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コンテンツマーケティングの効果測定の方法と指標|測定する際のポイントを解説
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
コンテンツマーケティングに取り組む企業が増えていますが、成果を出せていないと感じている人は少なくないです。コンテンツマーケティングで成果を出すためには、コンテンツ発信後の効果測定が大切といわれています。この記事では、コンテンツマーケティングにおける効果測定の必要性・方法などについて解説します。参考にしてください。
目次
- コンテンツマーケティングの効果測定とは
- コンテンツマーケティングの効果を測定しにくい理由
- コンテンツマーケティングで期待できる効果
- コンテンツマーケティングの効果測定をする際に気をつけたいポイント
- コンテンツマーケティングの効果測定の指標
- コンテンツマーケティングの効果測定に役立つ無料ツール
- まとめ
コンテンツマーケティングの効果測定とは
コンテンツマーケティングにおいて重要といわれる、効果測定とは何かについて解説します。
コンテンツ発信によるマーケティングの効果を調べること
コンテンツマーケティングの効果測定とは、訪問者数・閲覧数・平均滞在時間・離脱率・会員登録数・問い合わせ件数などを測定して、マーケティング効果を調べることをいいます。コンテンツマーケティングは、主に集客と顧客育成を目的として行われます。そのため、各コンテンツがいかに目的に貢献できているかを調べる必要があります。
効果測定後の改善が大切なことを忘れない
コンテンツマーケティングにおける効果測定を行うだけで終わらず、効果の出ていないコンテンツを見つけ出し、改善することが重要です。改善の必要性の有無を吟味し、必要がある場合は、改善を忘れずに行わなければなりません。検索上位に表示されていないコンテンツ、集客に貢献できていないコンテンツなどは、改善点を検討し、リライトしましょう。
コンテンツマーケティングの効果を測定しにくい理由
コンテンツマーケティングの効果は測定しにくいといわれており、効果測定・改善のできていない企業は少なくないです。ここでは、なぜコンテンツマーケティングの効果測定が難しいのかについて解説します。
目標を設定しにくい
マーケティングの効果を測定するためには、マーケティングの目標を明確にし、設定する必要があります。コンテンツマーケティングは、主に集客と顧客育成のために行われますが、コンテンツの品質やユーザーのコンテンツに対する評価の度合いは、数値化することが難しいです。
効果を測る指標の設定が難しい
コンテンツマーケティングの効果を測定するための指標の設定も難しく、何を指標にしてよいかわからないという担当者も少なくないです。集客の効果を測定するためには、コンテンツへのユーザーの流入数などが指標となります。顧客育成の指標としては、SNSシェア数・問い合わせ数など、目標別に細かく設定する必要があります。
効果の予想が出しにくい
コンテンツマーケティングの効果の予想が出しにくいことも、効果測定が難しい要因の1つです。指標には、訪問者数・閲覧数・平均滞在時間・離脱率・会員登録数・問い合わせ件数などがあります。これらを指標として効果を測定しても、どのような数値が出ればマーケティングが成功しているのかを決めるのが、非常に難しいです。
コンテンツマーケティングで期待できる効果
コンテンツマーケティングを行うことで、売上の向上につながると期待される効果について解説します。
新規顧客獲得
コンテンツマーケティングを行うことで、自社の商品・サービスについて全く知らないユーザーを、新規顧客として獲得できます。不特定のユーザーに向けてコンテンツを発信することで、多くの人に商品・サービスを認知してもらえる可能性が生じます。通常なら営業に行けない遠方の企業や人にも情報は発信され、コンテンツを見てくれる人が増えることで、顧客数の増加につながります。
ブランドの認知向上
優良なコンテンツを多くユーザーに向けて発信することで、自社の商品・サービスに対するブランド認知度が向上します。一度訪れてくれたユーザーにとって、コンテンツが有益なものであった場合、他のコンテンツも読んでくれる可能性が高いです。その結果、商品・サービスについての理解度が高まり、購入意識の向上につながります。
顧客ロイヤリティ向上
商品・サービスを購入してくれた優良顧客の顧客ロイヤリティは、非常に高いものとなります。企業としてのサービスが充実していれば、優良顧客は、自社商品・サービスのファン、リピーターとなってくれます。顧客のSNSや口コミなどを通じて、コンテンツの拡散をしてもらえる可能性があり、コンテンツマーケティングの効果がさらに高まることとなります。
コンテンツマーケティングの効果測定をする際に気をつけたいポイント
コンテンツマーケティングの効果測定を行う際は、最終目的の売上だけを見ていてはいけません。効果測定を行う際に気をつけたいポイントについて解説します。
効果は中長期的な視野で考える
コンテンツマーケティングの効果は、短期間では現れにくいため、中長期的な視野で考える必要があります。コンテンツを配信した当初は、すぐに効果測定して成果を見たくなります。しかし測定期間が短すぎた場合、効果が出せてないことを知り、失望する人も少なくないです。コンテンツマーケティングは短期間で結果が出るのではなく、長期戦でしばらく待つものと認識しましょう。
マーケティングの流れにそった効果測定を行う
マーケティングには、「顧客獲得」「認知・拡散」「購入・申込」などの流れがあります。ここでは、マーケティングの流れにそった効果測定について解説します。
顧客獲得の段階
マーケティングは、まず顧客獲得から始まります。コンテンツを発信し、読んでもらうことで、潜在顧客としての一般ユーザーを集客します。この段階で、いきなり売上・問合せなどの成果を求めることは通常不可能です。コンテンツの検索順位・コンテンツの発信数・顧客の流入数などを定期的に測定し、集客効果の有無を見極めましょう。
認知・拡散の段階
コンテンツマーケティングが進むと、ユーザーの商品・サービスに対する認知と拡散を進める段階に入ります。潜在顧客を見込み顧客へと、育成する段階となります。顧客満足度など、商品・サービス・企業に対する理解・信頼獲得のための、目標設定を行う必要が生じます。どれだけコンテンツを見てくれているかを知るために、滞在時間や再訪率などを測定します。
購入・申込の段階
コンテンツマーケティングの最終段階では、ユーザーの購入・申込行動の獲得を目指します。今までのコンテンツ配信により、信頼を獲得してきたユーザーから、コンバージョンを獲得するための目標設定が必要となります。商品購入・会員登録・メルマガ登録といったコンバージョン数を測定しましょう。
コンテンツマーケティングの効果測定の指標
効果測定に用いられる指標について解説します。実際にコンテンツマーケティングの効果測定を実施する際の、参考にしてください。
顧客獲得の段階で測定したい指標
コンテンツマーケティングにおいて、顧客獲得の効果を測定したい場合の指標を紹介します。コンテンツの配信数が多く、検索表示順位が上位にあるほどコンテンツの露出度が高くなり、ユーザーの目にとまりやすくなります。実際に、ユーザーがコンテンツを見てくれている数は、ページビュー数などから把握できます。
コンテンツの発信数 | 自社のオウンドメディアなどに掲載しているコンテンツの数 |
---|---|
コンテンツの検索表示順位 | Googleなどの検索画面に表示される順位 |
ページビュー(PV)数 | ユーザーが閲覧したページ数 |
ユニークユーザー(UU)数 | サイトを訪問してくれたユーザー数 |
認知・拡散の段階で測定したい指標
コンテンツマーケティングにおいて、商品・サービスの認知・拡散の効果を測定したい場合の指標を紹介します。
直帰率が多い場合は、コンテンツがユーザーにとって有益ではなかった可能性があります。滞在時間・スクロール率・回遊率などが高い場合は、コンテンツがユーザーにとって興味深いものであった可能性があります。SNSシェア数からは、情報の拡散されている状況がわかります。
直帰率 | ユーザーが1ページだけしか閲覧してくれなかった割合 |
---|---|
滞在時間 | ユーザーがコンテンツを閲覧していた時間 |
SNSシェア数 | Facebookでコンテンツがシェアされた回数 |
再訪率 | ユーザーが翌日以降にコンテンツを再訪問している割合 |
スクロール率 | ユーザーがコンテンツを閲覧してくれた量 |
遷移率 | ユーザーが自社サイトの別のコンテンツを閲覧した割合 |
回遊率 | ユーザーが1回の訪問で閲覧してくれたページ数 |
購入・申込の段階で測定したい指標
コンテンツマーケティングにおいて、購入・申込の効果を測定したい場合の指標を紹介します。最終目標は、コンバージョンとして設定しますが、何をコンバージョンとするかは、企業によって異なります。
問合せ数・商品購入数・メルマガ登録数・資料請求数・ホワイトペーパーDL数などが設定されることが多いです。コンバージョン率の測定も合わせて行うとよいでしょう。
コンテンツマーケティングの効果測定に役立つ無料ツール
1. Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。Webサイトにおけるユーザー行動のデータを取得・分析できます。
特徴
- ユーザー像を細かく分析できる
- コンテンツ・商品・サービスなどの成果を測定・評価できる
- 管理画面が使いやすい
- レポートの共有が可能
- Googleが提供する他のツールとの連携が可能
※参考:Googleアナリティクス
2. Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleが無料で提供しているツールで、Webサイトの検索順位の把握などが行えます。
特徴
- 平均掲載順位がわかる
- Google検索結果への表示回数がわかる
- キーワードごとのクリック数がわかる
- ページごとの流入キーワードがわかる
- URL検査機能があり、問題のあるページが把握できる
※参考:Googleサーチコンソール
3. 検索順位チェッカー
検索順位チェッカーは、三大検索エンジンである、Google、Yahoo!、Bingにおいて、検索順位の確認ができる無料のツールです。コンテンツのURLを入力することで、チェックを行えます。
特徴
- PC、スマホの検索順位のチェックができる
- 1つのURLで5つのキーワードを調べられる
- CSV形式で出力できる
※参考:検索順位チェッカー - Google、Yahoo、Bingの検索順位を簡単チェック!!
まとめ
コンテンツマーケティングを行う上で、効果測定を行うことは非常に重要です。コンテンツマーケティングでは、ユーザーのクリックをうながすために、検索上位にコンテンツを表示させる必要があります。
効果測定により、Webサイト上でのユーザー行動をデータとして把握できます。効果の出ていないコンテンツを見つけ出して改善することで、効果を出せるようにすることが大切です。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。