初心者でも正しいタイトルを付ければSEO評価を向上させられる

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titleタグとは?

titleタグとは、Webページのタイトルを表示しているところです。HTMLファイル内にある「<title>〇〇〇</title>」という箇所が該当します。titleタグ自体はWebページに反映されず、検索結果には「〇〇〇」という部分が表示されます。

titleタグはサイトの訪問者や検索エンジンに、サイト内容を正確に伝えるためのものです。そのため最も重要な内部SEO対策と言われています。titleタグが不適切だと、ユーザビリティの低下に繋がるでしょう。

titleタグの重要性

titleタグは、どれだけSEOに関係しているのでしょうか。ここでは、titleタグの重要性について紹介します。

クリック率に関わる

titleタグにどのような文字列が記述されているかで、クリック率が変わります。例えばタイトルにユーザーの興味関心を引くキーワードが含まれていれば、クリック率は向上するでしょう。

クリック率は、アクセス解析の分野では、CTR(Click Through Rate)と呼ばれています。Googleアナリティクスやサーチコンソールなどでサイト解析する場合は、CTRの推移を意識しましょう。ユーザーがどのようなキーワードに反応するかを把握することが大切です。

検索順位にかかわる

titleタグは、検索エンジンにサイト内容を最も適切に伝える役割があります。そのため、検索順位に大きな影響を与える要素のひとつです。 ページの中身を変えずにtitleタグを変えただけで、検索順位が向上したという例は多くあります。

SEOが期待通りにいかない場合は、titleタグの内容を変更してみましょう。試行錯誤を繰り返して、CTRを向上させるタイトルを導き出すことが大切です。ページの内容と異なるタイトルをつけると、検索順位が下がる可能性があるので注意しましょう。

SNSの拡散力に関わる

titleタグは、FacebookやTwitter上で記事が投稿された際の、テキストリンク(Webページへのリンクに表示する文章)として働きます。そのため、テキスト内にユーザーの興味関心を引くキーワードや文言を取り入れることが大切です。そのキーワードがユーザーの心を掴めば、コンテンツの認知にSNSの爆発的な拡散力を活用できるでしょう。

タイトルをつける際は、ユーザーが思わずクリックしてしまうような文章を考えましょう。SNSは、アクセス数を増やすための強力な武器です。より多くのユーザーに訪問してもらうためにも、積極的に活用しましょう。

タイトルつける際の注意点

では、実際にどのようなタイトルをつければ良いのでしょうか。意識すべきは「SEO要件を満たすこと」と「ユーザーを意識したタイトルをつけること」です。以下で、詳しい内容を紹介します。

SEO要件を満たす

SEO要求を満たすには、「文字数を32字以内にする」「キーワードをタイトル前半に含める」「タイトルを競合サイトと差別化する」ことが大切です。

文字数は32字以内

Yahoo!やGoogleの検索結果では、32文字以上の文字列は省略されてしまう可能性があります。そのためSEO要件を満たすには、タイトル全文を32文字程度に抑えることが大切です。タイトルの文末が省略されると、見た目が悪くなるだけでなく、ユーザーにページ内容を正確に伝えられません。

ただし、文末が内容に影響を与えない場合は、タイトルが32文字以上になっても問題ありません。例えば「全国津々浦々1500社のリフォーム会社の見積比較ドットコム|〇〇不動産」というタイトルは、全部で35文字ですが、内容自体は読者に伝わります。

このように文末が内容に関わらない場合は、タイトルの文字数が32文字以上になっても問題ありません。

狙っているキーワードをタイトルの前半に含める

検索エンジンは、タイトルの前半部分にあるキーワードを重視する傾向があります。そのためSEO要件を満たすには、狙ってるキーワードを最初の方に含めることが大切です。文末にキーワードを含めると、その部分だけ省略される可能性があります。

省略部分もSEOに効果があるといわれていますが、確実性を重視するなら、前半にキーワードを含める方が無難です。スマートフォンの検索結果には、20文字以上の文字列を省略する場合もあります。

人間の視線は、左上に集まる傾向があります。そのため、タイトルの前半部分にキーワードを入れることは、ユーザーに内容を伝えやすくする効果も期待できます。また、検索順位が低いサイトほど、タイトルの右端部分が読まれにくくなる傾向があります。このことからも、タイトルの前半部分にキーワードを含めることが重要だと言えます。

競合サイトと差別化したタイトルにする

競合サイトと似ているタイトルをつけると、検索エンジンから正当な評価を受けにくくなります。そのためコンテンツの内容は似ていても、タイトルは競合サイトと半分以上被らないようにしましょう

タイトルが似ていると、検索エンジンはどちらのサイトを評価すべきか迷います。このような場合、検索エンジンは作成日時が早い方のコンテンツを評価する可能性が高いです。そのため競合サイトより後に作ったページは、検索順位が上がりにくくなります。

ユーザーを意識したタイトルをつける

ユーザーを意識したタイトルをつけるには、「ページの内容を簡潔に表す」「キーワードを盛り込みすぎない」「地名を入れる」「定量的な数字を入れる」ことが大切です。

ページの内容を簡潔に表す

ユーザーはタイトルを見て、ページにアクセスするかを判断します。そのためユーザーを意識したタイトルをつけるには、誰でも簡単にページ内容を想像できるような文章にすることが大切です。

タイトルとページに内容が異なっていると、訪問者に不快な思いをさせてしまいます。ページの内容が知りたい内容とまったく異なるものであれば、自社サイトに悪い印象を持つのは仕方がないでしょう。ユーザーがすぐにページから離れる割合も高くなり、最終的なコンバージョンにもつながりにくくなってしまいます。

またこのような状態では、検索順位1位のサイトであっても、徐々にSEOの評価が低下します。たったひとつのページのせいで、サイト全体の評価が落ちるのは避けなければなりません。タイトルを付けるときは、ページ内容を簡潔に表現することを意識しましょう。

キーワードを盛り込みすぎない

狙ってるキーワード以外をタイトルに盛り込むと、ユーザビリティが低下します。例えばキッチンを中心としたリフォーム会社の見積もり比較なら、お風呂やトイレなどをタイトルに入れる必要はありません。お風呂やトイレの見積もり比較がしたいユーザーがページを訪問しても、満足させることができないからです。

このような場合は、「リフォーム」「キッチン」「見積もり」「比較」などのキーワードに絞ることが重要です。

タイトルをつける際は、1ページごとにキーワードを設定するようにしましょう。

地名を入れる

理髪店や飲食店などのお店を検索するユーザーは、その場所へ行けるかどうかを重視します。そのため、地名にも関心がある場合が多いです。SEOを意識したタイトルをつける場合は、タイトルに地名も入れるようにしましょう。

地名を入れることは、競合を少なくする効果もあります。例えば「脱毛サロン」は、膨大な競合サイトが存在しますが、地名で区切るとそれほどでもありません。「神奈川の脱毛サロンは〇〇がおすすめ!」などにすれば、競合を絞れます。

定量的な数字を入れる

タイトルに定量的な数字を使うと、ユーザーが内容をより理解しやすくなります。例えば「初心者でも頑張ればプログラミングを習得できる」というタイトルは、「初心者でも頑張ればプログラミングを1週間で習得できる」という方が、具体的な期間をイメージしやすいです。

タイトルをつける際は、過大表現にならない範囲で、数字を適切に活用するようにしましょう。ユーザーの予想を裏切るような文言がおすすめです。上記の例では「たった1週間でプログラミングを習得できるの!?」という驚きをユーザーに与えられます。

まとめ

ページのタイトルは、SEO評価に直結する重要な要素です。うまく活用すれば、クリック率・検索順位・SNSでの拡散力向上に繋がります。コンテンツを作成する際は、SEOの要件を満たした上で、ユーザーを意識したタイトルをつけましょう。自社だけで行うのが困難な場合は、プロに頼むことをおすすめします。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

株式会社WACUL

株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。