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Googleアナリティクスの「セグメント」を使いこなそう
アクセス解析 |
「セグメント」で何ができるの?
Googleアナリティクスの「セグメント」は、セッションもしくはユーザー単位で絞り込みをかける機能です。
こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。
セグメント機能を使いこなすことで、例えばPCもしくはモバイルで見たセッションで絞り込んでどのデバイスがCVに貢献しているのかを分析したり、購入したユーザーで絞り込んでそのユーザーが購入前にどんなページを見ていたのかを分析したりできます。
Googleアナリティクスは、様々なデータを集計しており、非常に細かい分析ができる一方で、どこから見ればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。「セグメント」機能を使いこなすことで、膨大なデータの中から自分の必要な情報のみにしぼって分析できます。
また、セッションやユーザーをセグメントで絞り込むことで、今分析しているデータがどのような属性なのか明確になるので、より精度の高い分析結果を出せます。
「セグメント」を使ってみよう
さっそくセグメントを使ってみましょう。画面の左上にある「+セグメント」のボタンをクリックすると使うことができます。
Googleアナリティクスには最初から22種類のセグメントが登録されていますので、特別な設定をしなくても使うことができます。
絞り込みたい条件を選んで「適用」ボタンを押すだけで設定は完了です。
セグメントを適用すると、Googleアナリティクス内の「ユーザー」や「行動」などのメニュー内ですべてその条件が適用された状態になります。
知りたい条件に合わせたデータのみが表示されますので、分析がぐっと分かりやすくなるかと思います!
「セグメント」を自分で作ってみよう
既存のセグメントを使うだけでなく、自分で好きなようにカスタマイズしたセグメントを作成することもできます。
「+新しいセグメント」の赤いボタンをクリックすると作成画面が出てきますので、自分の作りたい条件に合わせて作成しましょう。
では、さっそく作成してみましょう!
1)例1. ブログ記事を複数見ているセッション
当ブログで複数の記事を閲覧しているセッションどのくらいあるのか調べるために、「ページビュー数が2以上のセッション」というセグメントを作成します。
左のナビから「条件」を選びます。「条件」はひとつの条件のみを設定してセグメントを作成するときに使います。プルダウンから設定したい条件を選びましょう。
いろいろな条件が表示されますが、使いたい条件を検索で調べることができます。今回は「ページビュー」で絞り込みをかけたいので「ページビュー」の条件がないか検索しました。
絞り込むと、[ ユーザー > ページビュー数 ]の条件が出てきました!
あとは、複数記事の閲覧、という条件に合うように「ページビュー数≧2」と設定して保存すれば完成です。
自分で作成したセグメントも、既存のセグメントと同様に使うことができます。
2)例2. LPにランディングしてコンバージョンしたユーザー
次は、「LPページへ流入し、コンバージョンしたユーザー」を調べるためのセグメントを作成します。
「最初に○○し、次に××した」など、複数のステップを条件として設定する場合には「シーケンス」を使います。
また、今回はセッションではなくユーザーで設定するため、「セッション/ユーザー」の条件を切り替えます。
まずはステップ1でランディングページを設定します。
LPを入口とするユーザーに設定したいので、LPのURLである/lp/にしています。
入口ページの設定ができたら、ステップを追加してステップ2でコンバージョンを設定しましょう。コンバージョンの設定は「≧1」としてください。
これで、「LPページへ流入し、コンバージョンしたユーザー」という条件のセグメントができました。
例えば、LPを複数持っているサイトなどでは、それぞれを入口とするセグメントを作って分析することで、どのLPがもっともCVRが優れているのかを簡単に比較することができます。
あなたのサイトに合ったセグメントを作成して、サイト改善に役立ててくださいね!
「セグメントをいちいち作るのは大変」という方へ
この記事ではセグメントの作り方を紹介してきましたが、様々な条件を設定して人の手で網羅的に分析するのにはどんなに慣れた人でも手間のかかる作業です。
そこでおすすめなのが、弊社サービス「AIアナリスト」です。
これは人工知能がアクセス解析と具体的なサイト改善案の提案まで行うサービスです。この人工知能は、「流入元」(検索や広告など)・「ランディングページ」(ユーザーが最初に訪れたページ)・「デバイス」(ユーザーが使うデバイス)の3つを掛け合わせたすべての場合を網羅して分析しています。
しかも、人工知能による分析の売りは正確性だけでなくその速さです。AIアナリストではサイト登録後1~2営業日以内に課題が配信されます。同様の網羅的分析を人の手で行おうとすると1週間程度かかることと比べると、かなりの工数削減になります。
Googleアナリティクスで気になるセグメントを作るだけでなく、AIアナリストを併用して網羅的なデータとそれに裏付けられたサイト課題を確認するのがおすすめです。
この記事の執筆者
石丸 沙樹
コンサルタント。前職でのWeb制作ディレクターの経験を活かして活躍中です。