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オプトインとは?オプトアウトとの違いやメールマーケティングにおける注意点を解説
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
オプトインはユーザーに対しメール広告やメルマガを送る場合の受信許可、オプトアウトは受信拒否を意味します。現在ユーザーの受信許可なくメール等を送ることは、法律違反です。この記事では、メールマーケティング用語のオプトイン・オプトアウトについて紹介します。メール広告やメルマガ配信をお考えの際は、ぜひ参考にしてください。
目次
オプトイン・オプトアウトとは
オプトインとは、「選ぶ」「参加する」「決める」といった意味の用語です。オプトアウトは、その反対の「参加しない」「脱退」などに意味を指します。いずれもマーケティング業界のみならず、幅広い分野で使用されている用語です。
たとえば医療業界では、「本人の同意」という意味でオプトインを使用します。2017年5月30日に個人情報保護法が改正された結果、本人の同意なしに医療情報を提供できなくなったためです。メールと同じくオプトインを「同意」として扱うため、間違えないように注意しましょう。
マーケティングの分野では、プライベート情報の取得や利用など、ユーザーの同意が必要な場面で用いられます。
メールマーケティングにおける「オプトイン方式・オプトアウト方式」
メールマーケティングでは、オプトインを「受信許可」、オプトアウトを「受信拒否」として扱います。それぞれ「オプトイン方式」「オプトアウト方式」と呼ばれるのが一般的です。そのためメルマガでは、ユーザーから受信許可されればメール配信できますが、受信拒否されれば配信を止める必要があります。
現在認められているメール配信は、オプトイン方式のみです。オプトアウト方式は、特定電子メール法と特定商取引法によって、明確に禁止されています。ただし例外として、ユーザーが知るべき情報については、オプトアウト方式での配信することも可能です。たとえば料金やサービスの確認メールなどは、重要性が高く、受信許可が必要ありません。
メールマーケティングにおける法律やメール配信について、以下で詳しくみていきましょう。
オプトイン・オプトアウトに関係する法律
オプトイン・オプトアウトに関係する法律は、メールマーケティングの担当者であれば必ず知っておく必要があります。違反すると、罰則が適用されるためです。各種法律について以下で詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
オプトインは法律で義務化されている
オプトインは、「特定電子メール法」「特定商取引法」「個人情報保護法」によって規制されています。そのため、宣伝広告やメルマガをユーザーの許可なしに送信するのは違法です。また、メール内に送信者の連絡先やURLなどを記載しなければ、「特定電子メールの送信の最適化等に関する法律」に抵触します。
特定電子メール法は、大量に送信される迷惑メールを防止する法律です。広告や宣伝目的で送信するメールなら、すべて対象になります。特定商取引法は、広告主を規制する法律です。宣伝メールをユーザーの不利益になるように送信すると、刑事罰が適用されます。
個人情報保護法は、個人情報の取り扱いについて、ユーザーの許可を必要とする法律です。これにより個人情報を第三者に提供する際は、個人情報保護委員会への申請が必要になりました。
違反した場合の罰則
法律違反となる行為を行うと、罰則が適用されます。法律違反になる代表的な行為は、以下の通りです。
- ユーザーの同意なしにメールを送信する
- 嘘のメールアドレスを宛先に入力する
- ユーザーが受信を拒否したにも関わらずメールを送信する
上記の行為を行うと、懲役と罰金刑が課されます。たとえば特定電子メール法に違反すると「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」、法人の場合はさらに「法人として3,000万円以下の罰金」が必要です。メールマーケティングを行う際は、必ず法律を守りましょう。
オプトイン・オプトアウトで押さえておくべきポイント
オプトイン・オプトアウトについて、押さえておくべきポイントを解説します。以下では特にどのようなことに注意したら良いのかを解説するので、ぜひ参考にしてください。
オプトインしたくなるようなメール配信を心掛ける
タイトルや文章、レイアウトを工夫して、オプトインしたくなるようなメールを配信しましょう。タイトルは目立つ部分なので、できるだけメリットが伝わるようにします。文章は、伝えたいことを分かりやすく書くことが大切です。
レイアウトは、画像や動画、広告などを配置すると見やすくなります。ただし多すぎると内容が伝わりにくくなるため、テキストとのバランスを考えましょう。
オプトインは、Webサイトの訪問者や広告をクリックした人に、資料請求やメルマガの登録を促すのが一般的です。個人情報の取り扱いに関する画面で、「弊社からの情報発信(広告を含む) 」という項目をつくり、チェックしてもらう方法もあります。
オプトアウトの方法を明確にしておく
ユーザーのために、オプトアウトする方法も明確にしましょう。オプトアウトする方法は、送信側からすれば記載したくないかもしれませんが、ユーザー保護の観点から必ず設置してください。受信拒否を避けるために分かりづらくするのはおすすめしません。オプトインの方法が分かりづらいと、迷惑メールに分類される可能性があります。
オプトアウトの連絡があった場合は、忘れずに配信を停止しましょう。受信拒否後もメールを配信すると、法律違反になる可能性があります。
メールマーケティングは他の方法と組み合わせるとより効果的
メール広告だけでなく、他の方法と組み合わせることで、さらに効果が期待できます。メールマーケティングだけでは、コミュニケーションの質に限界があるためです。たとえばメルマガは、集客率やCV率をアップさせる効果はあるものの、メールの開封率や閲読率が高くありません。せっかくメールが届いても、読まれないことの方が多いのです。
一方DMは、リアルタイムなコミュニケーションが可能なため、高い開封率と購読率を誇ります。製作に労力と時間が必要ですが、最近は専用ツールも出てきており、コスト面でも問題ありません。ユーザー以外に閲覧されることもあるため、拡散効果も期待できるでしょう。
まとめ
広告や宣伝メールを送信する際は、オプトインが必要です。オプトインせずにメールを送信すると、法律違反となる可能性があります。メルマガや広告メールを送信する際は、必ずユーザーの受信許可を取りましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。