能をなくしたり、入力が必須な項目には「必須」と明記したりといった工夫がおすすめです。

「アコーディオン機能」を活用する

スマホ向けのランディングページを作成する際には、「アコーディオン機能」を活用するのがおすすめです。アコーディオン機能とは、見出しや特定の文字をタップすることで詳細情報を表示する機能を指します。

その情報が必要なユーザーにだけ詳細を提供できたり、情報量を省略してページの長さを抑えられたりといった点がメリットです。

CTAボタンは「押したくなる」デザインにする

CTA(Call To Action)ボタンは、ユーザーがつい押したくなるようなデザインで作成するのがポイントです。色合いや大きさを目立つようにCTAボタンをデザインすることで、サービスや商品に興味を持ったユーザーをスムーズにCVに誘導できます。

サンクスページを作成する

サンクスページ(サンキューページ)とは、CVを達成した際に表示するユーザーへの感謝を示すページです。CV後にサンクスページを表示することは、顧客満足度を高められるだけでなく、ページ内に自社の別サービスや商品を掲載して紹介したり、公式SNSへの登録を促したりできます。

フレームワークを活用する

スマホ向けランディングページの作成時には、「AIDCAS」や「PASONA」などの便利なフレームワークを活用するのもポイントです。ユーザーの行動を心理的なプロセスから変えることができるので、論理的なランディングページを作成可能です。

フレームワークを活用する際には、ランディングページの文章量が多くなりがちなので、なるべく短い形でユーザーを動かす流れを作れるように工夫してみましょう。

定期的にA/Bテストを実施する

ランディングページの効果を確かめるために、定期的なA/Bテストの実施もポイントになります。A/Bテストとは複数のパターンを実際に導入して、どちらの方が良い結果を出せたのかを検証する方法です。ランディングページの作成後も繰り返しA/Bテストを実施して、よりユーザーに最適化できるページを追求していきましょう。

スマホの実機でチェックしながら改修する

スマホ向けのランディングページ作成の際には、実機を使って実際の表示状態をチェックしましょう。実機のスマホで表示を確認すれば、「具体的にどの部分が見づらいのか」といった点が明確になるため、改修や微調整が容易となります。

分析・改善を継続的に行う

分析や改善を継続的に行うことも、スマホ向けランディングページの作成におけるポイントです。分析ツールを使ってCV率が低下していたり、直帰率が増えていたりといった傾向がないか細かく確認し、効果を高めるための改善策を提案し続けることを意識しましょう。

内容はなるべく簡潔にまとめる

スマホ向けランディングページの内容は、なるべく簡潔にまとめるのがポイントです。
伝えたい情報が多いと、つい長文や魅力的な画像を多用しがちですが、スマホで閲覧するページにおいてはCVを妨げる要因になる可能性があります。

まとめ

スマホ向けランディングページの作成は、これからのマーケティングにおいて重要な施策のひとつとなります。スマホ向けランディングページを作成する際には、アクセス解析ツールの導入がおすすめです。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

株式会社WACUL

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