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ECサイトの必須用語をまとめました!用語を正しく理解して運営に役立てましょう
こんにちは。「AIアナリスト」運営チームの兒島です。
今回紹介するテーマは、ECサイトを始める際に知っておきたい用語についてです。
これからECサイトを始めようとしている皆様、ECサイトを始めたばかりの皆様、見慣れない用語に戸惑っていませんか?
ECサイトの設置解説サイトや書籍では、Webや広告に特有の用語はもちろん、ECサイト特有の用語もよく使われています。ただ、これらの言葉の意味って、字面を見ただけではわかりませんよね。
なんとなくわかっているつもりの用語でも、きちんと理解出来ていない場合もあります。
そこで、今回はECサイトを運営するにあたって、必須の用語をまとめました。Webサイト初心者にもわかりやすく解説してあるので、この機会に、ECサイト関連の用語を押さえてしまいましょう。
目次
これを知らなきゃ始まらない、基本用語6選!
まずは、Webに関わっていくうえで必ず知っておかなければならない、超基本用語を解説します。これから何度も出てくる用語ばかりなので、しっかりチェックしてください。
1.eコマース
そもそも、ECサイトの「EC」とはどういう意味なのでしょうか。ECとは「electronic commerce」の略で、直訳すると「電子商取引」となります。
そして「electronic commerce」を省略して言ったのが「eコマース」です。要するに、「EC=electronic commerce=eコマース=電子商取引」ということです。
2.トラッキング
トラッキングとは、「ユーザーがどのような経路をWebサイト内でたどったのか」を示します。このように、ユーザーの行動の追跡を行うことで、Webサイト内の弱点などを探ることができます。
3.GA
Googleアナリティクス(Google Analytics)のことです。Googleアナリティクスは、Googleの提供する、無料で使えるアクセス解析ツールです。全世界で最も使用されているアクセス解析ツールです。Webサイトを運営する際は導入するのがおすすめです。
4.コンバージョン(CV)
コンバージョンとはWebサイトのゴールのことです。CVと記載されることもあります。例えば、ECサイトではほとんどの場合が、「商品の購入」がコンバージョンとされます。このように、Webサイトの目標、ゴールのことをコンバージョンと呼びます。
コンバージョンを設定することで、Webサイトを目的をもって改善していくことができ、より効果のあるWebサイト作成につながります。
5.コンバージョンレート(CVR)
上で説明したコンバージョンの割合を示したのが、コンバージョンレートです。コンバージョン率とも呼ばれ、CVRともあらわされます。
全ユーザーのうち、コンバージョンに至った割合をコンバージョンレートと呼びます。つまり、100人中3人がコンバージョンに至れば、コンバージョンレートは3%です。
6.SEO
SEOとは、「検索エンジン最適化」のことです。
検索エンジン(Google、Yahoo!など)であるキーワードを検索した際に、検索結果の上位に表示されるWebサイトになるためには、検索エンジンに高く評価されることが必要です。そこで、検索エンジンから高評価を得るために行う対策をSEOと言います。
具体的には、有効な被リンク(他のサイトからのリンク)を増やすことやユーザーに読みやすいWebサイトを作成していくことなどが挙げられます。
Web広告関連用語7選!
ECサイトを運営していくのであれば、Web広告の知識は必須です。一からWeb広告の勉強をするのは大変ですが、最低限これらの用語は押さえておきましょう。どれも、これからWebに関わっていくうえで必須の用語です。
1.ランディングページ
ランディングページは、広義ではユーザーが最初に訪問(着地)したWebページという意味ですが、狭義では申し込みや売り上げを増やすことに特化してつくられた専用の1ページのことを指します。ECサイトであれば、コンバージョンへ繋げるための広告用のWebページなどを指します。
2.LPO
LPOとは、「ランディングページ最適化」のことです。この場合の「ランディングページ」とは、狭義の「申し込みや売り上げを増やすことに特化してつくられた専用の1ページ」を指します。
上で説明したランディングページのコンバージョン率を上げるために行う対策のことです。ABテスト(複数のページを配信し、より良いページをテストする手法)や効果測定を行って、改善をしていきます。
3.インプレッション
直訳すると「印象」ですが、ECサイトでは広告の配信回数のことを言います。
4.CTR
CTRとは、「クリック・スルー・レート(Click Through Rate)」の略です。配信回数に対してクリックされた割合を指し、ECサイトでは、広告を配信した際の、「広告のクリック数÷広告の全配信数」で表される数値のことを言います。
5.CPA
CPAとは、「顧客獲得コスト(Cost Per Acquisition)」のことを言います。簡単に言うと、一人の顧客を獲得するのにかかっているコストの平均です。
ECサイトでは、「顧客獲得にかけた費用(広告費)÷獲得した顧客数」で表されます。効率よく顧客を獲得できれば出来るほど、CPAは小さくなります。
6.CPC
CPCとは、「クリック獲得コスト(Cost Per Click)」のことで、一回のクリックを獲得するのにかかったコストを指します。CPAは、顧客獲得数でコストを評価していましたが、CPCではクリックを基準にコストを評価します。
つまり、CPCは、「クリック獲得にかけた費用(広告費)÷獲得した広告クリック数」で表されます。
7.ROI(Return On Invested)
ROIとは、全投資資本に対する利益率を表します。CTRやCPAなどが、投資した広告費に対する成果の割合を示す指標であるのに対し、ROIは、広告費だけでなく人件費や設備投資、時間など、全ての投資資本を基準に示します。
どれだけ効率的に利益を上げているかを表す指標です。
サイトに関する用語5選!
Webサイトに関する基本用語もしっかり押さえておきましょう。
1.UI(User Interface)
UIとは、コンピューターやシステムとユーザーの橋渡しをするためのもののことを言います。
例えば、パソコンでWebサイトを作成するときに、入力の補助をしてくれるキーボードやマウスもUIです。他にも、ホームページのデザインやフォント、ユーザーがシステムに接続するときに使用するソフトウェアやOSもすべてUIです。
2.UX(User experience)
UXとは、ユーザーがWebサイトを通じてどのような経験をしたかを表した包括的な概念です。
UIを通してシステムに触れた際にユーザーが感じたことや、その結果の感情を指します。(楽しい、面白い、つまらない、悲しい、など)
3.ファーストビュー(FV)
ファーストビューとは、Webサイトに訪れたユーザーがスクロールせずに見ることができる画面領域を指します。ユーザーの端末によって表示される領域は変わります。
ファーストビューは訪問ユーザー全員が見る画面なので、わかりやすくWebサイトの魅力を伝えられるようこだわりぬく必要があります。
4.ヘッダー/フッター
簡単に言うと、ヘッダーは、Webページ上部を指し、フッターは、ページ下部を指します。
画像でいうと、上の赤枠で囲われている部分がヘッダー、下の赤枠で囲われている部分がフッターです。
ヘッダーはユーザーに分かりやすい情報を提供するために必要なので、ユーザーを惹きつけるデザインなどを工夫しましょう。フッターは、会社情報やサイトマップを載せることが多く、見やすさと情報の正確さが第一です。
5.レスポンシブ対応
レスポンシブ対応とは、PCサイトなどの一つのデバイスのみに対応しているのでなく、複数のデバイスに対応しているWebサイトのことを指します。これは、PC、スマートフォン、タブレットなど数々のデバイスが世にあふれる中で、訪問ユーザーを増やすためには必須の対応です。
ちなみに、Googleの検索順位を決定する評価基準には、Webサイトがモバイル対応しているか否かが含まれています。そのため、Webサイトをまだモバイル対応していない方はレスポンシブデザインにすると良いですね。
ECサイトならではの用語5選!
1.EFO
EFOとは、「エントリーフォーム最適化」のことです。お申し込みフォームや購入フォームなどのエントリーフォームを改善することでコンバージョン数アップを目指します。
EFOツールを利用することが多いです。対策としては、全角半角を自動で切り替えることや、郵便番号で住所を自動入力することなどが挙げられます。
2.ASP
ASPとは、ECサイト用のショッピングカートやECサイトのシステムそのものをインターネットを通じてレンタルする事業者のことをさします。
ASPを利用することで、低コストで簡単にECサイトを始めることができます。しかし、自分でカスタマイズすることは難しく、また運営面でも自由度が低くなってしまいます。
3.ECパッケージ
ECサイトパッケージとは、ECに関するシステムが、一つにまとめられて提供されているものです。
よくASPと対称のものとして語られますが、ECサイトパッケージはASPに対して、カスタマイズ性に富んだECシステムであることが多いです。
4.SaaS(Software as a Service)
SaaSは「サース」と読みます。ECサイトを構築する際に、必要なものだけ、インターネットを介して、事業者が提供するソフトウェアを利用することを言います。自社でサーバーを構築する必要がないので便利ですが、自由なサイト構築は難しくなります。
5.フリーミアム(Freemium)
基本的なサービスを無料で提供することで、まずユーザーを多く集め、収入を確保するビジネスモデルのことです。収入を確保する手法は、高付加価値なサービスの提供、広告の表示などです。無料提供により多くのユーザーが集まることに着目したモデルです。
2013年にYahoo!ショッピングが使用料無料化と広告収入での運営を宣言して話題になりました。他にもGoogleアナリティクスやGmailなども、フリーミアムのモデルに該当します。
まとめ
以上、ECサイトを運営する際に必須な用語を解説してきました。どれもよく使われる基本用語ばかりなので、この機会に頭に入れてしまいましょう。
わからないときはいつでもこの記事にもどって、辞書として使ってくださいね!
また、ECサイトの運営を行う中で「CVRを上げたい」とお考えの際には、サイトのデータを自動で分析し、改善提案を出してくれる「AIアナリスト」も是非ご検討ください。
この記事の執筆者
兒島 紗季
東京大学在学中のインターン生。フリーペーパーの編集長も務めていたアクティブ派。